初めて前立腺腫瘍マーカー検査PSAを受けたのは、退職後55才後の普段のかかりつけ医のクリニックでした。
すでに横浜から鎌倉に引っ越ししていましたが、かかりつけ医ファミリーダクターはこれまで現役時代に通っていた地元、横浜の医院に通っていました。
その医院の通常の定期検診の際の血液検査のなかにPSA検査がいれてあった為です。私の知らない間にです・・・
そして、翌月の検診の際に結果を示して、通常値よりもかなり高い値を示しているので精密検査が必要と云います。

PSAの正常値が4のところ、私の場合は9でした。
この値の9という数字にたいして、私は質問しました
「どの程度の数値なの、現天皇陛下と比べて」
この頃、平成天皇の前立腺がんの治療について、広く新聞メデイアで論じられていた頃です。
「そんなに悪くはない、けど一度精密検査か必要な値ではある」
「どうしたら良いの」
「横浜市大に紹介状を書くから行って」
このかかりつけ医ドクターの出身は横浜医大なのです。
「あすこは遠い、交通の便が悪いから、嫌」というと
「何処がいいの」と聞くので、
自宅から徒歩圏内の「湘南鎌倉総合病院がいい」と応えると
「あそこへは、自分の患者の紹介状は書きたくない」と云います。
とにかく、このドクター(私と同い年)は頭から、地方の医大や私立の医大の卒業レベルを疑っているのは知っていました。
そして、日本医師会にも所属していないし、良く知らない地方の医大出身の医師ばかりの病院へ、自分の患者を紹介したくないと云いました。
この日以後、このクリニックには行っていません。
現役時代、ウズベキスタンを旅した時に感染したA型肝炎をこのドクターはただの風邪の診断し、医療関係者であったカミさんがトイレの私のおしっこの色を見て、直ぐに友人が看護婦長をしている大病院へ連絡すると、タクシーで直ぐに来てくれ、玄関でストレッチャーで待ち構え、即入院してもらう。ということがあったのです。
あれいらい、ファミリードクター、クリニックは
・消化器内科系
・血圧、老人医療系
・脳神経外科系
・整形外科系 は全てこの大病院徳洲会系のクリニックです。
その他に
・眼科 緑内障予備軍で年に二回の視野検査
・耳鼻咽喉科 はちょっとした風邪に
昨年、後期高齢者となりました。
私のまわりや、カミさんのお友達の後期高齢者はほとんど二割負担ですが、私は晴れて、堂々の1割負担ですんでいて大助かりです。
この日、四ヶ月に一度のPSA検査です。

玄関に入って、変化に気が付きました。
前回まで玄関に入ると、手消毒のゾーンの後、体温測定カメラゾーンを通過しないと中にはいれなかったのに、この日この2つ共にありませんでした。
コロナが第三類になったからでしょう、でも病院内には、マスク着用のポスターが見受けられました。
2階の検査受け付けコーナーに行くと、7時15分で10数人が並んでいました。
私の場合、自宅から徒歩圏ですから10分前に来るのはさして苦ではありませんが、この時間帯、まだ徳洲会の無料バスはなく、路線バスも少ない時間帯、ご家族の車で来るのでしょう。
国内二人の自由旅行は免許返納している私達は地方ではたびたび路線バスに乗ります。
路線バスに乗ると必ず通るの、総合病院とイオンモールというのが地方の典型的なパターンです。
年老いた二人だけの家庭のパターンでは、車が使えないとなると、必要なのが「日々の買い物」と「医療機関」への「足」という日本の高齢化社会の現実を実感します。
特に、地方と限定しなくても、今の住まいでも、年々、筋力の衰えを気にし始めているお年頃、きっと買い物と医療機関への足は気になるだろう思ってます。
大病院まで徒歩15分、ターミナル駅、商店街、行政役所、大型スーパーまで徒歩10分の環境に住んでいても、これから先のことを考えなくてはならないとは、退職前には考えもしませんでした。
血液採血のトラブルが最近多い

