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「海洋ごみ」を食べるウミガメたち [2022年01月24日(Mon)]
元旦に科学ジャーナリストの山本智之さんから次のような海に関する新年ご挨拶のメールをいただき、共感した。

「昨年は、南の海では海底火山の噴火と沖縄・奄美への軽石の大量漂着があり、
北の海では北海道沿岸での大規模な赤潮の襲来というように、海をめぐる厳しいニュースが相次ぎました。今年は海の不思議や楽しさをテーマにした記事にも、新たに取り組みたいと思っております。」

山本さんは、海洋で起こっている諸問題について実際に現場に足を運び、さらには海に潜って取材し、それがどのような影響をもたらすのか科学記者の目を通してきちんと取り上げて社会に発信してきたので、以前からその記事や著書は参考にさせてもらっている。

そして私の海洋政策ブログでも何度か取り上げさせていただいた。

温暖化で日本の海に何が起こるか [2020年09月12日(Sat)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1966
『サンゴ礁からの警鐘』一読のお奨め [2017年05月13日(Sat)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1405 
朝日選書『海洋大異変』[2016年04月15日(Fri)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1231

今回は、山本さんが1月1日に公開したWeb記事「山本智之の海の生きもの便り:第11話 「海洋ごみ」を食べるウミガメたち」のお知らせもいただいた。
山本さんは、海に入り込んだプラスチックなどの「海洋ごみ」をウミガメたちが誤って食べてしまう実態を沖縄県で行われた大規模な調査等に基づいて明らかにしている。
https://www.uw-answer.com/column/sea-turtles/

この記事は次の4節からなる。どうぞ上のウェブアドレスから覗いてみてください。

・沖縄本島のウミガメ、17%超の体内に「海洋ごみ」
・アオウミガメに多い「軟質プラスチック」
・高緯度の海は「誤食」の確率が高い?
・ウミガメの健康に与える悪影響

なお、山本さんは福徳岡ノ場の大噴火で発生して沖縄や奄美の海に運ばれた大量の軽石についても書いている。(下記サイト参照)
関心のある方はそちらもどうぞ覗いてみてください。

「戦後最大級!沖縄・奄美に大量の軽石をもたらした「大噴火」の正体」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/89030?page=3
Posted by 寺島紘士 at 01:31
トンガの海底火山の噴火と福徳岡ノ場の新島等のその後(4) [2022年01月21日(Fri)]
日本から8,000q南の南太平洋の島国トンガで15日に海底火山が大規模噴火し、それに起因するとみられる津波が16-17日に太平洋沿岸の国々に到達した。日本の太平洋沿岸にも最大では1mを超える津波が到達し、奄美や岩手に津波警報、太平洋沿岸の広範な地域に津波注意報が出された。

国連衛星センター(UNOSAT)によると、噴火した海底火山の海域には海面上に285ヘクタールの陸地があったが、現地時間17日午前10時53分(日本時間同6時53分)に撮影された写真では、陸地がほぼ全て消滅しているという。その噴火の大きさに驚かされる。

太平洋での海底火山の噴火と言えば、8月15日に確認された小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火と新島の出現とその後の状況については本ブログでもたびたび取り上げてきた。

「福徳岡ノ場」に新島出現 」https://blog.canpan.info/terashima/archive/2014
「福徳岡ノ場」の新島のその後 」 https://blog.canpan.info/terashima/archive/2017
「福徳岡ノ場」の新島のその後(2)」https://blog.canpan.info/terashima/archive/2019
「福徳岡ノ場」の新島のその後(3)」https://blog.canpan.info/terashima/archive/2027
参照

この福徳岡ノ場では過去3回にわたって噴火により新島が出現したが、残念ながらいずれもしばらくして海没している。そこで今回出現した新島がはたして島として存続できるかどうかに関心をもって状況の推移を眺めてきた。

すると10月になって福徳岡ノ場の噴火で流出したと思われる軽石が沖縄の島々に大量に漂着して海上交通、漁業、観光に甚大な影響を及ぼす事態が発生した。それらの軽石は黒潮に乗って反転北上し伊豆諸島の島々の一部にも流れ着いている。

福徳岡ノ場の噴火で噴出された大量の軽石がこのように太平洋上を漂って広範囲にわが国の各地に影響を及ぼすことまでは想定していなかったので驚き、あらためて地球内部から噴き出す噴火のすごさを実感した。

