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2020年01月12日

今評判の韓国映画「パラサイト 半地下家族」を見てきました。

定年後、暇を持て余しているシニア男性に映画鑑賞のお薦め

昨年年末の12月、恒例の元仕事仲間が主催する、餅つき大会に参加した時、昔の客先の知人とお会いしました。
2年前に65才で定年退職したそうで、
私「定年後の毎日、どうやって過ごしているの」の問いに

彼「何んもすることがなく、1日家のなかで、ネットサーフィン、かTVを見てる」
 「妻は、実家の介護でいなくて、30代後半の長男と暮らしている」
 「食事は、長男は3食、外食。自分は適当に簡単なものを造つて過ごしている」
 「外に出るのは、コンビニ・スーパーへの買い物程度」
 「歩かなきゃ、と時々近所をウォーキングしてるけど」
 「退職シニアの先輩、どう過ごしているの?、教えて」
私「何か、1日のルーティンになるもの造らなきゃ」
 「週に1日は、外出する用事を造らなきゃ」
 「最低限、月に一度のルーティン、用事を造らなきゃ」
 「何か、趣味はないの?」

彼「何にもない、先輩、誘って下さいよ、何処へでも行くから」
私「手始めに映画なんてどう?」
 「TVと違って、自ら街中に出かけて半日、時間はつぶせるし、話題も出来る」
 「シニア料金1,200、交通費と食事代、だいたい2,000円程度で1日楽しめる」
 「月に2度くらいのカレンダーに予定が埋まるよ」
 「横浜なら、幾つものシネコンがあるし、名画座のジャック&ベティもあるじゃないですか

彼「そう云えば、映画館へ行かなくなってなってから、随分経つな」
 「今なら、何がいいですか」
私「最近のシネコンは、子供向けアニメとハリウッド製の荒唐無稽なCGを駆使したものばかり」
 「ネット、新聞、TVで話題の映画を紹介しているので、先ずは家から出て、映画館に足を運ぶこと」

定年後の男性の趣味 参考サイト
定年退職、リタイヤ後の男の趣味・ホビー・習い事ランキングベストテン

そんな、話を昨年したことを忘れていた頃、その知人からメールがありました。
彼「テレビで、韓国映画がアメリカの映画祭で外国語映画賞を取ったとやってますが、どうなんでしょう、一緒に見に行きませんか」
私「韓国の格差社会の映画で、社会派作品のようです。見に行く予定ですが、映画は一人で行くのがベストです。「ひとそれぞれ、好み、感性、予定があるので、先ずは一歩を踏み出してみては」
・・・・とこんな経過があり、私は封切り初日に出かけました。

先ずは、この映画「パラサイト 半地下家族」の上映館をネットで検索します。
私の住む地域で一番近く、大きいのは、二駅先の辻堂「テラスモール湘南」のなかにある109シネマ湘南です。
湘南地域一番のスクリーン数を誇る、ビックシネコンです。
しかし、この東急系の109シネマは、大型商業映画に強いのですが、インデベント系の話題作には弱く、昨年で云えばあの話題作「カメラを止めるな」や広島原爆を描いたアニメ「この世界の片隅に」は上映予定はなかったのです。
カンヌ映画祭の最高賞「パルムドール」を受賞した、是枝監督の「万引き家族」はやったのに、今年の受賞作韓国映画「パラサイト 半地下の家族」は上映予定はありませんでした。
自宅近くでの上映館は上大岡の「TOHOシネマ」でした。

