それだけ、人口に占める高齢者割合が多くなってきているのでしょう。
やがて三人に一人は高齢者に
私たち団塊世代が後期高齢者となる2022〜2024には、30%をオーバーし、全人口の3人に一人が65歳以上の高齢者と呼ばれるのです。
昔、まだ30代だった頃、ある未来予測の記事のなかで、一番信頼できるのは、統計学者のいう未来図である、特に人口統計というのは大きな飢餓、疫病、戦争があったとしても、さほど影響を及ぼすことは少なく、一番確実な未来予想図であると。
出版業界がこの1/3の高齢者のニーズに対して、多少大袈裟かもしれませんが発信するのは、必然なのでしょう。
私が所属していた建設業界が3Kと呼ばれていたのに、老後、高齢者になったら今度は、Kが一つ増えて4Kですか。
これを書いていたのは、「週間朝日」でした。
「自分じまい」の準備しよう
家族がいても最後はひとり
人生100年時代の最後は誰しも「おひとりさま」になる。
独身の人だけではなく、夫や妻と離婚、死別したり家族がいても頼れる人はやがて少なくなる。
そんなことは、現役の高齢者、退職して15年以上になる団塊世代は百も承知で、これまで自己防衛してきています。
今回、注目したのは「ポスト」が書いていた特集記事です。
タイトルは
「親が、夫が、妻が死んだ後も知らずに払い続けるお金」
定年、退職後NPOボランティアとして、パソコン廻りのサポートで何度もご主人をなくした奥様から、後処理を頼まれた経験からパスワード・IDが解らずに、解析や契約解除の手続きに苦労してきた経験があります。
亡くなったご主人の時代は、ワープロでの記録から、パソコンに移ってきた時代でもあり、色々な資料・記憶・とどめ書きはそれ以前は、日記帳やノートに書き記されていたものが、ほぼ全てパソコンなどによる電子化され、ペーパーによる、記録が少ないのが特徴です。
そして、ネット全盛の時代になると、もっと難しくなり、パソコン本体ではなく、クラウドの世界に保存されている時代になってきています。
それらの色々なサービスは、パスワード・IDが解らないと手のうちようがないのです。
最近は、このことが一般的に知られるようになり、私たちの現場でもペーパーによる記録が再認識されて、実行に移す方が増えています。
私の場合、机の上の見える場所にパスワード専用のフォルダーを置いてあります。
別に、カミサン用でもなく、最近パスワードは何だったっけとど忘れしているケースも多いのですから。
問題で一番大きいのがクレジット決済です。
現代の色々な契約・決済では否がおうにも、クレジット払いが主流です。
携帯電話・スマホなどはその最たるもので、本人確認には、確実に繋がるメールアドレスと、クレジットカードがないと契約出来ない現状ですし、今ネットで話題の言葉「サブスク」サービスも同じです。
サブスクとは
サブスクリプション方式、または「サブスク」とは、製品やサービスを一定期間ごとに一定の金額(利用料)で提供するというビジネスモデルのことです。
例としては、私たちweb・グラフックデザイナーに必須の画像処理ソフトの定番「photoshop」は以前までは、CD・DVDを購入し、パソコンにインストールしていたものが、今では、Adobeから使用する権利を得て、年間定額払いでクラウドあるの最新の「photoshop」を使うようになっています。
若し、亡くなったご主人がこれらサブスク契約をしていたすると、クレジットカードから毎年、定額の料金が支払われ続けます。
寡婦となった奥様がこれを知っている可能性はほぼないでしょう。
他の例として、亡くなった方がホームページ開設で、何処かのサーバーと契約していた場合、ホームページの削除は私たちサポーターでも出来ますが(但し、サーバーID・パスワードが解っている場合)、サーバーとの契約・支払いはクレジットカード決済ですから、残された家族がこのサーバー会社と正式に契約解除を行わない限り、ずつと年会費を払い続けることになります。
私たち専門家は、生徒さんには、これらの契約の際は、ペーパーによる請求書・銀行振り込みにしなさいと、アドバイスしています。
このブログを読んでいる、ご主人、或いは奥様は一度、現在このようなサブスクサービスの一覧をペーパーに書き出すことを強くお勧めします。
