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2020年02月10日

評判のお仕事映画「前田建設ファンタジー営業部」を見る

退職後の朝の日課・ルーティンとして、朝食後は机に向かって寝起き直後の体重・血圧、前日の簡単な出来事をパソコンの日記風エクセルに残すことと、朝日新聞「天声人語」を、手書きで専用のノートに書き写しをしています。
この二つが終わると、メール、webサイトの掲示板とブログのアクセス解析とコメントのチェックで一日がスタートします。

この日の天声人語のコラムのは・・・以下引用

仕事をテーマにした映画が好きだ。
なかでも渋い登場人物に目が行きがちで※「ラジオの時間」では、職人の技で効果音こしらえる男が格好良かった。「シンゴジラ」もゴジラ対策を練る公務員たちの「お仕事映画」として見た。
公開中の「前田建設ファンタジー営業部」は、実在かる建設会社がロボットアニメ「マジンガーZ」の地下格納庫を設計し、技術力をを世に示そうとする物語だ・・・以下略


※筆者解説 「ラジオの時間」
1997年の映画 三谷幸喜初監督よるコメディ映画。
ラジオ局内で繰り広げられるドタバタ劇をコミカルに描いた作品で、昨年ヒツトした「カメラをとめるな」はこの映画をヒントにしたというコメントもあったようです。

確かに、何処かでこの映画のストーリーを垣間見たような記憶がありますが、封切られていたとは知りませんでした。
天声人語の記者は、私たち団塊世代よりも若干若い世代と推測し、お住まいは時々出てくる、桜の花の開花様子の描写から私の住む地域、ご近所さんかとお見受けしています。
「お仕事映画」と云えば、2000年代初頭のNHKドキュメンタリー「挑戦者たち、プロジェクトX」を好んで見ていました。
中島みゆきが唄う「地上の星」のテーマ曲と共に、モノづくり日本を担うサラリーマンの地道な奮闘・開発物語です。
何時も、これらに登場する同じ世代のサラリーマンに、自分の姿を投影していました。
私も、一般の方には目が触れ、巨大ビル建設のなかの地下深くで、ビル全体のシステム制御コントロールの開発・施工をしており、社会の裏方かもしれませんがそれなりの満足感を味わった職業人生を過ごしてきました。

天声人語で紹介され、すぐに上映館をネット検索しました。
しかし、想像していたとおり、神奈川県での上映館はたったの5館のみです。
イオンシネマ港北ニュータウン、イオンシネマみなとみらい、横浜ブルク13、イオンシネマ新百合ヶ丘、イオンシネマ海老名と先々週の「かぜの電話」とほぼ同じです。大手のTOHOシネマや109シネマではやっていません。
今回は、最寄り駅から一番近い、桜木町駅前の「横浜ブルク13」にしました。
桜木町は、大昔、まだ三菱造船のドックがあった1960年代から知っている町です。
そして、建設業界に入ってからの1980年代の「横浜みなとみらい万博」で、数多くのパビリオン建設を担当し、その後はランドマークタワー建設に関わった場所ですが、その後都内の現場に戻ってからは、横浜みなとみらい地区は、いち観光客として見ていません。
桜木町から続く、みなとみらい地区は大きく変貌していました。
いちお上りさん的、視線でカメラを構えてみました。

この映画に登場する前田建設は勿論、実在の建設大手の会社です。
でも、私の建設業界人生では一度も前田建設の仕事はしたことは有りません。
前田建設は、飛島建設・熊谷組と共に、北陸の地から誕生した、土木を得意とする会社クループです。
特に大型、巨大ダムを得意としてきており、東京都内の巨大オフィスビル、官公庁庁舎、などの箱ものは、スーパーゼネコンと一般的に云われている「竹中工務店」「清水建設」「大林組」「大成建設」「鹿島建設」にシェアを寡占されており、私の仕事分野上、この5社以外の物件は担当したことはありませんでした。

映画は2002年の実話を元に制作されました。
2002年と云えば、バブルが弾け、前田建設が得意とする大型公共土木工事、ダムなどはめっきりと減り、建設業界の稼ぎ頭は、この頃から都心にどんどん建設始めた超高層オフィスビル、ショッピングセンターなどです。
土木の前田の広報部なかで、もっと自社の技術、能力、パワーを知ってもらおうとwebページコンテンツ会議が開かれ、他社がまだ手を出していない未来、空想の世界の巨大建築物を真面目に、設計・見積りをし、公開して前田建設のブランドUP・力を世に示そうと云う案がでました。
しかし、設計・積算するけど、実際の物は造らない・・・そんなプロジェクトは広報部内限定、予算ゼロ、ボランティアと云うことでスタートするのです。
何を造るか・・・プロジェクトリーダーの想いは、子供の頃から親しんだ「マシンガーZ」の基地です。
水を張った巨大水槽のなかから出現して、空で主人公と合体する、その基地を造る。
当初、乗り気ではないプロジェクトメンバーは会議室の中の空論は、著作権の問題で潰れるだろうと、多寡をくっていたのですが、著者「石ノ森章太郎」、BANDAIからの無償利用が許可され、動きだすのですが、空想・アニメの世界のマジンガーZの基地を設計するのに、数々の予想外の困難が待ち受けるのです。
これらの過程は、NHK「挑戦者たち、プロジェクトX」のように少しづづ、技術者たちの手弁当、アイデアで解決されていくのです。
日本の長く続く景気低迷、モノづくりがグローバル化で空洞化されていく日本産業界に一石を投じる、エンターテイメント作品として私たちの世代からは好評です。

「前田建設ファンタジー営業部」の次のプロジェクトは
マジンガーZの格納基地の設計・見積もりを終えたプロジェクトチームは次は何を目指しているのでしょうか。
プロジェクト2として「銀河鉄道999 高架橋編」を終えたと、webサイトでは報じています。
映画でも報じられた「前田建設ファンタジー営業部」は現在もプロジェクト継続中です。
以下は実在し、今も新たな夢の大型物件の受注を目指している建設業界サラリーマンのサイトをご覧ください。
実在する前田建設ファンタジー営業部ホームページサイト

映画を見終わって桜木町駅東口に出てみました。
毎月、月に一度はwebサポートしているお店にきているのですが、出口はいつも、野毛や花街方面の西口です。
今や、ランドマークや観光地のみなとみらい地区への表玄関となっている東口は、私が知っている頃は、三菱の造船所に向かう工員さん達の通用口でした。
桜木町は元々、日本に最初に鉄道が敷かれた新橋・横浜間のターミナル停車場だったのです。
今でも、桜木町駅構内には、昔から桜木町駅の変遷の写真が展示されています。
ランドマークタワーは、バブル期の象徴です。
1990年3月20日に着工され、1993年7月16日に竣工しました。ちょうどバブルが弾けた直後です。当然ながら、私もこのビル建設に関係していました。
このビルの工事施工会社のメインは清水建設ですが、この映画に登場する「前田建設工業」も参加しています。この超大型ビル建設には、何と、建築部門だけでも26社が参加したビックプロジェクトだったのです。
建設中は、バブルで人件費が高騰し、竣工間際の職人さんの手配に毎晩遅くまで、事務所で電話を掛けまくった、ほろ苦い思い出があります。
そして、10数年ぶりにランドマークタワーに足を踏み入れました。
大きな理由は、テレビのニュースで知った、不思議なオブジェの撮影です。
この不思議な造形は何か・・・?
答えは、ビル風を軽減する為だそうです。

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posted by 西沢 at 06:57| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