そこに今度のトンガにおける海底火山の巨大噴火である。地球内部のマグマの活動がまだまだ活発であることを目の当たりにして改めて陸上だけでなく海底の火山活動にも関心を持っていくことの重要性を認識した。

さて、福徳岡ノ場のその後の状況であるが、年末12月27日の海上保安庁の観測によると新島は残念ながらかなり縮小しているようである。

少し時間が経ってしまったが、海上保安庁は2021年12月28日に次のようなプレスリリースを発表しているのでご覧ください。

福徳岡ノ場の火山活動について(12 月 27 日観測)
1. 状況
12 月 27 日、第三管区海上保安本部羽田航空基地所属航空機により観測を 実施しました。主な観測結果は以下のとおりです。
[観測結果]
・新 島:12 月 14 日の観測結果と比較し、新島は縮小しており、波浪 により陸地が見え隠れしている状況であった。
・活 動:観測中の噴火は認められなかった。
・変 色 水:新島の東側から茶褐色の変色水の湧出を認め、同位置から東側約5qにかけて黄緑色の変色水の分布を認めた。 福徳岡ノ場の東約5q付近に長さ約 400m 弱の軽石と思われる筋状の浮遊物を認めた。
2.東京工業大学理学院火山流体研究センター 野上健治教授(航空機同乗) のコメントは以下のとおりです。
福徳岡ノ場の8月の噴火で形成された陸地は波浪によって消滅しつつある。一方、噴火地点から変色水域が現在も比較的に広範囲に広がってお り、熱活動は活発に継続している。南硫黄島の海岸のほぼ全周にも変色水域があり、福徳岡ノ場を含めた海域の活動を注視する必要がある。

プレスリリースには現場の写真が説明付きで掲載されているので下記をクリックしてみてください。
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2021/20211228.pdf 
Posted by 寺島紘士 at 20:42
新しい年の初めに [2022年01月13日(Thu)]
新しい年2022年が明けた。いつもであれば新年が良い年となることを願ってお正月の飾り付けをし、初詣、年始の挨拶などにいそしむところであるが、今年は亡き妻の喪中なのでその位牌、遺影とともに静かに過ごしてきた。

ブログの執筆も控えていたが、その間も多くの皆さんがいつもと変わらず海洋政策ブログを訪れてそれぞれ関心のあるページを覗いていてくれるのをみて、これまで海洋ガバナンスを目指して総合的な海洋政策の普及に取り組んできたことが無駄ではなかったと嬉しさがこみあげてきた。

昨日多くの皆さんが覗いたブログのページを拾うと次の通り。

市町村区域に海域を含める方策 [2010年11月19日(Fri)
https://blog.canpan.info/terashima/archive/426
中国の排他的経済水域・大陸棚の範囲 [2010年12月07日(Tue)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/440
「海洋空間計画(MSP)」について考える [2010年12月11日(Sat)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/443

「海洋プラスチック憲章」と「プラスチック資源循環戦略」 [2018年08月27日(Mon)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1749
『国際海洋情報』、笹川平和財団の「海洋情報 FROM THE OCEANS 」に登場 [2021年06月13日(Sun)]
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2006

最初の3つは、2010年に掲載したブログであるが、海洋基本法の基本的施策である「沿岸域の総合的管理」、「排他的経済水域等の開発、利用、保全等の推進」に関するものである。

沿岸の陸域及び海域を一体的に管理し、さらにその外側の排他的経済水域等を海域の特性に応じて開発、利用、保全、管理していくことは、既に20世紀末から各国が国連海洋法条約及び持続可能な開発に関する国際的な行動計画を共有して取組を進めている政策であり、海洋空間計画はユネスコIOCがそのために作成提供した政策ツールである。。

このような海洋空間の管理はわが国にとってももちろん政治、経済、社会上重要なことである。しかし、残念ながらわが国ではこれらの海洋空間の管理は海洋基本法の規定にもかかわらず依然として国内的視野だけで論じられることが多く、国際的秩序・政策を踏まえた海洋ガバナンスの取組としては未だに十分に取組が進んでいない。
 
したがって、新年早々これらを扱ったブログに多くの皆さんが関心を持って訪れてくれるのは大変嬉しい。
本年が沿岸域の総合的管理、排他的経済水域等の開発、利用、保全、管理の政策の取組の進展する年となることを期待したい。

