定年退職したご夫婦の旅行先は、まずは京都というのが定番です。
春の京都の寺社仏閣の桜の美しさは、関東首都圏の公園・河川の土手の桜とは違った絢爛さ、華やかさがあります。
また、京都の紅葉は、計算して造られた庭園の紅葉美として数百年の歴史があり、東日本の自然の山々・渓谷の紅葉と全く違い、退職後始めて秋に旅した時の東山「永観堂」の美しさは、55年生きてきて初めて知る日本の紅葉の美しさでした。
退職後、毎年、春と秋の2回と、三大祭りの時期に旅するようになりました。
退職して16年経過し、私たち夫婦の間では、海外特に、ハワイ・ホノルルを卒業したように、今、京都卒業時期を迎えています。
京都卒業の理由としては
・定宿としていた、鴨川に近い河原町三条のホテルが確保出来なくなったこと。
・アジアを中心とした外国人観光客の増加で、何処へ行っても、静かな京都が少なくなったこと
と云う、インバウンド(「inbound」からきている言葉で、内向きに入ってくるという意味が転じて旅行関連では外国人が訪日することを指す。)の皆様に失礼な、勝手な理由なのでが・・・・
16年前に比べて、圧倒的にアジア系の観光客が増えました。
その影響で、定宿としていた京都市内観光に絶好なロケーションと、60代夫婦にお似合いのある程度のレベルの宿が、私たちの予算の範囲から大きく外れてしまいました。
どこのホテルも外国人団体客でいっぱいです。
16年前も確かに外国人団体客はいたものの、西欧人グループが多かったのですが、今や、どのホテルのロビーも、広東語・北京語を声高に話す、中華系の人達でいつぱいです。
これは、日本・京都に限ったことではなく、ハワイ・ワイキキも同じです。
私たちが年に2回行っていた、ワイキキのお気に入り、リーズナブルなホテルも、中華資本に買収され、ロビーは南国に浮かれたお行儀の悪い、中華系の団体客でいっぱいになってしまいました。
私は特に人種偏見がある訳ではありません。
アジアの国々、特に今まで長年旅してきたタイやマレーシア・インドネシアの中産階級の人々が、日本に観光で来れる状況を微笑ましく、嬉しく感じていました。
しかし、中国の経済成長に国民の民度、成熟度、公共マナーが追い付いていないのが起因で、ヒンシュクを買っているのは確かです。しかし、それも私たち日本社会が過去に通ってきた同じ路なのです。何時か、静かな、落ち着いた京都に戻ってくるのを期待して、当分、京都は卒業です。
で、奈良なんですか?
奈良は高校の修学旅行が初めてで、その後退職してから二度きており、今回が四回目です。
奈良には、そんな喧しい外国人はいないのか?
いいえ、やはり奈良の観光名所、東大寺・奈良公園は、遠く数十メール先から大きな声で話す広東語・北京語が聞こえてきます。京都ほどではない・・・程度です。
今回の奈良は、梅雨入りが遅れている西日本の奈良の静かな田舎を廻るのが目的でした。
これほど多い、外国人観光客、特に中華系団体客なかで、全くその姿を見かけない観光名所がありました。
奈良市内では西ノ京を中心とした、「薬師寺」、「唐招提寺」は個人旅行と思われる、ご夫婦や女性の一人旅姿が多く見受けられました。
ここでは、若干の西欧人観光客はいるものの、中華系団体客は皆無でした。
大和西大寺を中心とした、平城京跡に至っては、外国人観光客は皆無でした。
どうやら、インスタ映えする風景もなく、トリップアドバイザーにも記載が少ないのが原因でしょう。私たち日本人にとっては、子供の頃から歴史教科書に登場し、誰でもが知っている一度は訪れてみたい場所なのですが。
飛鳥路もまた、外国人観光客の姿はありませんでした。飛鳥路は退職したその年の晩秋を、ゆっくりと歩いたことがあります。その時に、カミサンが気に入ったのでしょう。
今回の旅のメインとしてこの飛鳥路と、今年のJR東海のキャンペーン寺「長谷寺」「室生寺」を一日で廻る計画をたてました。
免許証のない私たち夫婦の足は、公共交通機関しかありません。
奈良市内のホテルを8時前に出て、最初の目的地「キトラ古墳」へ向かいました。
「キトラ古墳」の最寄り駅は、近鉄吉野線の「壺阪山」です。
ここから歩い15分で、古墳公園に到着します。
空は快晴、飛鳥路の山々は新緑が映え、田圃はちょうど田植えの時期でした。
「キトラ・亀虎」の大目玉は、四神館と云う資料展示館なのです。
現地に到着して開館が9:30と知りました。
私たちは9:21分のバスで次の高松塚古墳に行かなくては、本日の最終目的地「室生寺」のバスに間に合わないのです。
キトラ古墳の外観だけを画像に納めて、バスで高松塚古墳に向かいました。
高松塚古墳は、当然ながら内部には入れませんが、展示館は開いていました。
高松塚古墳は、周辺の広大な土地を国が買い入れ、まるで公園のように整えられ、新緑の緑のなか、静かにゆっくり贅沢な時間を過ごせました。
高松塚から石舞台へ向かいます。
前回15年前に来た時は、周遊バスはまだなく、明日香村のあぜ道を歩いて行ったのですが、今回は、事前にネットで周遊バス時刻表を手に入れ、バスで向かいました。
二度目の石舞台の目的は、先月購入した新しいジンバル・ビデオカメラの撮影です。
如何に水平を保ち、ブレなく、石舞台の周辺を一周する動画が撮れるかのテスト撮影でした。
出来上がったものは、後日、ユーチューブにUPします。
飛鳥路の散策を終え、近鉄「橿原神宮」・「大和八木」で乗換、「長谷寺」に向かいました。
長谷寺駅で、次に向かう「室生寺」の最寄り駅「室生口大野」への時刻表を尋ねた時、衝撃の事実を知らされました。
私たちの予定では、「長谷寺」で下車して、長谷寺観光を1時間として、次に室生寺に向かう予定でしたが、
1,近鉄大阪線「長谷寺」駅から「長谷寺」までは、徒歩20分はかかり、長谷寺は広大なので、山門から本堂までは、登りで
どんなに健脚で、大急ぎでお参りしても、駅から長谷寺往復は2時間は必要であること
2,室生寺の最寄り駅は「室生口大野」であるが、徒歩では室生寺までは行けない、徒歩だと1時間以上の登山となる。
バスはあるが、1時間に1本だけ、帰りの最終バスは室生寺発16:30だから帰りは歩くことになる、バスで15分の距離だから
1時間以上かかると思うと云われました。
最寄り駅までルート、時間は調べていましたが、お寺と駅の間にそんなに距離、高低差があることを思いもつきませんでした。
つい最近まで、バスで15分なら歩けるという意識でしたが、古稀を過ぎ、極端に筋力が落ち込んできている今、一時間以上の登りは、ご遠慮致します、との心境です。
今回は、室生寺を中止して、ゆっくりと「長谷寺」の紫陽花と「大回廊」を撮影して私たちの2泊3日の大和路の旅は終りました。
2019年06月30日
2019年06月28日
新聞の投書「定年後は年金だけで生活は当然」に唖然としました。
参議院選が近づき、新聞の投稿欄に今、国民の間で一番の関心事「年金2,000万円問題」に関する投稿が多く見受けられます。
年金は自助努力が当たり前、という投稿と、年金制度そのものに対する考え方の相違についての意見が寄せられていました。
その一つを要約して転載します。
この投稿者は69才、つまり私と2つ違いますが全くの同世代、同じ社会・経済情勢の昭和/平成を生きてきた方です。
この方の考え方にはもしかして、社会保証・保険としての年金制度があるのでしょうか?
社会には、生命保険、自動車保険、損害保険、火災保険、医療保険、介護保険、失業保険など、多くの保険が存在します。
保険とは
将来起こるかもしれない危険に対し、予測される事故発生の確率に見合った一定の保険料を加入者が公平に分担し、万一の事故に対して備える相互扶助の精神から生まれた助け合いの制度で、私たちを取りまくさまざまな事故や災害から生命や財産を守る為のもっとも合理的な防衛策のひとつです。
国や自治体が運営する、国民・住民の為の医療保険(国民健康保険)・介護保険や生活保護制度は、一般的に社会保険という云い方もあります。
「万人は一人のために、一人は万人のために」と考え方が基本となっています。
保険ですから、掛け金(税金)を払い、万が一の時は、この保険からの救済を受けられます。
では、老齢年金制度は、社会保険・社会保障なのでしょうか?
69才の投稿者は昭和25年生まれ、私と同じ時代を生きてきています。
定年退職したら、国の年金で老後の生活は安泰と本当に思っていたのでしょうか?
私と同じ世代で、そんな事を考えていた人、思っていた人は、信じていた人は100人中一人もいなかったと断言できます。
だって現在の国民年金は拠出制年金であり、同法改正により1961年4月から保険料の徴収が開始され、国民皆年金制度が確立された。 その後、1985年の年金制度改正により、基礎年金制度が導入され、現在の年金制度の骨格ができた。
1961年は昭和38年、私たち団塊世代が中学3年の時、1985年は昭和60年、私たちが37才の働き盛りの時です。
私たちは、社会保障としての年金制度は、鼻から自分の老後の生活費の一部と云う考えが浸透していたハズです。
この投稿者69才の男性は、その頃、何をしていたのでしょう。
政府・国が自分たちの老後を保証していると、信じていたとは到底思えません。
私の場合、特に20代半ばまで外国で生活し、社会保障先進国と云われていた国に住み、現実的には、年金支給日に銀行に並ぶ長蛇の老人の行列を目にしてきていて、老後の生活の一部にはなるかもしれないが、老齢年金だけで暮らせない、ということを学んできています。
私の両親は自営業でした。
両親が国民年金を払い始めたのはいつ頃だったのでしょう。
年金掛け金というよりは、一種の税金だと認識し、老後払った分だけもらえれば御の字的感覚だったのを覚えています。
今回の「老後2000万円問題」で、自助努力・自己責任と云う言葉が出る度に、猛反発の意見が沸き上がります。
でも、そうやって声を上げる人達より、「そうだよな、自分の人生、老後の為に、普段から蓄えるのは日本人として当たり前」と云う圧倒的多数の声のほうが多いのではないでしょうか。
そうやって、今回の「老後2000万円問題」の火消しをする気は毛頭ございません。
格差の拡大、日本社会の階層化がすすむ平成・令和の時代、社会的弱者と云われる人々にたいして、本当の意味で云う社会保険・社会保障を政府は真剣に取り組み、グローバル社会と云う隠れ蓑の裏で、大企業だけが潤う、今の経済構造を替えなくてはいけません。
今回の参議院選挙は、生まれて初めて投票所に行こうかと考えています。
年金は自助努力が当たり前、という投稿と、年金制度そのものに対する考え方の相違についての意見が寄せられていました。
その一つを要約して転載します。
投稿者 男性69才
定年制度が社会の仕組みとして存在する以上、定年まで普通に勤め上げれば、その後の生活は年金で賄えると云う年金制度でなければ、定年制を廃止しなければならない。
定年制が存在する背景には。働き手の新陳代謝が組織の活性化に不可欠と云う企業側の都合があるからだろう。「戦力としてもはや必要とされない」から定年があるのであり・・中略・・
金融庁の報告書で「生活費が月15万不足する」とされたモデルケースはかなり恵まれた部類に属する。・・・中略・・・・
稼ぎが多く、蓄えも十分にあり加えて定年制の直撃を受けない恵まれた人達だけでこの問題を議論するのはやめてほしい。
定年退職したら「年金だけで生活できる」ことが当たり前の社会であるべきなのだ。
これは「甘え」でも「思い上がり」でもない
この投稿者は69才、つまり私と2つ違いますが全くの同世代、同じ社会・経済情勢の昭和/平成を生きてきた方です。
この方の考え方にはもしかして、社会保証・保険としての年金制度があるのでしょうか?
