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2020年02月14日

団塊世代、退職年金シニアの金銭・価値感覚、何にお金を使うか?

55才で早期退職して17年、現在の住まいに越してきてから、来月3月で丸16年経ちます
現役時代の共同住宅からここに越して来た時、それまでに使っていた家具類で、ここに持ってきたのはベッドと冷蔵庫だけです。
他の家具、家電類は全て処分して、終の棲家になるだろう現在の共同住宅に越してきました。
ベッドは、37年前に横浜の新居に入る時に買った高級品でした。
一生の生活のほぼ1/3を過ごす場所・寝床として、30代半ば、新居で費用が嵩む中、思い切って高級ホテルで使われてマットが頑丈で、一生ものと云われている、シモンズにしました。
37年経った現在でも、マットのゆがみ、凹みは全くなく、静かな安眠を保証してくれています。

冷蔵庫は、100Lの2ドアと云う昭和の時代とそして変わらぬ、ただ冷えれば良いと云うシンプルなものです。
元設備・機械屋としては、冷蔵庫のようなコンプレッサー一つの単純構造のものは、なかなか壊れませんし、夫婦二人だけの食生活の上、カミサンは毎日商店街に買い出しに行き、その日のものはその日に消費するのをモットーですから、冷蔵庫のなかはいつもガラガラです。
このブログを書くに当たって、製造年月日を確認すると、1998年製の22年ものですが、立派に何ら問題もなく使っています。
その他の家電、家具は、ここ鎌倉に越して来た時に、新たに購入しました。
あれから17年、引っ越し時購入・新調したものが壊れ始めています。

今朝、一日何回も使う電気ケトルが壊れました。
和室の吊り下げペンダント蛍光灯器具は、トランスが不調のようでチカチカ点滅します。
電気ケトルなんて、単純なヒーター構造物ですから壊れるなんてことはないハズはない!と思っていましたら、電源スイッチの摩耗なのかスイッチが入りません。
カミサンは、安いものだし、16年間毎日、何回も使ってきたのだから、不器用な貴方がバラシて修理するよりも、新しいのを買いましょう。
ついでに、和室の照明器具も、LEDに買い替えましょう。とおっしゃいます。

そこで、近所のヤマダ電機に行ってみました
単純な構造の電気ケトルなんて、せいぜい2,000程度、和室の照明器具にしたって、3,000円程度、併せて5,000~6,000円と踏んでいたのですが店頭価格をみるとビックリ、電気ケトルはティファールしか売ってなくて、最低のただ沸かすだけ、保温も温度設定も出来ないものが、5,000円以上します。和室の照明器具も全てLEDで、10,000円近くします。
2つ合計、税抜き16,000円は、団塊世代、退職年金シニアの金銭・価値感覚、予算を軽くオーバーします。
2003年、55才で退職した私たちの物価、金銭感覚が間違っているのでしょうか?

ブログで度々、団塊・年金シニアの家計簿を公開してきています。
私たち夫婦は、55才、52才で退職していますし、私は海外生活・放浪が長く、日本の年金制度、社会保障のに組み入れられのは、30歳を越してから、その上55才早期退職ですから、公的年金は少なく、政府が公表している夫厚生年金、妻第3号の標準的年金とほぼ同じです。
掛けている期間が短い割に、年間標準年金とほぼ同じなのは、バブル最盛期に建設業界に在籍し、比較的お給料に恵まれていたという幸運に恵まれていただけのせいでしよう。
ゆとり経費をれた年間生活費は、退職直後から段階的に減額し、72才時420万です。
毎月の固定生活費、年間にかかる税金、保険、介護費など引いた分は
・夫婦二人の教養娯楽費(スマホなどの通信費を含む) 24万
・冠婚葬祭などお付き合い経費 12万
・医療費 12万
・旅行費(耐久消費財購入予備費を含む) 120万
合計168万です。

今回、壊れ電気ケトルと和室の照明器具は、この120万からの出費となります。
ここで、私とカミサンの旅行以外の金銭感覚が試されることになりました。
カミサンは、電気ケトルと照明器具に対しての出費は最大でも10,000円が限度と云います。
この金銭感覚は、普通なのでしょうか?

私たちは65才で海外旅行を卒業してからは、毎月一回、2泊3日の国内旅行(費用二人で10万)を原則としています。
子供も孫もいない私たち夫婦、カミサンは衣服とバッグ以外に買いたいものはなく、私はパソコンとビデオ機器だけ。
暇な年金生活に毎月の生活にメリハリ・予定をつけるための必要経費と考えています。
今回の出費の10,000円と云えば、旅先のシティホテルの素泊まり一泊一部屋の値段程度です。
それでも、二人して、「高くない・・・、本当に必要なの?・・・、ネットならもッと安くない・・・」と考えなおしています。
最終的には、ネットで同程度のものを探し出しました。2つ合計で7,300円
電気ケトルは、保温・温度設定は出来ません。
和室のLED証明は、ギリギリ六畳用、3段階調光レベルです。

70代の退職年金シニアの金銭・物価感覚が私たち夫婦と同じだとは思えませんが・・・
少ない公的年金、個人年金、自己資金を食いつぶしてのシニア夫婦の生活感覚はこんなものであることを、日本政府の誰かが
このブログをのぞいて、感じ取ってもらえばと思って、書いています。

グ管理人のホームページ内、家計に関する記事参照
団塊リタイヤシニア家庭の標準的・平均的かもしれない生活費
posted by 西沢 at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