
日本では四季を通じて各地の自慢のお祭りが開かれています。
現役時代、全くi日本のお祭りには興味を惹かれずに、ひたすら世界の秘境、世界遺産を求めて旅をしていました。
日本のお祭りは、自分たちの体力と資金力が衰えてからでも十分に間に合うと考えていました。
そしてほぼそのとおりの経過を辿ってきました。
世界の果てやら、秘境はもういいやと言う年齢は退職して10年、65歳の時、ちょうど私の10年パスポートの更新の時期で決断しました。
30代半ばから、夫婦二人で年に2〜4回、年間の海外旅行予算範囲内(大2)で旅してきたのを打ち止めして、このこの年から国内旅行に切り替えました。
そして、旅行予算も徐々に減らして行き、現在はほぼ半分になっています。
朝日新聞の土曜版「BeRanking」は読者投票です。

事前にランキングに登録した人に対して、メールでランキング項目内容が伝えられて、専用のページにアクセスして投票する仕組みです。
注目するのは、投票者の年齢構成です。
特にそのようなデータは公表していませんが、コメント欄に性別と年齢が掲載されており、概ね50代後半から60代半ばが大半を占めています。
一番多いのでは思われた、団塊世代シニアは意外と少なさそうなのです。
もっと多いと思われましたが、退職後の年月の経過と健康・他力面で旅することも徐々に少なくなってきているのでしょう。
私のサイトに投稿してくる同じ団塊世代の方々も喜寿を迎え、海外の旅の投稿はめっきりと減り、国内の近場の旅やら、ご近所の花だよりとなって
きています。
果たして、今回の日本の祭りに関してのランキングは、私達の世代、団塊年金シニアと、どの程度合致するか見てみましょう。
1位 青森ねぶた祭り(青森市)

2025年の青森ねぶた祭は、8月2日(土)から7日(木)まで開催されます。
会場は青森市中心部、新町通り、八甲通り、平和公園通りなどを中心に開催されます. 8月7日は、ねぶた海上運行と青森花火大会が開催されます。
この青森ねぶた祭りは、高校3年の夏、北海道一人バックパック旅の時、最終日に青森駅に降り立った時に知りました。
大きな太鼓が印象に残っているのと、地元の市場での青森弁のお年寄りの話す言葉が聞き取れないの記憶に残っています。
その後、何回か青森を訪ねる機会があり、同じ青森のねぶた祭りでも、弘前や五所川原でねぶた自体も違うのも知りました。
青森ねぶたも次第に規模が大きくなり、出し物のねぶたも巨大化して、制作も費用も町内会単位で賄える額を大きく超え、次第に地元庶民のお祭りから、観光用のイベントとなってきています。
それでも、青森ねぶたが一位に選ばれて理由の一つとして、自由参加できる「ハネト・・跳ねる人」の存在だと思います。
やはり、日本の古来からのお祭りは、自由にに外部の人も参加、喜びを共有出来るのが魅力だと思います。
ちなみに今年の東北三大祭りの日程は
● 青森ねぶた祭り:2025年8月2日(土)〜7日(木)
● 秋田竿燈まつり:2025年8月3日(日)〜6日(水)
● 仙台七夕まつり:2025年8月6日(水)〜8日(金)
つまり、北から南へと始まるのです。
60年前、高校3年生の夏17歳の少年はそんな事も知らずに、東京からの夜行列車で南の仙台から北海道を目指していたのでした。
2位 サッポロ雪まつり(札幌市)

会場は三箇所、大通り公園、すすきの会場と「つどーむ会場」(地下鉄東豊線栄町駅から徒歩15分)あります。
来年は2026年2月4日(水)〜11日(水・祝)予定です
このお祭りというか、イベントには全く興味がありません。
特に2月の冬の寒い時期、ホテルもフライトも混んで高い時期に行こうと全く思ってはいません。
一つには、これって「日本の伝統的なお祭り」ではないからです。テレビ画面にでて来るのは、動員された自衛隊の若者たちが重機で作られた雪の山に水を撒き、固めた物を一生懸命に図面どおりに、スコップで削り取っていく姿です。
私達、地方育ちの人間にとってこれは、お祭りではなく観光客目当てのイベント、電通などの大手広告代理店が仕掛けた、札幌市の税金で仕掛けられた番宣とした思えないからです。
それでも、雪の降らない海外の国々からの観光客に喜んでいただけるのなら・・・
3位 祇園祭(京都市)

