今日は、マサチューセッツ工科大学(MIT)の言語学教授、宮川繁先生とカンパン運営事務局の皆と夕食をご一緒しました。
宮川先生は、2001年マサチュセッツ工科大学で開設された、OCW(Open Course Ware)プロジェクトメンバーのお一人です。船橋情報ビジネス専門学校さんのホームページに
宮川先生の講演ビデオがありますのでよろしければご覧ください。
OCWって?と耳慣れない方もいらっしゃるでしょう。
2005年5月に発足した
「日本 OCW 連絡会」のホームページから引用します。
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│OCWプロジェクトは、自由かつ制約のない「知」へのアクセスを促進することを
│目的としています。そのため、各大学のOCWホームページでは正規の科目として
│実際に行われる講義のオリジナル資料を公開し、その情報を利用して誰もが「知」
│を高めることのできる機会を提供します。
│
│ 具体的なOCWの特徴は:
│
│・大学で実際に行われる講義のシラバスや講義ノートの一部を無償で公開します
│・インターネットを通じて全世界からアクセスすることができます
│・利用のために登録するは必要ありません
│・非営利な教育目的であれば、コピーや配布等を自由に認めています
│・単位や学位の授与とは関係がありません
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また、MITのOCWの現状は、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構のホームページから
一部を引用してご紹介します。
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│MITのOCW(http://ocw.mit.edu/)では、現在1,250講義をサイトで公開しており、
│2008年までに約2,000の全講義を掲載することを目指している。公開情報はシラ
│バス、カレンダー、講義ノートなどで、教授によってはレクチャービデオや試験情報
│といったより豊富なデータを準備している。
│全ての情報は著作権問題をクリアしており、ユーザーは非営利目的でMIT・OCW
│の教材であることを明記すれば、ダウンロードした情報の転載、改変さえ自由に
│行うことができる。OCWへの訪問者数は1カ月で50万、この1年半で800万に上る。
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宮川先生との出会いは、2001年10月、情報チームの
町井さんがMITへ宮川先生を訪問したことがきっかけでした。
宮川先生には、
日本財団図書館(電子図書館)の構築について、様々なアドバイスをいただきました。
現在日本財団図書館が現在、月間33万ビジット(延べ数)、270万ページビューあるのも、宮川先生のアドバイスによるところが大です。
宮川先生は、現在アフリカ各国へのIT普及、OCWを基礎とした教育カリキュラムの作成・普及活動をされていると伺いました。
カンパン運用事務局メンバーには、アフリカ、南米などへの3週間、またはそれ以上にわたる長期出張経験のあるものがいます。皆、自分の体験や経験をもとに「貧困にはどのように立ち向かえばいいのか」それぞれが話しました。
様々な会話の中で、結論は「教育」、教育が大切ことが実感された次第。
MITでは、アフリカに1億5千万台のPCを寄贈しようとしているそうです(詳細は
荻上さんのブログをどうぞ)。
そして、OCWをベースとした工学系カリキュラムを作成して、アフリカにいて世界レベルの教育を受けることができるようにしようと、活動を既にしているそうです。
なんという壮大で、そして実現可能な素晴らしい活動でしょう。
MITで、e-ラーニングといったビジネスモデル作りの検討からスタートした企画が、無料で世界中の人々へ「知」を提供することとなってスタートしたOCWプロジェクト。メロン財団などが助成する金額は100億円とも聞きます。
MITには、ブラジルのある母親が書いた「うちの息子はブラジルにいながらにしてMITの学生と同じ材料で勉強ができる」と喜びが溢れた手紙が届いたそうです。
今そのOCWが、アフリカの人々にも届こうとしているのです。
なんだか、凄いことがおきていると思わずにはいられません。
今、世界の大学でOCWがスタートし始めたと伺いました。
北京大学、エール大学、など・・・。日本では、大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、東京工業大学、東京大学、早稲田大学の6大学が2005年5月に
連絡会をスタートしています。
それぞれの大学が得意とする分野をまとめたカリキュラムができる日も近いでしょう。
知はネットで、そして知恵はお互いが会って、ディスカッションを重ねて、お互いが作り上げていくものになるのでしょう。
今、凄いことが静かにおきている・・・。
■てら