なんでこの中途半端時期にエアコン取替なのか今年の春は、パソコンをWin11に買い替えたり、スマホの機種を新しくしたりとか、何かと出費の多い3月ですが、ついにリビングのエアコンも買い替えることになりました。
昨年の冬の季節12月の末に、そろそろ暖房が必要になるかもと試運転した所、エアコン本体のランプが全点灯の繰り返しが始まりました。
これは、私達機械屋の間では重大なトラブル発生のシグナルで間違いありません。
普通なら、強制冷房試運転モードで運転してみるのですが、この全点灯モードではやってみても無駄なことは明白です。
どこのメーカーだったけと調べると「サンヨー」です。既に存在しない会社です。
パナソニックが修理関係を引き継いでいるようですが・・・
この時点で修理は断念しました。
それよりも、鉄筋コンクリートマンションの中間階、70台の夫婦二人の家庭でエアコンは必要なのか、と考える良いきっかけになります。
少なくとも、リビングルームの床にはガス焚き温水床暖房が入っているので、なくても冬は過ごせます。
特にリビング・ダイニングは東南に面しており、冬場でも日差しが差し込み、午前中は暖かく過ごせる場所なのです。
しかし、若干暖かい湘南鎌倉でも北西側の私の部屋は、冬場の朝はエアコンが必要ですが、この電気代の高騰のご時世、私のパソコン机の椅子は、電気ひざ掛け毛布で十分凌いでおり、自分の部屋に暖房は必要なく、しいて云えば夏場の夜だけのものでしょう。
今回のロシアの侵略により始まった世界的インフレで各家庭の光熱費、特に電気代の高騰が世界中の家計を圧迫しているようですが、当初我家はそれほどの影響はないと、考えていました。
通常、これまで二人暮らしのシニア夫婦の一ヶ月の電気代は4,000円を超すことは滅多にありませんでした。
カミさんのお友達の「鎌倉婦人」のお宅では1万円台後半が普通と聞いて、大邸宅・大家族のお金持ちだからと思っていました。
しかし、最近のクレジット口座の電気代の金額は確実に、そして急カーブで上昇しています。
昨年 11月 4,630
12月 6,100
今年 1月 6,600
2月 7,033 と確実に上昇しています。
75才と72才の年金シニア老夫婦の電気代がこんな高額になるなんて、しかも12月から、リビンクも自分の部屋もエアコンを使っておらず、電力を食うような動力・モーター系はないのに、どうして・・・と云っても仕方ないこと。
二人暮らしの、どちらかと云うと締まり屋のカミさんなのにこんな高額ということは、一般戸建の家が1万円の大台は当たり前なのでしょうか。
では、このままリビングのエアコンが壊れたまま、放おっておくかと考えたのですが、湘南の寒さは厚着と電気ひざ掛けで十分凌げますが、幾ら海に近く、森や林に囲まれた地域といえ、夏の暑さは健康・体力面にも及びますし、二人共にますます年齢を重ねていきますから、やはり最低限の
冷房設備は必要であろうと考えました。
我家の2台のエアコンは、横浜から鎌倉の新築マンションに越してきた時に設置したものです。
東南面のリビング・ダイニングは100Vクラスでは最大級の12畳用もの、自分の部屋には、音の静かなM電機の6畳用、2つともヨドバシで購入し設置工事もおまかせして、20年前でコミコミ15万円だと記憶しています。
私は現業は建設業のとくに空調設備業界に属していましたから、機器類の値段や、工事の値段には明るいのですが、このような民生品にかんしては量販店に機器・工事一緒に発注したほうが安いことを知っています。
家庭用ルームエアコン単体なら、大型現場をやっている時に、取引先お友達の大手設備屋さんにお願いすれば店頭価格の半分以下で入るのは知っていますが、一度現場を離れてしまうと、返って割高になるケースも見聞きしているので家電量販店に頼みますました。
その20年前の値段や、業界の卸値とか、設置工事の職人さんの日当も覚えているのが、今回災いとなりました。
昨年末、リビングのエアコンがクラッシュしてから、ときどき、近くの量販店「ノジマ」や「ヤマダ」の店頭をみたり、折込では入ってくる「ヨドバシ」「ビックカメラ」のチラシを見てびっくりです。
20年前と同じ値段とは云いませんが、壊れてた居間のエアコンと同じ能力のものと同等で一台が20万近くするのです。
そして、標準設置工事費、古い壊れたエアコンの撤去費、リサイクル費全て入れると20万オーバーするのです。
・一ヶ月の生活費と同じ金額
・二泊三日国内旅行二回分の金額 ・・・同じはきつい
如何に安く仕上げるか・・元工事屋は考えます。元業界仲間に頼むか・・今大型マンション建設をやっている旧仲間からならほぼ、一回、横浜の赤い灯・青い灯で済むハズですが・・・・
彼らも、漸くコロナが落ち着いてきているとは云え、昔のようにそう簡単ではなさそうですし、何よりもカミさんが納得しません。
そこで、ジャパネットとか、アウトレットとか、リユース再生品も考えてみましたが、やはり、エアコンは工事も伴うので目に見える相手と直接話さないと不安なので、近くの「ヤマダ」をチェックしていました。
そこで入ってきたのが、期間限定、買い替え特約エアコンのチラシでした。チラシの表示値段は 61,900+税でした。
実際の最終支払値段はヤマダオリジナルエアコン 8〜10畳用
本体 64,800
標準工事費 13,000
取り外し費 6,000
運搬費 2,000
リサイクル費 900
小計 86,700
消費税 8,670
合計 95,370
この他に、工事当日に標準工事の冷媒配管が4mですが、現在と同じく綺麗に直角で形を整えて納めるには1m足りないと云われました。
