メは目、ハは歯、マラは男性に限っては下半身の機能を云います。
目の老化の始まりは今でもはっきりと覚えています。
イースター島へ行くためにタヒチの空港で降りて、入国書類を暗い空港の机に向かって書いている時、あまりの書類に書かれている字の小さに、そして英語でなくフランス語であったためと、周囲の暗さの為、とイラつき、自分の目の悪さに毒つき、空港職員についに「Do you have reading glasses?」と云ったのを覚えています。
ついでにスペイン語でもいいました「tiene antiojo para viejo」文字通り、老人むけメガネという言い方です。
この時私は47歳でした、ついに老眼鏡が必要になったのか・・・
と今でもはっきり覚えています。
次の歯ですが・・・
昭和の時代、家が商売をやっていた、貧しい家庭の子供と育ったせいにしていますが、あの頃の子供は今の子のように、朝晩ちゃんと歯磨きをするような習慣はなかったと思います。
中学の修学旅行先でもみんなが一緒に旅館の洗面所で歯ブラシを使っていた記憶映像はありません。
そして、20歳に日本を離れ、南米で暮らすようになってからも、毎朝、歯を磨く習慣はなく、当然、自然に虫歯になり、ブエノスの歯医者さんに飛び込むと、有無もなく、抜歯されておしまい・・・そんな生活でした。
毎朝夕、しっかりと歯を磨く習慣は、日本に帰り、カミサンと暮らすようになった28歳の頃からですが、大が物件の現場監督仕事柄、お昼も、夜も不規則な食事で、家の外で歯磨きいるような習慣は、ありませんでした。
歯を大切にしなくはいけない、と真面目に、本気で考えるようになったのは、退職の数年前に定期的に通いはじめた横浜の歯医者さんからでした。
私より一回り下の年代、診察台3つだけのこぢんまりした診療所、割りと馬の合うドクターで、退職後鎌倉に越してきてからも、電車で二駅交通費をかけて、通ってきており、私のボロボロの歯を全て、このドクターに全面的にお預けしておりす。
最後の「マ」の下半身機能については・・・
色々差し障りあるやも知れませんので、次回ブログ「おしっこ」のページで書きます。
ひとつ、言えることは、比較的現役時代の仕事(接待したり、されたり)の性格と、退職後のホーム・ページ支援の客先として風俗関係とのお付き合いが長く、深いのでコロナ前まで、二年前までは、それまでの生活と一緒だったということです。
最近、ここ二ヶ月、毎週一度、歯医者さんに通っています。
前歯がもう限界にきているからです。
左奥歯、右奥歯ともに、歯槽膿漏と虫歯で限界に達し、抜歯して、ブリッジになっているところに来て、前歯も怪しくなって来ている所、ある日前歯でお気に入りのフライドチキンの軟骨部分を何時ものように噛み砕くと、前歯がかけました。
もう、全面降伏、お手上げでドクターに泣きついている状態が続いています。
こんな時、フレイルと云う言葉をネットで聞きました。
先ずフレイルとは
高齢になって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態をいいます。
筋力などの身体機能の低下より先に、社会参加など他者との交流が減ったり、口の機能が衰えたりすることから始まります。
しかし、早めに発見しに適切な対応を行うことにより改善できる状態をまだ病気ではなくフレイルといいます。
そして今回のテーマオーラルフレイルとは、
噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることを指し、早期の重要な老化のサインとされています。
噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招いたりすることから、全体的なフレイル進行の前兆となり、深い関係性が指摘されています。
私はこのチェック項目のほとんど全てがあてはまります。
・固いもの・・・これは義歯のせいと諦めかけています。
・薬が飲み込みにくくなった。確かに喉の筋力が衰えているのでしょう。
コップ一杯の水を一気に飲み込めません。
・口臭は歯槽膿漏の悪化で気になっており、朝一番のリステリンウォッュがかかけません
・今までカミサンと一緒に終えていたのが、10分以上長く食卓に座っています。
・薄味がわかりにくくなってきている・・・このチェックシートで改めて実感しました。
・食べこぼし、情けない、年寄りだから仕方ない、自分自身でも哀れと思っています。
これは口が十分に大きく開かれていないのでしょう。
・口の中に食べ物が残りやすい・・・歯茎が痩せてきているからなのは分ています。
食事の後、口をゆすぐと大量の食べかすが洗面所に残るようになりました。
将来の何処かの施設で介護士に食事介助をされている自分の姿を浮かんでくるようです。
そうなってはいけない、絶対いやだ、今から積極的に予防しなければいけない
フレイル予防は3つの柱を底上げして、健康な日々を送ろう
1,栄養 食・口腔機能
・食事、(タンパク質とバランス)
・歯科口腔の定期的な管理
2,身体活動 運動・社会活動
・たっぷり歩こう
・ちょっと気張って筋トレ
3,社会参加 就労・余暇活動・ボランティア
・友人と一緒に食事する
・前向きに社会参加
別にこれらの1,2,3は、オーラルフレイルに限ったことではなく、退職した55歳の時から心がけてやってきています。今更、人様やネットから云われなくても十分に分かっててる、シニアライフ20年の現役経験者の私です。
足腰のトレーニングの大切さは分ていましたが、これほど口の中、歯が大切、歯が命とは思ってもみませんでした。
ボケなければいい。自分の足であるければいい。
そう思っていましたが、口元が緩んでき、食べ物をこぼし、時にはよだれを吹くティシュが必需品となっていく自分を自覚すると5年前、プログラム講座に参加していた80代の生徒さんの言葉わ思い出しています。
「自分自身が情けなくなることがあります、先生」と云った言葉を思い出しています。
あの言葉を聞いた一年後、あの83歳の生徒さんは、子供のいない、寝たきりに近い奥様一人を大きなお屋敷に残して逝きました。
まるで、自分の将来をみているようです。
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