社会には、生命保険、自動車保険、損害保険、火災保険、医療保険、介護保険、失業保険など、多くの保険が存在します。
保険とは
将来起こるかもしれない危険に対し、予測される事故発生の確率に見合った一定の保険料を加入者が公平に分担し、万一の事故に対して備える相互扶助の精神から生まれた助け合いの制度で、私たちを取りまくさまざまな事故や災害から生命や財産を守る為のもっとも合理的な防衛策のひとつです。
国や自治体が運営する、国民・住民の為の医療保険(国民健康保険)・介護保険や生活保護制度は、一般的に社会保険という云い方もあります。
「万人は一人のために、一人は万人のために」と考え方が基本となっています。
保険ですから、掛け金(税金)を払い、万が一の時は、この保険からの救済を受けられます。
では、老齢年金制度は、社会保険・社会保障なのでしょうか?
69才の投稿者は昭和25年生まれ、私と同じ時代を生きてきています。
定年退職したら、国の年金で老後の生活は安泰と本当に思っていたのでしょうか?
私と同じ世代で、そんな事を考えていた人、思っていた人は、信じていた人は100人中一人もいなかったと断言できます。
だって現在の国民年金は拠出制年金であり、同法改正により1961年4月から保険料の徴収が開始され、国民皆年金制度が確立された。 その後、1985年の年金制度改正により、基礎年金制度が導入され、現在の年金制度の骨格ができた。
1961年は昭和38年、私たち団塊世代が中学3年の時、1985年は昭和60年、私たちが37才の働き盛りの時です。
私たちは、社会保障としての年金制度は、鼻から自分の老後の生活費の一部と云う考えが浸透していたハズです。
この投稿者69才の男性は、その頃、何をしていたのでしょう。
政府・国が自分たちの老後を保証していると、信じていたとは到底思えません。
私の場合、特に20代半ばまで外国で生活し、社会保障先進国と云われていた国に住み、現実的には、年金支給日に銀行に並ぶ長蛇の老人の行列を目にしてきていて、老後の生活の一部にはなるかもしれないが、老齢年金だけで暮らせない、ということを学んできています。
私の両親は自営業でした。
両親が国民年金を払い始めたのはいつ頃だったのでしょう。
年金掛け金というよりは、一種の税金だと認識し、老後払った分だけもらえれば御の字的感覚だったのを覚えています。
今回の「老後2000万円問題」で、自助努力・自己責任と云う言葉が出る度に、猛反発の意見が沸き上がります。
でも、そうやって声を上げる人達より、「そうだよな、自分の人生、老後の為に、普段から蓄えるのは日本人として当たり前」と云う圧倒的多数の声のほうが多いのではないでしょうか。
そうやって、今回の「老後2000万円問題」の火消しをする気は毛頭ございません。
格差の拡大、日本社会の階層化がすすむ平成・令和の時代、社会的弱者と云われる人々にたいして、本当の意味で云う社会保険・社会保障を政府は真剣に取り組み、グローバル社会と云う隠れ蓑の裏で、大企業だけが潤う、今の経済構造を替えなくてはいけません。
今回の参議院選挙は、生まれて初めて投票所に行こうかと考えています。
2019年06月26日
年金シニア夫婦の定年後のゆとりは、海外旅行から国内旅行へ
55才で早期退職し、16年になります。
71才と68才の夫婦は、傍から見れば、もう立派な高齢者ご夫婦です。
55才から65才までの10年間は、単調になりがちな退職後の生活アクセントとして、年に4回〜6回海外旅行にでていました。
バリ島ウブド・ホノルルワイキキ・タイ北部を中心とする、定期的なリピートミドルステイと、ラオス・ミャンマーなどの観光未開発地域、南米の秘境などを中心に、文字通り歩く、シニア夫婦の自由旅行でした。
それも、6年前に海外旅行は卒業しました。
理由は色々ありますが・・・
・65才から公的年金満額受給になり、1か月の生活の基本的な部分は年金の範囲内に収めよう
・老後生活のゆとりに当たる二人の趣味の範囲の旅行は、自己貯蓄の取り崩しから年120万以内に
そして最大理由が、気力・体力・好奇心の低下です。
現役時代にほぼ世界の人気観光地、秘境と云われる世界遺産の地を歩いてきました。旅行の原資は、現役時代のボーナスでした。しかし、65才以降の基本公的年金だけでの生活となると、遠く海外の僻地への個人旅行は、かなり毎月の財政を圧迫し、大浪費、出費となり現実的ではありません。
ゆとり経費として、年間120万の予算の全てを旅行に費やしたとしても、二人の個人海外旅行となると、せいぜい年に3〜4回、近場、短期のお手軽ツァーが限度です。
最後のミャンマーで泰緬鉄道(戦場にかける橋の舞台)のミャンマー側の地を訪れた時、今までにない下痢をしてこれを人生最後の海外と決めて、パスポートは更新しませんでした。
海外旅行をやめて、国内旅行にシフトする
国内にシフトすると、先ず経費面がものすごく楽になります。
海外旅行も昔に比べて安く、国内旅行並みと云われていますが、それは短期の近場団体ツァー、弾丸ツァーの場合であって、私たち高齢者シニアが目指す、あるていどのゆとりのある世界の辺境の地への旅は、昔とさして変わらずそれ相当の費用となります。
しかし、年金シニア夫婦の2泊3日の国内旅行、年間100万余のゆとり経費からの出費となるとかなり、頻繁に出かけることが可能になります。
私たちの場合、原則月に一度、2泊3日国内旅行予算は二人で10万円です。
先週、お気に入りの奈良に行ってきました。この予算を公開します。
JR東海ツァーズのトレイン・ホテルパック利用
交通 小田原・京都間往復新幹線 こだま自由席京都・奈良間 JR乗車券
ホテル ホテルフジタ奈良 ツイン22平米ルーム・食事なしプラン
二人合計 48,800円
現地移動費 9,000円
観光入場料 6,700円
食事・喫茶 18,000円 3日間合計82,500円です。
若者のようなバックパックホテルではなく、シティホテルとビジネスの中間クラスのホテルで、今回で4度目の滞在です。
食事も旅先だからと云って特別贅沢もせず、普通にシニア夫婦らしくとる、二人で一日三食6,000円はかかります。
何が安く、押さえているかと云うと、JR東海発売の「ぶらっとこだま」と云うチケットです。
私の最寄り駅から一番近い新幹線駅は「小田原」です。
「ひかり」も時間帯によつては、2時間に一本止まりますが、「のぞみ」は停まらず、大阪まで直通の「こだま」でも、一時間に一本です。
各駅停車の「こだま」は解りますが、各駅で「のぞみ」・「ひかり」の通過待ち時間が存外に長いのです。
小田原を出た「こだま」は京都に着くまでに
三島 6分
新富士 6分
静岡 3分
浜松 5分
豊橋 5分
三河安城 5分
岐阜羽島 7分
米原 7分 合計44分 駅で通過待ちをします。
だから安いんです。
でも、自宅最寄り駅から、新横浜に出て「のぞみ」にすると、自宅・京都間の所要時間は30分早くなるだけ、料金は二人で片道6,000高くなります。
現役時代のタイム・イズ・マネーと違って、私たちシニア夫婦には、取り敢えず今は時間はたっぷりあるのです。
今回の旅の中心地は、明日香村です。
キトラ古墳・高松塚古墳と石舞台の地をゆっくりと廻り、奈良市の西ノ京を中心として、薬師寺・唐招提寺と歩き、
今開発中、平城京跡地を歩く2泊3日の旅の様子は、次回掲載します。
71才と68才の夫婦は、傍から見れば、もう立派な高齢者ご夫婦です。
55才から65才までの10年間は、単調になりがちな退職後の生活アクセントとして、年に4回〜6回海外旅行にでていました。
バリ島ウブド・ホノルルワイキキ・タイ北部を中心とする、定期的なリピートミドルステイと、ラオス・ミャンマーなどの観光未開発地域、南米の秘境などを中心に、文字通り歩く、シニア夫婦の自由旅行でした。
それも、6年前に海外旅行は卒業しました。
理由は色々ありますが・・・
・65才から公的年金満額受給になり、1か月の生活の基本的な部分は年金の範囲内に収めよう
・老後生活のゆとりに当たる二人の趣味の範囲の旅行は、自己貯蓄の取り崩しから年120万以内に
そして最大理由が、気力・体力・好奇心の低下です。
現役時代にほぼ世界の人気観光地、秘境と云われる世界遺産の地を歩いてきました。旅行の原資は、現役時代のボーナスでした。しかし、65才以降の基本公的年金だけでの生活となると、遠く海外の僻地への個人旅行は、かなり毎月の財政を圧迫し、大浪費、出費となり現実的ではありません。
ゆとり経費として、年間120万の予算の全てを旅行に費やしたとしても、二人の個人海外旅行となると、せいぜい年に3〜4回、近場、短期のお手軽ツァーが限度です。
最後のミャンマーで泰緬鉄道(戦場にかける橋の舞台)のミャンマー側の地を訪れた時、今までにない下痢をしてこれを人生最後の海外と決めて、パスポートは更新しませんでした。
海外旅行をやめて、国内旅行にシフトする
国内にシフトすると、先ず経費面がものすごく楽になります。
海外旅行も昔に比べて安く、国内旅行並みと云われていますが、それは短期の近場団体ツァー、弾丸ツァーの場合であって、私たち高齢者シニアが目指す、あるていどのゆとりのある世界の辺境の地への旅は、昔とさして変わらずそれ相当の費用となります。
しかし、年金シニア夫婦の2泊3日の国内旅行、年間100万余のゆとり経費からの出費となるとかなり、頻繁に出かけることが可能になります。
