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2021年06月06日

NHKクロ現 さらばサラリーマン”新時代の早期退職”

番組タイトルに惹かれてNHKクローズアップ現代を見ました。

さらばサラリーマン”新時代の早期退職” 
私が55才で早期退職し、webサイトを立ち上げた時は2003年。
これまで早期退職し、自分の人生を一度リセットし、退職後の一時期に海外にロングステイを志すのは、ごく少数のお金持ち、過去に海外に駐在していたような大企業のエリート駐在員、外務外交官関などが中心だった時代に、戦後のベビーブーマー世代の普通の自分たちと同じような所得のサラリーマン夫婦が、目指す老後、退職後の世界をリアルタイムで綴るブログ、海外ロングスステイ情報サイトは徐々にアクセス数を伸ばし、40代、50代の世代から、自分のこれからの人生のメルクマールとも云われるようになった時期もありました。

しかし、当然ながら当の本人は年老いていき、肝心の海外情報は更新されずに行き、現役世代が退職後の人生を考えると時に、恵まれた経済環境、社会環境と思われている「団塊世代」との差、ギップを感じていきます。
この65才退職間際の年齢層、世代から「定年後団塊世代の行き方」を見ると、「良いよな、アンタたちの世代」は・・・ともなるのは、理解出来ます。
退職してから18年も経つと時代は変わります。

NHKクロ現 さらばサラリーマン”新時代の早期退職”の番組の冒頭にある統計が紹介されました。
新入社員のアンケート、「今勤めてる会社に10年後、勤めているか?」に30%近くは、NOと答えています。
世界経済はグローバル化を迎え、日本の「終身雇用、勤続年数に応じての昇給、昇進」はぼないものと思ったほうがよいでしょう。
番組のなかで、昨年の日本企業の早期退職奨励提案がコロナ禍による経済停滞もあり、例年の3倍にも増えていると報じていました。

そして、番組は私の知らない言葉「ライフシフト」を中心に展開します。


新卒で入社し定年まで勤め上げる日本型雇用が、新型コロナの影響などで大きく揺らぐ中、企業や働く人たちの間で新たな働き方が注目を集めている。
ある広告代理店は、早期退職者に一定の仕事と報酬を10年間保証しながら起業などを後押しする新制度を今年スタート。
すでに230人の退職者が制度の支援を受け、過疎地での農業や映像制作の仕事など、第2の人生への挑戦を始めている。
また若者の間では、会社に頼らず、副業・投資・倹約などで経済的自立を目指す動きも広がっている。
1つの会社でキャリアを終えることにとらわれず、多様な働き方や生き方を組み合わせて人生100年時代を生きぬく『ライフシフト』を提唱したリンダ・グラットンさんとともに、これからの会社と個人のあり方について考える


ライフシフトとは
これまで私たちは「学生」「仕事」「老後」という3つのステージで人生を考えてきました。
しかし、年々人間の寿命が延び「人生100年時代」が到来する中、新たな学びを繰り返しながら新しい仕事に挑戦していく「マルチステージ」の生き方こそが大切だと対談のなかで著者のグラットンさんは言います。

私たちの人生は長くなってきています。もちろん、日本は世界でも有数の長寿国です。
そのため、私たちには「マルチステージの人生」を送る機会があります。



長時間労働の文化、長距離通勤といった、皆さんがずっと変えたいと思ってきた日本の働き方のいくつかを変えるための素晴らしい機会だと思います。
私たちは、自分の両親と異なる生き方を強いられる世代であるという意味において、誰もが皆、「社会的開拓者」だと思います。私たちの両親には長期雇用の制度がありました。これは日本でも非常に有益でした。しかし、人生の時間が長くなり、それと同時に多くの仕事が人工知能やロボット工学に取って代わる中、私たちは、働き方や人生設計を、もっと柔軟に幅広く考えていく必要が出てきているのです。
そして、そのために非常に重要なのが、私の本の中で「無形資産」と呼んでいるものです。有形資産、つまりいくら稼ぎいくら貯金するかは、もちろん非常に重要です。しかし、長い人生においては、無形資産も同じように重要です。