どうぞ皆さん、本年も私たちが共有する大切な財産=海洋に関心を持って海洋政策ブログを覗いてみてください。どうぞよろしくお願いします。

     <八重原から見た浅間山 1月2日>
220102IMG_2164.JPG
Posted by 寺島紘士 at 20:20
年末の海洋政策関係会議等 [2021年12月28日(Tue)]
今年も残りはあと4日、年末の時は速く過ぎていく。このところ海洋政策関係の会議等が多くあったが、それらを12月12日のブログ(下記参照)で紹介した後も3件の会議等に参加した。
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2028 

12月20日(月)
令和3年度第2回海洋技術フォーラムシンポジウム「第4期海洋基本計画における科学技術・イノベーションの在り方(その2) 〜我が国の海域利用の在り方〜」

このフォーラムは、海洋技術・イノベーションという視点から海洋産業、海域利用に焦点を当て、洋上風力発電や資源開発、CCSなどを取り上げて行われた。中でも各分野の有識者の講演やパネルディスカッションの中で目下脱炭素化の取組として焦点が当たっている洋上風力発電が取り上げられて、聞いていてその現状や目標、課題が頭に入ってきて大変参考になった。

12月23日(木) 
(一社)平和政策研究所主催IPP政策研究会「新時代のグローバル・ガバナンス論 〜気候変動ガバナンスとアメリカのリーダーシップ〜」
発題者 西谷真規子氏(神戸大学大学院国際協力研究科准教授)

12月24日(金) 
北太平洋海洋生態系と海洋秩序・外交安全保障体制に関する研究会第7回会合 オンライン

<大きな松かさをつけたダイオウショウの巨木>
211228江古田の森ダイオウショウIMG_2156.JPG

本日、江古田の森の散歩の途中、大きなダイオウショウ(大王松)の木の傍まで来てふと上を見上げると、頭上高くそびえる枝に大きな松ぼっくりがいくつもついているのを見つけた。高い木なので今まで思い切って頭上を見上げたことがなかったが、長さ20pもあるかと思うような大きな松ぼっくりをつけているのを見つけて驚いた。年末の嬉しい発見である。画面をクリックして拡大して見てください。
Posted by 寺島紘士 at 17:25
江古田の森の木々の葉と実(2) [2021年12月22日(Wed)]
前回掲載した江古田の森の11月から12月にかけての木々の葉と実の変化の続きである。前回は、ハナミズキ、ユリノキ、イイキリ(飯桐)の木の葉の紅葉・黄葉、そして落葉への変化を紹介した。

今回は、モミジ、ヒマラヤスギ、プラタナス、イチョウなどを取り上げてみたい。

< 巨木の下で頑張るモミジ > (12月14日撮影)
211214江古田の森紅葉の木IMG_2152.jpg


江古田の森にはあちこちにモミジがあり、秋になると紅葉してその存在をアッピールしている。モミジはその大きさや場所によっても紅葉する時期が異なるようだ。
この木はモミジとしてはかなり大きな木であり枝を四方に張っていい形をしている。ヒマラヤスギの巨木の下なので日当たりはあまりよくないのに12月半ばにはきれいな紅葉を見せてくれた。そしてその紅葉が落ちはじめると下の地面が赤いじゅうたんのようになりきれいだった。 

<ノムラモミジ> (12月4日撮影)
211205江古田の森ノムラモミジIMG_2151.JPG

      
ノムラモミジは普通のモミジより葉が大きくてそれが深紅に染まると本当に美しい。それに惹かれたのは11月下旬に江古田の森公園周辺の散歩ルート上にあるレストラン「えごたno MA」の傍を通って公共緑地に向かった時だった。傍らのイイキリの木の薄黄緑の大きめの葉と赤い実をバックにしてノムラモミジが紅く色づいていた。12月上旬には紅葉が一段と鮮やかになりすっかり魅せられた。下旬の今でも、葉は少なくなってはいるが、それが陽光を浴びて紅く輝くとまだまだ美しい。

<ヒマラヤスギの木> (11月11日撮影)
211106ヒマラヤ杉IMG_2135.JPG

<ヒマラヤスギの花!> (11月06日、11月11日撮影)
11月に入ってヒマラヤスギの下に猫じゃらし(エノコログサ)の穂のようなものが沢山落ちているのに気が付いた。最初はヒマラヤスギから落ちたとは思わずにあたりを見回してほかの木を探してみたがそれらしき木は見当たらない。
211111ヒマラヤスギの実IMG_2142.JPG