私たちの場合、原則月に一度、2泊3日国内旅行予算は二人で10万円です。
先週、お気に入りの奈良に行ってきました。この予算を公開します。
JR東海ツァーズのトレイン・ホテルパック利用
交通 小田原・京都間往復新幹線 こだま自由席京都・奈良間 JR乗車券
ホテル ホテルフジタ奈良 ツイン22平米ルーム・食事なしプラン
二人合計 48,800円
現地移動費 9,000円
観光入場料 6,700円
食事・喫茶 18,000円 3日間合計82,500円です。
若者のようなバックパックホテルではなく、シティホテルとビジネスの中間クラスのホテルで、今回で4度目の滞在です。
食事も旅先だからと云って特別贅沢もせず、普通にシニア夫婦らしくとる、二人で一日三食6,000円はかかります。
何が安く、押さえているかと云うと、JR東海発売の「ぶらっとこだま」と云うチケットです。
私の最寄り駅から一番近い新幹線駅は「小田原」です。
「ひかり」も時間帯によつては、2時間に一本止まりますが、「のぞみ」は停まらず、大阪まで直通の「こだま」でも、一時間に一本です。
各駅停車の「こだま」は解りますが、各駅で「のぞみ」・「ひかり」の通過待ち時間が存外に長いのです。
小田原を出た「こだま」は京都に着くまでに
三島 6分
新富士 6分
静岡 3分
浜松 5分
豊橋 5分
三河安城 5分
岐阜羽島 7分
米原 7分 合計44分 駅で通過待ちをします。
だから安いんです。
でも、自宅最寄り駅から、新横浜に出て「のぞみ」にすると、自宅・京都間の所要時間は30分早くなるだけ、料金は二人で片道6,000高くなります。
現役時代のタイム・イズ・マネーと違って、私たちシニア夫婦には、取り敢えず今は時間はたっぷりあるのです。
今回の旅の中心地は、明日香村です。
キトラ古墳・高松塚古墳と石舞台の地をゆっくりと廻り、奈良市の西ノ京を中心として、薬師寺・唐招提寺と歩き、
今開発中、平城京跡地を歩く2泊3日の旅の様子は、次回掲載します。
2019年06月22日
令和の現代人には「デジタルデドックス「」が必要だ
顔面帯状疱疹の治療から10日たち、ようやく普通の生活に戻りつつあります。
今回の顔面帯状疱疹の原因の一つが、長時間のパソコン作業による、脳疲労・眼精疲労だと私は考えています。
退職し、通勤や仕事のストレスがなく、毎日サンデーの年金世代おじさんに、疲労やストレスには無縁と思っていたのですが
退職後から始めた、半分は趣味、半分は地域貢献活動の手段としてのデジタル・プログラムの世界長い時は一日10時間も、パソコンに向かっての作業、それも英数字と記号だけの世界、たった一つの記述ミス、スペルミスが全体に致命的な結果を与えると云う、私たち団塊世代の若い頃にはなかった世界です。
今回の帯状疱疹の発症でいろいろ学びました。
スマホ脳疲労と云う言葉があるようです。
NHKクローズアップ現代での実験で、数時間パソコンやスマホ画面を凝視した後に、簡単な図形を描いたり、計算をしたりする、時間・スピードと測り、MRIで脳の中の活動分野をみると、明らかに通常時よりも脳の働きがにぶり、遅くなっている、という結果が示されたそうです。
そこで、登場するのが「デジタル・デトックス」です。
デトックスとは?
自分の生活の中から、一定の時間、パソコン・スマホなどのデジタル機器を遠ざけて、使えない、触れない状況を生み出して、脳及び自分自身の生活をリラックスさせる試みが、リゾート運営会社・ホテル滞在など提案しているそうで、ある民放の番組では、「星のリゾート軽井沢」での試みを紹介していました。
チェックイン時、スマホ、パソコン、デジタルカメラなどのネットにつながるデジタル機器をフロントに預けます。
客室には、テレビも時計もなく、目に入るのは森の緑と、小鳥の鳴き声だけの一泊二日のホテルライフを満喫してもらうそうです。
確かに、現代人は例え、気分転換で旅にでても、飛び込んでくるデジタル情報はどうしても気になりますし、スマホ・パソコンに入って来るメールや、SNSを無理やり遠ざけるのは覚悟と勇気が必要です。
とっくに現役から退き、16年も経っているのに、毎日デジテル情報に触れ、毎日何かしらチェツクするような生活をしていたのでは、ストレスもたまり、体力も使っていたのでしょう。
優雅な年金リタイヤライフを送っているかに見えたのに、体内のヘルペスが悲鳴をあげて、今回の顔面帯状疱疹になったのでしょう。
昨日、初診以来、2度目の皮膚科を受診して、かなり顔面の発疹は消えつつあります。
処方されたのは、ビタミン剤10日分でした。
体の内部の神経に働き、末梢神経障害(しびれ、痛み)の症状を改善する作用のある、ビタミンB12が主成分のようです。
明日から奈良・飛鳥路の旅へ
ドクターにデジタル・デドックスの意味も含めて、週末から奈良、飛鳥路に出かける旨を伝えると、あんまり良くないが・・・
・ともかく疲れないようにする。
・直射日光は避ける。
・紫外線にあたらないようにする。
・つばの広い、蒸れない帽子を被る
・早めに宿に戻り、風呂に入りリラックスする
これ等を守って旅行に行って下さい。本当は止めたほうが良いのだけど・・・と云われました。
帰ってきたら、ご報告致します。
奈良・飛鳥路をのんびりと歩き、歴史と新緑に触れれば、ある程度のデジタル・デトックスになるのでは
今回の顔面帯状疱疹の原因の一つが、長時間のパソコン作業による、脳疲労・眼精疲労だと私は考えています。
退職し、通勤や仕事のストレスがなく、毎日サンデーの年金世代おじさんに、疲労やストレスには無縁と思っていたのですが
退職後から始めた、半分は趣味、半分は地域貢献活動の手段としてのデジタル・プログラムの世界長い時は一日10時間も、パソコンに向かっての作業、それも英数字と記号だけの世界、たった一つの記述ミス、スペルミスが全体に致命的な結果を与えると云う、私たち団塊世代の若い頃にはなかった世界です。
今回の帯状疱疹の発症でいろいろ学びました。
スマホ脳疲労と云う言葉があるようです。
NHKクローズアップ現代での実験で、数時間パソコンやスマホ画面を凝視した後に、簡単な図形を描いたり、計算をしたりする、時間・スピードと測り、MRIで脳の中の活動分野をみると、明らかに通常時よりも脳の働きがにぶり、遅くなっている、という結果が示されたそうです。
生活に欠かせないスマホが脳科学の世界で物議を醸している。
スマホに依存すると30〜50代の働き盛りでも、もの忘れが激しくなり判断力や意欲も低下するというのだ。患者の脳では前頭葉の血流が減少。スマホから文字や映像などの膨大な情報が絶えず流入し続け、情報処理が追いつかなくなると見られている。
「スマホによる脳過労」「オーバーフロー脳」などと呼ぶ脳神経外科医も現れ、脳の異常は一時的なのか、認知症の初期症状なのか、議論が始まっている。
また東北大学は、スマホの使用時間が長い子どもの大脳に発達の遅れが見られると発表。
一部自治体は子どものスマホ規制に動き出した。
そこで、登場するのが「デジタル・デトックス」です。
デトックスとは?
デトックス(detox)は、生理学的・医学的に生物の体内に溜まった有害な毒物を排出させることである。
この呼び名はdetoxification(解毒、げどく)の短縮形である。 体内から毒素や老廃物を取り除くこと。
自分の生活の中から、一定の時間、パソコン・スマホなどのデジタル機器を遠ざけて、使えない、触れない状況を生み出して、脳及び自分自身の生活をリラックスさせる試みが、リゾート運営会社・ホテル滞在など提案しているそうで、ある民放の番組では、「星のリゾート軽井沢」での試みを紹介していました。
チェックイン時、スマホ、パソコン、デジタルカメラなどのネットにつながるデジタル機器をフロントに預けます。
客室には、テレビも時計もなく、目に入るのは森の緑と、小鳥の鳴き声だけの一泊二日のホテルライフを満喫してもらうそうです。
確かに、現代人は例え、気分転換で旅にでても、飛び込んでくるデジタル情報はどうしても気になりますし、スマホ・パソコンに入って来るメールや、SNSを無理やり遠ざけるのは覚悟と勇気が必要です。
とっくに現役から退き、16年も経っているのに、毎日デジテル情報に触れ、毎日何かしらチェツクするような生活をしていたのでは、ストレスもたまり、体力も使っていたのでしょう。
優雅な年金リタイヤライフを送っているかに見えたのに、体内のヘルペスが悲鳴をあげて、今回の顔面帯状疱疹になったのでしょう。
昨日、初診以来、2度目の皮膚科を受診して、かなり顔面の発疹は消えつつあります。
処方されたのは、ビタミン剤10日分でした。
体の内部の神経に働き、末梢神経障害(しびれ、痛み)の症状を改善する作用のある、ビタミンB12が主成分のようです。
明日から奈良・飛鳥路の旅へ
ドクターにデジタル・デドックスの意味も含めて、週末から奈良、飛鳥路に出かける旨を伝えると、あんまり良くないが・・・
・ともかく疲れないようにする。
・直射日光は避ける。
・紫外線にあたらないようにする。
・つばの広い、蒸れない帽子を被る
・早めに宿に戻り、風呂に入りリラックスする
これ等を守って旅行に行って下さい。本当は止めたほうが良いのだけど・・・と云われました。
帰ってきたら、ご報告致します。
奈良・飛鳥路をのんびりと歩き、歴史と新緑に触れれば、ある程度のデジタル・デトックスになるのでは
2019年06月20日
帯状疱疹が、顔面視神経に沿って現れた、これは危険だ!!
