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2025年05月16日

三十数年ぶりの箱根・芦ノ湖、大涌谷のちきゅうの谷へ

箱根は結婚前の二十代の頃と、その後横浜に住まうようになった時、二人で来ています。
その後鎌倉に越してきてから20数年一度も行っていません。
その理由は、鎌倉・大船に越してきて、箱根へのアクセスが身近になり何時でもいける、超近場というイメージがあったことですが、他に起点となる小田原は、西方面への新幹線の起点となる駅で頻繁に利用しており、年々この駅構内でインバウンド観光客が増加する姿を見かけており、箱根はお正月の「大学駅伝」で十分という気持ちでした。
しかし、今回行ってみようかと思ったきっかけは、5月8日の朝日新聞湘南版の記事でした。
記事を引用すると

つつじ庭園に彩り 箱根「山の上ホテル」
箱根町の芦ノ湖湖畔にある「小田急 山のホテル」の庭園でつつじが見頃を迎えた。
ホテル開業77周年を記念して、今年は無料で見学できる。
ホテルは、三菱財閥の岩崎男爵の別邸の地に1948年に開業した。
当時から受け継いだ広大な庭園には84種、約3千株のつつじがあり、品種ごとに少しづつ時期をずらしながら花をさかせる。
ホテルによると、今週末から来週ににかけて、鮮やかな彩りを楽しめそうという。
この時期の庭園見学は昨年まで有料だった。
箱根港から山の上へはシャトルバスがでており、宿泊客は無料、詳しくはホテルに問合せ


入園料無料なら行ってみようか?

今年2025年、私の入院手術もあってまだ何処へも旅行をしておらず、昨年の「東北新幹線・福井」以来、一年間宿泊を伴う旅はしていない、けど近場で泊まる必要もなく、翌日の天気予報を見極めていける近場の場所・・・
でも何時もあの、小田原駅で見かけている「インバウンド・外国人旅行客」と一緒は嫌だなと思っていました。
そこで、インバウンドが少ない時間帯、朝一番にいけば空いているのではと考えました。
東京を起点にしている外国人観光客の足は、新宿から小田急特急で「箱根湯本」へ、そこからバメイン観光地の芦ノ湖や大涌谷へは箱根湯本から箱根登山鉄道に乗車し、「強羅駅」で箱根登山ケーブルカーに乗り換え、 その後、「早雲山駅」で箱根ロープウェイに乗車し「大涌谷駅」で下車が標準的アクセスコースで、時間も交通も一番かかるルートです。

一番早く、安く芦ノ湖へは、小田原から路線バスです。

東京からの「インバウンド」がまだ来れない時間帯、9時に箱根に入る戦略にしました。
自宅最寄り駅より東海道線 大船07:08⇒小田原07:49 @680円 
小田原から路線バス小田原08:10⇒箱根町港09:00 @1.340円 
箱根の観光開発については、西武と東急2つの交通系企業の開発戦争の場としてドラマがあった地で、バス会社も「箱根登山バス」と「伊豆箱根バス」と二社運行されているので、行き先も含めて注意が必要です。
それでも、小田原駅バスターミナル 芦ノ湖行きには数組の外国人カップルが並んでいました。
多かったのは、私達と同じように世代の女性一人旅の姿でした。
待ち時間に話を聞くと、同じ団塊世代の一人暮らしの「おばさん」、私達と同じ、先週の新聞記事を読み、今回の山のホテル77周年(私達世代と同じ喜寿)で無料だし、前々から行ってみたいと思っていたそうです。

小田原駅からはまだ若干空席はありましたが、箱根湯本駅ではインバウンド客や日本人で満席、満員となりました。
完全なる路線バスです、ルートはお正月の「大学箱根駅伝」のコースそのままのルートです。
箱根は今回、カミさんと二人でくるのは30数年でぶりですが、現役時代のある時期、神奈川県西部地区を営業範囲としていた建築会社顧客担当していた関係で年に数件の箱根・熱海・伊豆の現場を受け持っており、頻繁に箱根の山にはきていました。
30数年ぶりの箱根路、風景は変わっていませんが、自分の知らないホテルや建築物ばかりに目が行きました。
予定ば小田原から50分で到着予定でしたが、1時間15分かかりました。