あらためてヒマラヤスギを見上げてみると枝の先に同じものがついているのを見つけた。
211111ヒマラヤスギの花IMG_2141.JPG


調べてみると、これはヒマラヤスギ(じつはマツの仲間)の雄花で、大量に咲いたあと樹下に落ちたもののようである。ヒマラヤスギは雌雄同株なので雌花もあるはずだが、そちらは5o程度と小さいそうでこのときは見上げてもわからなかった。今になって見上げてみると枝に小さな実かと思われるものがついている。これがどうなるか今後の進行を期待してみていきたい。

このほか、江古田の森のこの季節を彩る木といえば、プラタナスと銀杏も外せない。あいにくその写真を添えられないがその様子を言葉で描写すると次の通り。

プラタナスは江古田の森のあちこちに巨木があって、大きな葉が緑から茶褐色に黄葉して森を彩った。その後枯れて落葉していく様子も楽しませてもらった。すっかり落葉した今は見上げると丸い実がたくさんついている。

イチョウの木も江古田の森にはたくさんある。しかし、夏の間は木々の緑の中であまり目立たなくて、それを意識したのは秋になってその実のギンナン(銀杏)があちこちで地面に落ちているのを見てからである。特に、ハナミズキの丘の方から森の入り口広場に向かって上っていく道の途中にあるイチョウの木はたくさんのギンナンの実を稔らせて、それらがやがて落ちて木の下にびっしりとギンナンのじゅうたんを敷いたのには驚いた。

さらに、秋も深まり、ほかの落葉樹が葉をほぼ落としてしまう頃になってイチョウはその存在感を発揮した。
周りの木々が葉を落としている中で、森のあちらこちらでイチョウはその葉を鮮やかな黄色に染め、それが陽光に映えて美しかった。そして、やがてそれら葉が地面に落ちて今度は足元に鮮やかな黄色のじゅうたんを敷いた。銀杏の黄色い葉は落葉してもその鮮やかさをキープしていること改めて認識した。

10月から12月にかけての江古田の森の自然学習はなかなか有意義だった。
Posted by 寺島紘士 at 00:50
江古田の森の木々の葉と実(1) [2021年12月18日(Sat)]
運動不足解消のため近くの江古田の森に連日通っているといろいろ気付くことがあって楽しい。11月から12月にかけては丁度季節は秋から冬に向かっていくので、森の木々の葉が紅く、黄色く染まっていくのを愛で、その変化を楽しんだ。
211215江古田の森色鮮やかな年末IMG_2153.JPG

(12月15日撮影、画面をクリックすると拡大して見られます。以下同じ)

江古田の森にはハナミズキ、ヒマラヤスギ、ユリノキ、プラタナス、銀杏その他名前を知らない大小様々な木々が沢山ある。その中のいろいろな落葉樹がそれぞれのペースで緑色の葉を赤く、または黄色く染めていく。そして色鮮やかな最盛期を迎え、その後だんだん色が衰え枯葉が多くなって落葉の季節となる。

その中のいくつかを次に紹介したい。 

<紅葉のハナミズキ>(11月7日撮影)
211107ハナミズキIMG_2137.JPG

     
ハナミズキは早くから紅葉し、早くに散っていく。
ハナミズキはこの地が野方苗圃だったころからの歴史を受け継ぐ由緒ある木で、江古田の森の一画にはハナミズキの丘がある。ハナミズキの木の傍の説明版は次のとおり。
「平和と友好の花 ハナミズキ
米国ワシントン(ポトマック河畔)に桜の苗木3000本を送った返礼として1915年に40本のハナミズキの苗木が初めて日本に届きました。このハナミズキの原木たちは、日比谷⇒江古田(旧野方苗圃)⇒井の頭へと移植が繰り替えされて、今、中野区に原木は残っていません。ここに植わっているのは、原木の子孫です。」

<黄葉のユリノキ>(11月13日撮影)
211113江古田の森ユリノキIMG_2144.JPG


この大きなユリノキはその葉が黄褐色に色づくとさらに迫力を増す。
これを11月6日の本ブログに掲載した10月28日撮影のユリノキと比べてみると季節の進行がわかる。https://blog.canpan.info/terashima/archive/2025
さすがに今はもうすっかり落葉してしまい、小枝の先に小さな枯葉がついているだけであるが。
その葉が黄褐色に色づいたお陰で江古田の森にはあちこちに大きなユリノキがあるのが確認できた。

