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2022年06月25日

大病院待合室とイオンフードコートの共通点


お題「大病院の待合室とイオンのフードコート」に共通するのは
ヒント、テレ東・太川陽介

この問題は、地方にお住まいの方なら超簡単な問題です。
都会の比較的便利な場所に私達ですが、分かります。いつも旅先で経験している場所だからです。答えは「シニアの集う場所」なんです。
「きょういく」「きょうよう」の場所なんです。
昔、現役の頃テレビ番組の高齢者の医療費の増加に関する討論会の席で、どこかのエセ評論家が、年寄は用もないのに病院に行く、暇つぶしに医療機関に行く、医療費の無駄遣いと云って物議を醸し出し、私達世論もそうだ、そうだと言ったことがあります。
そして、退職後海外旅行を卒業して、日本国内自由・個人旅行で各地を動くようになり気がついたことがあります。
早々と運転免許証の更新をやめた私達は、レンタカーが使えず、頼るのは交通公共機関のみ、自分の住む首都圏・近郊でしたら何ら不自由はないのですが、地方となると全く条件・環境が異なります。
退職後、数年に一度北海道を旅しますが、行く度にJR路線が消えていきます。
東北の海岸線や、山陰の海岸から山間部へのバス路線も消えていたり、本数が極端に減ってきています。

テレ東の人気番組「路線バス乗り継ぎの旅」(私にとって地方都市めぐりのバイブル的番組)は、旅するタレントはスマホ・ネットは使えませんが私達は自由人、事前にルート、時間は調べられますから細々したバス停の場所、時間を調べられます。
分かってきたのは
1,ルートと
2,時刻表のふたつ

どんな辺鄙な地方都市でもはっきりしているのは、JR駅・地域中核病院・ショッピングセンターを結ぶ路線は確保しようとしています。
多分、行政・自治体からの補助金がでるからなのでしょう。
私達のような都会からくる観光客は全く考慮していません、当然地元の生活路線優先です。
ですから、ルート・本数・時間帯は自ずと限られてきます。
朝の通勤、通学時間帯、午後正午過ぎの診療時間が終わる頃、バスが頼りのお年寄りがイオンモールでお買い物して、フードコートでお友達と一時過ごした頃と、学生の下校時間に便が集中し、早いところでは4時頃、最終バスと云うとのが多いです。
では、病院やショッピングセンターで働く人達は?となると、この方たちは地方では必須の一人一台の軽自動車で通勤するので、不要です。

では、都会のシニアたちの「きょういく」「きょうよう」は何処?
ショピングセンターのフードコート
確かに昔、わが町にヤマダ電機があった頃、朝の10時から、地下のフードコートの一角にあるマクドナルドスペースは、100円コーヒーと100円マックひとつで長時間占領する、ちょっと貧相なお年寄りグループ6〜10人程度に長時間占領されて店長は頭を痛めていました。
やがて、このヤマダが入っていたビルは、再開発で取り壊されて、高層マンションに生まれ変わり、マックもフードコートも綺麗になり、ちょっと貧相なお年寄りグループには、不似合いな雰囲気のお店となり、姿は消えました。
私が映画を観に行く2駅先の辻堂駅前のテラスモール湘南のフードコートは、オシャレな雰囲気の上、フードコートのメニューはいずれも単品で1,000円近くするものぱかりで、とても、暇な年金シニアのおばあさん達が毎日、暇つぶしをするような場所にしなっていません。

地方の「きょういく」「きょうよう」は何処?
5年前頃、カミさんと二人で青森を旅していた頃、青森駅の待合室で数人のお年寄りが固まって、お茶やお菓子を持ち寄っておしゃべりしていたのを見かけました。
翌日、東京へ帰るために再び駅の待合室によると、同じメンバーが同じ場所に座り、談笑していました。
昨年、兄と二人で青森を旅した時、再び青森駅に立ち寄ったら、人数は減っていましたがあの時見かけた、お年寄りを数人みかけました。
地方では、JR駅が格好の「きょういく」「きょうよう」の場所のようです。

