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2024年10月16日

もしかして近未来のアメリカ 映画 シビル・ウォール 



今年、映画を見に行ったのはいつだったろう。

何をみたのだっけ、何処の町のシネコンに行ったのだっけ。
覚えていない・・・、イヤそれは拙いとブログ見直した、そうアカデミー賞作品賞と騒がれていた「オッペンハイマー」を見た、シネコンは二駅先の東海道線辻堂駅前の大ショッピンクモールの中にある、109シネマだった。
自宅から一番近く、交通費も安く快適な環境のシネコン・・・だがあまり好きではない。
109シネマの上映作品は、アニメ・若者向け・ハリウッド・何よりも入場料が期待できる作品のみをやる、経営方針。
良い映画、見て欲しい作品だが、入場者が見込めない作品は「絶対」に演らない経営方針のようだ。どんな、シリアスな映画、感動的な映画でも見終わって、会場の外に出ると、そこは湘南の少し豊かな住民とその子供たちがショッピングを楽しむ、華やかな、湘南のテラスモール、
西の空にの彼方には富士山が見える、駅のホームには5分おききに、湘南新宿ライン直通東海道線快速がホームを通過していく。
つい、5分前まで浸っていた映画の世界と違った、どちらかと云うと明るい風の雰囲気の・・・湘南の風、この数ヶ月、外出時の暑さに参っていたのと、映画を見た後の外に出た時のギャップに戸惑っていた思いが強いのと、見たいという映画がなく、家に閉じこもっていました。

ようやく、秋の雰囲気、風になって映画を見に行く気にもなってきました。

今、評判の映画と云えば来月のアメリカ大統領選挙を控えて、注目されている映画「シビル・ウォール」が良さそう。
この映画は娯楽作品ではなくやや硬めの映画ですが、今アメリカで大ヒットしているので、
「109シネマ湘南」でもやっている。
上映時間をみると通常音響のスクリーンは、08:45、次は13:55、最終は18:55
IMAX-レーザーという光と音が特別でシニアでも+1,900円の3,200円です。
上映回数も多く11:55、14:20、16:45、最終は21:35、都会の駅前交通の便の良い立地を活かしての料金設定です。
普通のスクリーンで十分満足なのですが、初回の8:45は早すぎる、少なくも家を7時代後半にでなくはなならないし、次の13:55はお昼時には中途半端すぎる。
他に近所でやっている所を探すと、湘南・横浜近辺の映画館全てでやっています。
一番、交通の便が良く、交通費も安いのは、横浜駅、桜木町駅周辺にいくらでもあるのですが、全てショッピングビル内で、雰囲気は109湘南と同じです。

私の好きな雰囲気のシネマ、平塚シネプレックスは、やや昭和の雰囲気を残すシネコンです。
しかし、平塚駅から徒歩15分、自宅最寄り駅からの電車代も、乗車時間は短いのに料金は横浜よりも高いのですが・・・
ともかく、空いていて、事前ネット予約しなくても、いい席がその場で取れるのです。
いい映画の余韻に浸ることの出来る環境にある多スクリーンのシネコンなのですが、やはり映画館なのです。
時間も初回9:50ことで、普段の朝の時間ルーティンのままで出かけられるのも気に入って東海道線下り電車で平塚に向かいました。

「映画シビル・ウォール 解説」より一部引用 
「お前は、どの種類のアメリカ人だ?」
映画の舞台は、連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。
テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“⻄部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。
就任“3期目”に突入した権威主義的な大統領は、テレビ演説で「歴史的勝利に近づいている」と力強く訴えるが、ワシントン D.C.の陥落は目前に迫っていた。
ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。

だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていくストーリーです。
まず『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の舞台になった近未来の米国では、アメリカ合衆国大統領が“3期目”に突入し、FBIを廃止している。
この辺りは説明がないのでピンとこない人もいると思うが、米国では大統領の任期は憲法で2期までと定められている。
どんな理由であれ在職期間が3期目に突入するというのは現職大統領が憲法と民主主義を超越した存在になってしまっていることを示している。
そもそも米国大統領の任期が2期までとなった理由は、初代大統領のジョージ・ワシントンが自ら3期務めるのは“不適当”であるとして3度目の大統領選に出馬しなかったことに由来する。
フランクリン・ルーズベルトは第2次世界大戦下で4期まで務めたが、その後、1951年に憲法修正22条で3選は禁止され、「2期まで」という伝統はルールに変わった。
米大統領は1期あたり4年を務めるため、『シビル・ウォー』の大統領は8年以上その職に就いていることになる。
〜中略〜
『シビル・ウォー』における米大統領は「人類における最大の勝利の目前にいる」とスピーチするが、ラストの展開を見るに、大統領はこの時点で苦しい状況に立たされていたことが分かる。
14ヶ月以上メディアの取材を受けず、都合のいいことだけを発信してきたのだろう。
この時点でアメリカ合衆国からは19の州が離脱している。現実の米国は50州の集まりで編成される連邦であり、作中で残されたのは31州ということになる。
合衆国から離脱した組織として“フロリダ同盟”といった名前も登場するが、『シビル・ウォー』で中心的な役割を果たすのは西部勢力=WF(Western Forces)だ。
WFはカリフォルニア州とテキサス州からなる連合で、その旗は13本のストライプと二つの星からなる。
現在のアメリカ国旗は、13本のストライプに州の数と同じ50個の星が象られている。
13という数字は米国がイギリスから独立した際の州の数であり、1960年にハワイが50個目の州として加わってからは50個の星が描かれた国旗が60年以上にわたって使われている。
もともとアメリカ国旗は13の星とストライプというデザインだったが、南北戦争(英語では「シビル・ウォー」と呼ばれる)で奴隷制廃止派が勝利して以降、星の数が増えていき現在の50個になった(追記:独立から南北戦争までの間も州と星は増えており、南北戦争時点で星の数は33だった)。
このため、米国では今でも極端な保守派は独立時の13の星の国旗を掲げることがある。