無形資産には3つのものがあります。1つ目は、あなたが持っている技術や評判。つまり他人があなたをどう見ているかです。2つ目は、あなたの健康、そしてあなたが持っている友人関係です。そして3つ目は、自分を「変化させる」能力。そのために大切なのが、自分自身のネットワークと人間関係なのです。

自分と全く同じような人達とばかり一緒に過ごしていると、変化するのはとても難しいことです。しかし、例えば、自分で起業した人、新しく技術を習得し直した人、旅行中の人など、自分と全く異なる人達と出会える幅広く多様なネットワークを持っていれば、このような人たちが、あなたの人生を変えるために必要な刺激を与えてくれるのです



このブログを書くにあたって「ライフ・シフト」と云う本についてネットで調べてみました。
なんと、この本はマンガ解説本まで出ているベストセラー本なのです。
知らないのは、コロナワクチンをいつ打てるのか心配している、高齢者団塊世代の私だけなのかも知れません。

団塊世代の生き方・メルクマール
私たちの世代の人生の生き方、過ごし方の背景には五木寛之氏の林住期があると思います
人生を学生期・家住期・林住期・遊行期の4つに分類するのが四住期です

学生期
8歳頃〜25歳頃が学生期に当てはまります。目上の人の元で身体と精神を鍛え、生きるための術を学ぶ時期です。
一人前の人間として確立しておらず、さまざまな学びを通して独り立ちを目指します。

家住期
25歳〜50歳頃、もしくは定年頃までを家住期と呼びます。
この年代を迎えると社会人としての力を備え、パートナーとの結婚を考える人が多くなるでしょう。
家族を養う責任が生まれ、貯蓄にも意識が芽生えます。

林住期

50歳〜75歳頃になると、林住期に入ります。家住期で家族や社会のために働いた人も、林住期ではその役目を終え、新たなステージを迎えます。
古代インドでは、社会的な義務のみならず家族とも離別して、林の中で修行や瞑想をすると言われています。現代では家族と離れるほど厳格に林住期の生き方を全うするのは難しいですが、自分の内面と向き合い成熟を目指す段階と捉えられます。
「林住期」こそ人生のピークであるという考えは無謀でしょうか。
前半の五十年は、世のため人のために働いた。五十歳から七十五歳までの二十五年間、後半生こそ人間が真に人間らしく、みずからの生き甲斐を求めて生きる季節ではないのか――。
林住期こそジャンプの季節、人生のクライマックスである。

遊行期
75歳からは、四住期における最後のステージである遊行期に入ります。これは、人生の終焉に向けて準備をする時期です。
この世に対する執念をなくし、巡礼を通して死ぬ場所や悟りを求めます。
インドのバラモン教では、居住地すら捨てて乞食として遊行をおこなうとされています。

このベストセラー「ライフ・シフト」でのリンダ・グラットンさん提唱する生き方は、私達団塊世代のなかでは、特に目新しい考え方、生き方とは考えません。
人生の生き方、過ごし方を「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」と考えるのは特にインドバラモン教でなくても、キリスト教でなくても、生きて行く、家庭を持ち、子供むを育てていく過程では、ごく当たり前の考え方なのです。
この「ライフ・シフト」とて、云っていることは同じです。
確かに、グローバル社会化により、昔の組織のなかで個人として、自分にしく生きていくのは難しくなっており、個人、一人ひとりの生き方について、自己責任が問われています。
でも時代は変わっても、団塊世代、競争時代に育つた私達でも、時代に流されず、時代に逆らわず、生きてきています。
そして、今、静かに遊行期にはいろうとしています。

NHKクロ現が海外のベストセラーに注目するのは分かりますが、とかく批判的な例に捉えられる「団塊世代」を反面教師的にみるだけでなく、終戦、敗戦後、近代封建社会からの開放下の未成熟な民主主義社会に生きてきた、一つの世代の生き方として見ていただきたいと思って見ていました。


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posted by 西沢 at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