<赤い実が目立つ飯桐>
211123江古田の森赤い実IMG_2150.JPG

     (11月23日撮影)

江古田の森のお気に入りの散歩ルート上にあるレストラン「えごたno MA」の傍で赤い実の房を沢山つけた明るい黄緑色の葉の木が目に入ってきたのは10月だったろうか。赤い実は11月、12月と長いこと持続して目を楽しませてくれている。
211218江古田の森赤い実の木IMG_2155.JPG

     (12月18日撮影)

最近になって黄緑色の葉はかなり散り、その赤い実も地面に落ちているのをみかけるようになった…が赤い実の房はまだ樹上にたくさん残って輝いている。

さらに散歩のルート上で同じように赤い実が地面に落ちているのを数か所で見かけた。見上げると、群生している木々の中でこの木がほかの木の上まで伸びて赤い実をつけている。この木はすらっと高く伸びる木のようである。この木は名前がわからなかったが、ブログに掲載すると山形俊男さんが早速「飯桐」のようだと知らせてくれた。山形さんありがとうございました。
(続く)
Posted by 寺島紘士 at 17:06
11月半ばからの海洋政策関係会議等 [2021年12月12日(Sun)]
以前に6月中旬からの一か月は例年のことながら海洋関係の会議等が多かったことを取り上げた。本ブログ「6月中旬からの海洋政策関係会議等」
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2009 参照

それと同様に11月半ばからの約1カ月も海洋政策関係の会議等が多かった。コロナ禍の時節柄、オンラインの会議が多かったが、中には対面の会議もあっ電車に乗って都心まで出かけてて久しぶりに関係の皆さんと会い、顔を見ながら言葉を交わして対面の良さを味わった。

私が関わった11月中旬からの会議等は次のとおり。

11月15日(月) 
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)革新的深海資源調査技術2021年度ピアレビュー会議第2回 オンライン

11月19日(金) 
SIP革新的深海資源調査技術2021年度報告会「持続性ある海洋資源開発と海洋環境について」 イイノホール

11月24日(水) 
神戸大学経営協議会 オンライン

11月25日(木) 
海上保安庁海洋情報部「海図150周年記念講演会」 オンライン

11月26日(金) 
北太平洋海洋生態系と海洋秩序・外交安全保障体制に関する研究会第6回会合 オンライン

11月29日(月) 
SIP革新的深海資源調査技術2021年度ピアレビュー会議第3回 オンライン

11月30日(火) 
一般社団法人マリン・エコラベル・ジャパン協議会第25回理事会 赤坂三会堂ビル大日本水産会大会議室

12月2日(木)−3日(金) 
日本海洋政策学会第13回年次大会「海洋政策と科学−脱炭素への取組」オンライン

12月9日 
東京大学生産技術研究所海中観測実装工学研究センター ワークショップ「海底ケーブルの科学利用と関連技術に関する将来展望」第4回 オンライン

この中で11月に2回も開催されたSIP革新的深海資源調査技術ピアレビュー会議は私が主査として議事進行を担う立場なので、対面の会議のように委員の皆さんの顔がよく見えないオンラインの会議に若干緊張したが、無事終了してほっとした。

このSIP革新的深海資源調査技術は、内閣府が推進している戦略的イノベーション創造プログラム第2期(SIP2)のプログラムのひとつである。

SIP第2期の革新的深海資源調査技術は、わが国のEEZの94%を占める水深6,000ⅿ以浅の海域でのSociety5.0に不可欠なレアアース等の深海の鉱物資源の調査技術、生産技術を世界に先駆けて確立・実証するとともに社会実装の明確な見通しを得ることを目指して海洋研究開発機構(JAMSTEC)が管理法人となって2018年から取り組んでいる。

今年で4年目となり、いろいろ良い成果が出てきているので、いずれ適当なタイミングでそれについても取り上げてみたい。

なお、「革新的深海資源調査技術」については以前に次のブログも掲載しているので関心のある方は覗いてみてください。
SIP第2期「革新的深海資源調査技術」(2019年2月7日)
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1839
SIP2「革新的深海資源調査技術」第2回ピアレビュー会議 (2020年11月16日)
https://blog.canpan.info/terashima/archive/1979 等
Posted by 寺島紘士 at 00:14
「福徳岡ノ場」の新島等のその後(3) [2021年12月01日(Wed)]
小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」が噴火して新島の出現が35年ぶりに確認されたのは8月15日だった。
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2014 参照

