この4ヶ月、新型コロナcovid19の影響で、鎌倉市の公共施設、図書館、公民館、NPOセンター、体育館、公園などが、自主的に閉鎖され、利用出来なかったのですが、6月半ば頃から徐々に開放されるようになり、体育館が最後まで閉鎖されていました。
どうして、市の施設なのに一斉に開放・利用できなかったの?
どうやら理由は、日本のお役所の縦割り行政のせいのようです。
私が絡んでいた、市民活動ボランティアセンターの市の担当部署は「市民生活部地域のつながり課」です。そして、体育館は「健康福祉部スポーツ課」です。
これらの施設の運営は全て、指定管理制度の元、一般企業や社団法人、NPO法人が実際に下請けとして運営管理しています。
鎌倉市の目玉事業である、「鎌倉芸術館」は「サントリー財団」が指定管理者で、体育館は「コナミスポーツ株式会社」&「 日本メックス株式会社」のJVで運営しています。
コナミは解りますが、日本メックス株式会社って何なの? どうやらNTT関連のビルメンテ会社のようです。
鎌倉市は今、図書館も指定管理制度にして、外部民間企業に丸投げを画策しているようで、ツタヤが手をあげるとの噂がありますが、鎌倉の文化を背負ってきた、色々な市民活動団体、特に子供たちの教育・学習に力を注いできた団体が反対の声を上げています。
と云うことで、市の施設の開放時期は、指定管理を受けている業者と行政の姿勢にあるようです。
ラケットテニスとはどんなスポーツなのか
ラケットテニスは、誰でもが初日から気軽に楽しめる、軽い・柔らかいスポンジボールを使った室内テニスです。
体育館等のバドミントンコートで硬式テニスとほとんど同じルールでスポンジ製のボールを使用して行います。
テニスコートより狭く、ダブルスで、ジュニアサイズの軽く短いラケットでプレーするので体力に自信が ない方にも充分楽しんでいただけます。
ネットの高さは90cmと低く、サーブやスマッシュ等が自由自在です。
ルールは軟式テニスとほぼ同じで、ボールはスポンジ製で安全に楽しめます。
ラケットはジュニア用を使い、短いので 手のひら感覚で打てますので、失敗が少なくラリーが続き、ゲームが盛り上がります。 室内の小さなスペースで楽しめる、テニス経験がなくても、誰でもが簡単に、初日からプレーできる手軽な スポーツです。
ラケットテニスは1970年にスェーデンで開発されました。
これにより子供が気軽・簡単にテニスを楽しむことが出来、スェーデンがテニス王国になる大きな貢献を果たしました。
鎌倉ではラケットテニスと呼ばれていますが、現在の日本ではスポンジテニス・ミニテニス・ショートテニスなど色々な名前で 呼ばれており、
シニアのリクレーションスポーツばかりではなく、各地で大会が開かれるようになっています。
4ヶ月ぶりのスボーツ・ラケットテニスです。
大船体育館の場合、コロナ対策以降の利用者定員は25名です。これ以上多い団体は分割してやらなくてはなりません。
私たち正会員メンバー15名で、この日、久しぶりに、11名が集まりました。
集まったら、すぐにスポーツ・試合が出来るかとと思いきや、大変でした。
指定管理のコナミスタッフから、コロナ対策として一定の期間の利用制限の説明がありました。
・更衣室は使えません。
・シャワー室も使えません。
・下駄箱が使えませんので各自、袋をご持参ください。
・入退館時、マスクを着用して下さい。運動時は各自の責任においてご判断下さい。
・クラスター対策として、参加者全員の連絡先・年齢・住所・体温の記録が必要です。
・入館・利用時の混雑を避ける為、参加者全員一緒に入ります。
・遅れてくる場合は、事前に代表者にご連絡ください。
・利用人数制限がありますので、当分の間ビジター参加は出来ません。
私がこのラケットテニスのメンバーになったのは15年前で、67才の時でした。
あれから、メンバーの出入りはありましたが、ラケットテニスと云うスポーツは、ジャンルとしては、リクレーションスポーツの為、メンバーのほとんどは、後期高齢者の仲間入りする世代ばかりで、一人の女性を除いて最年少者でも67才と云うお年寄り、老人クラブのようなメンバー構成です。
最初に会の代表(75才)の女性は久しぶりに会う、メンバーにこの4ヶ月、何かスポーツや、身体を動かすことをしていましたか?と問いかけました。
軽いスポーツとは云え、この高齢者のメンバーでいきなり本番の試合で、怪我でもされるのを懸念しての結果です。
朝からの雨で、温度も湿度も高いこの日、ともかくスロースタートを心掛けました。
と云うのも、この4ヶ月身体を動かすことと云ったら、カミサンと二人でのやるラジオ体操と、雨でもなく、カンカン照りでもない日に限っててのお散歩程度で、ちょっとスクワットの真似をしただけで、翌日から臀部が痛く、湿布を張るような体力のシニアなのですから。
そろり、そろりの手探りのようなスタートでしたが、何時しかボールを追いかけていると、四ヶ月ぶりの自分の体力・体調を忘れ、二時間はあっという間に過ぎ、汗びっしょりになって、今日のところは終了しました。
さあ、これで来週からの木曜日は、シニアおじさん、おばさんの一週間の一度の、外出して、仲間とおしゃべりをし、心地よい汗をかくスケジュールは復活したのです。
この日、東京では200人超えのコロナ患者が発生しましたが、願わくば、鎌倉市の体育館担当者は、このような私たちシニアの楽しみを奪わずに、このまま体育館を開放してくれるよう、せつに願うばかりです。
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