斜めに持っていけば何とか収まりますが、どうしますかと聞かれ、今ある古い冷媒管と同じルート角度で綺麗に施工をお願いしてプラス4,000円そして、室内側のドレイン管部分の保温が必要という設置工事職人さんの提案でプラス400円トータルで99,770円と、何とか予算ギリギリの10万円で収まりました。
チラシの表示されている大きな値段文字、69,900が、最終的にはほぼ10万円となります。
特に今回、現在ついているエアコンの撤去、運搬、リサイクル処理がほぼ9,000円と、当日の取付工事の追加4,400が想定外でした。
大手の量販店では標準工事費込と表示されていたり、下取り値引きとかうたっているチラシを多く見かけますが、実際にはこのヤマダのような料金設定が標準だと考えたほうが良いかもしれません。
ネット大手のジャパネットの場合の同じクラスのエアコンを見てみると8〜10畳用古いエアコンを10,000円で下取り
古いエアコンの取り外し料金無料
標準取付工事費 無料
で税込み99,800円です。
実際にはジャパネットの場合ここに設置するお宅までの送料が3,500円かかります。
ジャバネットの場合、まずエアコン本体がお宅に届いたのを確認してから、工事業者が設置に来るという段取りです。
いかにもネット大手の値段が安く感じますが、工事が伴うような電化製品の場合、最終的にはフェースtoフェースで細かいところまで打ち合わせ出来る、地元の量販店のほうが良いというのが、今回の結論です。
春の今時はエアコン工事は直ぐ出来ます。季節によっては、工事業者が混んでいたり、昨年のように製造現場での電子部品不足で調達が出来ず半年も遅れたケースもありましたが、この季節のエアコンは品物も工事も即納です。
私は日曜日に店頭で買って、翌日月曜日の昼前に終わりました。
日曜日の夕方設置する業者さんから直接電話があり、大まかな設置場所の条件を説明しました。
作業員も築浅のマンションのベランダ設置ということと、同じ場所の古いエアコン取り外しという内容で大まかに段取りが解っていたようです。
当日、マンションの入り口まで降りて、必要な機材の搬入まで立ち会いました。
というのも彼はは一人だったのです。
一人でオートロックのマンションですと、一度に全てを一回のドアー開閉で搬入しなければならないのと、私のマンションには駐車スペースがなく
かなり安全な路駐の場所を案内しなくてはならなかった訳です。
私はブエノスから帰ってから電子専門学校を卒業した後の一年間、大手スーパーの電器売場でバイトをしていました。
ブエノスに帰った時の経験を積むためでした。
一年間、家電の修理や、アンテナ設置、そしてエアコン設置の実習をしました。
エアコン設置は外部の専門業者さんにお願いするのですが、私は出来るだけ一緒に行って学ぶことに勤めていました。
ですから、全くの素人ではなく、40年ぶりに自宅でエアコンの撤去と新設を側で見ることができました。
かなり熟練した50代半ばの職人さんでした。
「一人ですか?」と聞くと「二人分の費用が貰えないのでこの暇な時期極力一人でやってます」と云います。
しかし、「エアコン設置のピーク時は数を熟すので、知り合いや自分の父親までひっぱりだしてやってます」と云います。
この職人さんは部屋に入り、古いエアコンと、今回の新しいエアコンの型番を見て開口一番
「古いエアコンの冷房納能力と新しいのではかなり差がありますが、承知ですか?」と聞いてきました。
これは、想定していた質問で、この問をしてきた職人さんのキャリアが推察されました。
彼はこのまま設置した後の予測されるクレームを事前に客先に問うたのです。
実際に、素人の客は、部屋の大きさよりも、価格に重点を置いて選ぶ傾向があるのは当たり前で、よくあるケースは設置して実際に夏場を経験して、部屋が冷えない、とクレームするケースが多いのです。
ですから、必ず設置前に部屋の大きさ、環境が今設置しようとする機種と合わない旨を伝えているようです。
確かに、古いエアコンは12〜15畳用の100Vタイプで最大クラスのものです。
確かに、我家のリビング・ダイニングそして続く和室六畳全てを完全冷房するには必要な大きさ、能力のエアコンでしたが、実際には二人だけの生活目一杯、開け放たれたリビング・ダイニングそして続く和室六畳全てを完全冷房す必要なく、二人が座るの各々のリクライニング椅子二冷風が
当たる程度、冷房温度29度で十分なのは、ひと夏で分かりました。
ですから、今回の買い替えはワンクラス落とした能力のものを選んだのです。
工事の手際の良さ、工具にびっくりしました。一人で、搬入・搬出・撤去・設置ですから、私からみると大変だと思うのですが、慣れているのと、使用している工具類が私の時代のものと全く違うのです。
電線カッター、ストリッパーにしても、銅管カッターも、工具が全てバッテリー電動工具なのです。銅管のフレア加工というかなり神経を使う作業も全て、電動バッテリ動力ですませていました。これを見て私が昔の話しをすると、40年ですからね・・との返事
そうあの当時から45年も経っている。そしてあの当時、大手スーパーからブエノスに戻るのは諦め、建設業界に入ってからは、ほぼ職人さんレベルの仕事をしてこなかった。
今では1尺の脚立に立って怖く感じる年齢になってきている、そうか齢をとってきているのだ。
自分の人生で、このエアコンも最後のエアコンだろう。
最後のパソコン、最後スマホ、そして最後のエアコンか。みんな次々に最後・・・のになる。
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