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2021年02月18日

切れる老人、シニア男性、それって自分も?

豊富な知識と経験を持ち、みんなから敬われる存在だった高齢者。
しかし、最近おじいちゃん、おばあちゃん=優しい、というイメージはすっかり廃れてしまったのかもしれません。

「シルバーモンスター」とも呼ばれる、モンスター化した高齢者の報道をTVニュースや週刊誌で目にすることが増えているのは御存知の通り。
ネット上でも「突然怒り出す」「暴力を振るう」「理不尽な要求をする」――といった迷惑な老人が登場しています。
そして、確実にテレビニュースで見る犯罪者の年齢は、私達団塊世代と同じ70代が増えているのを実感します。
報道によると東京・新橋の東京慈恵会医科大学附属病院は「院内交番」と呼ばれる渉外室を設置しているそうで患者からの暴力や悪質なクレームなどに対応するのが目的だそうです。
病人かつ高齢者となると『いたわってもらって当たり前』という認識があり、そのため自己中心的な振る舞いをしがちで、院内暴力につながっていくといわれているそうです。

高齢者による暴行の検挙人員が一貫して増加
2018年の高齢者の傷害及び暴行の検挙人員をみてみると、65〜69歳と70歳以上の高齢者どちらも増加傾向にあります。
傷害により検挙された65〜69歳の高齢者は、10年前と比べて約4.7倍も増加しており、同じく70歳以上の高齢者は、10年前と比べて約10.8倍でした。
また、65〜69歳の高齢者の再犯者率は5割前後で推移していますが、70歳以上の高齢者では、初犯者の占める割合が高く、同年の再犯者率は34.4%となっています。

自分には関係ない・・・そんなふうに思っていましたが・・・
私自身、あるいは私の身の回りでも「切れる」という感情、状況を見聞きし、意識することが最近多くなってきています。

例1 コロナ感染予防の場体育館で

週一度、市の体育館でラケットテニスという、柔らかいスポンジボールによる簡易式なテニスをやっています。
どんどんと高齢化が進んで、平均年齢は軽く75歳をオーバーし、年々、まるでリハビリ・レクレーションのようなスポーツになっています。

高齢者による三密のスポーツ集会ですから、市のスポーツ課でも感染に配慮して、体育館の窓は全開し、常に換気に努めています。
室内での黄色のボールは、空け放れた窓、ドアーからの陽の光でとても見にくいのですが、仕方ありません。これが体育館の利用規定なのですから。
しかし、メンバーの84歳になる男性は、一人、ボールが見にくいと言って全てのドア、窓を閉めてしまうのです。
メンバーの中では少ない、男性で若い部類の私は他の女性たちは怖くて言い出しにくいので私から注意するように頼んできます。
「体育館の利用ルールなのだから、窓もドアも閉めて下さい。」と云っても全く聞く耳を持ちません。
「こんなに広い場所で、離れて数人でテニスをやってるのだから密ではないし、換気も十分だ」と聞き分けません。
「みんなが守っている社会ルールなんです」と云っても聞き分けません。
しまいには、「文句があるなら市長を呼べ」となってしまい、周りの女性陣は怖がってそのまま大人しくしていました。

例2 スーパーのレジの場で
日曜日の午前、結構混んできたホームセンターですが、5台あるレジのうち3台しか開いていません。

私は、小さな税込み305円の小物を買って、一番列の短い最後尾に並びました。
なかなか行列が進まないので、先頭をみると客のレジ精算の様子がみえます。
レジの女性が電話で何かを連絡しています。
値札バーコードが認識しない様子です。
そのうち、担当者が駆けつけてきても、どうやら値段がわからない様子で、慌てて売り場に戻っていきました。
精算出来なく、このレジの精算待ちの行列は長くなっていく一方です。
私の前のシニア男性は、カートを残してレジにつめより、列が長くなっているのだから、「他のレジを開けろ」と声を荒上げました。
これは、当然だと思います。
何かで読んだことがありますが、スーパー等での顧客の不満の大半は「レジ待ちの時間と、レジの対応」だそうで、客側としては、「買ってあげて、お金を払うのに何だその対応の悪さ、遅さは、」となるようです。
店内にアナウンスが流れて、他のレジが開いたのですが、ここでも再び怒号が飛び交いました。
今待って並んでいた先頭の客を誘導する訳でもなく、後ろに並んでいた客がその開いたレジに殺到したのです。
先程声を荒げていた同い年くらいの男性が怒り狂うのも当たり前で、私もたった305円の小物の支払いで、こんな不愉快な思いをするのが嫌で、手に持った品物を、再び棚に戻してホームセンターを出ました。
よほど、その品物を棚に戻さず、レジに置き去りにしていこうかとも考えましたが、理性が押し留めました。それをやったら同じ切れる老人と見られるでしょうから。