元箱根港終点ですが、ひとつ手前の箱根神社入り口で下車

元箱根港には目的地「山のホテル」行きのシャトルバス停がありますが、1時間に3本なのは解っていましたが、芦ノ湖湖畔沿いの散策路を歩いても15分ほどの距離ですし、何度かこの芦ノ湖にきていても、一度も箱根神社にいったこともないので、歩くことにしました。
小田原駅でご一緒した団塊世代の「おばさん」は私達が終点手前で降りようとすると、私も一緒に行っても良いかときたので、カミさんに聞くと、山のホテルまで限定付きでOKで一緒に歩き始めました。
ちょうど新緑の季節、鶯が沢山啼いていました。
この日天気予報は日中25℃になるような陽気とありましたが、やはり標高は高い山地723mなので、なかは半袖ティシャツでも上着はやや厚手のジャンパーでぴったりでした。
インバウンド観光客の多くは5月の日本と、かなり軽装のようてすが、箱根は避暑地、温暖な神奈川でも雪道になる山地です。
一番気をつけなくていけないのは、霧なのです。
めったに霧のカーブの多い山中を運転する機会のない都会の車の事故が多いが、箱根路の特徴なのです。

予定通りの時間に「小田急 山のホテル」に到着しました。

既に駐車場は満杯状態でした。
私達と同じような年配・シニア夫婦カップルと、大きなレンズ・カメラのシニア男性が一杯きていました。
そして先ず庭園案内通路には行って飛び込んできたのが、この富士山とこのカラフルなツツジの丸い小山でした。
ツツジは鎌倉の各家庭の生け垣として多く見慣れていますが、このような丸く小山のように剪定されたは稀にみる、手間がかかった形であるうえに、絵に書いたように背景には青空と白い雪の頂きの富士山の姿が全面に、ドーンと現れてきたのです。
この風景を見るために、一週間毎日芦ノ湖湖畔の天気予報をチェックして、絶対に晴れている日、時間帯を狙ってやってきた甲斐がありました。
しかし・・この風景30分は保ちませんでした。
気温が上がり始めると次第に雲が湧いてきて、富士山頂は姿を消してしまいました。
残念、でもちゃん撮れました。

庭園は広大でつつじの他にシャクナゲ庭園もありました。

大きく丸い高さのあるツツジの山の間を庭園のモデルルートに沿って回遊・圓遊するコースになっています。
私達二人はいつものこと、各々勝手に動き回ります。
カミさんはぐるっと見て回れば十分、スマホ・カメラで撮影する女性が多いなか、全くカメラ・写真に興味は有りませんし、友人の鎌倉婦人から見せられるお孫さんの写真にも辟易しているようです。
私達二人はこれまで世界各地の絶景や名所を訪れていますが、2人並んでの記念写真は昔はありましたが、ここ30年全く撮ったことがありません。
私のようにwebで使うには顔がはっきり分かる写真はダメなのは当たり前ですが、カミさんも嫌いなようです。
一度国内の団体パックツアーに参加した時、私達二人が全く写真を撮らないを見て、何か撮れない・撮らない理由・・不倫カップルでないかと疑われたこともありました。
それでも、最近、今ではないけどお互いに顔写真の一枚も残しておこうか・・という話もありました。
「遺影」にする為に。でも葬式も仏壇もお墓もいらない夫婦二人だから、やっぱりいらいなかと今回も撮りませんでした。

若干早め「山の上ホテル」を引き上げ次の目的地「大涌谷」に向かう

 

