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2024年12月07日

今どきの学生は大変だなと思うことは

2024新卒学生就職人気企業ランキング

私達団塊世代の子供たちが大学を卒業する時、就職氷河期と云われていたようで。
就職氷河期世代とは、

バブル崩壊後の1990年代から2000年代に就職活動を行った世代を指し、2024年現在では40歳〜54歳です。
金融不安やITバブルの崩壊によって採用状況が悪化し、就職活動が困難を極めた時代でした。
私達夫婦は1978年、私が30歳の時に結婚しているので、この直後の生まれた団塊ジュニアが大学を卒業し、就職活動をしようとしてたして、ジャストこの就職氷河期にあたる訳です。
我が家には子供がいないので、この子供が思ったような仕事に就けない状況を肌で感じていませんが、私の兄の子も、カミさんの二人の姉妹の子供もこの世代です。
兄の長男は2024年、すでに50代に入っていますが、大学を卒業後、今日に至るまで派遣労働で、自宅から出たことはありません。

カミさんの甥っ子3人もほぼ同じ年代です。
3人のうち、一人は大手家電量販店に現在まで務めており、弟の一人は高校卒業後、これまでづっと派遣として働いています。
二人ともに埼玉の実家住まい、一度も一人暮らしの経験はなく、現在も独身です。
もう一人の甥も大学卒業時、就職で苦労し、都内で意に沿わぬ仕事につき、一年で退社して実家に戻り、地元の建設関連会社に勤めるようになり社会貢献出来る仕事として満足して働いていますが、依然実家から出ることはなく、独身です。

私達、団塊世代の当時の就職事情は
団塊世代の当時(1996前後)の大学進学率は全国平均で16%でした。
都会や地方によって違うでしょうし、進学した高校によっても大きく違ってき、私の地元の普通学校はほぼ99%が都会へ進学し、地元の工業高校・商業高校も元々全国的に有名な高校であった為、ほとんどの就職希望者は、当時の大手、東証一部上場会社に就職していました。
当時の高卒の人気は、やはり商業系では「銀行」「損保」「商社」でした。工業系では「製鉄」「家電メーカー」が人気だったようです。

この1966年の前後の景気は
高度経済成長期の只中、東京オリンピックや新幹線の整備などによる総需要の増加(オリンピック景気)で、日本経済は高い経済成長を達成していた。
経済成長は同時に証券市場の成長も促し、投資信託の残高は1961年に4年前の約10倍となる1兆円を突破した。
この勢いは、当時、「銀行よさようなら、証券よこんにちは」というフレーズが流行るほどだった。しかし、1964年に東京オリンピックが終了し、金融引き締めも重なると、企業業績の悪化が顕在化し、1964年にサンウェーブと日本特殊鋼(現大同特殊鋼)が、1965年には山陽特殊製鋼が負債総額500億円で倒産した。
重工業の不振は証券市場の低迷にある程度影響し、大手証券会社各社が軒並み赤字となった。
大手証券会社は金融債を顧客から有償で預かってコールマネーの担保に入れるというレバレッジの掛け方をしており、ある程度において自業自得であった。

なお、1964年は西ドイツ発行外債の内訳において、金融債が前年比で大幅に伸びていた。
ともかく重証の経営悪化を受け、日銀は公定歩合を1%以上も下げた。
しかし効果は薄く、政府は不況拡大を防ぐために、1965年5月に山一證券への日銀特融を決め、7月には戦後初である赤字国債の発行を決めた。
これを受け、同月を底値に株価は上昇し、結果、当時の政財界の関係者が危惧していた昭和恐慌の再来を未然に防ぎ、高度経済成長を持続した。