例3 横断歩道の場で
私の自宅の前はバス通りで向かい側は児童公園です。
通りは二車線で、静かな住宅街でもあるので自動車教習所の路上教習の車が一日中行きかつています。
近所に小学校もあり、通学路の為、自宅前には横断歩道がありますが信号はありません。
バスや、路上教習の車は、横断歩道のてまえに人がいると必ず停止して、歩行者の横断優先します。

私も駅に行くにはこの横断歩道を渡るので、ここで一旦停止して左右を確認して渡るのですが、ある傾向があることが解りました。
バスや、路上教習の車は100%横断歩道前に立つと止まります。タクシーは会社によって違いますが半分は止まってくれます。
さて一般車両ですが、一番止まってくれないのは、シニアなのです(男性女性を問わず)
別に障害者でも、ヨレヨレのお年寄りでもない私ですから、安全にこの道路を向こう側に行くのは苦もない事なのですが、お年寄りの運転する車のマナーの悪さ、歩行者に対する配慮の無さにあきれて、それらしき車がくると、時々、無理に歩道に半歩踏み出す姿勢をしても、シニア男性の車は気が付き、徐行するでもなく走り去っていくのが殆どです。
カミサンにこの話をすると、「そんな危ない真似をやめて、それこそ、意地悪じいさんと呼ばれるんだから」と。

例4 混雑した車内の場で
私はこれまで、一回だけ混んだ電車のなかで席を譲られたことがあります。
それは一昨年71歳の時、旅先から羽田空港に戻り帰路の横浜駅で混んだ東海道線に乗車した時、目の前40代とおぼしき男性が、立ち上がり、どうぞと云うのです。
私は一瞬迷っているのを見て、カミサンは「ありがとうございます」とお礼を云ってしまったので座りました。
その後、電車を降りた帰路カミサンは「俺はそんな席を譲られるほどの年寄りじゃないって顔してたよ」と云います。確かに一瞬はそう思いました、そんな旅で疲れた顔してたのかな。
先月、同じ東海道線で同じような光景に出くわしました。
座っている中年女性の前に、見るからにシニアと思しき女性が立つと、中年女性は席をたって無言で座るように勧めます。
すると、このシニア女性「すぐ降りますから」と辞退すると、かの中年女性は「いいえ、どうぞと声をかけます」すると、かのシニア女性「私、そんな年寄にみえるかしら」と捨てゼリフをのこして、隣の車両に移っていきました。
男性シニアと違って、女性はどうやら切れるポイントが違うようです。

例5 主語、目的語のない会話で
私自身が最近、一番切れるのは、カミサンの主語・述語・目的語のない会話
女性蔑視ではありませんが、昔から女性の会話は、主語がない、目的語がないと云われています。
お互いにはなしていて通じるのだから、そんな主語は必要ないと、カミサンは云いますが、彼女から突然話かけられると、返答に迷うこと、それ何の話それ誰の話と、問い返すことしばしば。
自分の頭の中では分かつている話をストレートに整理もせずに、突然話してくるのですから、私も戸惑います。
カミサンは「もう40年以上も一緒に暮らしているんだから、そのくらい理解しなくちゃ」
否、最近どんどんそれがひどくなっているんですよ。あなたの話は。


切れる原因は

加齢によって脳の機能が低下
人の感情をつかさどる脳は年を重ねるごとに萎縮することが明らかになっている。
萎縮に比例して脳の機能は衰えるため、物忘れのような老化現象が現れる。
そして脳の中で早い段階から萎縮が始まるのが、衝動の抑制や理性、意欲などを担う「前頭葉」。
これによって感情抑制機能の低下、判断力・意欲の低下などが起こる。
それ以外にも喫煙や飲酒などの長年の生活習慣によって脳の機能低下は起こる。
男性ホルモンの低下高齢者の男性の場合、テストステロンという男性ホルモンが低下することによってイライラや不安などをもたらし、精神面が不安定な状態に陥る場合があります



いまや日本の人口の4人に1人が65歳以上の高齢者に。
2060年には2.5人に1人になると推計されている。
上記の迷惑行為に限らず、高齢者をめぐる課題は今後もさらに膨らむとみられます。
切れる年寄りと、他人事ではすまされなく、自分が、誰もがいずれ高齢者になるということを私達は肝に命じて生きていかねば。

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