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2020年01月17日

ヒヤリハット・ハインリッヒの法則が加齢とともに身近になってきた

ヒヤリ・ハットとは
重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の認知をいう。
文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」である。
ヒヤリ・ハットは、結果として事故などの危難に至らなかったものであるので、見過ごされてしまうことがある。
危難が発生した際には、その前に多くのヒヤリ・ハットが潜んでいるおそれがあるため、ヒヤリ・ハットの事例を収集・分析し危難を予防することが望まれる。
そこで、職場や作業現場などではあえて各個人が経験したヒヤリ・ハットの情報を公開し蓄積または共有することによって、危難の発生を未然に防止する活動が行われている。
このような活動は、ヒヤリ・ハット・キガカリ活動とも呼ばれる。

「ハインリッヒの法則」とは、
労働災害の分野でよく知られている、事故の発生についての経験則。
1件の重大事故の背後には、重大事故に至らなかった29件の軽微な事故が隠れており、さらにその背後には事故寸前だった300件の異常、いわゆるヒヤリハット(ヒヤリとしたりハッとしたりする危険な状態)が隠れているというもの。
「1:29:300の法則」とも呼ばれます。


最近、ヒヤリ・ハットを意識、経験することが増えました。
普段、健康・運動面を考え、なるべく歩くようにしているのですが、ちょっと急いでいる時にはついつい、自転車(自動車ではなく)に乗ることがあります。我が家の廻りの道路は歩行者専用の歩道が少なく、自転車は軽車両ですから車道の左側を走るようにしています。
ほんの数年前までは、自転車(ママチャリではなく、サドルの高い、足が着くか着かない程度のスポーツタイプ)で大型ショッピングセンターまで行っていたのですが、最近、左側を走る自動車の脇を抜ける際に、よろけそうになり、道路の左側に着地した時に転びようになりました。
またある日、浴室の電球を交換する際、ユニットバスの縁に足をかけた際、滑り、左手を大きく壁に触れ、身体を支えました。
ヒヤリ・ハットです。

思い起こすのは、7年前、2013年1月に公開された映画「東京家族」のシーンです。
「東京家族」は小津安二郎の名作「東京物語」を現代風にリメイクした「山田洋次」監督作品です。瀬戸内海の島の学校の校長先生を退職した父親と母親が、東京に住む子供たちを訪ねて上京し、何日か過ごす物語です。

父親役は橋爪功が演じるのですが、年齢設定は65才
この映画を見ている私と同じ年齢なのです。映画を見ながら、橋爪功の演じる東京に出てきた元教師の65才は、オーバーアクションと感じました。いちいち、日常生活で65才は、立ち上がったり、座ったりするのに、あんなオーバーな、緩慢な動作をするか?と思って見ていました。

あの映画から7年たった今、あの橋爪功と同じような緩慢な動作を私はしてるかも知れません。
カミサンに云われています。
最近、食事の際、食べ物をこぼす。
耳が遠くなっていない?。

それは、数年前、今は亡くなったカミサンの母親90才と同じ姿なのです。

いつか我が身か、つまづき転倒
倒れているシニア老人を見たら助けるのは当たり前の日本の常識は、世界の常識ではないかも知れません。
先日、成人式の日、私は駅を降り、自宅に向かって歩いている時、前方からかなりくたびれて服装のシニア男性とすれ違いました。
数歩あるくと、後方でドサッと音がして振り返ると、先ほどの老人?が躓いたのか歩道に倒れていました。
一緒にすれ違った成人式の振袖姿の二人の女性は、どうしようか思案しているように見えました。しかし、この二人はそのまま、駅に向かって歩いていきました。
10mほど離れていた私は、どうしようか、駆け付けて起こし、声をかけようか、或いは救急車を呼ぼうかと考えました。
かなり汚れた服装のお年寄りっぽい人で、躊躇したのです。

人が倒れていたら助けるのが当たり前?世界の常識じゃないの
そして、思い起こしたのは、海外で過ごした経験や、旅の友人たちの話でした。
アルゼンチン滞在時代、友人のアルゼンチン人と一緒に都心からはなれた街中を車で走っていた時、前方に顔を血で赤く染めた男性が、車の前で手を振って停車を求めています。何か事故或いは、怪我、事件かも知れません。
その友人は車のスビートを緩めましたが、その助けを求めている男の脇をすり抜けて、遠ざかりました。
「何で、停まってやらないの?」と聞くと、「この地域は都心と違って、貧困層が多く住む地域、善意で止まって車に乗せ病院に運ぶと、可なり高い割合で、あの男は、俺の車にはねられたと云うかもしれない、そして、病院も治療費を俺に請求するだろう、民意の成熟した日本とは違うのだ」と云いました。
全く同じ話をロサンゼルスに住む日本人からも聞きました。
ヒスパニック・カラードの多い町では、日本人の善意が通じないケースが多い。
これは、旅の仲間からも聞きました、インド・中国でそのようなケースに遭遇したら、何も手を出さずに、やり過ごせと云うのです。
このようなケースの場合、警察も病院も弁護士さえ、金持ち外国人にツケを回すと云うのです。

ここは、日本、まさかそんなことはないでしょうが、晴れ着姿の二人の成人式帰りのは面倒なことに巻き込まれたくない事情もあったのでしょう。
私は躊躇し、そうと思った矢先、お年寄りのご婦人がその男性の傍に駆け寄り、声をかけています。どうやらたいした事がなかったようで、その男性は重い体を立ち上げ、駅にほうに歩いていきました。

定期的に運動し、積極的に社会活動している私でも、老化・加齢は確実に忍び寄って来てするのです。何時か、近い将来、カミサンに自転車を取り上げられる日が来るかもしれません。
そんな思いがした日でした。
posted by 西沢 at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