福徳岡ノ場では過去3回にわたって噴火により新島が出現したが、残念ながらいずれもしばらくして海没しており、今回出現した新島が太平洋上に島として存続できるかどうかに社会の関心が集まっている。

私も今回の「福徳岡ノ場」の新島出現以後、これがどうなっていくのかに関心をもって海上保安庁等のその後の観測結果をフォローしてこれまで2回ほど本ブログでも取り上げた。
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2017
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2019 参照

今回出現した新島もその大部分は軽石や火山灰が堆積したものと考えられており、現に波浪で削られて縮小してきているが、まだ島として存続している。

今回は、このところバタバタしていて取り上げるのが少し遅れてしまったが、海上保安庁海洋情報部が11月11日の第三管区海上保安本部羽田航空基地所属航空機による観測結果を次のように発表しているので、その内容を未読の皆さんと共有したい。

[観測結果]
・新島:11月1日の観測結果と比較し、新島の台地はやや縮小して いるものの、島の大きさに大きな変化は認められなかった。
・活動:新島の北端から立ち上がる白色噴気を確認した。また、新島 北側の海面で、円形の白い泡状の小規模な湧出を認めた。
・変色水:福徳岡ノ場を中心とした直径約3qの範囲に濃い黄緑色の変色水を認めた。 福徳岡ノ場の南東約20q付近に直径約2qの黄緑色の変色水及び軽石と思われる浮遊物を認めた。
[東京工業大学理学院火山流体研究センター 野上健治教授(航空機同乗) のコメント]
今回の観測結果から、福徳岡ノ場における海底火山活動は沈静化したとは言えず、熱活動も未だに活発な状態である。

海上保安庁は上記発表において観測結果のポイントがよくわかるように写真を掲載しているので関心のある皆さんには下のウェブサイトを覗いてみることをお奨めしたい。
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2021/20211112.pdf

このように福徳岡ノ場の新島はまだ洋上で頑張っているので、引き続き注目していきたい。。

なお、他方では、10月になると福徳岡ノ場の噴火で流出したとみられる軽石が沖縄の島々に大量に漂着して海上交通、漁業、観光に甚大な影響を及ぼしてこちらにも世間の目が注がれるようになった。それらの軽石は今や黒潮に乗って反転北上し伊豆諸島の島々の一部にも流れ着いている。

私も福徳岡ノ場の噴火で大量の軽石が周辺海域に漂っていたことは承知していたが、その一部と思われる大量の軽石がこのように太平洋上を漂って広範囲にわが国の各地に影響を及ぼすことまでは想定していなかったので驚いた。あらためて地球内部から噴き出す福徳岡ノ場の噴火のすごさを実感している。
Posted by 寺島紘士 at 17:04
「海洋政策ブログのページビュー、320万pvを突破」 [2021年11月26日(Fri)]
11月23日に「海洋政策は今 寺島紘士ブログ」のページビューが320万pvを突破した。

300万pvの大台に到達したのが今年の3月30日。
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2001 参照 

それから8か月で320万pvに到達。これは皆さんが海洋政策に関心をもってこのブログを見ていただいていることの証しであり、嬉しい!

このところ、逝去した愛妻の供養や生前お付き合いのあった方々とのやり取り、そして、愛用していたパソコンの故障等々でブログの執筆が思うようにできない日々が続いていた。

その間にも多くの皆さんが海洋政策ブログを訪れていただいたのは、これまで14年間余にわたって内外の海洋政策に関する動きと取組みを取り上げて皆さんと共有してきた2000ページを超えるこのブログが今も海洋政策に関心を持つ皆さんの参考になっていることを示している。

私は、20世紀末から海洋ガバナンスの構築に本格的に取り組み、その一環としての海洋環境の保護・保全、海洋の持続可能な開発・利用・保全・管理に役立つ世界やわが国の取り組み及びそれに関連する情報を皆さんに提供してきた。

この「海洋政策は今 寺島紘士ブログ」は、14年余前の2007年4月に念願の海洋基本法が成立し、7月に施行された機会に内外におけるその時々の海洋に関する動きと取り組みを海洋に関心を持つ皆さんと共有しようと思って始めたものである。 