退職後の住まいを湘南に移してから、気軽に小田原から新幹線「こだま」自由席で3時間弱でいける手軽さです。
ホテルも年二回、河原町三条の定宿にして割とリーズナブル、自由に京都を旅するようになりました。
そして2017夏、初めて祇園祭の時期
に京都を7月23日宵山 7月24日山鉾・山車巡行 くじ改め 花笠巡行 還幸祭りまで、一連の行事、パレードを撮影してきました。
祇園祭は、毎年7月1日から31日まで開催される京都の伝統的な祭りです。
今年2025年も7月1日(火)から7月31日(木)まで開催されます
2025年の主なイベントと日程
● 宵山(前祭)::7月13日(日)〜16日(水) (後祭)::7月23日(木)〜
● 前祭 山鉾巡行::7月17日(木)午前9時頃開始
● 後祭 山鉾巡行::7月24日(木)午前9時30分頃開始
● 花傘巡行::7月24日(木)
祇園祭の「前祭」は神幸祭の露払い、つまり神様をお迎えする儀式、そして「後祭」は還幸祭の露払い、つまり神様をお見送りする儀式として行われる。
前祭は7月17日、後祭は24日に行われ、それぞれ異なる巡行路と山鉾の数を持っています。
前祭と後祭の主な違いは
巡行路:
前祭は四条通を東向き、寺町通を南向き、松原通を西向きに進む。後祭は三条通を東向き、寺町通を南向き、四条通を西向きに進む。
山鉾の数:
前祭は23基、後祭は11基の山鉾が巡行されます。
意味:
前祭は神様をお迎えする神幸祭の露払い、後祭は神様をお見送りする還幸祭の露払いと、神事における役割が異なります。
宵山:
前祭の宵山は7月17日前の3日間、後祭の宵山は7月24日前の3日間です。前祭の宵山は賑やかで、後祭の宵山は幻想的な雰囲気で知られています。
山鉾の順:
前祭で先頭を努める長刀鉾や、後祭で殿を担当する大船鉾など、古来からの決まりで巡行の順番が決まっている山鉾もあります。
私のお薦めは、山鉾の数は半分に減るものの、若干空いている後祭がお薦めで、特にの日中の山鉾巡行よりも前の夜に、各地町内会にて行われる宵山の
「チントンシャン」とん流れる実際・本物のお囃子は絶品です。
4位 阿波おどりI(徳島市)

徳島に何度も旅していますが、阿波踊りの時期には行っていません。特に本場の阿波踊りを混雑して特製会場、高い入場料を払ってまで見たいと思いません。
本来、夏の盆踊りは各町内会で自然発生したもので、特設会場で見せるものではなく、各町内会の路地、通りでみんなで踊って楽しむものが、いつの間にか観光客相手の見世物となってしまいました。
全く同じ経過を辿ってきたのが、リオのカーニバルです。
私の20代の若い頃のリオのカーニバルは既に有名でしたが、今の徳島の阿波踊りと同じく町内会で踊られたいたものが、特設道路を挟んだスタンドに観光客から高額な入場料を取っての見世物、イベントとなりました。
近年の徳島の阿波踊りも、お祭りがイベント屋、広告代理店のものとなり、町内会から遠い存在となってしまっています。
それを打開したのが、東京・高円寺の「阿波踊り愛好家」たちでした。
高円寺阿波踊りが盛んに開催されているのは、昭和32年に商店街の活性化を目的として始まったからです。
当初は、隣町阿佐ヶ谷の七夕祭りに負けじと、似たようなイベントとして始まりましたが、徐々に本格的な阿波踊りに発展していきました。
高円寺阿波踊りが広まった理由:
商店街の活性化:
高円寺の商店街は、観光資源が乏しく、地域を活気づけるためのイベントとして阿波踊りが選ばれました。
盆踊りや神輿と異なり、道路を会場にできる:
阿波踊りは、広場がなくても実施できるため、過密地域でも開催できるメリットがありました.
衣装や道具が手軽:
盆踊りなどに比べて、阿波踊りは衣装や道具が比較的手軽であるため、参加しやすいというメリットもありました.
テンポの良い音楽と掛け声:
阿波踊りの音楽と掛け声は、テンポが良いので、人目を引く要素がありました.
地域住民の情熱:
高円寺阿波踊りは、地域住民の強い気持ちが背景にあり、商店街を巻き込みながら発展してきました.
本場徳島との交流:
高円寺阿波踊りは、徳島の阿波踊り連と交流を深め、本格的な阿波踊りに発展していきました.
私が阿波踊りを見たのは、お隣藤沢市商工会議所の盆踊りイベントでした。
藤沢駅北口には大手量販店などお店はあるものの、商店街自体が小さいので商工会議所の北口開発のイベントとして、そして、日本の盆踊り発祥の地、遊行寺のお膝元から日本全国の盆踊りを紹介しようと10数年前から「藤沢遊行盆」として毎年行われており、阿波踊りは本場徳島ではなく、高円寺の阿波踊りが招待され、毎年、湘南藤沢で踊っています。
2025年7月26日(土)、27日(日)、藤沢駅北口にて「第18回 藤沢宿・遊行の盆」が開催され、日本三大盆踊りの「阿波踊り」「郡上踊り」「西馬音内盆踊り」が一堂に会して夢の競演の予定。
5位 おわら風の盆(富山市)

