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2021年05月01日

固定資産税の季節、年金シニアには年20万円は痛い、重い

毎年4月になると、固定資産税・都市計画税の通知がきます。

マンション住民にとっては、管理費、修繕積立金と共に、住戸維持のための3大経費で、しかも年に一度、一度にくるやっかいな大金です。

サラリーマンで、25年しか働いていませんでした私は、年金収入は下から二、三番目のランクで、国民健康保険も介護保険も公的年金に準じ、住民税は非課税。

そしてそれらの負担は、天引き、口座引き落としの為、特段、気にしていないのですが、固定資産税・都市計画税は額が大きいし、払込に行かなくてはなりません。

いったい日本の普通の世帯の固定資産税平均って幾らぐらいなものでしよう。
私の廻り鎌倉の知り合い、友人たちは閑静な住宅地に、家庭菜園ができるほどの庭の広さですから、全国平均とかけ離れているでしょうから敢えて、聞きましませんが、漏れ伝わってくる固定資産税は私達よりも零が一つ多いようで、年に100万を少し下回る位・・・
フェー、大変だ、自分の住んでいる土地も家も何ら稼がないのに、持っているだけで税金ですか・・・他に、車を家族の人数分持ってるし、お金持ち、物持ちは大変だ・・・

ネットで日本のひと世帯の固定資産税の平均は幾ら、とググってみると
地域や建物の構造、設備などによって異なり、明確な平均というものはありませんが、
戸建て住宅の場合は10〜12万円程度が平均的な相場といえます・・・まあ予想されていた回答ですが、こと東京首都圏、特に神奈川・湘南地域はその倍近くになるでしょう。

我が家だって53世帯の安普請マンションなのに、土地の評価額が高いと云うだけで、年に20万弱と地方の土地付き戸建てよりも高いのです。
先ずは、払わなくてはならないものは払いましょう、それも面倒なので一括払いで。

一括納入するには理由があります
以前は一括支払いするとほんの少しですが、全体金額よりも安くなりましたが、今は分割も一括も同じ金額です。
それなら、払うのはギリギリ遅くでも良いのですが、落とし穴があります。
地方自治体により税率は違うといいますが、ある地方都市を調べると、延滞金にたいしては 納期限1ヶ月以内は年2.5%納期限後2ヶ月目以降は年8.8%もの延滞金利息がつくのです。
銀行預金が限りなくゼロにたいして、ちょっと忘れていただけで年8.8%もとられるのでしたら、年に4回なんて忘れないうちに一括納金することにしています。

今日のテーマは、固定資産税の愚痴ではなく夫婦ふたりの財産、分担についてです。

私の廻りや、カミさんの廻りで良く耳にするのは、「俺の金」と「妻の金」と云ういい方です。

どうやら同じ屋根の下で一緒に暮らしているのに、家計費の分担があるようです。

「夫婦別財布」派が増えているが…
近年は女性の社会進出が進み、夫婦共働き世帯が7割まで増えているそうです。
夫婦それぞれが経済的にも自立しているため、家計管理の仕方は昔とはずいぶんと変わりました。
自分の収入をそれぞれが管理する「夫婦別財布」で家計を営むご家庭が多くなっているのです。
「俺の金」と「妻の金」とはどうやら、そのへんを云っているみたいで、ある友人夫婦は「固定資産税の支払いは、家が夫名義だから、夫が支払う」と云います。
「でも、夫の財産と云っても結婚して二人で築き上げた財産じゃないの」と聞くと
「夫はそうは思っていない様子、あっちが先に逝けば半分は私が相続するからどうでもいいの」
夫婦共稼ぎでやってきているので、年金も別々に各々の名義口座に振り込まれ、退職後の生活費は、各自の口座から一定の割合で出しているようです。

この家計管理法は一見、理想的に見えます。

「自分の稼いだ金は自分で管理したい」という思いを満たしますし、各人の自由が多く、精神的に充実した暮らしができるからです。
ですが、実はこのようなやり方だと、相手の収入がいくらなのか、貯蓄がいくらあるのか、どのようなお金の使い方をしているのか、夫妻がそれぞれまったく知らないまま暮らしてきて、老齢期を迎えてきた今、老後資金と二人の暮らし方、行き方、そして逝き方の問題が身近になって来た時が問題です。

知り合いの女性の退職した夫は、収入が年金だけになっても、現役時代と同じお金の使い方をしていると嘆いていました。
夫の母親を引き取って一緒に暮らしているけど、介護費用は一銭ださずに、趣味のバイク、ゴルフ三昧に明け暮れていると云います。
老後の生活の家計費は月に10万円づづ負担し、特別支出はお互いの話し合いと云います。
我が家のカミさんは「何のために結婚し、二人で暮らしているの」とかなり怒っていました。

このように、現役時代から家計費や、家にかかる費用などを共有してこなかった夫婦別財布の家計は、二人共に働いていた時期とは違い、これからお金も体力も衰えていく時に、もう一度二人の行き方、暮らしについて話合う必要があるのでしょう。

その点、我が家は結婚する前から二人の財布・銀行通帳はオープンでした。
得意なほうがやる・・・で
一ヶ月単位の家計費の出納はカミさん、一年単位の収入・支出は私、二人の一生涯のお金の整理・整頓は私。

私は、毎月の給料日に一ヶ月の二人の財産の決算書類を作り、カミさんに提示、監査です。
そして、12月に年末決算書の作成、閲覧、監査です。
子供の出来ない夫婦、バブル期の建設業界の私と専門職カミさんですから、想定以上のスピードで二人がめざす、早期退職目標額に達していきました。
私達には、「夫婦別財布」は一ヶ月単位では当たり前で、「俺の金」と「ママの金」と別ですか゛二人が共に歩む老齢期に差し掛かったお金は元々二人で築いたお金ですから、何時でも残高をオープンに出来る状態を保っています。
当然ながら、今回の固定資産税は、名義上は私の口座名になってますが、二人のお金として支出しました。

最近、心がけていることは、我が家は購入の時から二人50・50の名義にしていますし、預貯金も全て50・50の均衡を保つように出金してきましたが、古稀を越したあたりから、先ず出金は私の口座から出すようにしています。少しづつ50・50のバランスを60・40や70・30のようにカミさんの割合を増やすように心がけています。
理由は、どうせ私のほうが先に逝くのですから、逝った後の処理が簡単にする為に。

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posted by 西沢 at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