先週の木曜日の朝起きると、妙に目の周りからおでこにかけて、痒い、鏡をみると左目瞼が腫れています。
そう云えば思い当たる節があります、ここ1週間ほど左目奥が痛むのを感じていました。
そう、目の疲れです。
土曜日に鎌倉センターでホームページ打ち合わせ会議あり、それに間に合わせての 資料造りを進める作業が、連日続いていたのです。
こんなことは良くあることで、眼精疲労の目薬をさして少し、パソコン作業から離れていれば治るものでした。
でも、今回のセンターホームページ作業は、ちょっとやっかいな作業となっていました。
私個人のサイトでしたら、何も制限・しばりもなく自由にできるのですが、公的機関のサイトのリニュウアル、それもスマホレスポンシブル対応化、限られた予算のなかで、全ての人が平等に閲覧できる、それも今風のサイト、となると至難の業なのです。
パソコンだけでも、色々なブラウザがあるのに、スマホ用のiOSとアンドロイド双方に対応するとなると、斬新的な見せ方をするプログラムはほとんど使えない状態です。
そんな、ボランティア部分が半分以上占める作業をしている中の突然の出来事です。
カミサンは、私のおでこの発疹と瞼を見て、「帯状疱疹のようね」。と云いました。
帯状疱疹って、ストレスで発症するのではないの?
退職して毎日が日曜日、365連休の優雅な生活で、ストレスがある訳がない僕が・・・
先ず視神経に行っていると かなり危険、もしかすると緊急入院の可能性もあるから、先ず「眼科」へ、次に根本的な治療は「皮膚科」へ朝一番で行きました。
先々週行ったばかりの眼科へ行くと、ドクターは「ヘルペス」・「帯状疱疹」です。と一発回答
このところ、疲労やストレスがありませんでしたか?と聞きますが、確かに多少疲れ気味でしたが、ストレスとは感じて はいませんでした。
眼科では、ヘルペスが視神経まで達しているかどうかの検査をしました。
幸い、瞼の周辺で留まって いるようで、点眼薬2つと、瞼内の軟膏を処方されました。
そして、このまま皮膚科の専門医に行くように指示され、隣町 の掛かりつけの眼科へ真っ直ぐに行きました。
掛かりつけの眼科のおじいさん先生は、「ヘルペス」・「帯状疱疹」は最近高齢者に多いんだよな、高齢者も 忙しく、疲れやストレスを抱えるようになってきた時代なんだな、と云います。
先に眼科に行ってきたこと、眼科では視神経まで行っていいな旨を伝えると、「それは良かった、視神経まで行くと厄介なんだ」
「帯状疱疹」は早期投薬治療が第一、10日もすれば治るよ、云われました。
結局処方された薬は5種類でした
皮膚科で処方された内服薬「バラシクロビル」は体内のヘルペスを攻撃する、一種の抗がん剤的な薬で、副作用について 説明をうけました。
私の場合運転はしませんが、やはりある程度の発熱を伴いました。そして、びっくりしたのが、 この薬の高さです。ジェネリックなのに、1日二錠3回、一週間分で二割負担なのに、1,800円もしました。
ネットで帯状疱疹についての治療を調べると、この薬が特効薬で早く服用するほど効果が高い、と書かれています。
服用が遅れた場合は、入院し点滴での治療となると書かれています。
1日3回毎食後、500mの錠剤2錠、確かに最初の頃は発熱が続き、身体はだるくなり、何もする気にもなりませんでした。
左目瞼はどんどんと腫れて、このまま塞がってしまうのではないかと思うほどでしたが、服用後3日目あたりから、徐々にひきはじめました。
それでも、左目と右目の視力の差は歴然としていて、短時間のパソコン画面でも疲れは激しく一時間と続けられません。
なのに、サポート依頼、緊急お願いなどのメールや電話が時、所を構わず入ってきます。
そこで、自分のフェスブックに自虐ネタ、はたまた受け狙いでこの四谷怪談の「お岩さん」状態の画像をUPしました。
今週末には人前に出れるようになるでしょう。
カミサンはそうでなくては困る、と云います。
理由は、前々から予定していた、奈良・飛鳥路の旅行があるからなのですが・・・
そう云えば思い当たる節があります、ここ1週間ほど左目奥が痛むのを感じていました。
そう、目の疲れです。
土曜日に鎌倉センターでホームページ打ち合わせ会議あり、それに間に合わせての 資料造りを進める作業が、連日続いていたのです。
こんなことは良くあることで、眼精疲労の目薬をさして少し、パソコン作業から離れていれば治るものでした。
でも、今回のセンターホームページ作業は、ちょっとやっかいな作業となっていました。
私個人のサイトでしたら、何も制限・しばりもなく自由にできるのですが、公的機関のサイトのリニュウアル、それもスマホレスポンシブル対応化、限られた予算のなかで、全ての人が平等に閲覧できる、それも今風のサイト、となると至難の業なのです。
パソコンだけでも、色々なブラウザがあるのに、スマホ用のiOSとアンドロイド双方に対応するとなると、斬新的な見せ方をするプログラムはほとんど使えない状態です。
そんな、ボランティア部分が半分以上占める作業をしている中の突然の出来事です。
カミサンは、私のおでこの発疹と瞼を見て、「帯状疱疹のようね」。と云いました。
帯状疱疹って、ストレスで発症するのではないの?
退職して毎日が日曜日、365連休の優雅な生活で、ストレスがある訳がない僕が・・・
先ず視神経に行っていると かなり危険、もしかすると緊急入院の可能性もあるから、先ず「眼科」へ、次に根本的な治療は「皮膚科」へ朝一番で行きました。
先々週行ったばかりの眼科へ行くと、ドクターは「ヘルペス」・「帯状疱疹」です。と一発回答
このところ、疲労やストレスがありませんでしたか?と聞きますが、確かに多少疲れ気味でしたが、ストレスとは感じて はいませんでした。
眼科では、ヘルペスが視神経まで達しているかどうかの検査をしました。
幸い、瞼の周辺で留まって いるようで、点眼薬2つと、瞼内の軟膏を処方されました。
そして、このまま皮膚科の専門医に行くように指示され、隣町 の掛かりつけの眼科へ真っ直ぐに行きました。
掛かりつけの眼科のおじいさん先生は、「ヘルペス」・「帯状疱疹」は最近高齢者に多いんだよな、高齢者も 忙しく、疲れやストレスを抱えるようになってきた時代なんだな、と云います。
先に眼科に行ってきたこと、眼科では視神経まで行っていいな旨を伝えると、「それは良かった、視神経まで行くと厄介なんだ」
「帯状疱疹」は早期投薬治療が第一、10日もすれば治るよ、云われました。
結局処方された薬は5種類でした
皮膚科で処方された内服薬「バラシクロビル」は体内のヘルペスを攻撃する、一種の抗がん剤的な薬で、副作用について 説明をうけました。
私の場合運転はしませんが、やはりある程度の発熱を伴いました。そして、びっくりしたのが、 この薬の高さです。ジェネリックなのに、1日二錠3回、一週間分で二割負担なのに、1,800円もしました。
ネットで帯状疱疹についての治療を調べると、この薬が特効薬で早く服用するほど効果が高い、と書かれています。
服用が遅れた場合は、入院し点滴での治療となると書かれています。
1日3回毎食後、500mの錠剤2錠、確かに最初の頃は発熱が続き、身体はだるくなり、何もする気にもなりませんでした。
左目瞼はどんどんと腫れて、このまま塞がってしまうのではないかと思うほどでしたが、服用後3日目あたりから、徐々にひきはじめました。
それでも、左目と右目の視力の差は歴然としていて、短時間のパソコン画面でも疲れは激しく一時間と続けられません。
なのに、サポート依頼、緊急お願いなどのメールや電話が時、所を構わず入ってきます。
そこで、自分のフェスブックに自虐ネタ、はたまた受け狙いでこの四谷怪談の「お岩さん」状態の画像をUPしました。
今週末には人前に出れるようになるでしょう。
カミサンはそうでなくては困る、と云います。
理由は、前々から予定していた、奈良・飛鳥路の旅行があるからなのですが・・・
2019年06月18日
年金生活高齢者所帯 住民税非課税限度額は幾ら
夫55才と妻52才で退職し、鎌倉市に引っ越してきてまる15年になります。
団塊世代の夫は63才で年金満額満額受給、それまでの8年間は、収入がないので当然ながら、市民税・県民税はゼロです。妻の満額受給は65才です。
夫婦ともに年金満額受給になって、二人合算しても、市民税・県民税はゼロです。
ゼロどころか、政府ばら撒きの高齢者福祉給付金までいただけました。
住民税ゼロですから、それに伴い、国民健康保険レベルも最低水準です。
二人で働いていた期間が短いので、基礎年金も厚生年金も少ないので、介護保険も安いです。
それが、今年6月、市役所から市民税・県民税納付書兼納入通知書が届きました。
エー、15年間ゼロだったのに、どうして今年から、課税所帯なの?
年金金額は少し減っているし、何か制度変更があつたのか?
今年の鎌倉市の住民税はなんと年間2,000円です。
2,000円なのですから国民・市民の納税義務として、払っても良いのですが、何で今年から急に。
それに、これに連動して、国民健康保険料も上がるだろうし、また安倍政権の高齢者福祉給付金があるかもしれない医療の高額医療費の限度額も底上げするかも知れない。
思い当たるふしがない訳でもありません。
昨年まで、確定申告をしていたのですが、「年金受給者の確定申告不要制度」と云う通知を受け、公的年金等による収入が400万円以下で一定の要件を満たす場合には、所得税及び復興特別所得税の確定申告を行う必要がないと知り、確定申告をしませんでした。
あるいは、昨年から新たな個人年金を受給しているのが、ひっかかつたのか。
当然ながら55才から退職し、無職で16年間きているのですから個人年金をでこれまで生活してきています。
昨年から取り崩している、大型の個人年金も、一括受け取りではなく、ひっかからない程度の10年分割で受け取っていますから課税対象にならないはずです。
あるいは・・・
個人的なアルバイト収入、月に1.5万程度がバレたのか?