「風の盆恋歌」高橋治/著
もう一度私を風の盆に連れて行ってください。北陸の風物、大人の恋の儚さを比類なき美しさで描いた名作。死んでもいい。不倫という名の本当の愛を知った今は――。ぼんぼりに灯がともり、胡弓の音が流れるとき、風の盆の夜がふける。
越中おわらの祭の夜に、死の予感にふるえつつ忍び逢う一組の男女。互いに心を通わせながら、離ればなれに20年の歳月を生きた男と女がたどる、
あやうい恋の旅路を、金沢、パリ、八尾、白峰を舞台に美しく描き出す、直木賞受賞作家の長編恋愛小説。
その舞台、富山市の郊外「八尾」は、新幹線が開通した年2023年に行きました。JR線の本数が少ない上、会場となる古い町並みまで徒歩30分以上歩くので富山市内からバスが便利でした、それでも市内から30分かかります。
この盆踊りが超有名なのは、このアクセスの悪さ、夜一晩中踊り続ける・・そして胡弓の音色と、女性の踊り手の菅笠とそしてそこ伸びる美しい白いうなじ、の美しさが却って、中年のおじさんたちを惹きつけるのです。
2025年の越中八尾おわら風の盆は、
2025年9月1日(月)から3日(水)まで、富山市八尾町で開催されます。
例年通り、17:00〜23:00(3日は19:00〜23:00)の時間帯に開催されます。
その他6位から20位は

7位 秋田竿燈まつり(秋田市)
7位 葵祭(京都市)
9位 お水取り「東大寺二月堂」(奈良市)
10位 長崎くんち(長崎市)
11位 博多祇園山笠(福岡市)

12位 時代祭(京都市)
13位 伊勢神宮式年遷宮(三重県伊勢市)
14位 岸和田だんじり祭り(大阪府岸和田市)
15位 御柱祭(長野県諏訪市)
16位 なまはげ(秋田県男鹿市)

17位 よさこい祭り(高知市)
18位 山形花笠祭り(山形市)
18位 沖縄全島エイサー祭(沖縄県沖縄市)
10位 三社祭(東京都台東区)
日本のお祭りが年々、イベント化していくを見守ってきました。
地元のお祭りなのに、指定観覧席でないと見れなかったりします。
盆踊りにしても参加費を取ったりし、商業化がどんどん進んでいます。
昔は手弁当で参加していたのが、商業化して金がかかるのでしょうが・・・
残された体力・資金・余命を出来るだけ、未だ知られていない地方の素朴な、それでいて映像として残したいお祭りに出かけてみたいと思っています。
このなかで、一番見たいと思っているのが、岸和田だんじり祭りですが・・・
確か,暑い盛りのお祭りだったと思うし、今年の大阪周辺は「万博」でホテル事情も悪いから来年にしようかなと考えていますが、果たして来年まで体力が保つかどうか?
*************************************************************
ブログ管理人のホームページ団塊世代の海外ロングステイ 関連情報がメイン
ブログ管理人のwebサイト2011から2019年過去のブログ・アーカイブ
定年後の過ごし方サイト読者からの投稿・体験記事ページ
ブログ管理人の動画サイトユーチューブページ
ブログ管理人のつぶやきツイッター