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思春期の性 いま、何を、どう伝えるか [2010年02月07日(Sun)]
 今日は。今日は昨日に引き続き風がとても強いですね.久しぶりに布団を干したかったのですが、この風ではむりですね・・・。
 さて、金曜日の夜の岩室医師の講演を昨日、uploadすると書いていましたが、他のニュースがありましたので、今日になりました。お許しください。



 講演が始まる間に、「どんな話が聞きたいのか。それに応じて話します。」と岩室医師は仰ってくださり、私は相談を受けている女性についてどう対応すればよいのかとアドバイスをお願いしました。



 私の話を聞いて、岩室医師は「私たちは正当な答えを相手にも求めようとするが、それが若者が聞きたいことではないから。」と話されました。
 それは分かってはいますが、現実に妊娠したり、嫌われたくないからと、男性が言うままに、避妊もしないでセックスをしている、若い女性たちに話す時には、何と言えばいいのでしょうか。
 「するなと言ってもセックスはするのだろうから、必ず避妊してほしい。」「コンドームも使わない男とはセックスするな」「morning after pillを飲めばよいと言う問題ではない。自分の体をもっと大事にしてほしい。」
 これはら、私がシェルターに滞在した若い女性たちに伝えた言葉の一部分です。
 しかし、はなせども、はなせども、彼女たちにちゃんと通じているのかが分からないままに話をしていました。
 講演の中でも著書の中でも岩室医師は、コミュニケーションを上手にすすめるコツは、
「褒める」「感謝する」「認める」であると語られました。


 
 「妊娠すると生理が止まる事を知らない生徒も珍しくないのだから、妊娠初期に受診をした彼女は偉い!と褒めるべきです。」と。
 そうなんですが、その後がスムーズにいかないので、こちらは電話を受けるたびに、「どうしたの?」と答えてしまうのです。

 そして、
 「性感染症やAIDS/HIVの検査を受けたことが事ありますか?」
 「ないです。」
 「なぜ?」
 「相手を信用しているから・・・・」
 という問答後に、「スローガンは使わない!経験を語ろう」と話されました。

 私はシェルターで働きだして1年目の冬に、横浜市の中区のAIDS市民活動センターで毎火曜日の夜開かれている、無料検査に出かけました。若者に検査を話すのに、どういう所かを見た事がなかったので、感染している実感はありませんでしが、血液検査に行きました。(結果は陰性でした)
 「危ないと思われる日から3ヶ月経っていますか?」そう、受付や看護士さんに質問されて、面白い質問の仕方だなと思いました。しかし、AIDS/HIVの検査は接触から3ヶ月経たないと判断できないので、このような質問になるのですね。
 血液を採った日は雨で他に検査に着ている人も少なかったのですが、結果をとりに行った日は、とても込んでいて、結果を聞くのも待たされました。カップルで検診に来ている人、若い男性たち、外国人の女性をつれてきている日本人の男性など、センターの中に人が溢れていました。

 たくさんの内容を2時間で纏めてくださり、それぞれを消化するには私にはまだ時間が係そうです。
 金曜日に帰宅してから、夜中に購入した本を読んでいました。

 その時、一番印象に残ったのは(講演でも同じ事を語っておられましたが、)
「思春期の性 いま、何を、どう伝えるか」(大修館書店)の58頁の半ば、

『「彼らの多くは性体験を持っている。今までのことはともかく、これから彼ら彼女らがどう生きるかが大事だから、今までのことは認めてやって欲しい。」と言われました。』と水谷修先生が努めておられた、戸塚高校の定時制での講演前の水谷先生との言葉です。

 私たちもまた、シェルターに滞在する人たちや、電話で相談を受ける人に対して、自分の価値観を当てはめて判断するのではなくて、その人々が課題解決をするのに、どのようにすればよいのかという姿勢で臨む必要があるのだと、改めて感じました。

 
Posted by てんぽ at 13:15
思春期の性 岩室紳也医師の講演 [2010年02月06日(Sat)]
 今晩は。
 もう日付が変わってしまいました。