払うほうだって、源泉徴収票を書くようなそんな相手ではないハズだし、ともかく、市役所の窓口で調べてみるしかしかないと、市役所が開く8時半に行くことにしました。
先ず、年金収入だけの高齢者が住民税非課税になる限度額は幾らなのか?
これは、40代半ば、早期退職計画プランを立案した当時から模索していました。
脱税ではなく、一種の合法的な節税です。
政府の年金に頼るのではなく、今、安倍政権が唱えている、老後の生活の為の自助努力を40代半ばから始めたのです。
当時、今のようにインターネット情報はなく、会社の既に年金生活に入っている先輩や知合いの税理士、公認会計士に聞くと、難しすぎて全く解りませんでした。
では、とその当時住んでいた横浜市の担当窓口に聞いてみることにしました。
しかし、そんな事を尋ねにくる人は誰もいないようで、最初は全く相手にされない状況でした。
そこで、市役所ではなく、区役所に行って、早期退職を理由での知りたい訳を話すと、自治体によっては違うし、この先の年金支給事情の変化も踏まえて、現状制度での大まかな、金額をしることが出来ました。
夫婦二人とも公的年金高齢者所帯の住民税非課税の限度額は、おおまかに言って256万円という数字が出てきました。配偶者なし一人所帯、扶養なしで155万円。が2018年のおおよその金額。
自分が受け取る、基礎年金・厚生年金の見込み額は幾らか?
これは、社会保険事務所でおおまかな金額は解ります。
50代はじめ頃、こんなことを聞き来た人は、やはり、特異な目で見られていました。
訳を話しても、今後税制、年金行政は刻々と変化するので、予定通りにはいきません。と常に言われました。
それに、掛け金の調整は出来ません。サラリーマンが自分の給与の調整をどうやるのですか?とも云われました。
ある程度の非課税限度額と、年金受給額が決まれば、退職時期は自分で選択出来ます。
個人年金はまだ保険会社の財政が健全でしたので、20年先の受け取り金額は確定しています。
こうして、準備万端、55才で退職し、鎌倉に越して来た翌年、住民税非課税所帯になりました。
しかし、2019年、令和元年の市からの通知は、突如課税所帯になっているのです。
これは、捨て置けない、市の窓口が開くのと同時に行きました。
原因と結果は・・・?
窓口の女性は、市から「年金受給者の確定申告不要制度」の案内を送ったことはない
それは、所得税などの国税のことなので、原則として、確定申告は必要
私は、窓口に座った途端、自分のマイナンバーカードを提示し、調べるようにお願いしました。
直ぐに、彼女は納得、確かに15年間、非課税でした。
でも、今年は確定申告されていませんよね。
今年から、配偶者控除が変更になったので、改めて、奥様の分も申請して下さい。
現在、単身者世帯となっています。
現在のご主人の年金受給額ですと、この金額から120万引いた額が、住民税課税対象になります。
これで納得しました。
改めて、市の職員に鎌倉市の高齢者年金所帯の非課税限度額を聞くと、様々の要素があるので、幾らとはっきり云えませんが・・・と前置きがあり、今現在の私たち夫婦の公的年金が、ほぼ限度額ぴったりと、あきれ顔で云われました。
ここまで、20分程度で済みました。
改めて、その場でカミサンの分も含めて、確定申告して、めでたし、メデタシです。
きっと、窓口の女性は、お昼のランチで同僚に、
「今朝、へんなオジサンが来たのよ、なんかお金持ちそうなのに、年2000円の住民税の話」
「全く、私たちは一生懸命に働いて、結構な住民税・所得税を払っているのに、高齢者年金所帯は年金や、時には臨時福祉給付金をもらって、優雅に暮らしているのに、2,000円の住民税課税のことで、朝一番に来たのよ」と
団塊世代の夫は63才で年金満額満額受給、それまでの8年間は、収入がないので当然ながら、市民税・県民税はゼロです。妻の満額受給は65才です。
夫婦ともに年金満額受給になって、二人合算しても、市民税・県民税はゼロです。
ゼロどころか、政府ばら撒きの高齢者福祉給付金までいただけました。
住民税ゼロですから、それに伴い、国民健康保険レベルも最低水準です。
二人で働いていた期間が短いので、基礎年金も厚生年金も少ないので、介護保険も安いです。
それが、今年6月、市役所から市民税・県民税納付書兼納入通知書が届きました。
エー、15年間ゼロだったのに、どうして今年から、課税所帯なの?
年金金額は少し減っているし、何か制度変更があつたのか?
今年の鎌倉市の住民税はなんと年間2,000円です。
2,000円なのですから国民・市民の納税義務として、払っても良いのですが、何で今年から急に。
それに、これに連動して、国民健康保険料も上がるだろうし、また安倍政権の高齢者福祉給付金があるかもしれない医療の高額医療費の限度額も底上げするかも知れない。
思い当たるふしがない訳でもありません。
昨年まで、確定申告をしていたのですが、「年金受給者の確定申告不要制度」と云う通知を受け、公的年金等による収入が400万円以下で一定の要件を満たす場合には、所得税及び復興特別所得税の確定申告を行う必要がないと知り、確定申告をしませんでした。
あるいは、昨年から新たな個人年金を受給しているのが、ひっかかつたのか。
当然ながら55才から退職し、無職で16年間きているのですから個人年金をでこれまで生活してきています。
昨年から取り崩している、大型の個人年金も、一括受け取りではなく、ひっかからない程度の10年分割で受け取っていますから課税対象にならないはずです。
あるいは・・・
個人的なアルバイト収入、月に1.5万程度がバレたのか?
払うほうだって、源泉徴収票を書くようなそんな相手ではないハズだし、ともかく、市役所の窓口で調べてみるしかしかないと、市役所が開く8時半に行くことにしました。
先ず、年金収入だけの高齢者が住民税非課税になる限度額は幾らなのか?
これは、40代半ば、早期退職計画プランを立案した当時から模索していました。
脱税ではなく、一種の合法的な節税です。
政府の年金に頼るのではなく、今、安倍政権が唱えている、老後の生活の為の自助努力を40代半ばから始めたのです。
当時、今のようにインターネット情報はなく、会社の既に年金生活に入っている先輩や知合いの税理士、公認会計士に聞くと、難しすぎて全く解りませんでした。
では、とその当時住んでいた横浜市の担当窓口に聞いてみることにしました。
しかし、そんな事を尋ねにくる人は誰もいないようで、最初は全く相手にされない状況でした。
そこで、市役所ではなく、区役所に行って、早期退職を理由での知りたい訳を話すと、自治体によっては違うし、この先の年金支給事情の変化も踏まえて、現状制度での大まかな、金額をしることが出来ました。
夫婦二人とも公的年金高齢者所帯の住民税非課税の限度額は、おおまかに言って256万円という数字が出てきました。配偶者なし一人所帯、扶養なしで155万円。が2018年のおおよその金額。
自分が受け取る、基礎年金・厚生年金の見込み額は幾らか?
これは、社会保険事務所でおおまかな金額は解ります。
50代はじめ頃、こんなことを聞き来た人は、やはり、特異な目で見られていました。
訳を話しても、今後税制、年金行政は刻々と変化するので、予定通りにはいきません。と常に言われました。
それに、掛け金の調整は出来ません。サラリーマンが自分の給与の調整をどうやるのですか?とも云われました。
ある程度の非課税限度額と、年金受給額が決まれば、退職時期は自分で選択出来ます。
個人年金はまだ保険会社の財政が健全でしたので、20年先の受け取り金額は確定しています。
こうして、準備万端、55才で退職し、鎌倉に越して来た翌年、住民税非課税所帯になりました。
しかし、2019年、令和元年の市からの通知は、突如課税所帯になっているのです。
これは、捨て置けない、市の窓口が開くのと同時に行きました。
原因と結果は・・・?