なぜカリフォルニア州とテキサス州なのか
『シビルは・ウォー アメリカ最後の日』で興味深いのは、米大統領に挑む連合軍としてカリフォルニア州とテキサス州が手を組んでいるという点だ。
テキサス州は伝統的に保守派の共和党が強く、共和党のカラーをとって「レッド・ステート(赤い州)」と呼ばれている。
一方で、カリフォルニア州はリベラルの牙城で、民主党のカラーから「ブルー・ステート(青い州)と呼ばれている。
そうした政治的な傾向もあり、ドナルド・トランプを支持するイーロン・マスクのX社はカリフォルニアからテキサスに移転している。
実はカリフォルニア州もかつてはレッド・ステートの一つだったが、1992年からは民主党の牙城となった。
独裁の道を歩み出した大統領に対し、保守とリベラルが手を組んだという見方が有力だが、州の政治的傾向が変化することはままあり、そうした歴史も反映されているのかもしれない。
〜後略〜

この映画のストーリーは、

ベテラン女性戦場写真家に憧れた23歳、Nikonのフィルムカメラを持つ新人駆け出しカメラマン女性を中心に展開されていく。
彼女は南部から現職大統領が支配するワシントン・DCに向けて出発する「プレス」と記された車に一緒に連れて行ってくれと懇願するところから始まる。
四人はロイター通信社の記者、引退間近のベテラ記者とこの二人の女性カメラマン、ワシントン・DCまでの一種のロードムービーです。

シビル・ウォー、つまり内戦です。
世界各地で内戦と云われているもが沢山あります、アフリカの民族間の殺し合い、バルカン半島の人種によるもの、イスラム世界の宗派によるもの、中国でもアジアでも、同じ国内での
紛争・内戦・殺し合いがあります。
この近未来のアメリカがです。様々な人種、移民によって成り立っている国なのに、ワシントンDCの主とも南部テキサス・カリフォルニアを舞台とする、生粋のアメリカ人との対立がかつての南北戦争のように、合衆国全体に広がっていくのです。
暗に、現在大統領選挙間近になっている、トランプの「メイク・アメリカ・アゲイン」を皮肉つて造られているとも云われています。
南部からワシントンに向かう、ジャーナリストの車は各地・各州で様々な内戦による犠牲者をカメラにおさめていきます。
そして、各地の検問で「お前は、どの種類のアメリカ人だ?」と詰問されます。
映画のなかでは、中米・南米から移民、或いは移民の血をひく人々は別の場所に連れていかれ、英語を上手く喋れなかった香港人はその場で射殺されていました。
いつか、こんなアメリカがあった、そしてこれからこんなアメリカが誕生するかも知れないと思わざるを得ない映画でした。

映画が終わったのは11時50分、平塚駅へ

お昼を食べに駅北口へ。
平塚シネプレックスは平塚駅の南口にあります。
平塚の町の中心は北口に開けた商店街や、旧東海道沿線が町の中心てで南口、海側は工場地帯であったり、競輪場のある地帯で平塚の町の裏側という印象があったのですが、令和の現在
マンションが立ち並び、シネプレックスを抱えたショッピングセンターとして若い世代が多く住まう地域となってきています。
それでも、やはり平塚七夕で有名な町の中心は北側です。
今回、普段まっすぐに自宅に戻るのですが、時間的にお昼、そして駅北には、昔、現役時代担当していたお客さんの会社が入るビルの下に、「牛丼の吉野家」が入っているのを思い出し、そして、今週「吉野家秋の牛丼まつり開催中」を思い出していました。
そうだ、498円が今日「牛丼並がサンキュッパ398だ」
松屋牛めしは普段は430円が50円特別クーポンで380円に
すき家の牛丼430円も、80円割引クーポンで350円に。
でも、やっぱり吉野家が一番高いけど美味しい。

昔の深夜、早朝の吉野家牛丼の味と、昔の職人さん仲間を思い出して、平塚駅北口でランチして帰宅しました。

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