「光療法」結城未来さん(タレント・灯りナビゲーター)のお話を伺いました。 [2007年12月01日(Sat)]
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一樂信雄先生(武蔵大学名誉教授・愛知東邦大学教授)が主催されている、CCCF2007(クロス・カルチュラル・コミュニケーション・フォーラム)の第4回セミナーに、妻と一緒に参加しました。場所は、JRお茶の水駅から歩いて数分の明治大学駿河台リバティタワー。
内容は、結城未来さん(タレント・灯りナビゲーター)の講演「頭が良くなる照明術」と「祇園お座敷に上がってのお遊びの記録VIDEOの鑑賞」でした。 結城さんの講演を一言でいうと「照明で人生をもっと明るくできる!」とでもいいましょうか、とても、興味深く楽しい内容でした。講師の結城未来さんは、プロのアナウンサー。講演開始後すぐにグングン引き込まれました。 結城さんがご自分のことをお話されている中で、グッときたことがありました。 「私は、幸運なことに普通の人以上に様々な場所へ行ったり、素晴らしい人に会う経験をさせていただいている。その経験の中で、もっと多くの方に知ってほしいことが沢山あります。照明が生活にとても大きな影響を及ぼすことが、学問的にも証明されているのに、まだまだ知られていない。私は伝えることのプロなので、光療法について多くの方々にお伝えしたい」とおしゃったことです。 「そうか、必ずしも自分が発見したことでなくても、広めるための出版・講演活動もあるのか!」とても腑におちました。学問の世界では当たり前でも、人にはまだまだ伝わっていないことがある。それを伝えるのは先生でなくても、伝えることが得意な方が伝えればいい。当たり前ですが、目のあたりにして、ストンと腑に落ちました。 講演を聞いて自分なりの概要を記します。 ・〜・・〜・・〜・・〜・・〜・・〜・・〜・・〜・ 講演: 頭が良くなる照明術 司会:内山東平さま(東京大学) 講師:結城未来さま(タレント・灯りナビゲーター) ★結城さんの得意分野は何? よく質問されるが、答えは、「知りたがり=競馬、生活、政治、経済」。 ★なぜ灯りナビゲーターになったの? ・知り合いにリフォームを失敗した人がいる。家のことを勉強したくなり、インテリアデザイナーの資格を取得。勉強して照明に興味を持った。照明で家がきれいになる。 ・いろいろな専門家が、口をそろえて巷の間違った照明の使い方を指摘している。でも、その声が社会の人に伝わらない。自分(結城さん)には、それを広める役目があると思った。 ・DIMEの連載から始めた。2005年4月から露出多い。 ★口コミで売れ始めた ・出版2か月後に、amazonで、1000位から100位以内に入ってきた。生活暮らしインテリアで1位。たった一晩で何故100位になったのか? それはネットの口コミによるところが大きい。声が大きかった人は、ニートたち。 ★元気が出ないのは照明のせい? ・元気が出ないのは、昼寝て、夜起きていたからと気がついた。 ・睡眠、うつが皆の悩み。98%の人が自分もなるかもしれないと考えている。 ★年をとっても素敵に見える照明はある? ・欧米は10代に化粧をさせない。 ・年を重ねるに従って化粧させるし、自分もする。 ★マスコミのキーワード ・TVオフ、蛍光灯オフ(日刊スポーツ) ・照明でクールビズが可能 青白い光(産経) ・秋色照明・暖色系の電球を使う(読売) ・快眠ルーム(日経) ・集中力アップは電球で(朝日) ★光と行動の関係 ・感覚の8割は視覚。網膜を刺激し、体内時計や脳にまで影響する。 ・視覚に大きく影響するのは、太陽。 ・光と行動のパターンがDNAに刷り込まれている。 青白い=昼=活動、橙=夕方=休息 白熱電球=温かい光、欠点は熱い、切れやすい ★白熱球 ・白熱球の欠点を補うのは調光器(蛍光灯には使えない) ・白熱球の電圧を下げていくと、橙が強くなっていき夕方のようになる。50%の光にすると高熱費は25%になる。 ★蛍光灯 ・青白い光。 ・戦後アメリカから日本に入ってきた。戦中に使われていた白熱球に変わった。 ・蛍光灯は、昼の色。戦後の高度成長に符合があう。 ・働け働けの色。活動を促す。リラックスできない。 ・そこで、蛍光灯の電球色が出た。 ・フラットな光を隅々まで届く。 ・色は夕焼け食。寝る前に適している。 ・今の時代は、ゆっくりしようとする時代。光と気分にずれが出ている。 ・リラックスできる順 (夕方)白熱球→電球色→昼白色→昼光色(昼) ★灯りのポイント ・3つのポイント:色、高さ、当て方 ・当て方 直接照明:日本はシーリグライトが多い。 間接照明: 壁を照らす=目線の先を照らす。広く感じる 天井に充てれば高く思える。 壁のコーナーに充てれば広がりがでる。 ・人は光を当てると緊張する。 光の先を見る。映画館や舞台は明るい。 ・ファーストフード: 上から青白い光りがくるので、行動的で落ち着けない ・高級レストラン: 落ち着ける。あっという間に時間が過ぎる。 ★眠り ・眠る前にあびる光の種類によって眠りの深さが違う。 ・質の良い睡眠は最初の眠りが深い、質の悪い睡眠は寝つきが悪い。 ・新生児が眠るときに灯りをつけて寝ると50%の確率で目が悪くなる。 ・フットライト+白熱蛍光灯=夜半にトイレ行っても眠りを妨げない。 ・昼光色の下で勉強して、突然灯りを消して寝ることは、全力で走ったあとにすぐ横になるようなもの。頭は起きていて寝ることはできない。 ★良い睡眠をとるためには 1.睡眠を深くする。 2.メラトニンというホルモンの分泌を多くすること。 ↓ 寝る前に光を黄昏時(3000K)に変えよう。体の隅々まで眠るシグナルを送ってあげる。2時間前からオレンジ色、白熱色の空間で過ごす。電球色を浴びた方が、昼光色より値身売りの深さが続く。子供は30分前でOK。高齢者ほど、疲れている人ほど、長い時間(2時間)必要。 ・寝支度(パジャマに着替える、明日の準備、歯磨き)をしているときに橙色の光のもとに行う。低い位置に光源をおいて、直接当てない。 ・残業時でも、電球色の方が能率が良い。前半は昼光色で、後半は電球色。 ★光療法はうつに効く ・滋賀医科大学で、睡眠の研究が進んでいる。 ・光治療室。うつの治療に一番効果的なのは光療法。昼光色を浴びながら毎日一定時間過ごす。健康保険が効かないので広まらないが、これから広めたい。光療法の歴史は、20年くらいで浅い。1万ルクスのもとで過ごす(いるだけで見ないでいい)。 魔法の部屋と呼ぶ医者もいる。 ・利点 副作用がない。効果が早い1日〜3日で効果がでる。。 ★冬うつ(冬季うつ) ・都会型冬うつがある。昔から北欧など、冬に日照時間が少なくなるところに見られた。9月、10月に始まり春に治る。潜在的患者が多い。うつは眠れない、食べることができない。冬うつは眠りすぎる、食べ過ぎる。5キロ、10キロ増える人がいる。まさに冬眠。本人にとっては、人に会いたくなってしまう。 ↓ ・朝日をしっかり浴びることで回復する。 ・都会に多いのは、朝になってもカーテンを閉めたまま着替えて、会社に行くというパターン。朝日を十分に浴びていない。都会型冬うつとなる。 ・朝日を浴びると体内時計のリセットが可能。朝日を見ずに朝日を浴びること。セロトニンがメラトニンを増加させる。 ・うつは睡眠障害から始まっている。朝日を浴びることが大切。 ・冬は朝日のパワーがだんだん弱くなっていくので、注意が必要。 ★昼寝は効果的 ・サーカディアンリズム(概日リズム)、によって人は昼に体温下がる。昼に寝ると午後の活動が盛んになる。昼寝は15分から20分でOK。コーヒーを飲んで寝る。20分後に覚醒効果がでるため。4時過ぎに寝ることはしない。夜に影響する。朝の散歩、夜の散歩をする。 ★まとめ ・朝日を浴びる。 ・夜は30分から2時間まえに黄昏色を浴びる。 ・歳をとって足りなくなってきたところを光で補う。 ・〜・・〜・・〜・・〜・・〜・・〜・・〜・・〜・ 素晴らしい講演をありがとうございました。 ■てら |