窓口の女性は、市から「年金受給者の確定申告不要制度」の案内を送ったことはない
それは、所得税などの国税のことなので、原則として、確定申告は必要
私は、窓口に座った途端、自分のマイナンバーカードを提示し、調べるようにお願いしました。
直ぐに、彼女は納得、確かに15年間、非課税でした。
でも、今年は確定申告されていませんよね。
今年から、配偶者控除が変更になったので、改めて、奥様の分も申請して下さい。
現在、単身者世帯となっています。
現在のご主人の年金受給額ですと、この金額から120万引いた額が、住民税課税対象になります。
これで納得しました。
改めて、市の職員に鎌倉市の高齢者年金所帯の非課税限度額を聞くと、様々の要素があるので、幾らとはっきり云えませんが・・・と前置きがあり、今現在の私たち夫婦の公的年金が、ほぼ限度額ぴったりと、あきれ顔で云われました。
ここまで、20分程度で済みました。
改めて、その場でカミサンの分も含めて、確定申告して、めでたし、メデタシです。
きっと、窓口の女性は、お昼のランチで同僚に、
「今朝、へんなオジサンが来たのよ、なんかお金持ちそうなのに、年2000円の住民税の話」
「全く、私たちは一生懸命に働いて、結構な住民税・所得税を払っているのに、高齢者年金所帯は年金や、時には臨時福祉給付金をもらって、優雅に暮らしているのに、2,000円の住民税課税のことで、朝一番に来たのよ」と
2019年06月15日
老後資金2000万円の貯め方・造り方・考え方
毎日、老後資金2000万円について、メディアで取り上げられています。
この私のブログに対して、コメント・質問が寄せられてきています。
大きな理由は、私が55才で退職するにあたって、9桁の老後資金を用意して、早期退職したとのブログ記事に対して、ごく普通のサラリーマンと自負しているのに、どうしてそんな金額を用意出来たのか?と云う、素朴な疑問、出来る範囲で公開して下さい、というものでした。
回答の1は、先ず、時代が違った
私たち団塊世代の働き盛りの40代から50代は、バブル景気真っ盛りでした。
特に、業界によっては、こんなに貰っても良いのかというほどのボーナスがあったのです。
特に、わたしが所属していた、建設業界はねバブルが弾けても、まだ受注残があり、数年はサラリーマンであっても、確定申告が必要な金額の年収がありました。
回答の2 私たちには子供がいない、共働き家庭でした。
今ほどではないにしろ、子供の教育費は家計支出の大きなウエィトを占めています。
それがないのは、大きいし、二人とも資格のある正社員だったのも大きいです。
回答3 明確な目的を持っていました。
二人の共通の趣味である海外旅行です。
それも、ヨーロッパや、先進欧米諸国ではなく、アジア・中近東・中南米の世界遺産の地を団体パックではなく、自由に旅する個人旅行です。
なるべく、体力・気力・好奇心のあるうちに、巡ってみたいと、子供が出来ないと解っ時から考え始めていました。
現実的にどうやって、目標金額に到達したのか
最近の2000問題で、経済ジャーナリストが書いているのを、20年以上前から実践していました。
1,現在の手取り収入は、今の生活費と考えてはいけない、将来の為の分も含まれている
2,退職年齢の20年前、遅くても45才から、毎月収入の15〜20%を将来の投資に向ける
3,投資は、長期、分散型とする。一発狙いは絶対避ける
4,銀行の投資窓口に近づくな。彼らは手数料の高いものを売りたがる。
5,投資手数料は年間0.5%まで、それ以上のものはヤメた方が良い。
6,元本保証は、信じるな。政府、公的保証でも、大きくなると限度、制限がある。
7,初めての投資なら月々5万円をNISAに、4万円を金、1万円をプラチナに、分散投資
8,毎月定額10万を厳守、不足時はボーナスから補充、ボーナスは子供、家族の為に使う
9,家のローンは65才退職時に、退職金で完済させる計画で組む
10,年間120万円×20年間、ハイパーインフレがない限り、2,400万プラス利益で3,000万になる
実際には、私たちはボーナスは使うものとして積極的に使いました。
但し、月々の生活費はほぼ固定、貯蓄に回す金額を引いた分が生活費と云う 概念で住宅ローンを返済した、39才から早期退職準備資金造りはスタートしました。
私たち団塊世代の頃の信託銀行の金利は5年物で年8%でした。
当時の住宅金融公庫の貸付金利5.5%で逆ザヤ状態が一時発生していたのです。
バブル後生保業界の再編成が進みましたが、それでも私たち70才満期の個人年金は2.7%の確定利回りが保証されていましたので、今の40代、50代の働き盛りの方々との比較は出来ません。
自己努力と云っても限界があり、時代には逆らえません。
時代が変わっても一つ、云えることは、夫婦ともに同じ夢、金銭感覚を持っていなくてはいけません。入ってくるものが固定なら、支出を抑える、考えなくてはならないのが道理です。
今、二人、家族にとって老後資金よりも何を優先させるのか、どんな老後を考えるのか、初めて下さい。
この私のブログに対して、コメント・質問が寄せられてきています。
大きな理由は、私が55才で退職するにあたって、9桁の老後資金を用意して、早期退職したとのブログ記事に対して、ごく普通のサラリーマンと自負しているのに、どうしてそんな金額を用意出来たのか?と云う、素朴な疑問、出来る範囲で公開して下さい、というものでした。
回答の1は、先ず、時代が違った
私たち団塊世代の働き盛りの40代から50代は、バブル景気真っ盛りでした。
特に、業界によっては、こんなに貰っても良いのかというほどのボーナスがあったのです。
特に、わたしが所属していた、建設業界はねバブルが弾けても、まだ受注残があり、数年はサラリーマンであっても、確定申告が必要な金額の年収がありました。
回答の2 私たちには子供がいない、共働き家庭でした。
今ほどではないにしろ、子供の教育費は家計支出の大きなウエィトを占めています。
それがないのは、大きいし、二人とも資格のある正社員だったのも大きいです。
回答3 明確な目的を持っていました。
二人の共通の趣味である海外旅行です。
それも、ヨーロッパや、先進欧米諸国ではなく、アジア・中近東・中南米の世界遺産の地を団体パックではなく、自由に旅する個人旅行です。
なるべく、体力・気力・好奇心のあるうちに、巡ってみたいと、子供が出来ないと解っ時から考え始めていました。
現実的にどうやって、目標金額に到達したのか
最近の2000問題で、経済ジャーナリストが書いているのを、20年以上前から実践していました。
1,現在の手取り収入は、今の生活費と考えてはいけない、将来の為の分も含まれている
2,退職年齢の20年前、遅くても45才から、毎月収入の15〜20%を将来の投資に向ける
3,投資は、長期、分散型とする。一発狙いは絶対避ける
4,銀行の投資窓口に近づくな。彼らは手数料の高いものを売りたがる。
5,投資手数料は年間0.5%まで、それ以上のものはヤメた方が良い。
6,元本保証は、信じるな。政府、公的保証でも、大きくなると限度、制限がある。
7,初めての投資なら月々5万円をNISAに、4万円を金、1万円をプラチナに、分散投資
8,毎月定額10万を厳守、不足時はボーナスから補充、ボーナスは子供、家族の為に使う
9,家のローンは65才退職時に、退職金で完済させる計画で組む
10,年間120万円×20年間、ハイパーインフレがない限り、2,400万プラス利益で3,000万になる
実際には、私たちはボーナスは使うものとして積極的に使いました。
但し、月々の生活費はほぼ固定、貯蓄に回す金額を引いた分が生活費と云う 概念で住宅ローンを返済した、39才から早期退職準備資金造りはスタートしました。
私たち団塊世代の頃の信託銀行の金利は5年物で年8%でした。
当時の住宅金融公庫の貸付金利5.5%で逆ザヤ状態が一時発生していたのです。
バブル後生保業界の再編成が進みましたが、それでも私たち70才満期の個人年金は2.7%の確定利回りが保証されていましたので、今の40代、50代の働き盛りの方々との比較は出来ません。
自己努力と云っても限界があり、時代には逆らえません。
時代が変わっても一つ、云えることは、夫婦ともに同じ夢、金銭感覚を持っていなくてはいけません。入ってくるものが固定なら、支出を抑える、考えなくてはならないのが道理です。
今、二人、家族にとって老後資金よりも何を優先させるのか、どんな老後を考えるのか、初めて下さい。
2019年06月13日
シニアライフに六か月に一度の眼科検診が追加、緑内障にそなえて
昨日、掛かり付けの眼科医院に行ってきました。
9時診療開始なので、15分前にいけば良いと考えていたら、大間違い。小さな受付、待合室は女性を中心としたシニアの患者さんで、座る場所もありませんてした。
目で追って数えると12名ぐらいでしょうか?
この日は、私は9時15分の視野検査を予約していました。
視野検査、いやそれ以前に現役時代、眼科に行く機会は全くありませんでした。
退職してから、カミサンはシニア女性に多い白内障を怖がって、眼科に行き、私にこれまたシニア男性に多い、緑内障の小冊子を渡して、成人後失明原因の上位が糖尿病と緑内障と書いてあるから、一度行って、失明してから、私の世話になりたくないでしょう。
「うーん、それは嫌だ、何を喰わされるか解ったものでないから」
という事で、半年に一度、眼科医院に通っています。
緑内障の症状
緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、眼圧の上昇がその原因のひとつと云われています。
一般的に自覚症状はほとんどなく、知らないうちに病気が進行していることが多くあるようで、視神経の障害はゆつくりと起こり、視野も少しづづ狭くなっていくのですが、片目が侵されても、もう片目が補ってしまうので、なかなか気が付かない
うちに進行し、ある日突然失明ということもあるようです。
早期発見・早期治療
自覚症状がないので、もっとも重要なことは定期的な検査ではやく発見し、病気の進行を食い止めることです。検査は3つ
1,眼圧検査
正常の眼圧は10〜20 mmHgで、この日私は日本人シニア男性平均の16でした。
2,眼底検査
水晶体の一番奥、レンズで云うと映像を結ぶ視神経が集まった壁の凹凸の形を
特殊コンピーターで撮影します。数年前まで、ドクターが拡大鏡で見ていたのですが、
若い息子さんの代になって、コンピーター化されました。
3,視野検査
ランダムに投影される光の点を凝視して、手元のボタンを押して、実際の見える範囲、
見えない範囲を点描グラフ化して、視野と盲点を調べる検査。
これが、辛い、疲れるので嫌いなんです。
同じ姿勢を保ち、片目づづ一点を凝視するのですが、時間は片目5分程度、年齢を
重ねるにつれ、うわ瞼が下がり気味になり、見えづらくなり私はいつもとても
疲れた気分になります。
どんなときに検査が必要なのか?
次のような状態があるときは眼底の病気を考え、検査を行う必要があると云われています。
1 .飛蚊症(虫が飛ぶように見える)があるとき
2 .変視症(物が歪んで見える)があるとき
3 .視野欠損(視野の一部が欠けて見える)があるとき
4 .中心暗点(中心部が暗い)があるとき
5 .急に暗くなったとき、もしくは、見えなくなったとき
6 .症状なくても糖尿病や高血圧があるとき
ドクターは半年に一度の定期的な検査が必要と云い、帰りの会計窓口で、次回半年後の予約を薦めます。しかし、一般的には、一年に一度と、医療機関においてある小冊子にはかかれています。
さて、本日の医療費は幾らだったか
再診料 282
検査 屈折 69
矯正視力 69
角膜曲率半径計測 84
細隙燈顕微鏡検査 48
精密眼圧測定 82
精密眼底検査 112
眼底三次元画像解析 200
静的量的視野検査 右 290
静的量的視野検査 左 290
合計 1,526点 ×10 15,260円 2割負担 支払い医療費 3,050円
半年に一度で3,000円なら、安いとおもうか? 何ともないのの安心確認料で、高いとおもうか?
9時診療開始なので、15分前にいけば良いと考えていたら、大間違い。小さな受付、待合室は女性を中心としたシニアの患者さんで、座る場所もありませんてした。
目で追って数えると12名ぐらいでしょうか?
