今年の冬は暖冬で、桜の開花は例年よりも一週間から10日も早くなるのでは、メディアは報じています。
3月から4月にかけての桜の季節、現役のサラリーマン時代は年度替りの季節で忙しく、桜は通車から眺めるか、夜に担当現場の近くの桜を見に行く程度でしたが、退職してからは毎年、今年は何処の桜を見に行くかが楽しみでした。
しかしながら、例え自由個人旅行とは云え、飛行機・新幹線を使っての遠方の2泊3日の国内旅行では、ドンピシャリのタイミングで桜を見る事は大変難しいことを、ここ数年学んできました。
ちなみに、今年の私たちの桜の名所は高知・土佐・高知城の桜なのでrが、当然ながら、3ヵ月以上前にフライトとホテルの予約は済ませています。
3月29日、果たして日本では早めの桜の咲く南国土佐の今年はどうか・・・散っている可能性が大です。
桜を見る絶好のタイミングで行くには、勿論団体予約旅行ではなく、天気予報を眺め、2日前に宿・列車の手配をしなくてはなりません。
或いは、私の写真好きな実兄のように、全日、或いは当日に、どんなに遠い撮影スポットでも車を走らせて、一人で行くしかないのです。
そんなことを学んだ退職後の関東首都圏の桜撮影は、お天気予報を眺めて前日に決定しています。
2020年、今年の桜は、関東地方三大早咲き彼岸桜の一つ松田桜まつりに行くことにしました。
関東の三大彼岸桜まつりと云うと、
勿論NO,1は、南伊豆ご本家の河津桜まつりです。くらまつり
NO,2は京急三浦海岸の「京急桜まつり」でここ数年京急のCMで認知度も高く、桜の本数も多いし、何よりも都内より近く、交通の便も良いのが特徴です。
そしてNO,3は、神奈川県松田の松田桜まつりです。
ここの桜も早咲き彼岸桜ですが、河津桜の名前は使えないそうで、たんに桜まつりとしているそうです。ここの桜の名所としての大プレゼン要素は、富士山をバックに濃いピンクの早咲き彼岸桜が撮れることなのです。
2020年2月23日天皇誕生日の日曜日、人出で混むのを覚悟で行ってきました。
365連休、毎日サンデーの年金シニアなのですから、何も3連休中日の混雑する日にいかなくても・・・とお思いでしょうが。
お天気シニア次第なのです。曇り空の日の桜は、ピーカンの青空の日よりも、ピンクの発色は良いのですが、肝心の富士山が雲のなかです。
予想通り、自宅を8に出ても、東海道から御殿場線乗換駅の国府津では、座席が全て埋まっていました。
この日は、冬のピーカンの青空、空気は澄み切っており、雲は一つも有りません。
自宅間より駅から、会場のある松田駅まで乗車時間は1時間弱、松田駅からは、綺麗に富士山が見えます。
お祭りの会場は、駅から徒歩15分の西平畑公園です。
駅からはこの時期、シャトルバスがでています。料金160円、他にこの祭り期間だけ限定の入場料協賛金200円です。
西平畑公園
富士山や相模湾を一望できるまちの「展望台」にある公園です。
天気の良い日には、小田原城の天守閣、遠く水平線上に大島を見渡すことができます。
また、富士山の隣に見える矢倉岳、金時山、明神ヶ岳などの足柄山が連なり大パノラマが楽しめます。
見晴らしのよい斜面には大きなすべり台があり、ハーブガーデンやミニSL、自然館など松田山の地形を活かしたレジャー施設が園内に集まっています。
このお祭りの期間は、数多くの屋台もでていました。
河津桜といえば「オオシマザクラ」と「カンヒザクラ」というふたつの桜の自然交雑種であるといわれていて、静岡県河津町で発見された早咲きの桜として知られています。
桜として有名な「ソメイヨシノ」が3月下旬頃から東京などで咲きはじめ、1週間程度で満開になるとすぐに散ってしまうのに対し、1月下旬から3月上旬にかけて咲き続ける河津桜は花期が約1ヵ月間と長いのが特徴ですが、ここ松田町では河津桜まつりと云う名称は使えないと係の人が云ってました。
河津桜まつりの名は、本家本元の河津町がどうやら、商標登録をしているようです。
松田さくら祭りの会場、西平畑公園周辺を中心に約360本の河津桜が植えられています。
ピンクの河津桜と、実行委員会の方々だ種から育てた菜の花のコントラストの先には、松田町を流れる酒匂(さかわ)川や箱根外輪山が見渡せます。
そして、天気の良い日を狙って来た甲斐があり、青い空と真っ白な富士山とピンクの河津桜のコラボレーションの画像が撮影出来ました。
松田駅に到着したのが、9時26分、帰りの御殿場線の電車は1時間に2本です。
初めてくる松田桜まつりの滞在時間を2時間と見ていましたが、休日の国府津行き11時台は11:01と11:58の2本、何処を撮影しても同じ風景となるので、ちょっと早めの11:01にしました。滞在時間は1時間30分でした。
御殿場線は、JR東日本ではなく、JR東海の営業範囲です。
JR東日本のスイカは使えないのです。
全く使えないというより、下車、退出する際にJR東海の精算機が使えず、駅改札係員の手によるスイカからの精算となりますので、東京方面から降りた乗客ひと列車100名近いひとは、駅改札からホームまで長い行列で出来ていました。
恐らく、毎年この桜まつりの時期は同じ事が繰り返されるのでしょうから、改めてJR東日本とJR東海の営業範囲をまたぐ精算のシステム開発費は大変でしたら、専用の改札ぐらい造ったら・・・と単純に思った訳です。
国府津に戻る右側の車窓からは、富士山が良く見えます。
国府津の一つ手前は、梅で有名な「曽我梅林」の下車駅です。
車窓からは、沿線沿いの梅畑が見え、まだ多くの白い梅の花が見えましたので、時間も余っていることだし、途中下車しました。
昔、一度「曽我梅林」を撮影に来たことがありますが、梅は桜に比べて華やかさがなく、動画には不向きです。
今日、このお天気、富士山はばっちり、梅とバックに富士山の風景探しに、観光地図にはない御殿場線の西側の梅林、梅畑を探して歩きました。
やっと出会えた風景がこれでした。
ユーチューブで松田河津桜まつりの動画がご覧いただけます。
映像時間4分7秒
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