先週の日曜日、趣味のクラブの月に一度の「Z00M月例会」が行われました。
もう何ヶ月も会っていない趣味の仲間のひとたちです。
この新型コロナウイルス「COVID-19」以前は月に一度、公共施設の会議の場をお借りして、一ヶ月に撮影した動画を披露したり、日進月歩で劇的に進むデジタル技術、アニメーション動画の知識に触れたりの、一種の大人の「ビデオ動画オタク」たちが、心置きなく、遠慮なく、共通の趣味について語りあえる時間と場所であり、例会後の現役時代のような、月に一度の「軽くいっぱい」を愉しみにしている仲間も多かったのですが、ここ1年は、パソコンのなかの「Z00M月例会」が続いています。

この席でお一人、私が目標としていた先輩(今年後期高齢者となったのかな?)が語っていた言葉が身に沁みました。
現在、公団マンションにお一人暮らしの方です。
一日、誰とも会話のない日が続いている。と云います。

毎日、買い物に駅近くの商店街、スーパーにいく程度だが、店員との会話もなく、セルフレジで支払いをすませて帰宅するだけの毎日、コロナ禍以前は長年の趣味の世界の仲間や元会社同期との定期的な会合があったりしたが、今やリアルな接触・会話はない。
数日、自分の口から言葉として発する日がないことに気づくこともあると云います。
この先輩の言葉は昨年の「ダイヤモンド・プリンセス」あたりから実感し始めました。
1,私が古稀と云う昔ながら年齢の節目を迎えた年
2,リタイヤ後の生活スケジュールの大きなウェイトであったNPO活動を卒業した年
3,新型コロナウイルスの蔓延が始まった年
この3つが揃ったことにより、私達団塊退職者世代の生活様式は大きく変わったのではないかと思います。
現役社会人と違って、特段、外との接触をしなくても退職者世代は、家に巣ごもり状態でも、とりあえず、十分ではないかもしれませんが、公的・私的年金で生活はしていけます。
高齢者は社会から孤立すると云われますが、少なくともある程度の余裕のある団塊世代は、パソコン・メディア報道の情報の受け手としては、近い場所におりこれまで、積極的に地域コミュニティとの接触も図ってきてもおり、社会的に孤立しているとは思ってはいませんでをした。
暇なら自由に海外・国内へ出かけることも、映画にもライブにも、スポーツ観戦にでも行くことが出来ましたが、ここ一年半、自粛・自制という予定言葉に縛られています。
法的罰則のない、政府・自治体の自粛要請だから、やりたいように、行きたい所へ、生きたいようにすれば良いのかもしれませんが、万・万が一、自分が新型コロナウイルス感染した時の自分の体、健康には全く自信がありませんし、家族・地元コミュニティに対する迷惑を先に考えてしまいます。
人は一人では生きていけない・・・特に老後の人生では
この一年、この言葉を噛み締めています。
自宅・書斎のパソコン机の前には小さな卓上カレンダーがあり、部屋には大きな海外の絶景カレンダーがあります。
退職直後はこのカレンダーの空白が一種の恐怖でした。
なにもすることのない日があるなんて・・・

70才を越して、地元地域ボランティアを卒業し、活動範囲を縮小しても、自分の自由な時間が増えるだけ、「何も心配ないさ」と思っていましたが、この新型コロナウイルス「COVID-19」は、私のカレンダー予定を真っ白にしてしまいました。
現在のカレンダーの予定に記入されているのはzoom例会の日、サポート団体会議の日、ワクチン予約日と木曜日のラケットテニスの日だけです。
出来れば、この5月のカレンダーには二箇所ぐらいの国内旅行旅先を記入したいのですが、もう少し我慢しています。
相談窓口 自治体・行政の組織 地域つながり課

私が昨年まで、広報業務担当していました、市のボランティアセンターを運営する指定管理組織、寄付金控除認定NPOなどと連携を取り、コミュニテイの活性化、市民活動ボランティアへの紹介などをしている部署がかならずあります。
ほとんどの市町村では、「社会福祉協議会」略称「社協」があり、ここで福祉・医療・高齢者などサポートを行っています。
でも、「暇だから、社会と孤立したくないから」との相談に乗ってくれるかは疑問です。
せいぜい、市内にはこんな組織、団体、NPOがありますと紹介してくれるにとどまると思います。
例 鎌倉市の場合 http://npo-kama.sakura.ne.jp/ce/membersearch/membersearch.html
分野別にご相談いただける団体を紹介しています。
・まちづくりの推進 ・自然環境 ・子どもの健全育成 ・人権・国際協力 ・観光
・文化・芸術・スポーツ ・生活環境・情報 ・保健・医療・福祉
・NPO活動団体への助言・支援
これらは団体はどちらかというと、支援・サポートにまわる側です。
困って、助けて欲しい、支援が必要な場合は「社協」です。
例 鎌倉市の場合 https://www.kamakura-shakyo.jp/index.html
昔ながらの地元コミュニティのしがらみだらけの地縁・血縁の組織が多いです。
いずれにしても、古稀を過ぎ、暇を持て余し、ある程度の公的年金の収入のある団塊世代のオジサンの悩み・相談「毎日暇だ、行くところがない、今日は誰とも会話していない、ネットサーフィンしている毎日だ」そんな相談・悩みに真剣に乗ってくれるところは、先ず、ないでしょう。
戦後、何十年たっても、リタイヤ世代の老後後半の人生のつぶやきは変わらないのでしょう。
でも、不思議なことに「女性」「老婦人」からそんな言葉はあまり聞こえてこないのは、どうしたことなのでしょうか。
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