この日は、私は9時15分の視野検査を予約していました。
視野検査、いやそれ以前に現役時代、眼科に行く機会は全くありませんでした。
退職してから、カミサンはシニア女性に多い白内障を怖がって、眼科に行き、私にこれまたシニア男性に多い、緑内障の小冊子を渡して、成人後失明原因の上位が糖尿病と緑内障と書いてあるから、一度行って、失明してから、私の世話になりたくないでしょう。
「うーん、それは嫌だ、何を喰わされるか解ったものでないから」
という事で、半年に一度、眼科医院に通っています。
緑内障の症状
緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、眼圧の上昇がその原因のひとつと云われています。
一般的に自覚症状はほとんどなく、知らないうちに病気が進行していることが多くあるようで、視神経の障害はゆつくりと起こり、視野も少しづづ狭くなっていくのですが、片目が侵されても、もう片目が補ってしまうので、なかなか気が付かない
うちに進行し、ある日突然失明ということもあるようです。
早期発見・早期治療
自覚症状がないので、もっとも重要なことは定期的な検査ではやく発見し、病気の進行を食い止めることです。検査は3つ
1,眼圧検査
正常の眼圧は10〜20 mmHgで、この日私は日本人シニア男性平均の16でした。
2,眼底検査
水晶体の一番奥、レンズで云うと映像を結ぶ視神経が集まった壁の凹凸の形を
特殊コンピーターで撮影します。数年前まで、ドクターが拡大鏡で見ていたのですが、
若い息子さんの代になって、コンピーター化されました。
3,視野検査
ランダムに投影される光の点を凝視して、手元のボタンを押して、実際の見える範囲、
見えない範囲を点描グラフ化して、視野と盲点を調べる検査。
これが、辛い、疲れるので嫌いなんです。
同じ姿勢を保ち、片目づづ一点を凝視するのですが、時間は片目5分程度、年齢を
重ねるにつれ、うわ瞼が下がり気味になり、見えづらくなり私はいつもとても
疲れた気分になります。
どんなときに検査が必要なのか?
次のような状態があるときは眼底の病気を考え、検査を行う必要があると云われています。
1 .飛蚊症(虫が飛ぶように見える)があるとき
2 .変視症(物が歪んで見える)があるとき
3 .視野欠損(視野の一部が欠けて見える)があるとき
4 .中心暗点(中心部が暗い)があるとき
5 .急に暗くなったとき、もしくは、見えなくなったとき
6 .症状なくても糖尿病や高血圧があるとき
ドクターは半年に一度の定期的な検査が必要と云い、帰りの会計窓口で、次回半年後の予約を薦めます。しかし、一般的には、一年に一度と、医療機関においてある小冊子にはかかれています。
さて、本日の医療費は幾らだったか
再診料 282
検査 屈折 69
矯正視力 69
角膜曲率半径計測 84
細隙燈顕微鏡検査 48
精密眼圧測定 82
精密眼底検査 112
眼底三次元画像解析 200
静的量的視野検査 右 290
静的量的視野検査 左 290
合計 1,526点 ×10 15,260円 2割負担 支払い医療費 3,050円
半年に一度で3,000円なら、安いとおもうか? 何ともないのの安心確認料で、高いとおもうか?
2019年06月11日
「老後2000万円」問題、「年金だけでは生活出来なくなる」
資産寿命」の指針をお上、政府が公表しました。
「年金100年安心」は噓だったのか、国会で野党が追及しているようですが・・・
政府金融庁は、人生100年時代に向けて、老後に必要な蓄え「資産寿命」の延ばし方指針を発表しました。既に退職し、年金生活に入っている、私たち団塊世代にとって、大きなお世話なの話なのです。
政府系共済年金制度あった公務員、企業年金が大きい大企業サラリーマンは別として、厚生年金・国民年金だけで、老後やっていけないことは私たち世代は当に承知しており、今更ながら政府から
・少子化で、年金を負担する人口が減る
・高齢化社会で、医療費が増大し、財政を圧迫する
・景気が思ったよりも回復せず、年金投資が上手くいかない
だから、今後年金を貰う人は、自助努力せよという政府の公式の「お手上げ宣言」のようです。
政府金融庁発表の資料によると
夫65才以上、妻60才以上の夫婦のみ高齢者無職世代の1か月の家計支出は26.4万円だそうです。
一方、年金など社会保障給付額は、20.9万円つまり、毎月5.5万円ほど不足し、足りない分は自らの貯蓄の取り崩しが実態だそうで、老後が20〜30年続くとすれば単純計算で、1,300〜2,000万円必要と云う計算になります。
一方、政府統計では、高齢者夫婦無職所帯の平均貯蓄額は、2484万円と数字も公表されています。これらの、政府統計は数字のマジックです。
1,家計支出も年金給付額も、貯蓄額も、「平均値」です。
平均値は、ご存知のように100人の一人が、他の99人の10倍以上の数値の場合、
平均値は10%UPします。
一人だけ50倍の場合、149%UPします。
一億層中流の時代では平均値はある程の目安となりましたが、今日のような格差・
階級時代では一定の役割を果たせません。
平均値と共に、センター値の公表をすべきです。
2,高齢者所帯の社会保障額が月に20.9万円もマジックです。
給与所得者であった夫の厚生の年金と第三号被保険者であった妻との合算金額の数値であり、
自営業であって国民年金夫婦の一か月の年金額は13万円ですから。
この支給額は介護保険などの税引き前の金額ですから、実際はもっと少なくなります。
3,高齢者所帯の月実質支出が26.4万円と云うマジック
実際に16年間、年金生活をしています高齢者夫婦所帯の月額支出は20万円前後です。
しかし、この数字は本当に生きていくために必要な1か月の費用です。
この金額×12ケ月=年間生活必要金額では有りません。
・住民税・国民健康保険料・住民税・個人的保険料
・年間に必要な医療費
・自宅維持管理費、耐久消費財購入費
・冠婚葬祭費
・趣味、旅行などの教養娯楽費
つまり、食って、寝るだけだけでは、退職後の老後二人の生活は成り立ちません。
政府統計に表れない理由は、これらの費用は、収入・手持ち財産、貯蓄によって様々だからです。定年退職後の年金生活でよく使われる言葉「ゆとりある年金生活」この「ゆとり」は、各人のライフスタイル、資産状況により様々ですし、齢をとるに従い変化します。
私たち夫婦の場合、退職直後の10年間は、毎年4回の2週間の海外旅行が必須の「ゆとり」でした。その後、海外を卒業した後は、毎月一度の宿泊を伴う国内旅行が「ゆとり」です。
趣味やお友達との食事会、家族、孫とのお付き合いも「ゆとり」です。
これがなくとも、寝て、食って、生きていくだけなら確かに、政府統計の数字、年間300万円でやっていけるかもしれません。
そんな、老後人生を送りたくないなら、しっかりと自助努力で、老後資金を蓄えなさい、政府は本音で語りだす時代となったのです。
ではいったい幾らあったら、多少の「ゆとりある老後ライフ」を過ごせるのか?
年金を平均値の月21万円もらっている、政府の云う平均所帯の場合
夫が平均年齢80才、残された妻90才で亡くなると仮に計算した時、
ゆとりある生活に必要な「年間420万」の生活をこのまま続けるには、70才時点で貯蓄は最低3,000万円という計算になります。
政府統計の高齢者所帯の貯蓄高、2,484万円と聞いて、そんなに皆んな、持っているのと思うでしょうが、持っているのです。必要なのです。
これらの発表は、今働き盛りの40代・50代へ向けての政府のメッセージです。
これらのメッセージの受け取り方をどうぞ、ご夫婦で話あって下さい。
自分たちの人生で、何が一番大切なのか?
子ども、家庭、生き甲斐、・・・
社会保障制度は、時代によって変化します。
私は青春時代を南米で最も社会福祉が充実していると云われたアルゼンチンを過ごしました。
しかし、世界経済の流れ、当時の政権の腐敗、軍事政権の台頭などで、ハイパーインフレ、デフォルトに追い込まれました。
これらを回避出来た人達は、皆金持ちだけです。
一般市民・国民は、ただ、ただ銀行の前、スーパーマーケットの前、ガソリンスタンドの前に行列して待つしかなかったのです。
何の為に働くかを一番に考えて下さい。
決して、会社の為、業績を上げる為では有りません。
自分の家族、子供の為に、将来の自分たち夫婦の未来の為に働くのだ、と意識を働き盛りから持て、と政府が云っているのです。
「年金100年安心」は噓だったのか、国会で野党が追及しているようですが・・・
政府金融庁は、人生100年時代に向けて、老後に必要な蓄え「資産寿命」の延ばし方指針を発表しました。既に退職し、年金生活に入っている、私たち団塊世代にとって、大きなお世話なの話なのです。
政府系共済年金制度あった公務員、企業年金が大きい大企業サラリーマンは別として、厚生年金・国民年金だけで、老後やっていけないことは私たち世代は当に承知しており、今更ながら政府から
・少子化で、年金を負担する人口が減る
・高齢化社会で、医療費が増大し、財政を圧迫する
・景気が思ったよりも回復せず、年金投資が上手くいかない
だから、今後年金を貰う人は、自助努力せよという政府の公式の「お手上げ宣言」のようです。
政府金融庁発表の資料によると
夫65才以上、妻60才以上の夫婦のみ高齢者無職世代の1か月の家計支出は26.4万円だそうです。
一方、年金など社会保障給付額は、20.9万円つまり、毎月5.5万円ほど不足し、足りない分は自らの貯蓄の取り崩しが実態だそうで、老後が20〜30年続くとすれば単純計算で、1,300〜2,000万円必要と云う計算になります。
一方、政府統計では、高齢者夫婦無職所帯の平均貯蓄額は、2484万円と数字も公表されています。これらの、政府統計は数字のマジックです。
1,家計支出も年金給付額も、貯蓄額も、「平均値」です。
平均値は、ご存知のように100人の一人が、他の99人の10倍以上の数値の場合、
平均値は10%UPします。
一人だけ50倍の場合、149%UPします。
一億層中流の時代では平均値はある程の目安となりましたが、今日のような格差・
階級時代では一定の役割を果たせません。
平均値と共に、センター値の公表をすべきです。
2,高齢者所帯の社会保障額が月に20.9万円もマジックです。
給与所得者であった夫の厚生の年金と第三号被保険者であった妻との合算金額の数値であり、
自営業であって国民年金夫婦の一か月の年金額は13万円ですから。
この支給額は介護保険などの税引き前の金額ですから、実際はもっと少なくなります。
3,高齢者所帯の月実質支出が26.4万円と云うマジック
実際に16年間、年金生活をしています高齢者夫婦所帯の月額支出は20万円前後です。
しかし、この数字は本当に生きていくために必要な1か月の費用です。
この金額×12ケ月=年間生活必要金額では有りません。
・住民税・国民健康保険料・住民税・個人的保険料
・年間に必要な医療費
・自宅維持管理費、耐久消費財購入費
・冠婚葬祭費
・趣味、旅行などの教養娯楽費
つまり、食って、寝るだけだけでは、退職後の老後二人の生活は成り立ちません。
政府統計に表れない理由は、これらの費用は、収入・手持ち財産、貯蓄によって様々だからです。定年退職後の年金生活でよく使われる言葉「ゆとりある年金生活」この「ゆとり」は、各人のライフスタイル、資産状況により様々ですし、齢をとるに従い変化します。
私たち夫婦の場合、退職直後の10年間は、毎年4回の2週間の海外旅行が必須の「ゆとり」でした。その後、海外を卒業した後は、毎月一度の宿泊を伴う国内旅行が「ゆとり」です。
趣味やお友達との食事会、家族、孫とのお付き合いも「ゆとり」です。
これがなくとも、寝て、食って、生きていくだけなら確かに、政府統計の数字、年間300万円でやっていけるかもしれません。
そんな、老後人生を送りたくないなら、しっかりと自助努力で、老後資金を蓄えなさい、政府は本音で語りだす時代となったのです。
ではいったい幾らあったら、多少の「ゆとりある老後ライフ」を過ごせるのか?
