10年前に考えていた、老後、退職後の生活設計、財務事情と今はどう変化したのだろうと・・・色々な方々からお聞きしたいと思っていますが、退職後シニアのコミュニティーはあるようでなく、70歳を過ぎたあたりから、接触・お付き合いはどんどんと薄れていきます。
インフレに対する恐怖心は同じ

退職後、ロングステイを目指して海外に滞在している時に、同じような退職者の方々と知り合いました。
単に、二人で定年退職後に海外旅行をエンジョイしている人と違って、ご夫婦の方々との間で話題になるのは、老後の生活費設計の話題でした。
そして共通の話題は、日本経済社会のインフレに対する考え方てす。
私達夫婦が55歳・53歳で退職して、海外ロングステイの国々で知り合うのは全て、65歳前後の方々、つまり団塊世代よりも10歳以上の方々でほとんどは、ある程度以上資産を形成されており、公的年金・企業年金・私的個人年金が基本的老後生活費としていました。
そこでの話題はインフレ率をどの程度と考えているいるかの話題でした。
日本のバブルを経験されてきた方々ばかりです。

自分の老後生活を乗り切れる、蓄えがあると考える人達でした。
奇しくも、現在の日銀が目指している緩やかな物価上昇と賃金の上昇である2%です。
私が55歳早期退職資金計画の元になったインフレ率の想定は、20年前の大手生保の個人年金用一括払いの確定利回りでした。
昔のお宝個人生命保険の利率には遠く及びませんが、日本で一番大きな生命保険会社が2002年に設定していたのが確定2%利回りでした。
これまで、世界一のインフレ経験国アルゼンチンや、ソ連崩壊後のロのインフレを、実際に目にした経験があり、この生保の想定2%にかけるしか
他に手はありませんでした。
2003年3月退職、リタイヤライフスタート
2003年に晴れて、予定していました自己老後資金目標に達して老後生活に入りました。
2023年、20年経っ他現在で20年前と同じ一ヶ月、年間予算でやってきています。
但し、今年の春辺りから、若干月々の生活費がオーバーし始めています。
・マンションの管理費・修繕積み立金の増額 20年前より5%増
・月々の食費、光熱費の増加 10%程度と感じていますが、雑費その他で埋め合わせ
その他、年間予算は、海外旅行卒業で埋め合わせが出来ています。
原則我が家は一年間予算でやっており、12月に棚卸し、総決算をしており、30年前に組んだ予算とおり、年間150万の貯金の取り崩しで進行しています。
我が家早期退職の低年金世帯なので、鼻から公的年金だけで老後生活をしようと考えていませんから。
新聞折込のチラシをみてびっくり
しかしインフレ・値上げが急激に差し迫ってきているのを中古マンションの値上がりで実感しています。

このチラシのマンションは
1976年9月 築47年、当然ながら旧耐震基準で建てられています。
専有面積 73平米 3LDK
最寄り駅から徒歩19分、バス利用7分 バス停まで徒歩2分
全て(室内フローリング・キッチン・トイレ・バス・洗面台等)リフォーム済み
管理費11,000円、修繕積立12,000円
私達がこの地に越して来た20年前、このマンション群の別の棟、若干間取りが変則的な60平米後半の中古は1,000万を切る値段で売りに出されていました。
あの当時感覚は、古い耐震基準前の間取りの悪いマンション、最寄り駅から徒歩20分、1,000万でも高い・・・と思っていたのですが・・
4年後、このマンション群の裏に巨大ショッピングモールが完成したのと同時に、目の前に徳洲会の旗艦病院「湘南鎌倉総合病院」が建設され、周辺に次々と巨大マンションと
戸建て開発が進んでいきました。
あの1,000万を切る中古もかなり値上がりし売れたようです。
周辺は一変し便利にはなりましたが、なんと何と言っても駅から徒歩20分、築年数が40年を超える物件です。新規購入する世代からは見向きもされないだろうと思っていました。
しかし、ここ数年の不動産価格の急上昇で変ってきています。
毎週、周辺の中古マンションの折込チラシが入ってきます。

DIKマンション
駅から徒歩5分 2LDK + WS+2W/58.32u
物件価格 3,399円 築50年 管理費 10,150円 修繕積立10,700円
ザ・パークハウスオイコス鎌倉大船
駅から徒歩8分 3LDK/75.24u
物件価格 7,980万円 築3年 7階部分角部屋 管理費 9,569円 修繕積立 7,230円
なんで、築50年の管理費 10,150円 修繕積立10,700円が3,400万もするのだ、例え駅チカ5分だとしても・・・
なんで、元准工業地帯のザ・パークハウスが築浅とは云え8,000万もするのだ
いったい誰が買えるのだ・・・
ちなみに私達が今住んでいるマンション52戸は
駅から徒歩9分、3LDK/81平米 築20年
管理費 13,000円 修繕積立 25,760円 インターネット利用料 1,485円 町内会費 200円
住環境は中低層、環境保全地区、女子高・男子高、小・中学校など
徒歩5分以内に、コンビニ2軒、小中スーパー2軒、
リフォーム無しでの中古売出し価格目安、4,000万円程度と云われています。
ちょっと安くない・・・周辺と比べてたらと思いますが、特に売り出す予定もなく、財産と云っても二人だけのもの。
私が逝った後、カミさんが処分する訳でもなくそのまま、甥・姪が相続することになるでしよう。
このままインフレが進んだらどうする?

時々、夕方の8CHフジテレビのニュース番組のなかの「調べてみたら」で視聴率の良い年金生活者の様子をみています。
カミさんはこの番組の意図を「他人の不幸は蜜の味」と解説します。
番組内に登場する年金シニア世帯は、極端に偏っています。
ほとんど出てくるシニアの方々は一人暮らしで、国民年金、70代後半でも皆さんパートに働きにでていますし、ほとんど持ち家の方はおらずほぼ全てが賃貸のアパート住まい。
この番組、月に一度程度の特集でのインタビューの場所は、全て東京の下町といわれる地域、墨田・江東・葛飾などの地域に限定されています。
もっと平均的なシニアの方々の現状、現況を引っ張り出せばいいものを。
同じ東京でも世田谷とか田園都市線沿線とか、なんなら鎌倉の下町、大船周辺でもいいから、やってみたら良いとおもうのですが・・・
とにかく、後10年、多少のインフレ、日銀総裁植田氏が目指す範囲のインフレ率2%でいってくれるのを望んでいます。
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