55歳で退職し、隠居、リタイヤ生活に入った時、いつか、こんな日々が来ることはなんとなく想像はしていました。
一日、一週間、一ヶ月、一年、特別何かをしなくてはいけない予定、行事が全く無い日が続く。
何のあてもなく、公園を歩く、図書館に行く、何か情報でもないかと公民館にいってみる、ショッピングモール内の家電量販店をうろつくが特に欲しいものはなにもない、こんな無為の生活をしていて良いのか・・・何のために早期退職したのだ・・・と焦る年老いた自分の姿を。
昨年の2月、私は想定していた年齢72歳になり、退職後続けていました様々な地域との関わりから卒業しました。
年齢を重ねてきた経験・知識はいろいろな地域・市民活動には必要ですが、決定権のあるリーダーとしては不適切と考えてきました。
72歳という年齢は、現場から身を引き、裏からサポートに徹する年齢だと考えてきました。
最近の新聞の経済欄の上場企業の新人事を見ていると、企業のトップの年齢がどんどんと若くなっており、50代は当たり前のようになっています。
なのに、政界は全体像としては若返ってはいるものの、旧態依然の70代がリーダーであり続け、それ以上にそれを支える政治グループのリーダーは年齢層が高く、ジェンダー意識も低い人々が占めているように見え、とても諸外国のように女性がリーダーとなる時代は程遠く、私はその時代をみることはないでしょう。
2月は私の誕生月で、毎年誰も祝ってはくれません
(カミサンも)・・・が、齢を取るに従い強く意識するようになっています。
それは、残された年月を意識するからです。
私達夫婦が30代半ばで作成した、老後のライフプラン年表では、私が逝く年齢は78歳、カミサンは90歳と設定しました。
年々日本人の寿命は伸びていますが、それでもせいぜい2年程度ですから大した差でもなく、古希と云うよりも六回目の干支が過ぎたら、残された月日を意識すべきとづっと考え、これまで生きてきています。
昨年2月の誕生日、残された後6年をどう過ごそうかと考えていた矢先に、想定もしていなかった「コロナパンデミック」の発生でかなり狂ってまいりました。
予定していました計画の大きなウェートを占める、「旅行計画」に大きな支障が出来てしまいました。
そして、昔からのお付き合いのある横浜歓楽街のお店のWebサポートも昨年2月から全て中止し、オネーサン方とも縁遠くなり、体力がついていけなくなってやめたバドミントン等スポーツ系の中止もあって、スケジュール帳は真っ白でな状態です。
昔、退職前に想像していた、何も予定のない無為な日々が現実をどう過ごそうかが現実となってきているのです。
とりあえず、コロナ禍が落ち着き、緊急事態宣言が解除され、ワクチン摂取が進み、Gotoトラベルが再開するまでどうしようか!
達した結論は、断捨離・終活の加速です。
先週、これまでにYou TubeにUPしてきた動画を系統だったページに集約しました。
これで自分でもかなり時系列的に見やすくなった自負しています。
実は、ここに掲載されている以外の動画は沢山あったのです。
海外旅行の記録動画で一番古いのは、1984年のメキシコからでした。
勿論、その当時はパソコンでビデオを見るなんて考えもしませんから、編集した動画はVHSテープにまとめていました。やがて、動画のデジタル化、パソコンでの編集が進み、最終的にはYou Tubeと云う時代がきました。
最初にUPしたのは2011年、ちょうど10年前です。
それは、三回目の南米イグアスの滝の動画でした。
それ以降海外・国内の旅行を中心とした動画を200本UPしています。
ということは、2011年前、1984年のメキシコから2011年までの旅の記録、特に海外もの動画は何処にいったのか?
三回目のイグアスということは、一回目と二回目の記録は何処にいったのか?
一回目は独身時代で動画ではなく、静止画のみでした。
2回目は1991年、バブル真っ盛りの頃のパタゴニアとイグアス、勿論ビデオ映像が残っていました。
先ず動画DATAですが、パソコン内に動画DATAを残すと莫大な重さ、量になりますので、テープに書き出すと消してしまっていました。
10年前の2011年、You Tubeを利用するようになった時、ではそれ以前の動画をどうしようかと考えました。
UPするには、現在のテープに記録したS-VHS形式DATAを変換してネットに乗せる為に軽くしなくてはなりません。
そしてこれらの動画は自分だけが楽しむ為のもので、1時間と長く、そしてネット公開を前提としていないので、肖像権やBGMの著作権など全く配慮していなかったので、そのままでは無理と、諦めた経緯があります。
断捨離を考えた時、これらのかなり嵩張るVHSテープがまず問題になりました。
将来、何もする予定のない日、昔の旅の思い出に浸る日はあるだろうか?
その頃、果たしてこのS-VHSテープを再生出来るビデオデッキはちゃんと動くだろうか?
もし、私が逝った後、たった一人の家族である、カミサンは、私達二人の若い頃の映像を懐かしんで見るだろうか?
結論は全てNO、否なでした。
カミサンは機械音痴で、テレビのBSチャンネルさえ選択できない人、とても20年前のビデオデッキを残しても操作しないでしょう。
では、パソコンに残した動画はどうか・・・今の小さな薄いSSDパソコンにそんな大量の動画DATAを残せるはずもなく、外付けのハードを用意したところで
カミサンは99%みないでしょう。
「どういう時だったら二人の旅思い出をみると思う」と聞いてみました。
「そうね、私がベッドに横たわって、簡単にスマホで見られるのな、見るかもしれない」
との回答です。
解った!、自分で保管せずにgoogle・You Tubeに保管してもらえば良いんだ。
You Tubeの動画保管期間や、本数についての制約があるのか先ず調べてみました。
アップロードされた動画の保存期間はとくに決まっていません。
また、上限に関してもYouTubeヘルプ等では公開されていないので、お答えはできないかと思います。
少なくとも、私のレベルでは、DATA量の制限があってもオーバーはしないでしょうし、保存期間だってカミサンの年齢を考えれば20年ぐらい、グーグルなら持ちこたえてくれるでしょう。
ということで、2011年以前の動画dataは残っていないものの、静止画は全て残っているので、静止画をアニメーションエフェクトかけて、スライドショーした動画を造り、You Tubeに保管してもらうことにしました。
静止画のままですと、いちいちめくる手間が必要ですし、動画ですと飽きたら早送りも出来ますし、BGM・ナレーションはお手の物ですから、
少しはカミサンも見る機会があるのでは・・・・
10年分の旅の静止画の動画化、これで少しは暇つぶしができるかな、そのうち非常時代宣言も終わり、Gotoも解禁になるやもしれない。
現在進行中の中南米編は以下のリンクにてご覧いただけます。
http://www.tt.em-net.ne.jp/~soy7686/y-t/america.html
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