当たり前のこと [2012年09月13日(Thu)]
スタッフDです。
てんぽスタッフのみならず、てんぽに興味を持ってボランティアをしてみたいと思って下さった方に「どんなことをボランティアの皆さんに求めているのか」を今日お伝えしたいと思います。 これはあくまでスタッフDの考えです。 先日、ボランティアさんと引き継ぎの時のやりとりで「はっ」とさせられた出来事がありました。 ボランティアさんから引き継いだ時のやりとりは以下。 ボラさん「Aさんが、昨晩スタッフDさんのことを楽しそうに話してました」 スタッフD「なぬ。私がいないことをいいことにあることないこと話したなー(笑)」 ボラさん「昔から足に出来るできもののことを伝えたら、すぐに調べてくれて●○と言う病気だってことがわかったんだ。って本当に嬉しそうに話してました」 これだけのこと。 これだけのことだけど、これだけのことがかなわない環境にいる子がてんぽに来ます。 てんぽに辿り着く子は本当に身体に色んな病気を持ったまま放置されています。 親が子どもに関心がなくて気付いてもらえない子。 親に伝えたけど「お金がない」と言って病院に連れて行ってもらえない子。 だから子ども達は病気が身体にあることが普通だと思っており 病院に行かないといけない、と言うことを知りません。 私が「それは今すぐ病院にいかなきゃ駄目じゃない!」と言うこと「えー今までもこれで生きて来たからいいよ」と返答が来ます。 病気になったら病院に行く。 この当たり前のことをてんぽではいっぱいいいっぱい子どもに届けたいと感じました。 てんぽのボランティアをしてみたいなーと思っても「何をすればいいんだろう?私にできるかな?」と皆さん心配になると思います。 てんぽでやってもらいたいことはただ1つ。 「過度なことはせず当たり前のことをする」 だと思います。 当たり前のこととは… ・おはよう、と言う ・御飯できたよーと声をかける ・暑いねー、なんて言ってみる ・具合悪そうだけど大丈夫?と聞いてみる ・おやすみ、と言う こんなことです。 こんなことをボランティアさんにしてもらいたいです。 そして勿論私達スタッフも。 当たり前がいーっぱいのてんぽを目指してがんばります! |
Posted by
てんぽ
at 12:34
Dさんのおっしゃる通り、てんぽで過ごしていたときはスタッフさんやボランティアさんとの何気ないコミュニケーションがすごく温かかったです。
自分じゃない誰かが自分のためにごはんを作ってくれること
みんなでいっしょに会話しながらごはんが食べられること
話しかけても拒否されずに笑いながらお話ができること
時にはお説教されることもあるけど、優しく正しく言葉で叱ってくれること
こんな普通のことに私はすっごく癒されてました!
今では辛いときにてんぽのことを思い出すと、「私はてんぽでいろんな方の温かさ、支援を受けて今こうしていられるんだ、私は幸せ者だ」って思えて元気になれるんです(^ω^)
てんぽは本当に良い場所です!
これから来る滞在児さんにも、こんな普通の幸せを感じてほしいものですね!
スタッフさんボランティアさん、普通に頑張ってください♡