山のホテルから芦ノ湖湖畔まで戻り、再び乗ってきた「箱根登山バス」で小田原方面に戻り途中の「小涌園ユネッサンス」で別路線「伊豆箱根バス」の箱根園へ乗り換えるのが、検索ルートとしてネットで紹介されますが、「テレ東路線バス乗り継ぎの旅」で鍛えられている私は、もっと安く、もっと早い目的地「大涌谷」に行くルートを発見していました。
歩いて乗り継ぐルートを発見しました。今いる「山のホテル」から芦ノ湖湖畔沿いを、西武鉄道の箱根観光の拠点地「箱根園」まで1.6kmあるけばそこから「伊豆箱根バス」の始発で大涌谷にいけます。時間もバス代も半額以下です。
一応、カミさんに事前にどちらを選択するか提案すると、もちろん、我が家のカミさんの大好きな「健康的」で「節約」ルートてOKです。

大涌谷はインバウンド、大半が大陸系で大混雑です。

箱根園始発バスで大涌谷に向かいます、何十年ぶりの大涌谷でしょう。
昔は大涌谷へのアクセスは限られていました。
小田原から小田急⇒箱根登山鉄道⇒強羅770円
強羅からケーブルカー⇒早雲山 430円
早雲山からロープウェー⇒大涌谷 1,500円
 合計2,700と高い。
しかし、反対、帰りの方向 大涌谷からバス一本で小田原にいけます。半分の1,230円です。
私達はもちろん、山の上ホテルから芦ノ湖を左に眺めながら徒歩20分で箱根園に到着し、10分後には小田原行に乗りました。
予定ではこのバス22分で大涌谷に到着なのですが、倍ちかく40かかりました。
渋滞の理由は大涌谷の駐車場に入る車の渋滞です。
多くのマイカー・レンタカーそしてインバウンドを乗せた大型観光バスで大涌谷の駐車場が満杯で溢れた車が一般道に長い列をつくり大渋滞していたのです。
案の定、大涌谷は至る所観光客で一杯でした。

箱根 大涌谷の絶景舞台“ちきゅうの谷”4月誕生

2025年4月25日、待望の新スポットが誕生しました。
ロープウェイの駅を兼ねた展望デッキとお土産物屋・レストランが入った施設、一番の売り張り出した、ガラスの床の展望デッキです。
予定ではここでゆっくり一時間滞在し、ここのレストランでお昼をする予定でした。
しかしここのレストランメニューを見てびっくり、特製大涌谷カレー2,400円、「フジサン推しペットボトル」500ml550円です。
それなら、小田原で食事しよう、でも、ここだけで買えるお土産をとカミさんは動き出して、すぐに戻ってきました。
売り場のレジ前の長蛇の列を見て諦めたようです。
その時、館内にアナウンスで流れました。
大涌谷から芦ノ湖湖尻へのロープウェイが故障でいつ運転を再開するか解らないので、バスの振替輸送をするとのことでした。
私達は反対方向の小田原にもどるのですが、バス乗り場大混乱、長蛇の列です。
私達が外国の山のなかでロープウェーの再開のメドが立たないと聞いたら、やはり慌てて帰りの交通手段の確保に動くのと同じで中国から観光客は一斉にバスターミナルに集まりだしました。
ヤバイ、反対方向とは言え、私達も観光をやめて小田原行のバス停に並び始めました。
意外と早くほぼ定刻通りにバスはやってきて、小田原には予定よりも1時間早く到着、ここでゆっくりとお昼と喫茶にしました。
今回の久しぶりの近場の行楽旅、交通費はスイカチャージ各々5,000円 10,000円
その他、食事・喫茶で15,000円で納まりした。

来月6月は伊豆半島下田のあじさい公園へ、
次回はゆっくりと何処かで泊まる予定です。
下田公園は下田港を見下ろす高台にあり、四季折々の花が見られる自然公園です。
特に紫陽花の名所として知られ、約10万平方メートルの小高い丘に日本紫陽花と西洋紫陽花が50種類以上、300万輪が咲き誇ります。とのネット情報です。

あれほど、世界各地の秘境・遺跡を旅してきた夫婦もだんだんと年寄りくさい、お花巡りの旅となってきています。


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posted by 西沢 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