同級生たちのその後の進路は
この当時の中学の同級生で商業高校から、山一證券に入った友人は、学校側からこの証券不況のさなかに入社する学生は、きっと将来の幹部になると云われたそうです。
そして30年後、山一証券は、1997年に自主再建を断念し、廃業を決め営業は1998年3月31日に終了しました。同級生の彼は50歳でした。
その後、全く会っていないので消息は分かりません。
商業高校からそのまま就職した同級生の多くは、半数近くが大手都市銀行に入っていました。
その当時、都市銀行とよばれる銀行は全部で13行ありました。
第一勧業、富士、三菱、住友、三和、三井、太陽神戸、東海、大和、協和、東京、埼玉、北海道拓殖の13行
平成に入ると、三井と太陽神戸(1990年)、協和と埼玉(1991年)が相次ぎ合併し、前者がさくら銀行、後者はあさひ銀行をスタートさせた。
中学の同級生で商業に進み、高卒ながら「日本興業銀行」に入った同級生はその後、多くの高校の同級生とおなじ「みずほ」で顔を合わせたといってました。

都市銀行15行のその後
富士銀行   みずほ銀行(※長信銀の日本興業銀行も加わる)
第一銀行   みずほ銀行
日本勧業銀行 みずほ銀行
三菱銀行 三菱UFJ銀行
東京銀行 三菱UFJ銀行
三和銀行 三菱UFJ銀行
東海銀行 三菱UFJ銀行
住友銀行 三井住友銀行
三井銀行 三井住友銀行
神戸銀行 三に井住友銀行
太陽銀行 三井住友銀行
大和銀行 りそな銀行
協和銀行 りそな銀行
埼玉銀行 埼玉りこのそな銀行(※都銀に含める場合もある)
北海道拓殖銀行 経営破たん

1970(団塊世代大学卒時)新卒学生就職人気企業ランキングは

2024年の現在の人気ランキングと比べて、54年前の人気ベスト20と同じ企業は5社ありました。
・伊藤忠商事
・ソニー
・資生堂
・サントリー
・JTB


いずれもハード的ものづくり企業でなく、ソフトな企業であることが目につきました。
大学卒業の22歳で自分の進む道、企業・分野を独力が選択出来るか?、これまで歩んできた団塊世代の私達からみると、22歳の若者一人に決めさせるのには、抵抗・不安があると思うのは普通の親なら当然でしょうが、かといって親に選択権も決定権もありません。これからの人生に責任持たせるには本人に決定させるしかありませんが、親として社会人としてのアドバイスは必要だと、自分の人生を振り返って、断言出来ると思いますが、子供のいない夫婦は何を云っても「他人事」なのは解っています。

ましてや21年前に退職してたリタイヤシニアのアドバイスなんて




21世紀グローバル社会のサラリーマンは大変だ
ネット上で次のようなものを発見しました。カタカナ語を使いこなせるか

表にして出題されればわかるけど
単独の単語、英語の会話となるとかなり怪しくなってます。
以下は私が念の為に確認してたものです。

ASPS・・は話し言葉でなく、メールで使われている、as soon as possibleの略でしょうが

リスケ・・なんて本当につかうのか リスケジュールなのでしょうけど

アジェンダ・・たんに会議用の資料でいいのかな

ローンチ・・唯一解らなかった 英語の「launch」に由来し、「進水させる」「世の中に送り出す」という意味

スコーブ・・「スコープ(scope)」は「範囲」「作業範囲」「作業領域」 これも初めて知った
シナジー・・「相乗効果」複数の企業やプロジェクトが協力すること
バッファ・・「buffer」スケジュールや予算、人員、在庫などに対する「余裕」や「予備」
B to B・・企業間で商品やサービスの取引を行うビジネスモデル
B to C・・(Business to Consumer)対消費者モデル
サジェスト・・(suggest)提案 検索意図を予測して候補
ドラフト・・提案
リテラシー・・現場で求められる知識やスキル、教養 「社会人基礎力」
アズイズ・・(As-Is) 「現在の姿」「現状」

あーあ、早くリタイヤして良かった。


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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