確かに、時代の流れは電子化、ペーパーレス化で仕方がないと思いますが・・・
ちょっと待ってよ。それって、今より便利になるの?
確かに、自分の通帳の残高、出し入れの詳細は、自宅にいても確認できます。
私たちの世代、定年退職した年金世代は、銀行預金通帳を金銭出納帳代わりにしている人は大勢おります。
我が家にしても、月々に必要な金額は、サラリーマン時代と同じく毎月25日に降ろすようにしていますが、1か月に必要な金額を全額ではなく、
食費・雑費・医療費・夫小遣い、妻小遣い、旅行費ごとに、CDコーナーで数度に渡って降ろしています。光熱費などの公共料金も、別銀行口座で一括しており、この口座が、出納帳代わりになっています。
税金・年金などもまた一つの銀行口座ですから、これも一括管理出来ます。
ここまでは、デジタル通帳になっても同じことなのでしょうが、ログインして、自分の口座の出納を印刷することは出来るのでしょうか?
それも、何処までも遡ることは出来るのでしょうか?何十年前までも・・・
これは、ブログラマーの端くれとして、一度みずほの窓口で聞いて見る必要があます。
便利に、ペーパーレスと云う触れ込みでパソコン時代に突入した時、皮肉にも紙の消費量が増えたという報道を今でも鮮明に覚えています。
通帳がなくなって、自宅、パソコン上である程度管理できます。
振込、振替も出来ますが、キャッシュの引き出しは出来ません。
結局は銀行まで足を運ばなくてはいけないのです。
私は、毎月CDコーナーで、必要な金額をその都度、何回も操作して引き出した後、必ずその場で通帳に記入しています。
まだ、少し心配しているのでしょう。
さて、我が家のカミサンは、これまで銀行のCDコーナーからお金を引き出したことは一度も経験していません。
昔、初めてCDコーナーに並んで、降ろそうとして時、カードの挿入方向を間違えて、何度もエラーになり、後に並んでいる人が嫌な顔をしていたと、それ以来、絶対に銀行へ行きません。
そもそも、銀行のカードの裏表、上下、左右が同じなのがオカシイ、別の銀行のカードでも入ってしまうのもおかしい、警告音もでない、
眼の不自由な人はどうしているのだろう?と云います。
うん、考えも知れなかったけど、それは一理ある。
通帳がなくなって、全て電子化、パソコン・スマホになったら我が家のカミサンには無理でしょう。
本当に全国民、データの電子化に対応できるの?という疑問がわきます。
今回のコロナ禍によるテレワークで、意外な問題がクローズアップされました。
1,スマホだけで、パソコンがない、使えないと云う人、特に若者が多い。
2,パソコンにカメラがついていないし、スピーカーもない。
3,自宅にプリンターがない。
4,そもそも、自宅はwifi環境にない。
会社も政府も企業も、ユーザーは全てハイスビートオンラインの環境にあることを前提としています。
私の分野で云うと、ホームページ作成は、今時、難しい・言語知識が必要なhtml手書きではなく、誰れでもが簡単に出来るホームページ翻訳作成ソフトワードプレスで作る傾向にあります。
昔の団塊世代で云うと、ホームページビルダーです。
この作り方では、データは自分のパソコンのなかではなく、すべてクラウド・サーバー側にあります。前提として、オンラインでないと造れないのです。
私たち、旧来の教育を受けてきたプログラマーの間では、物凄く抵抗を感じるやり方です。
オフラインで作れない、データが自分のパソコンの中にない、全てクラウド側にある。
まるで自分のものでないような所に。
※但しホームページビルダーは、自分のパソコンのなかで作り、サーバーにUPするので、データは自分の手もとに残ります。
先日一時的にgogleが無料提供している、メールサービスGメールがダウンし使えなくなったと云うニュースが流れました。
グーグルは8月20日、「Gmail」や「Googleドライブ」をはじめとした、各サービスで発生した障害について、すべてのユーザーで復旧が完了したと発表した。
これは、同日昼ごろより発生したトラブルで、Gmailではデータを添付したメールの送受信がストップしたほか、Googleドライブでは、新たにファイルを追加しようとしてもアップロードできないエラーが発生していた(すでにアップロード済みのファイルは閲覧可能)
2020年の今、電子データの世界は、どんどんと高速化し、天文学的量の情報がクラウドに集められ、貯め込まれています。
クラウドって何処、空の上・・・いいえ、地球上の各企業が持っている土地、倉庫、データセンターのなかにあるのです。
そこって安全なの、絶対に無くならないの?
盗まれないの?それよりも勝手に流用されないの?
トランプが中国籍企業にいだいている懸念はそのまま、アメリカの巨大GAFAにも言えることなのです。
形あるものは何時かは失われる、データにしたって100年後はまず大丈夫でしょうが、それでは1.000年後、果たしてその莫大データが残っていても読み込めるか、理解できるかは、シリコンバレー天才たちでも考えていないでしょうね。
そんな先のことではなく、私がカミサンに残すデータは
最近、70歳を超えると、自分のなかの思い出ではどんどんと、昔、子供の頃、若い頃へと遡って行くのを実感しています。
もう、いらない、見ないと思って捨てた、昔のVHSデータビデオテープが懐かしく、どうにか復活させたいと思ったり、全て電子化した、昔の子供の頃のアルバムや、海外旅行の度に一冊づ造ったアルバムを60歳、還暦を機に一気に断捨離して捨てたのを、少し後悔しています。
こんなに、自分のなかで昔の思い出を遡ることなんかないと思っていたのですが。
大量の静止画アルバムを処分、廃棄した時に、デジタル化しました。
しかし、パソコン音痴のカミサンが、私の亡き後、私を偲んで、時には涙して、昔の良き時代の写真をみるかもしれない・・
其の為には、機械音痴のカミサンに何が最適かと考え、デジタルフォトフレームを購入し、それまでのお互いの子供の頃から、出会い、結婚し、二人で海外を旅してきた画像ををすべて収納しました。
しかし、あれからもう10年が経過しています。
このコロナ禍の暇な時期、最後の頃の海外旅行から、現在の国内旅行に至るまでの莫大な写真データを現在、デジタルフォトフレーム専用のUSB28Gに入れる作業を開始しました。
先ず、カミサンはこの先も見やしないでしょうが・・・
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団塊世代の海外ロングステイと定年後の過ごし方