こうしておけば、例え残されたご家族れじつが、各種サブスクや契約を知らなかったとしても、支払い 日に入金されないと、自動的にそのサービスは停止しますの、知らないで払い続けるというリスクはなくなります。
当然ですが、請求書・銀行振り込み払いは、クレジット決済よりも手間がかかり、手数料も高くなりますが、高齢者対策費用としては必要な経費ですす。
クレジットカード支払いの盲点
今回、週間ポストを読んでいて、高齢者本人ではあるが、ことパソコン廻りのパスワード・IDに限れば専門家と自負していた私にも盲点があることに気づかされました。
それは、公共料金などのクレジット決済です。
私の家では、
NHK・電気料金・ソフトバンクをクレジット決済しています。
携帯電話はともかく、何で、NHKをクレジット決済しているかの理由ですが・・・
決済カードがUC・ユナイテットマイレージカードだからです。
昔、まだ若く、何度も北米・中米・南米を個人旅行していてた時代、太平洋横断にユナイテッドを利用していました。
特に南米路線を使うと、二人で何万ものマイルが貯まり、退職後の海外旅行に備えていました。
退職後、南米・太平洋路線ではなく、アジア・ハワイが中心となると、ユナイテッドを利用する機会が極端に減っていくのは自覚していましたが、二年の間に一度乗れば、マイルは消滅しない或いは、国内線のANAでもいいだろうと、安易に考えているうちに、この10数万マイルがディスァピアしてしまったのです。
気がついたのは、消滅した1か月後のことでした。
ユナイテットのコールセンターに相談してところ、「大変残念ですが・・・」の一言でお終い。
そしてアドバイスがありました。「これからは、ディスァピアさせないために、UC・ユナイテットマイレージカードで公共料金一点を決済をお勧めしています。
NHKの二か月に一度の少額でも、永久不滅ポイントとなります」と。
それからは、公共料金、旅行代理店・パソコンなど金額の張るものは全てこのUC・ユナイテットマイレージカードで決済しています。
ここまでは良いのですが、私が急逝した場合はどうなるのか?
これらのクレジット決済銀行口座は、私のプライベート銀行口座です。
もちろん、カミサンはその存在を知っていますが、私たち二人の家計・財産には含まれていない口座なのです。
もし知らないまま、口座を凍結されてしまうと、我が家の電気は決済出来ずに止まってしまいます。
私が利用している、クラウドサービスや、サーバーの年間利用料も、生徒さんには請求書・銀行振り込み決済を推奨しているのに、自分は自動クレジット決済ですから、毎年少額ではありますが、死んでいるのに払い続けることになります。
少なくとも、今、生きているうちに、ボケずに判断がつき、自分の足で歩いて処理できるうちに、解約はしないにしろ、どうやって手続きを進めれば良いのか、印刷物として解るようにしようと、今年のお正月に決心致しました。
老婆心ながら・・・
私たちの団塊世代、そして少し上の世代の方々がパソコンで残す電子ファイルですが・・・
ほとんどが、エクセルかワードです。
仕方ないですが、エクセル・ワードが読み込めないパソコンが急激に増えてきています。
マイクロソフトオフィスがグローバルスタンダードの時代はもうすぐ終わります、欧米では既に終わっているかも?
後30年後のお子さん、お孫さんの時代に、お爺ちゃんの残した記録が読めない時代になってるかもしれません。
ではどうするか?
案1 画像化する・・・つまりPDFにしておけば読めるでしょう。
案2 メモ帳、つまりプレンテキストで書いておけば、大抵のマシンで読めます。
案3 web化する、htmlで書いておけば、少なくとも30年先、何処にいても読み、見ることは出来るでしよう。
これらを自分のパソコンのなかではなく、クラウド或いはネットのストレージサービスに保管しておく。
私ですか・・・私は何も残しません。
子供もいないし、カミサンも興味ないでしょうし。
唯一、ユーチューブに動画を残して置きます。私が生きてきた足跡が残っていますから。
googleがいつまで存在しているかは分かりませんが。
ブログ管理人のホームページ
団塊世代の海外ロングステイと定年後の過ごし方
ブログ管理人のwebサイト
2011から2019年過去のブログ