 夕べは、岩室伸也医師の講演会を開きました。日々、思春期の若者たちと接するスタッフ・ボランテイアが、性についての正しい情報をどのように伝えればいいのか、そんなお願いをして講演をして頂きました。
 2年前にも岩室医師をお招きしてお話を伺いました。
 岩村医師は、夕べも色とりどりのコンドームの模様のネクタイをして、さっそうと現れました。
 講演は、最初から最後まで、ちからを抜けない、keywordsがたくさんちりばめられたものでしたが、今日ももう睡魔に勝てそうもないので、講演の様子は明日ご報告します。

 夕べも帰り道はとっても寒かったですが、明日は今日以上に冷え込むようです。
 皆様、暖かくして週末をおすごしください。
Posted by てんぽ at 00:09
「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)準備会設立シンポジウム [2010年02月01日(Mon)]
さて、今日の午後は、なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)準備会設立シンポジウムに参加してきました。



 第I部は 子ども・若者世代からの発言:学費滞納で卒業できないの?!
 第II部は 地域で取り組む貧困問題:各地から
 そして、全国ネットワークの準備設立の呼びかけが行われました。


 
 現在は入試の時期でもありますが、卒業が決まる時期でもあります。先日は、シェルターの元利用者の高校の授業継続についてもお知らせしました。

 今日の毎日新聞の大阪版には、公立高校授業料:滞納8億円 6県170人が出席停止  http://mainichi.jp/life/today/news/20100131k0000e040001000c.html
という記事があります。

 今日のシンポジウムには、「授業料を払えない生徒も卒業式には出席してもらった。ハードカバーの中には、他の生徒の卒業証書とは異なる書類が入っていたので、彼女には一目で分かったはずだが、『ありがとう』と握手をして壇上を降りた。」と、ご自身の生徒の話を、涙につまりながら話して下さった校長先生もおられました。

 たくさんの方々がたくさんの立場から発言されて、皆さんもっと言いたい事がたくさんあったと思います。私もいろいろ考えました。今日のシンポの様子や、報告されたことについては、明日以降もお伝えしていきたいと思います。

 たくさん、感じた5時間でしたが、今晩は一番印象に残ったことを2つお伝えします。

 一つは、シンポジウムの後で行われた、準備会設立に向けた打ち合わせの会議中盤の発言です。彼は大学生、または大学院生だと思います。シンポジウムの進行を担っておられました。
 「子どもの貧困に子ども抜きでいいのか?」というある人の発言の後、いろいろな意見交換がありましたが、彼は、子どもを守ることは必要だが、当事者が発言することの大事さもご自身の経験から発言されました。

 私自身は貧困な家庭で育っていません。そのことは両親に感謝しています。
 ただ、シェルターに滞在する若者には、自分の気持ちを自分の言葉で話せるようになって欲しいと考え、それは彼女たち、彼らには伝えています。周りが説き伏せて発言させるのではなく、個人が個人の意志で発言をすることが出来るようになることは、とても時間もかかるでしょうが、人々の胸に響くと感じます。そして、その個人の大きな力となると信じています。

 そして、もう一つは、名古屋大学の中嶋哲彦教授が教えて下さった、ルイ・アラゴン(Luis Aragon)の言葉です。

 「学ぶとは心に誠実を刻むこと。教えるとはともに希望を語ること。」

 「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク(仮称)準備会は下記のサイトでご覧頂けます。
 http://antichildpoverty.blog100.fc2.com/
Posted by てんぽ at 17:07
児童虐待相談ケース分析などに関する調査研究 [2009年12月13日(Sun)]
 今晩は。昨日、「子どもへの暴力防止フォーラム 〜子どもの視点でとらえること〜」に参加しました。実践活動報告と、パネルディスカッションのコーディネーターをされた、社会事業大学専門職大学院の宮島清准教授が、分担研究者として参加された、全国の児童相談所を対象とした研究報告書を読んでみました。


http://www.i-kosodate.net/mirai/research/pdf/h20/3-2-29-a.pdf
(財)こども未来財団

 先日も、宮島準教授が報告されていましたが、この調査では、親から子への暴力と捉えられがちであった「児童虐待」の背景には、一人親家庭、経済的困窮、虐待者の心身の状況(精神疾患やその疑い、アルコール依存や発達障害など)も深く関係していることが明らかになっています。これは、てんぽの利用者の家族背景を見ても共通する事です。