大都会から離れた地方都市でシニアが集まりそうな場所は

鎌倉市のホームページを見ると、「教養センター」なるものが市内数カ所にあり、お年寄りが好きなお風呂もあるようです。
いずれもJRやモノレール駅から遠く、いかにも老人センター的なイメージが強いので、私達の世代では行く人はいなく、益々ひとり暮らしのシニアは孤立していくのではないかと思われます。
集まるのではなく、行くと顔見知りに合う確率の高い所があります。

地区センター・行政センター・NPOセンター・学習センター・体育館?
いずれでもありません、一番確率の高いのは、地域の中核病院、鎌倉で云えば「湘南鎌倉総合病院」の大きな、綺麗な、コンビニも、ドットールカフェもある待合室スペースです。誰でもが入れる、wifi完備の待合室です。

※この大病院が出来た頃(2010年)、徳洲会と私達地元ボランティアセンターの間で一緒に何か出来ることはないかと云う会合が持たれたことがあります。
この席で、全診療科の待合室とか病室とは云ことをいませんが、図書室と1階玄関・会計待合室にはwifi設備を設けて下さい。と提案しましたら、病院とは、そのような場所ではない、できるだけ早く自宅に戻っていただけることを考えているので、そのような設備は考えていない、と回答されました。あれから12年、大病院だからこそ、いつでもスマホが繋がる環境が必要な時代がやってきています。



病院は高齢者にとって「きょういく」「きょうよう」の場所です。
イオンモールのフードコート的におしゃべりや、お友達に会いに行く場所ではなく、必要だから、行かなくては行けない場所の大きなイベントの場所だから行く、行かざるを得ない場所なのです。
6月、私の「きょういく」「きょうよう」都合8回いくことになりました。

歯医者さんが毎週一回、計5回 4,450円
前歯がチキンの軟骨を噛じったことにより、一部欠落しました。
マスクをしているので、それほど「草野球のキャッチャー」(ミットもない)ではないのですが、やはり暇な時期、そして医療費が集中する月に直そうと、昔住んでいた横浜の顔なじみの歯医者さんに電車代をかけて、週一の「きょうよう」です。

眼科、半年毎の検診 3,300円
6月は半年に一度の「視野検査」の月です。
事前に予約を入れての総合検診でおよそ、1時間半の「きょうよう」で3,300円也
鎌倉に越してきた時から通っています眼科で、昨年までは現在のドクターの母親が主治医でしたが、お歳で息子さんに代替わりしました。
母親ドクターから大学病院にいた息子さんに変わった半年、患者数は激減しました。
カミさんも同じ眼科医院に通っていたのですが、息子さんに代わってからというもの、受付、眼科検診機械操作から全て、母親の代のスタッフを入れ替え、機械化、電子化は仕方ないにしろ、大学病院での患者の扱いと町医者の眼科、特に高齢者との応対の仕方に慣れなず、高飛車、上から目線で、眼科をかわろうかなと、云う有様です。
この眼科の母親ドクターの夫もある病院の医者で、カミさんか一時期一緒に手術室ではたらいたことがあり知り合いでした。
・・・・やがて一年経過し、この若手眼科医の患者さんへの対応が全く以前と違い良くなり、患者も元にもどったようです。
そりゃそうだ、町医者と大学病院では違うのは当たり前だ。
患者の3/4は、高齢者の女性なんだから