年金を平均値の月21万円もらっている、政府の云う平均所帯の場合
夫が平均年齢80才、残された妻90才で亡くなると仮に計算した時、
ゆとりある生活に必要な「年間420万」の生活をこのまま続けるには、70才時点で貯蓄は最低3,000万円という計算になります。
政府統計の高齢者所帯の貯蓄高、2,484万円と聞いて、そんなに皆んな、持っているのと思うでしょうが、持っているのです。必要なのです。
これらの発表は、今働き盛りの40代・50代へ向けての政府のメッセージです。
これらのメッセージの受け取り方をどうぞ、ご夫婦で話あって下さい。
自分たちの人生で、何が一番大切なのか?
子ども、家庭、生き甲斐、・・・
社会保障制度は、時代によって変化します。
私は青春時代を南米で最も社会福祉が充実していると云われたアルゼンチンを過ごしました。
しかし、世界経済の流れ、当時の政権の腐敗、軍事政権の台頭などで、ハイパーインフレ、デフォルトに追い込まれました。
これらを回避出来た人達は、皆金持ちだけです。
一般市民・国民は、ただ、ただ銀行の前、スーパーマーケットの前、ガソリンスタンドの前に行列して待つしかなかったのです。
何の為に働くかを一番に考えて下さい。
決して、会社の為、業績を上げる為では有りません。
自分の家族、子供の為に、将来の自分たち夫婦の未来の為に働くのだ、と意識を働き盛りから持て、と政府が云っているのです。
2019年06月09日
定年退職年金シニアのまわりから大型書店がなくなっていく。
掛かり付けの歯科医院は自宅最寄駅から二駅先の東戸塚にあります。
この駅は、横須賀線しか止まらないので、日中の時間帯によっては、一時間に6本しかなく、次の電車まで最大16分も待つ事があります。
地方ローカル線を旅していると、次の列車の待ち時間16分なんて奇跡的な列車運行なのでしょうが、関東首都圏、湘南のターミナル駅、大船が最寄駅として、普段使っている私たちにとって、次の電車迄16分待つなんて・・・なんて不便、信じられないと云う環境なのです。
16分、座る椅子の少ないホームで待つのは嫌なので、こんな時は駅隣接のショッピングプラザ内の本屋さんに入り、本の立ち読みをして、時間をつぶしています。
しかし、今週、時間つぶしに何時もの本屋「住吉書房」に行こうとすると、なんと閉店していました。「住吉書房」お前もか!
実は、私の近所にある巨大ショッピングモール「コーナン鎌倉」に入っていた大型本屋さん「文教堂」も昨年閉店しました。
退職男性の暇つぶしスポットのひとつ、大型書店が次々に消えていくのです。
多くの人が実感していると思います、日本にある書店の数は、この20年ほどで半数以下に減ったのです。かつては駅前や商店街に必ずといってよいほど存在していた「本屋さん」が、人々の生活空間から消えつつあるのです。
なぜ、これほど書店がなくなっているのか、調べてみました。
この問題に関して詳しく説明しているサイトがありました
https://toyokeizai.net/articles/-/253083
簡単に要約すると、
書店が大幅に減少している背景には、単に本が売れなくなっているという要因だけではなく、日本独特の出版産業の構造があると云うのです。
欧米先進国と日本の書店の最大の違いは、日本の書店は雑誌を多く販売してきたという点です。
一般的に日本以外の国の書店は「書籍店(BookStore)」であり、雑誌はニューススタンドやドラッグストアなどで販売されています。
書店店頭に毎日新しい雑誌が次々に並ぶという風景は、日本にしかないのです。
書籍の販売で得る利益で経営を支えている欧米の書店と違い、日本の書店、特に中小規模の書店は、雑誌の販売で利益を上げてきていましたが、雑誌などは、インターネットや端末機器の発達で急激に下回り、最盛期の1/3まで売り上げが減少してきているのです。
書店、とりわけ駅周辺や商店街にあった雑誌販売を中心とした従来型の「街の書店」が急速に姿を消しているのです。
ショッピングセンターに入る粗利率の低い大型書店は、床面積・坪単価・売上高を他業種と比較しをみると、けっして良いテナントではなくなって来ているのです。
では、日本の書店はどんどんと消え去るのみとなるのか?
アメリカの書店は色々な工夫で頑張っていると伝えています。
店ごとに独自の分野に特化した品ぞろえや、カフェを併設したり、集客、売り上げを伸ばす努力をしています。
これが成り立つのは、本そのもの値段が日本よりも高く、そして本屋さんの粗利率も日本の20〜25%ではなく40〜50%と高いのが要因です。
専門家は日本の書店を立て直す為には「配本制度の抜本的な見直し」が必要と云っています。
出版社⇒取次店⇒書店の間で成り立つ、返品ありルールを、他の物販と同じように、直接仕入れ、買い切りルールにすることによりより読みたい、売りたい本の見極め、仕入れ力があがり、店頭の売り上げ増加、粗利率の上昇につながると述べています。
今、大手書店の「蔦屋」が果敢にチャレンジしています。
行政が図書館に指定管理制度を取り入れて、一般企業に運営を任せようとして、市民と蔦屋の間で、ある種の軋轢が生じてしいます。
市民、人々が読みたいベストセラーのみが配本され、少数の人々のみ興味のある分野の書籍が疎外されると云う公共図書館にありがちな問題をこれからどう解決していくのでしょうか。
このままでは、本はインターネットでしか買えない状況に陥るかもしれません。
定年退職年金シニアは益々行く場所がなくなり、自宅書斎のパソコンで、本を読む一日となるのでしょう。
この駅は、横須賀線しか止まらないので、日中の時間帯によっては、一時間に6本しかなく、次の電車まで最大16分も待つ事があります。
地方ローカル線を旅していると、次の列車の待ち時間16分なんて奇跡的な列車運行なのでしょうが、関東首都圏、湘南のターミナル駅、大船が最寄駅として、普段使っている私たちにとって、次の電車迄16分待つなんて・・・なんて不便、信じられないと云う環境なのです。
16分、座る椅子の少ないホームで待つのは嫌なので、こんな時は駅隣接のショッピングプラザ内の本屋さんに入り、本の立ち読みをして、時間をつぶしています。
しかし、今週、時間つぶしに何時もの本屋「住吉書房」に行こうとすると、なんと閉店していました。「住吉書房」お前もか!
実は、私の近所にある巨大ショッピングモール「コーナン鎌倉」に入っていた大型本屋さん「文教堂」も昨年閉店しました。
退職男性の暇つぶしスポットのひとつ、大型書店が次々に消えていくのです。
多くの人が実感していると思います、日本にある書店の数は、この20年ほどで半数以下に減ったのです。かつては駅前や商店街に必ずといってよいほど存在していた「本屋さん」が、人々の生活空間から消えつつあるのです。
なぜ、これほど書店がなくなっているのか、調べてみました。
この問題に関して詳しく説明しているサイトがありました
https://toyokeizai.net/articles/-/253083
簡単に要約すると、
書店が大幅に減少している背景には、単に本が売れなくなっているという要因だけではなく、日本独特の出版産業の構造があると云うのです。
欧米先進国と日本の書店の最大の違いは、日本の書店は雑誌を多く販売してきたという点です。
一般的に日本以外の国の書店は「書籍店(BookStore)」であり、雑誌はニューススタンドやドラッグストアなどで販売されています。
書店店頭に毎日新しい雑誌が次々に並ぶという風景は、日本にしかないのです。
書籍の販売で得る利益で経営を支えている欧米の書店と違い、日本の書店、特に中小規模の書店は、雑誌の販売で利益を上げてきていましたが、雑誌などは、インターネットや端末機器の発達で急激に下回り、最盛期の1/3まで売り上げが減少してきているのです。
書店、とりわけ駅周辺や商店街にあった雑誌販売を中心とした従来型の「街の書店」が急速に姿を消しているのです。
ショッピングセンターに入る粗利率の低い大型書店は、床面積・坪単価・売上高を他業種と比較しをみると、けっして良いテナントではなくなって来ているのです。
では、日本の書店はどんどんと消え去るのみとなるのか?
アメリカの書店は色々な工夫で頑張っていると伝えています。
店ごとに独自の分野に特化した品ぞろえや、カフェを併設したり、集客、売り上げを伸ばす努力をしています。
これが成り立つのは、本そのもの値段が日本よりも高く、そして本屋さんの粗利率も日本の20〜25%ではなく40〜50%と高いのが要因です。
専門家は日本の書店を立て直す為には「配本制度の抜本的な見直し」が必要と云っています。
出版社⇒取次店⇒書店の間で成り立つ、返品ありルールを、他の物販と同じように、直接仕入れ、買い切りルールにすることによりより読みたい、売りたい本の見極め、仕入れ力があがり、店頭の売り上げ増加、粗利率の上昇につながると述べています。
今、大手書店の「蔦屋」が果敢にチャレンジしています。
行政が図書館に指定管理制度を取り入れて、一般企業に運営を任せようとして、市民と蔦屋の間で、ある種の軋轢が生じてしいます。
市民、人々が読みたいベストセラーのみが配本され、少数の人々のみ興味のある分野の書籍が疎外されると云う公共図書館にありがちな問題をこれからどう解決していくのでしょうか。
このままでは、本はインターネットでしか買えない状況に陥るかもしれません。
定年退職年金シニアは益々行く場所がなくなり、自宅書斎のパソコンで、本を読む一日となるのでしょう。