第2回笹川杯日本語クイズ大会(ハルビン) [2005年11月04日(Fri)]
07:00から日中笹川医学奨学金制度で学んだ奨学正との昼食会
08:30からクイズ大会 夕刻、ハルビンから南京へ。20:00過ぎ南京空港着。 ■第2回笹川杯日本語クイズ大会 黒龍江大学で「第2回笹川杯日本語クイズ大会」が開催されました。 500名ほどの学生達が集まった大会堂で開催。6大学による予選を勝ち抜いて、決戦に臨んだのは3大学。1チーム3名の団体戦です。 クイズは3部構成になっていて、1部は割り当て質問への回答、2部は早押し、3部は自分達で質問を選択する形式でした。 はっきり言って質問が難しい! 4択問題でしたが、恥ずかしながらわからない問題がかなりありました。驚いたのは、各大学の回答率の高さです。普段から、かなりの日本の書籍を読んでいるからでしょうか。それとも、傾向と対策といった問題集でもあるのでしょうか? 第1部はこんな問題でした。私のメモですので間違っていたらお許しください。 1. 建国記念日(当然日本です)はいつ? 2. 枕草子の作者は? 3. 海外から日本へかけるとき、最初の番号は? 4. 次の県庁所在地の市は? 神奈川県、愛知県、兵庫県、沖縄県 5. 茶道の大成者は? 6. 裏をかくの意味は? 7. 経済成長期に国民が所有したがった3Cとは? 8. 3Kとは? 9. 坪内逍遥の作品は次ぎのうちのどれ? 10. 棚から( )のカッコ内は何? 11. 次の中で正月に関係のないものは? 12. 九州の県ではないのはどれ? 佐賀県、大分県、山口県、熊本県、鹿児島県 13. 最初の幕府はどれ? 14. 相撲の横綱の前の位は? 15. 平安時代に書かれた本はどれ? 16. 最高裁判所の裁判官は何人? 17. 白樺派の作品ではなにのはどれ? 18. 神前でやらないのはどれ? いかがですか? 上の質問で、回答を間違えていたのは 6.くらいだったでしょうか。 早押しでは、こんな質問がありました。 ・日本国憲法で定めている三大義務ではないものはどれでしょう? 1. 勤労する義務 2. 納税する義務 3. 子供が教育を受ける義務 4. 親が子供に教育を受けさせる義務 3.と回答した学生は、間違いでした。 あれ?と思っていたのですが、最終的に審判による再審議が行われ、結果として3.が正解となりました。 そうです、親の方に教育させる義務があるのです。 司会者も学生でした。司会の「ご静粛にお願いします」の一言で、開催前で興奮してざわめいていた会場が、すぐに静まりかえったのには「!」。日本ではとてもこうはいかないでしょう。 全国から難関を勝ち抜いて入学してきた学生達が、大学で日本語を学び、さらに日本文化を理解しようと頑張っている。その真面目さを思うと自分の学生時代との違いに愕然とします。 中国の学生たちの素直さ、真面目さ、勤勉さには驚きました。 頭脳明晰な学生達が全寮制の宿舎に入り、朝から勉強に励んでいる。中国の頭脳たちは、日本からどんなことを学びとって、中国の将来に生かしていくのでしょう。 中国の学生の勉強に対する姿勢に感銘し、そして、この「教育・研究図書友好活用プロジェクト」の持つ将来への影響力の凄さを肌で感じました。 優勝大学は、接戦の末のプレイオフを制した、ハルビン医科大学。学生のメンバー3名と引率の先生に対して、日本への8日間の旅行が副賞として授与されました。 会場に流れた学生たちの羨ましそうな歓声が、学生達の日本への憧れと感じました。 私達が、新聞やニュースで見聞きする中国と、目の前で瞳を輝かす若者たちがいる中国と、どちらも中国なのだなぁ、実感しました。 <今日新たにご縁をいただいた皆さま> ・黒龍紅省教育庁 程さま ・中国国際友好連絡会 李副会長さま、金処長さま ありがとうございました。 <視察団メンバー(敬称略):3日の20:00過ぎ、勢ぞろいしました。> 日本財団会長 笹川陽平 日本財団理事長 尾形武寿 青梅市長 竹内俊夫 蒲郡市長 金原久雄 浜名湖競艇企業団企業長 疋田竹幸 東京財団会長 日下公人 笹川平和財団理事長 関晃典 コラムニスト 勝谷誠彦 日本科学協会常務理事 梶原義明、顧文君 笹川日中友好基金 胡一平 朝日放送チーフディレクター 嶋田一弥、澄田憲親、安田浩一 日本財団 寺内昇、富永夏子、渡辺桂子 ■てら |