脳外科MRI検診4,380円

脳のMRIは特に、何年に一度とは決めていませんでした。前回は4年前です。
今月も特に予定していなかったのですが理由は2つ
1,夜間頻尿のせいか、昼間寝不足なのか、時として軽いめまいに襲われることが、最近多い。
2,今月は、歯医者を始めとして医療費が高額医療費限度8,000円あたりまで行くかもしれない。
午前中、眼科検診の視野検査でかなり疲れたのか、(視野検査は意外と目と姿勢により疲れるのです)昼寝の後、前頭部に違和感があり、若干汗ばむのです。
普通、よくあるケースなのですが、カミさんが気にしはじめ、念のために大病院の脳外でみたもらったほうが良い、と言い出し、湘南鎌倉へ行っても初診外来扱いになり、何時間待たされるか分からないから、救急車を呼ぼうと云います。
「お願いだから、よしてそんなみっともないこと」をと言うと
「生死に関わる重大事だったらどうするの」と言い返します。
私は、数年前にファミリードクターから紹介された、「脳外」の診察券があるから、そこに電話してみよう。というと
そんな話初めて聞く、なんで今まで黙っていたの?・・・
まあまあまあ・・・・
電話すると、特別に予約に割り込むことは出来ませんが順番に見ます。
今、来てくだされば、問診・MRI・診断が夕方7時までには終わることが出来ます、というので行くことにしました。
カミさんはタクシーで行けといいますが、同じ駅の西側と東側、ぐるった線路を跨ぐこと二回で返って時間がかかるのて歩いて行くことにすると、カミさんは一緒に付いて行くと云います。
それと云うのも、カミさんの姉の夫は、このような症状でくも膜下出血で倒れ、2日で失くなっているからです。
結果は・・・
4年前のMRIの画像と今回の画像2つ並べて、とても親切に、特にカミさんには丁寧に説明していました。きっとドクターはカミさんの言葉の節々から同業界の人間と推察したのでしよう。
結局、何ら異常はなく、4,380円でした。

2ヶ月に一度の内科定期検診で2,840円。
私は、退職して鎌倉に越してきても暫くは、現役時代に長いこと通っていました同世代の開業医に寄っていました。
この長年通っていた馴染みの医院をやめて、鎌倉のクリニックに変更したのは、前にブログで書いたかも知れませんが、この医院ではじめて受けた前立腺がんマーカーの値が高く、専門医での精密検査を勧められた時、この馴染みのドクターは自分の出身大学系統の病院に紹介状を書くというので場所を聞いたところ。横浜の山の上、自宅から電車とバスを乗り継ぐこと1時間の大学病院です。
私、拒否して、自宅から徒歩15分の湘南鎌倉病院に行くと云うと、「自分の大切な患者をそんな訳もわからぬ病院、何処を出たのか知らぬ医者に任せられない」というので、呆れ果て、「構いません。自分で行きます」とこの、某有名医大の先生から分かれることにしました。
そして、地元で紹介されたのが、徳洲会の研修医から湘南鎌倉で5年ほど務め、二人で開業したばかりクリニックです。
お一人は男性で専門は「消化器内科」、もうひとりは女医さんで専門は「老人医療・血圧内科」でとりあえずこの女医さんが私のファミリードクターです。
二人共、クリニックが順調に動き出すまで、元の病院の診察や、訪問介護を受け持っていました。
横浜と診療所の医者と違って話やすく、自分の専門外になると元いた大病院のネットーワークが生かされ、安心して通える、そしてかなり融通のきくクリニックで重宝しています。
私の現在74歳の薬を飲んでいる持病とは
1,前立腺肥大
2,高脂血症
3,逆流性食道炎
4,高血圧
5,胆石症  名前をつければ74歳の後期高齢者一歩手前、いくらでもあります。
特に、重大な深刻な症状ではなく、団塊世代の男性としてごく普通の状態だと思っていますが、次々に名前がつけられるような病気・症状はあります。
この日の医療費は980円+70日分の薬代1,860で、2,840円。

6月に支払った個人医療費は合計14,970円です。
低年金・住民税非課税世帯の高額医療費上限は、ひと月単位で8,000円ですから、三ヶ月後、差額の6,970円は戻ってきます。
別に得した訳ではなく、自分が払った金額の一部が戻ってくるだけですが、ある種の節税、自己防衛にはなります。
今月の「きょういく」「きょうよう」のメインは病院の待合室でしたが、7月はいっさいの医療機関には行きません。
医療費をセーブするために、医療機関に行く月はまとめて行くようにしてるからです。
来月7月の「きょういく」「きょうよう」は映画館と新幹線の車内となるでしよう。

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