
元々、鎌倉市内の駅ですから外国人観光客は当たり前に見かけるのですが、そのほとんどは大船駅で下車せずに、次の北鎌倉駅か鎌倉までいく、お欧米系の観光客です。
大船駅で下車する外国人は二通りです。
欧米系のビジネスマン風は、大船駅が最寄りとなる、ニコン横浜工場へのビシネス客です。
もうひとつは、アジア系仏教国の若者、旅行者ではなく留学生や日本で働く実習生。彼らの目的は大船駅西口にある、「大船観音寺」へのお参りと、ここでの出会い。ミーティングです。
彼らににとって休日、このお寺にくれば、誰かしら、母国語を話す同郷人に会えるからです。
80年代の日曜日の上野公園が、イラン系の人々の溜まり場となっているのと同じ現象です。
一度でも海外生活した日本人なら分かると思います。
普段、平日はその国の言葉、習慣、言語、規則で生活していますが、休日になったら、同じ母国の言葉で話せる相手と会える場所を求めるものなのです。
世界各地にあるリトル・トウキョウや、チャイナタウンがそうです。
今、日本国内には、西葛西のリトル・インディアや新大久保のリトル・ソウルがそのような場所として知られています。
でも、大船駅で下車する外国人はそんなに目立つほどでもなく、ほとんどが大船を通過してたのですが、急に構内にスーツケースを引きずり、スマホ片手にマップをみている外国人が増えました。
理由は、大船駅東口に大きなビジネスホテルが営業開始したからです。
鎌倉市大船駅は湘南のターミナル駅です。

でも、観光地鎌倉市内の駅のわりには、私が越してきた時には駅前にはホテルは全くありませんでした。
それまで住んでいた東戸塚も街の規模は大きいものの、新興住宅開発地域ですからホテルはありませんでした。
東戸塚に限らず、お隣の保土ヶ谷、戸塚にもホテルはなく、宿泊は昔ながらの商人宿程度でした。
なぜ、東海道線・横須賀線の駅前周辺にホテルがないのか?
この辺りは、東京・横浜への通勤圏、住宅街でホテル需要がなかったのと、交通の便がよいので、宿泊は都心・横浜まで出ればいくらでもあるからです。
2002年「JR東日本ホテルメッツかまくら大船」オープン

「JR東日本ホテルメッツかまくら大船」」は、JR大船駅 南改札東口より徒歩3分のところに位置します。
京浜東北線・東海道本線・根岸線・横須賀線が乗り入れ、さらに湘南モノレールも隣接した、通勤にとても便利な立地です。
鎌倉や湘南江の島まで好アクセスの為、ビジネスからレジャーまで幅広い層のお客さまを日々お迎えしております。
156室、ツイン二人利用21平米 19,800円、
見た感じそんなに満室のようにみえませんでした。
私夫婦が日本各地を旅して利用するレベルのホテルと比較すると完全なるビシネスホテル仕様のホテルです。
でも、まだまたこのホテルに外国人観光客の姿は見かけませんでした
遅れて5年後、2007年大船に相鉄系ホテル開業

大船駅の横浜市側(大船駅舎は横浜市と鎌倉市の境界線の上にあります)笠間口に相鉄のホテルグループが大船駅笠間口駅前に小さなビジネスホテルを作りました。
まだこの頃は大船駅前開発計画中で雑多な、湘南のアメ横的、庶民的な街でここにホテル需要があるのかな思われていた時代です。
鎌倉観光の拠点として狙ったのでしょうか?宿泊客は女子学生のような雰囲気の方々を多く見受けられました。
とても、現在のインバウンド客で溢れかえるとは予想もしていませんでした。
客室数100室、ツインは一部屋という完全にビジネスユーズのホテル構成です。
宿泊料金は 12平米シングルで 11,300円。
地方のビジネスホテルと比べると高いです。
2019年相鉄系二軒目のホテル開業

は商店街の路地を入った所に建設され客室152の、笠間口の1.5倍の新しいホテル仕様のようです。
時はジャスト「コロナ禍」の発端、2020年のダイヤモンド・プリンセス号が横浜大黒埠頭に留め置かれた前の年の暮れに開業しました。
場所は、湘南のアメ横とも呼ばれている、戦後闇市の商店街の狭い裏道を入った、元大型パチンコ店があった場所です。
通りから全くホテルがあるようには見えない場所、こんな所に誰が泊まるのかと、海外も含めて、日本の個人旅行慣れし、日本中のホテルに自称詳しいと自負していた私達は、このホテルの先行きを心配していました。
しかも、時は「コロナパンデミック全盛期」、私の知り合い、退職後成田空港で外国人の入国エスコートをする仕事に付く予定だった方は、宛にしていた、定年後の仕事を失いました。
とても、この東京から電車で45分、商店街の裏道にあるこのホテルに、外国人観光客が来ると思えませんでした。
150室 ツイン二人利用17平米 14,800円
2025年の今、このホテルは連日満室となっているようです。
JR大船駅中央改札を通って東西自由通路にでてきた「インバウンド観光客」(アジア系大陸系が多い)は必ずこの通路でスマホを取り出し、マップで自分の泊まるホテルへのルートを探し始めます。恐らく見ているのは英語バージョンのアクセスマップサイトでしょう。
相鉄フレッサイン 鎌倉大船駅東口アクセス
日本語のサイトの案内は以下の画像7枚です。


この画像で駅中央改札からホテルに到着するのは至難の業ではないかと思うのですが・・・
現在建設予定のトーヨコIN大船は?

最も大船に近い、お隣の藤沢北口のトーヨコinの全く同じ日、同じ条件で調べてみると
ツイン・15平米、二人朝食付きで 10,500円でした。
圧倒的に、東横は安いです。
全国展開しており、何処の東横に泊まっても設備もお部屋もサービスも決まっているので、旅慣れた一人者ビジネスシューズに適しているでしょう。
取っ云ってもとお部屋はシングルユーズですから狭いです。二人ツインはほぼなく、二人用はダブルベッドがほとんどです。
ですから、定年後シニア夫婦にはこのシンプルさに、かなり抵抗があります。
まだ、建設予定看板だけ立っている土地ですが、この鎌倉ネームの土地、激戦区に果たして、どんな「トーヨコIN」が出来るのか楽しみにしています。
実は一度も、「トーヨヨコ」も「apa」も「ルーイン」も正統派のビジネスホテルは泊まったことはないのですが・・・
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