 そして、宮島准教授は、虐待を受けた児童の家族形態を見ると、実父のいる家庭が半分にも満たない(46%)ということが特徴的であると話されました。てんぽのシェルターが開設してから2年間の利用者18人の家族背景をみても、実父母と生活していたのは、3人のみでした。残りの15人は一人親家庭、再婚した親を持つ家庭、そして、児童養護施設、里親などで育った若者でした。

 そして、これは、直接的にも、間接的にも、虐待に繋がる要因を誘発しやすい理由となるのではと考えます。
 一人親に対する社会資源はまだまだ不足しています。子どもが安全に安心して暮らせる為には、その親も同時に支援する必要があります。虐待が起きてから、児童相談所などが介入する事後手当から、予防することに、もっとお金や時間や人を費やす必要があるのだと思います。
Posted by てんぽ at 19:11
寧子医師の講演 [2009年12月09日(Wed)]
今晩は。雨が降ってきました。
 さて、今日の夕方からは、先月末から始まった、スタッフ・ボランテイア研修の第2回でした。今晩の講師は、てんぽのシェルターに来て、ちょっとしんどい時に診て頂くかえるメンタルクリニックの寧子(ねね)医師でした。
 てんぽのシェルターが開設以来、協力医としていつも大変お世話になっています。利用者のみならず、私が疲れた表情で同行すると、「大丈夫?」と後からメールを送ってくださるスタッフにも温かい、頼れる寧子先生なのです。そして、クリニックでは、院長始め、皆さん私服で働いておられて、医療機関という独特の雰囲気がないのですが、同じ服を着ているのを2度見た事がないという位、おしゃれな寧子先生です。

 さて、「精神病院」と呼ばれて、なんだか人里離れた所に立地していた感じがある以前に比べれば、だいぶ敷居が低くなりましたが、それでも、「精神病院なんか行ったら、牢屋みたいに鎖え繋がれてしまう。」と真面目に信じていたシェルターの元利用者もいたように、内科にかかるような気分ではまだ受診はできないと思います。

 それでも、シェルターに来る程、しんどい思いをしてきた人たちには、「構えないで、眠れないなら、眠れた方がよいから受診してみれば?」と勧めています。
 そして、今晩、寧子医師は、睡眠障害や食欲低下などの身体状態が認められ、生活に支障を来している場合、自殺念虜・興奮などが強く対応に困難を感じる場合には、投薬の必要があるので、精神医療につなげるべきであるし、医療を居場所の一つとして利用してもよいと語って下さいました。
 また、スタッフが対応に困難を感じ始めて、改めての評価を希望するために受診はありだが、只、スタッフの不安解消の為だけに受診に繋げるのは好ましくないとも。

 その後、臨床医であるからと、配布資料にない、事例を話して下さったのが一番興味深かったのです。診察や診断する時の難しさ、患者と医師としてどこまで関わるべきなのかという葛藤をいつも感じながら診察をしていると聞いた時には、意外な感じもしましたが、その言葉の一つ一つに共感も覚えました。

 「自分の考え方や対応のくせを客観的に振り返る時間の必要性。陰性感情(相手に対する好ましくない感情でしょうか)は持ってもやむを得ない、それを自覚し抱えこまないことが大切。」

 というのは、私を始め今日の参加者の殆どが理解できることであり、心に留めておかねばならないことでしょう。

 私は利用者や元利用者と同行して寧子医師のクリニックに行く事が割と多いのですが、限られた短い時間での寧子医師の「鋭い洞察力」にはいつも驚いていました。そして、今日そのことをお伝えしたら、「ドアを入った時に、大体どのような症状かは最初の印象でわかる。それを確かめていくことをしていく。」と話されました。
 「やっぱり」と私は思ったのでした。

