シニアライフのきょういく(今日いく所)・きょうよう(今日の用事)に、病院へ行くという行動は、現役時代にはバカにしてたことが思い出されますが、こう毎日ステイホームですと、病院に行くというのも、立派な予定・用事・イベントであることを、実感する年齢と、環境になっています。
5月はもともと、ファミリードクターの2ケ月置きの診察予定が入っていました。
持病?の高血圧・逆流性食道炎・痛風・胆石の予防です。
血圧は毎日朝の計測で、少し暖かくなってきた5月の平均は、薬を飲んでいて上が120前後下が80前後と極めて正常値、逆流性食道炎は胃カメラでみると、若干タダレが認められ、声がかすれる状況、痛風の尿酸値は基準値の7.0に対して6.9とギリギリですが、今まで痛風発作は経験したことはなく、もし海外旅行先で痛風発作を起こしたら?と云う恐怖による予防で、現役時代からもう数10年も飲んでいます。
そして胆石。これに対しては、胆汁が流れやすくする薬は一生続けて飲まなくてなりません。
時々、鳩尾にチクチクとして痛みがあり、頓服的な痛み止めの薬を常備しています。
内科医院 1,480円
調剤薬局 2,110円(4種類の60日分)
今回のコロナ騒動のクルーズ船で、多くのシニア乗客や、地震や風水害で避難所に滞在しているシニア層に常備薬不足に陥ったり、するを見聞きしていますと、他人事ではありません。ので、ドクターは投薬規制の上限の60日を出しています。
そして眼科は半年の一度の定期的な視野検査、眼底検査が5月に入っていました。
眼底圧が多少高く、緑内障予備軍と診断されています。怖いのは女性に多い白内障は徐々に進行しますが、緑内障は突然にきて、失明すると云う確率が高いようで、半年に一度の視野検査が必須のようです。
眼科医院 3,060円
5月に予定した最後は歯医者さんです。
歯医者は定期的なものです。年齢とともに補強・被せた歯のメンテナンスと歯石とりです。
歯科医院 860円
ここまでは、5月に予定したもので医療費合計7,510円です。全て2割負担の実支払い額です。
私たち、72才と69才のシニア世帯はの収入は公的年金だけです、足りない分は老後資金の取り崩しで退職17年間やってきました。
公的年金は二人とも、正規社員として働くのが遅く、退職も早いので一年間に受け取る金額は、社会保険庁が公表しているの標準世帯年額よりも若干少ないです。故に、私たちは「住民税非課税」所帯です。
と云う事で、高額医療費の上限は月に8,000円となります。
ここで貧乏シニアおじさんは考えました。
高額医療上限額まで後490円です。
どうもこの頃、胃の調子が悪いので、そろそろ胃カメラと考えてのを、この月5月にやれば、自己負担は490円で済む、でも胃カメラは通常、1か月前に予約しないと、なかなか取れないけど・・・試しに何時もの医院に電話してみると、明日でもOK、来週いつでも取れますよ、というではないですか?
どうやら、コロナの感染が医療機関が一番リスクが高いという世評を反映して、町の医院はガラガラのようなのです。
ましてや、一応、手術着・麻酔が伴うものですから、特に年寄りは敬遠しているようなのです。
5月20日 消化器カメラ専門医院で胃カメラをやりました。
最近、胆石の影響なのか、シクシク痛むことがあったり、ゲップがでたりするので、1年に一回は撮っておいたほうが良いでしょう。
胃カメラの支払いは5,810円でした。実質負担は前述のように490円です。
この時、消化器カメラ専門医院のドクターから、随分長い間大腸カメラをやってないけど、どうします。と問われました。
確かに、4年前に大腸カメラの予約をいれた時、急に鼠径ヘルニア手術が決まってキャンセルして以来、やってないのです。
私は、大腸内視鏡検査は50代から、定期的にやっています。
最大の理由は、親しい、お世話になった友人二人が、還暦早々に大腸がんで亡くなっているのです。
二人とも、内視鏡検査をやった時点でステージ4でした。
日頃、通便の様子は良くなかったと聞いてはいましたが、体調に変化はなく、二人とも奥様がご主人のトイレ後を見て、不安に思い、カメラを勧めたそうですが、時既に遅く、お二人とも、検査後1年もたずに亡くなりました。
そんな事情を見聞きしていますので、大腸内視鏡はこれまで何度もやってきていますが、ここ数年やっていませんし、この消化器カメラ専門医院はコロナ以前なら、大腸内視鏡の予約は二ケ月先だったものが、今は明日にでも出来る状態なので、翌週にやることにしました。
この日、問診票・承諾書とともに、検査日前日夜に飲む下剤一錠と当日午前中と飲む下剤溶液1.5リットル分を渡されました。
この医院では、午前に自宅で下剤下剤溶液1.5リットル分を自宅で飲み、便水が綺麗になってから来院して、カメラをやるシステムです。
大病院の場合、朝から入って看護師の監理の元下剤を飲み、看護師がその都度、便の状態を確認しましたが、ここではそれを自宅でやりますから、却って楽です。
20数年前に初めて大腸カメラをした当時はまだ、麻酔を積極的に使う姿勢はありませんでした。
麻酔使用による患者のリスクと、患者自身が感じる痛み・不快感を両天秤にかけると、麻酔による身体的リスクのほうが大きいと云う考えがまだありました。腸内の撮影の為に空気を送り込み、かなり下腹に負担がかかつたり、カメラ挿入時の痛みや、次第に奥まで異物が挿入される
違和感や、ポリープを切り取り止血する音など、全て聞こえて来ます。
今、現在では、麻酔技術の発達や、安全性が担保されてきていますので、ほぼ何処の医院・病院でも静脈麻酔で眠らされ、カメラが終わった頃に目が醒め、となりの休憩室仮眠ベッドで一時間休んだのち、ドクターからの所見・説明があるのが普通です。
自宅へは歩いて帰ります。車・バイクは禁止です。
自宅まで徒歩12分程度なのですが、前回4年前は全く普通に帰れたのが、この日は足元が少しふらつきました。
改めて、60代と初老70代の体力の差、衰えを感じながらのゆっくりの帰宅でした。
大腸カメラの医療費支払いは 3,790円でした。
会計で、「あれー、先週の胃カメラより高いの?」と聞くと
「胃カメラの時はポリープを削除し、念の為に検査に出しているから、その分です。」と云われました。
そう、来週は、その結果を聞きにもう一度、来院しなくてはいけないのです。
月を跨いでしまうで、高額医療控除対象にはならないけど、仕方ないか!
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