主には血液検査と、尿検査、なかには早めのエコー検査も7時半からやっています。
私の場合、前立腺腫瘍マーカー検査、「PSA」と一般的な「生化学検査」です。
採血室で再び番号をとると、この日、あれだけ早く来て並んだのに20番でした。
採血は看護師の仕事ではなく、今の大病院では検査技師の役割で、10ある採血ブースには20代の若者が並んでいます。
最近の傾向として、女性よりも男性が多く目立ちます。
かれらの殆どは、専門学校それも徳洲会傘下の学校の卒業生徒で、グループ病院の第一線に配属されてくるのです。
4月の採血室は、気をつけたほうが良いです。
採血に馴れない新人が多いのです。
昔はそんなことはかんがえませんでしたが、年齢を重ねると(老化、年を取ると)採血のための血管が細くなり、見えにくくなってきています。
特に、私は体質的なのか、太ってもいないのに血管を探しにくいようで、馴染のファミリードクターの所では問題なく、一発で採血できるのに、ここ大病院では苦労しています。
今回も新人のようで、「私の血管は細く出にくいので、見える範囲の所で採種しても良いよ」といっているのに、正規の学校で習ったような上腕部で取ろうとし、苦戦し結局あきらめて
見えている血管からとりました。
家に帰ってみると、青タンになっていました。
元専門家のカミさんは私の腕をみて、簡単にとれそうなのにね、と云いますが・・・
そのまま居心地の良い病院内で朝食を

二時間という中途半端時間、一旦家に戻って、朝食をしてから再び30分前に戻ってきても良いのですが、一応泌尿器の受け付けで聞いてみると、一番になっているので、9時20分ごろになりそうというので、一旦自宅に帰るのを止めて、下のコンビニへ行き、サンドとドトールのコーヒー済ませて待つことにしました。
広い、大きなロビーのなかで、一番座り心地の良い椅子と、空調の風が直接当たらず、此方側から入ってくる患者・お客さんを見渡せる絶好の場所は長年通っているので分かりますので、
そこでゆっくり、持参した文庫本を読んて時間を過ごしました。
文庫本は、やっと文庫になった林真理子「小説8050」です、
ドクターの問診の時間をわすれそうになるぐらい、私達団塊世代にとって切実な内容で1時間はあっというまに過ぎました。
今回、今まで長年診ていただいた、泌尿器のドクターが代わりました。
大病院グループ内の移動なのかも本人の退職なのかわかりませんが、二ヶ月前に病院から連絡があり、予約の医師が変更になるが、このまま、継続するかどうかの問い合わせ通知がありました。
15年以上ものお付き合いのあるドクターですが、他の内科系と違ってそんなにいろいろな臓器と関連や、生活習慣とも関係ないなく、過去のデータさえ引き継げれば問題のない泌尿器なので、特別今までのドクターに拘ることもないので、そのままこの病院で診ていただくことにしました。
15年も同じドクターが私のPSA値を見続けてきています。
最初PSAの値が9から始まり、一度生体検査をしてセーフ、10数台の値になり二回目の生検、20台になり三回目の生検でセーフです。
最初の頃の生検は一泊二日入院でしたが、最近は安全の為と二泊三日の検査入院となっています。
前回、昨年のPSA検査の値は19で今回は22でした。
普通、一般的にPSA値20台というのは、かなり濃度の濃い「灰色」で生検必須の値なのですが、今回の新たな泌尿器のドクター・・・かなり若く20代ぎりぎりかな今までの15年間の推移をみて、「様子見」ということになりました。

ある程度、決めておかねばならないのでしょうが・・・
しかし、出来ることなら生検はしたくないが本音です。
・数値がたかくても、このままで構わない
・特に今更、ガンと診断されなくても特段問題がないし
・麻酔による尿閉のほうがつらい
・ずっと前立腺肥大で構わない
・がんであっても手術はしない予定だし
・平成天皇陛下だってあのお年で過ごされているのだし
映画館で二時間保たないのは我慢するしかないのだ
頼るのはネット上の通説
前立腺がんと診断される人の数は、年々増加傾向にあります。
ただ、患者数は多いものの、前立腺がんは治療によって治る可能性が高いがんです。
がんが前立腺の内部にとどまっている早期の段階で発見し、適切な治療を受けた場合、5年相対生存率は100%とされています
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