 それから、最後に、毎日、毎日、人々の痛い話をきいて、一日の診察が終ると、顔をぶん殴られたり、レイプされた気分になるほど疲れ果てると話されました。
 大変な仕事だと、短い受診同行の間に感じてはいたのですが、専門の医師でさえ、そんなに大変なのだと改めて思いました。ですから、私たち素人が勝手な判断をすべきでもないことも感じました。
 そして、その大変な傷つきから回復するのには、「寝る・休養をとる」ということでした。
 私がこのごろ週末に半日以上、寝てしまうのは、怠惰ではなく、必要なんだと客観的意見を加味して、自分の行動をポジティプに捉えられてよかったです。

 寧子医師は、『子どものシェルターの挑戦』にもコラムを書いて下さっています。是非、購入して読んでください。


Posted by てんぽ at 16:36
インフルエンザから回復 [2009年11月29日(Sun)]
 今晩は。
 金曜日に新型インフルエンザと診断された元利用者のZさんですが、夕方電話してみましたら、「全然元気になりました。咳もでなくなったし。」と元気な声でした。安心しました。
 しかし、今晩のニュースには、

 『新型インフルエンザに感染した人の割合が、5〜14歳では約50%に上る計算になることが、国立感染症研究所(感染研)が算定した推計患者数などから分かった。
 感染研は全国約5000カ所の医療機関を受診したインフルエンザ患者数から全患者数を推計しており、22日までの累計患者数は推定1075万人。大半が新型インフルエンザとみられ、内訳は0〜4歳が95万人、5〜9歳が285万人、10〜14歳が309万人、15〜19歳が168万人。全体の約80%を20歳未満が占め、5〜14歳が特に多い。』(時事通信)

 とありました。彼女は大事に至らなくて何よりでした。

 さて、私は本日、霞ヶ関の全国社会福祉協議会・灘尾ホールで行なわれた、「第13回 日本精神保健・予防学会 学術集会 2009」に参加してきました。参加者の殆どが精神科医であると思われる方々で、内容によっては私には、専門的すぎるものもありました。

 しかし、「みんなで始めよう! 精神保健における予防と早期介入」と副題がついていたように、「さまざまな精神疾患における早期介入」、「地域・学校・一般医と連携した啓発・早期支援の取り組み」や「認知療法とこころの健康」といった、私にもが理解でき、日々シェルターで精神科を受診する利用者に接する時の心得や、知識を学ぶことができました。
 シェルターを利用した若者にも、もっと早い時期に精神医療に繋がっていれば、状況は変わっていただろうと思わせた人々もいました。このような人々にも下記のようなシステムが構築・整備されてゆけば、よいのになと思って聞いていました。

 「三重県立こころの医療センターでは、昨年度より『ユース・メンタルサポートセンター MIE』を開設して、『他職種恊働早期介入チーム』により、学校現場と連携した精神疾患が疑われる事例の早期相談・アセスメント事業や、一般医に向けた統合失調症の早期発見・仮早期介入に関する啓発プロジェクトを進めている。更に、今年度は、精神病臨界期の治療を主な目的とした専門外来『ユース・アシストクリニック(YAC)』及び専門入院治療ユニット『ユース・ユニット(YU)』を開設し、早期介入に向けた取り組みを勧めている。」
(プログラム・抄録集より)

 発表された中村医師に、三重県のようなシステムは全国的に展開することはないのかと尋ねたところ、横浜にも取り組みを始めた病院があると教えて下さいました。嬉しいニュースです。

 それから、慶応義塾大学保健管理センターの 大野裕医師が仰った、「天気予報もあたらない。人生予報もあたらない。」というフレーズにとても納得がいきました。

 帰りに日比谷公園を通り抜けると、黄色に色づいた銀杏の木と、銀杏の落葉がとてもきれいでした。


Posted by てんぽ at 19:44
JaSPCAN 日本子ども虐待防止学会 [2009年11月27日(Fri)]
 こんばんは。
 先日よりお知らせしていましたように、今日は、埼玉県の大宮で行なわれた第15回JaSPCAN 日本子ども虐待防止学会に、スタッフと数名の理事が参加してきました。 

