
私達夫婦は、どちらかというと、旅行好きがきっかけで一緒になった夫婦ですし、早期退職したのもその延長で一回きり人生、行きたい所、見たい所はできるだけ行こうという、ワガママな「少子・高齢化の大きなガン細胞の要因」となっているような、身勝手な夫婦と自覚しています。
毎年、12月になると、今年行った場所などの整理をしていますが、最近の電子化で、撮影した写真の印刷とか、旅先の思い出のパフレットとか、地図とか昔は全てファイリングしていましたが、退職後はいっさいしていません。
ひとつは、現役時代と違って、旅が日常となり、過去の旅の思い出の整理に浸る暇と時間がないこと。もうひとつは、残された時間を考えると、何時、誰がそれらのものを見るの?という疑問です。
私達夫婦には、家族がおらず、超淡白な性格のカミさんは、私が逝った後、過去の旅の写真を見て、懐かしむ・・・?ことは300%ありえません。
第一、私達二人は旅先での記念写真というものは、ここ30年以上ないのです。
二人一緒おろか、単独の写真もありません。
ひとつは見せる相手がいない事。普通のお宅でしたら、子供とか孫とか、兄弟とかに、こんな国へ行ってきた、こんな風景、こんな食べ物とか、特にスマホ時代ですから、沢山撮って、紹介するでしょうが、カミさんは自分のスマホのカメラの使い方すら知らないくらい、何か撮影して記録を残すことが、面倒のようです。
私としても、旅の映像・静止画はあくまでも、自分のWebページ、ブログ、ユーチューブの素材の一つですから、そんな身内のプライバシーにつながる、「絵」は何もありません。
今年の日帰りを含む、二人の電車・バスの旅は
1月 初詣に鶴見総持寺 日帰り
2月 熱海の緋寒桜と梅園 日帰り
3月 広島(宮島・大久野島・竹原・岩国) 二泊三日
4月 羽田空港 新ターミナル 日帰り
5月 富山(八尾・高岡・砺波・氷見) 二泊三日
6月 猛暑で鎌倉・湘南にひき籠もり
7月 同 上
8月 奥日光 一泊二日
9月 三陸 一泊二日
10月 紅葉撮影 東京都内近郊 日帰り
11月 高知(桂浜・徳島大歩危・仁淀川) 二泊三日
12月 静岡市内プチトリップ 一泊二日
12月25日 クリスマス明け平日、月曜日、今年大河ドラマの舞台「駿府」へ、静岡へは新幹線か、各駅東海道線で行くか

静岡でしたら、自宅からキリギリ東海道線各駅でいける距離・時間・料金行ける範囲なのです。
勿論、現役時代でしたら、躊躇なく新幹線を選択するでしょうが、時間は十分にあり旅に使える資金は限られている、しかし、残されている時間は限られている後期高齢者夫婦は、多少迷いましたが、乗換の楽な各駅で向かいました。
自宅大船駅07:46東海道線⇒08:59熱海・乗換・09:06島田行⇒10:27静岡 @2,310円
静岡駅、思ったよりも駅舎と駅ビルはそんなに大きくはないと印象でした。
一日目は先ず、東海道の古い宿場町宇津の谷を目指します。

静岡駅10:47→宇津の谷入口下車11:24 @470
静岡市の観光2日間と考えた時、意外と行くところは、見どころは少ないのです。
すでに、清水港も日本平も三保の松原も行ったことがありますし、2日目の日本平も三回目、ただ久能山東照宮と、静岡県立美術館ロダン館が見たかったのと、宿泊するホテルの評判を確かめたくて、一泊することにした旅で、「宿場町宇津の谷」は、トトロ汁「丁子屋」の近くになのが理由できただけです。
旧東海道宿場宇津の谷

静岡駅から37分、道の駅宇津の谷バス停に下車して、宿場・宇津の谷へのルートを道の駅の売店で聞くと、店員全員がこの周辺の人でなく、行ったことも、歩いて行く道も知らないと、云います。道の駅には置いてある周辺マップはいただきました。
この観光地図で分かりました。
タイトルは「宇津の谷峠〜岡部宿」
そっか、宿場町ではなく、手前の峠の難所の集落だったのです。
ガイドブックには、「今も江戸時代の面影が残る、古き良き街並み」と表現されていました。
一番、その印象を感じるものが残っていました。各街道筋の家庭は、新しく建て直されているものの、玄関には全てのお宅に小さな表札とは別に大きな看板に「屋号」が掲げられていました。
日当たりの良い縁側で日向ぼっこをしている、老人とおしゃべりすると、静かだが、日当たりが悪いのでこうやって一日、日の当たるところに移動しながら一日を過ごしていると話していました。
そっか、岡部宿手前の峠の難所だったんだ。
今は、自動車専用道路が走っているけど、この老人は免許返納したので、買い物は歩いて歩道橋の階段へ超えて、私達が下車した、道の駅が普段の買い物・生活の場となっていると話でした。
宇津の谷、30分観光後、鞠子宿の名物とろろ汁の「丁子屋」へ

バス停「宇津の谷入口」12:45から「丸子橋入口」12:53へ@250円
バス停には15分前に到着して待つのですが、一向にバスはやって来ません。
年末最終週の月曜日、物・人が動く時期、週最初の日、現役から遠ざかると忘れていました。
1時間に2本のバスを、国道沿い吹きさらしで待ちました。
地方での車のない生活・・・関東首都圏、ターミナル駅から徒歩圏の人間には解らないだろうな。
丁子屋にて昼食 定食1,630円 1時間

かなり待たされるかと思いましたが、店内は意外と広く、待つこともなく案内されました。
大きな一般客の居間・食堂の壁には、店主が集めた歌川広重の東海道五十三次の浮世絵本物が飾られていました。
定食は五種類
丁子屋 3,498円
丸子 1,630円
本陣 2,310円
府中 2,750円
百福 3,025円
地元名物、食べ物には全く興味のないカミさんと、少し太り気味の、そして安い・早い・旨いが食事の本分と信じている私は、躊躇せずに名物のとろろ汁定食、「丸子」です。一番安く、一番早くでてきます。
まわりを見渡すと、皆さん結構なお品をいるただいている様子でした。
食事後、路線バスで静岡へ戻ります。丸子橋入口13;23⇒13:55 @360

ここのフロアーに登って、改めて見ると、見ここ静岡でみる富士山の方向は、いつも見慣れた西ではなく、東の方向であること、そして何よりも関東首都圏から見る富士山の姿は、綺麗な台形なのに、西側、静岡からみる富士山頂は、やや尖った形で見えることに気が付きました。
富士山を堪能した後、今年の大河で話題の元、今川氏の城、後に家康が引退後の居城とした、駿府城の後と復元された、綺麗すぎる櫓をみて、ホテルに入る前にちょっと寄り道です。
静岡おでんの名店 おがわへ


静岡おでんは見た目は真っ黒ですが、それほど味は濃くなく、魚粉をかけて食べるスタイルです。
お店の種類は二通りあり、今回、行った「おがわ」のように駄菓子屋・甘味喫茶の延長のお店と、夜の居酒屋スタイルのお店に分かれます。
居酒屋スタイルのお店は、町の中心の小路に連なっています。
3時頃でお腹もすいておらず、お試しついでに甘味とお茶ということで、「おがわ」で休憩です。
お店は入りやすく、メニューは基本的におでん串一本100円、但し卵と何かが少し高かったようです。
店内には、芸能人、特にお笑い芸人のサインが壁一面に飾られていました。
一日目は早め、4時にはホテルに入りました。
かなり評判の良いホテルのようで、2日目の旅のブログに紹介します。
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