皆さんが海洋政策ブログを相変わらずこのように活用していただいていることに改めて感謝し、累積ページビューが320万pvを突破したことを報告したい。

私は、皆さんが海洋政策ブログのどんな分野のページを訪れたか毎日眺めているが、閲覧されるページは最近掲載したものだけでなく、かなり前に載せたページにもよく読まれているものが沢山ある。

<初期の頃のブログでいまだに訪問者の多いものの例>
「新たな海洋秩序と日本の新しい国の形」2009.09.20
https://blog.canpan.info/terashima/archive/106

「福徳岡ノ場」の火山活動と測量船」2010.03.04
https://blog.canpan.info/terashima/archive/217

「都道府県別の島の数」2010.06.04
https://blog.canpan.info/terashima/archive/290

「市町村区域に海域を含める方策」2010.11.19
https://blog.canpan.info/terashima/archive/426

「中国の排他的経済水域・大陸棚の範囲」2010.12.17 
https://blog.canpan.info/terashima/archive/440

「「海洋空間計画(MSP)」について考える」2010.12.11
https://blog.canpan.info/terashima/archive/443

これらを含めて海洋政策ブログのページが海洋ガバナンスの取り組みに依然として役立っているということは、逆に言えば、海洋ガバナンスの構築・普及のためにはまだまだやることが沢山あるということであろう。

それを念頭に置いてこれからも海洋政策ブログによる発信を続けていくので皆さんどうぞご活用ください。
Posted by 寺島紘士 at 16:40
江古田の森の散歩の楽しみと自然学習 [2021年11月06日(Sat)]
10月の半ば過ぎに使い慣れたパソコンが壊れてしまい、いつもブログを掲載すると皆さんにお知らせしていたのに、それができなくなって困っている。

すみませんが、しばらくの間、海洋政策ブログに関心のある方は掲載のお知らせがなくてもどうぞ時々覗いてみてください。

さて、家から5分もかからないところにある江古田の森の散歩についてはこのブログでも時々取り上げてきた。

夏の江古田の森の散歩 2021.07.27
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2012
江古田の森のビオトープとシラサギ 2021.9.30
https://blog.canpan.info/terashima/archive/2021 等参照

そして、9月30日のブログでは、江古田の森の散歩を運動不足解消のため毎日の日課に組み込んだことをお知らせしたが、毎日江古田の森を歩いて回っていると季節が少しずつ変化していることが目に入ってくる。

9月30日のブログで紹介したシラサギ(ダイサギと思われる)は、10月中旬過ぎまでは頻繁にヒオト−プ及びその周辺で見かけていた。
211010江古田の森シラサギIMG_2114.JPG

      <10月10日撮影>

しかし、10月末になるとその姿は見えなくなった。これはたぶん季節の進行に伴うものなのだろう。

10月中旬にはハナミズキの丘の近くの道沿いの草地にある葉もない小ぶりの桜の木の枝に花がついているのを見つけた。この季節に花…?と意外に思って毎日見ていると花の数が少しずつ増えてきた。そして、10月下旬になってそのそばに緑の葉がようやく顔を出した。
これから秋が深まり冬に向かうというのにこの花や葉はこれからどうなるのか気になる。
211028江古田の森桜の花IMG_2127.JPG


10月も下旬になると森の木々のなかで葉が黄色く色づいた木が目につくようになった。それまで森のあちこちに聳えるヒマラヤ杉の巨木に気を取られていたが、江古田の森にはあちこちに葉が黄色に色づく落葉樹の大きな木々もあったのである。

その中でも江古田の森の東側の緑地のユリノキは大人3人で抱えられるかどうかという巨木で、その大きさに圧倒された。
211028ユリの木IMG_2128.JPG


江古田の森にはあちこちに葉が黄色く色づいた木々があるが、落ち葉を見るとそれらの形は必ずしも同じではない。ユリノキ、プラタナス、ポプラ…等と思われるが、もう少し観察したり、調べたりしていきたい。

このように江古田の森を日課として散歩し始めてからは、これまで気が付かなかったことに気づき、そこからまたさらに知りたいことが湧いてくる。私にとって江古田の森は、運動とともに自然学習の場ともなりつつある。
Posted by 寺島紘士 at 17:58
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