 神奈川に住んでいると、東京までは行っても、なかなか埼玉までは行く用事もありません。数年前に最後に訪れてから、駅や駅の周りも全然変わっていました。日本の町並みはとても短期間で変わります。しかし、コンクリートのうちっぱなしのビル多い気がしました。電車からみる景色が天気のせいもあってか、グレーに覆われている気がしてしまいました。

 さて、肝心の学会ですが、午後の分科会は、全てが同時進行で行なわれる為に、カリヨン、パオ、ももと一緒に発表を行なった私は、その他の分科会がどのようなものだったのかわかりません。とてもたくさんの分科会があるので、勿体ないな〜と思ってしまいました。
 私たちの分科会にでは、ほぼ70の席が満席となるほどの参加者がありました。元来話すのは下手な私ですので、言いたいことをきちんと伝えられたかが気になります。それでも、児童相談所や養護施設、自立援助ホーム、自治体で子どもの相談を受けている担当者の方々など、いろいろな立場の方々が参加くださったことは、発表者の一人として嬉しい事でした。

 地域や施設にによっては、行政機関などから多くの情報を入手できるところと、そうでないところが有ると考えます。しかし、殆どが、全国区で使える施策である場合も少なくないので、そのような情報を、施設の種類を越えて可能にできればよいのにと感じます。
 また、他の自治体の前例を引き合いにだして、サービスが受けられる地域や施設を増やしていくことが必要なのだと思います。公共サービスですから。

 そして、春から秋にかけて自治体への提案を行なって学んだことは、小さなことでも、他人に伝えることを積み重ねることが必要という事です。

 皆さんも、身の回りに起きていること、このサービスをこうすればよいのに等と感じたら、自治体のHPなどから「県民の声」「市民の声」として、伝えていきませんか。
 私が所属する別のNPOは病院へ医療通訳を派遣しています。ある病院で、年度が改まった途端に、これまで利用していた通訳の利用を廃止する事なりました。これに、通訳の人々が抗議をし、院長や自治体宛に、要望書などを送付した結果、病院側は通訳の継続利用を決めました。

 市民の力は小さいようですが、なんにも出来ないことはないのです。

 それから、とうとう私たちのシェルターの元利用者が、新型インフルエンザに掛かってしまいました。一人暮らしを始めたばかりですが、引っ越しした後から体調を崩しがちでした。しかし、新型インフルエンザにかかってしまうとは。心細いと思います。大事にならないことを願っています。

 皆さんも、充分お気をつけてください。
Posted by てんぽ at 23:28
スタッフ・ボランティア研修第1回 [2009年11月21日(Sat)]
 こんばんは。先日もお伝えしましたが、てんぽのシェルターは朝日新聞厚生文化事業団の助成を受ける事になりました。その助成金は、虐待だけではなく、さまざまな複合的課題を抱えるシェルターの利用者によりよい支援を提供するための研修費用に使うとして充てることとし申請をしたものです。
 そして、今日の午後、その第1回スタッフ・ボランティア研修を開催しました。

 本日の講師は、大山典宏さんでした。大山さんは現在、埼玉県の福祉部社会福祉課で保護担当として働いておられます。大山さんのプロフィールをその著書『生活保護VSワーキンブプア』からご紹介します。

 <プロフィール:著書から抜粋>
○大山典宏(おおやま・のりひろ)1974年埼玉県生まれ。社会福祉士。立命館大学大学院政策科学研究科修了。埼玉県志木市役所福祉課生活保護ケースワーカー、現在は埼玉県所沢児童相談所を経て、現在は、埼玉県福祉部社会福祉課で保護担当勤務。
 ボランティアでウェブサイト『生活保護110番』を運営。同サイトは累計アクセス165万件以上、相談件数3500件以上、会員数2000名以上、専門家267名が参加する生活保護ではオンリーワン&ナンバーワンサイト。弁護士や司法書士が開催する電話相談のアドバイザーや、『プチ生活保護のススメ』(大田のりこ著、クラブハウス)の監修を務めるなど、生活保護の専門家として幅広い活動を続けている。

 本日の講演のレジメには「貧困と格差社会、複合的課題への対応」とタイトルが付いていました。そして、そのレジメの最初には、大山さんの著書『生活保護VSワーキングプア』PHP新書、からの引用が書かれていました。

 こちらも引用させて頂きます。(大山さんすみません。皆さん、是非購入して読んでください。とても興味深い本です。)

 『路上生活を続けている時に、ある派遣会社から声をかけられて、何日か日雇いの仕事をしたことがある。その時に、社長の奥さんから言われた言葉が忘れられない。
 どんな言葉をと聞く私に、彼は答えました。
 「すべては、あんたの自己責任だよ」と言われた、と。
 高校を中退したのも自分なら、親と喧嘩して家を出たのも自分だ。路上生活を続けて生活できなくなったのも自分なら、日雇い派遣のような「汚い・きつい・危険」な仕事しかできないのも、自分が招いた結果だ。だから、ありのままを受け入れて、しっかり頑張るしかない。人のせいにしたって、何も変わらないよ。そう言われたというのです。
 「俺は、何も言い返せなかった」
 そう言いながら、彼は肩を震わせていました。そうか、と頷く事しか、私にはできませんでした。』

 そして、大山さんは「本当に彼のせいでしょうか?」と私たちに問いかけられました。

 そんなことはないと、その研修に参加していた人たちは、感じたでしょうし、だからこそ、てんぽの運営と活動を支えて、研修にも出てきたのでしょう。

 しかし、世の中では、「自己責任論」が闊歩しています。本当にそれでいいのでしょうか。そうではあってはならないことを、分かり易く、交渉をするときのツボなども交えながら大山さんは話して下さいました。世の中が彼のような人ばかりなら、こんな状況になっていないのにと思ったのは私だけではなかったと思います。

 私個人は、自分でした選択には責任をとらなければならないと考えて、結果がどうであれ、それを自分で受け止めようと日々考えて行動しようと思っています。人のせいにすることは止めようと思っているだけです。

 でも、世の中には、その選択さえ限られてしまう人たちが少なからずいることを、私たちは知っているべきだと感じるのです。私には選択する自由があるけれど、それすら出来ない、その権利すら生まれたときから阻害されてしまっている人々が、日本にも、世界のどこにもいるという事実を知らないで済ませて、放置していてはいけないのです。
 
 それが、言葉をうまく繋いで表現できる年齢に達していない子どもたちであれば、それを見ている、現実を知っている私たちが代わりに、話して行く必要があると大山さんは語りました。
 自治体の職員の暴言に腹がたったと話た私に、「それでも、子どものために。」「怒ることを止めないで。」と。

 3時間程の講演と質疑応答では時間は全く足りませんでした。
 しかし、複合的な課題の割を子どもたちが一番喰わされていることが、気のせいではなく、「事実」であること、放っておいてはいけない状況に、もう随分長い間あったのだということも再確認できました。

 皆さんに、ここで、大山さんの講演の内容を全部お伝えできないのが、残念ですが、今晩、最後にお伝えしたい「事実」があります。

虐待を受けた子どもたちの家庭状況(東京都「児童虐待の実態II」(2005)より

家庭の状況    あわせてみられる他の状況他の状況 上位3つ

1 ひとり親家庭 経済的困難、孤立、就労の不安定
2 経済的困難  ひとり親家庭、孤立、就労の不安定
3 孤立     経済的困難、ひとり親家庭、就労の不安定
4 夫婦間不和  経済的困難、孤立、育児疲れ
5 育児疲れ   経済的困難、ひとり親家庭、孤立

 
Posted by てんぽ at 22:03
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