自宅最寄駅のJR大船駅からどうやって上大岡へ行くか?
ルートは3つあります。
1,JR東海道線で戸塚、横浜地下鉄ブルーラインに乗り換え、所要時間は23分、料金は399円
2,JR根岸線で新杉田まで行き、京急乗換で上大岡へ 所要時間は30分、料金は377円
3,大船バスターミナルから、桜木町行きバスで上大岡下車 所要時間は49分、料金は294円
※料金は全て交通系ICカードでの値段です。
現役時代の交通手段と退職後では、選択基準が違います。
現役時代は、所要時間や乗換回数でしたが、退職後年金シニアは無条件で料金が安いルートを選択しています。
私は、車を運転しませんので、バスルートは良く解らないのですが、今回初めて「鎌倉街道」を通りました。
普段、電車で通る根岸線や京急の駅を巡りながら路線バスは時間がかかります。
そして、このルートを利用する乗客の多さに驚きました。
バス車内は混んでいました。乗り降りする乗客のほぼ80%は同年配のシニアの方々です。
根岸線、京急線、地下鉄線から外れた場所にお住まいの方々が、自宅から最寄駅まで頻繁に利用しているようです。
だんだんとシニアの皆さんの高齢化による車離れが進んでいる理由の一つが、横浜市は高齢者シニア向けにバス無料パスを発行しているからでしょう。
高齢者の運転免許返納を推進するには、こんな横浜市の取り組みは有効な手段となっているのを実感しました。
ちなみに、鎌倉市にはそんなパスは存在しません。

上大岡駅周辺は、この京急沿線のなかで一番大きな町です
しかし、鎌倉・湘南の町に暮らしていると、この上大岡駅周辺の繁華街は馴染めません。
駅周辺の開発が、民間業者だけの場当たり的に行われ、統一感がなく、昔ハリウッド映画で見た、近未来の、未秩序の荒廃した大都市のダウンタウンのような雰囲気なのです。
目的の「TOHOシネマ」の場所も解りにくく、商業ビルのなか、ヤマダ電機の店内を抜けて行かないと辿り付けない分かりにくい場所でした。
朝一番上映9時20分に間に合う為には、結構自宅を早く出なくてはならなかったので、次の回12時10分で見て、帰りも同じバスで戻ってきましたが、大船に到着するまで満席で座れず、結局自宅に戻ったのは5時近かったです。
路線バスは慣れているつもりでしたが、40分以上の満席のバスは結構疲れました。
「もう、そんな年なんだから、安いよりも早い、簡単なルートで行ったら」
とカミサンの弁。次からは少し考え直さないと。

さて、映画「パラサイト 半地下家族」はどうだったか

日本の格差社会の拡大のはるか先を行く韓国社会の格差を扱った社会派映画と云う認識でいました。表題の「パラサイト」の意味を改めて検索しました。

パラサイトとは
英語の"parasite"は、共生の一種である寄生を意味する。
日本では、パラサイトシングルとして使われている。
学校卒業後もなお親と同居し、基礎的生活条件を親に依存している未婚者。


この映画のメディアコメントは

カンヌのパルムドールやハリウッドのゴールデングローヴを獲得した話題作
見る者を爆笑から恐怖へと導く、新感覚の韓国映画。
芸術度よりもエンタメ度のほうがはるかに高い作品。偽造
一種のピカレスクロマン、痛快詐欺映画であるとともに、ホラー映画でもある。


確かに、メディア、ネットで伝えられているような映画です。
韓国の住宅事情で伝えられている、外部に開かれた窓が、外の道路面とほぼ同じ、高さにある、低所得者層が住むマンションに住む夫婦、子供二人の家族は、4人とも定職がなく、その日暮らしの生活、そんな家族の長男に、韓国のIT社会成功者が住む高級住宅街の女子高生の家庭教師のアルバイトの誘いがかかる、彼は大学の大学の学生証、アメリカ留学の証明書などを偽造して
この家に入り込み、この家の使用人を罠を仕掛けて辞めさせ、自分の妹を幼い一人息子の家庭教師、父を運転手、母を家政婦としてこの格差社会の頂点にいる、高級住宅街の豪邸に一家4人で入り込む・・・表題のパラサイト、半地下の住宅に住む、社会底辺、低所得者ファミリーの寄生生活が始まる・・・
しかし、この豪邸には、家主のIT長者ファミリーの誰もが知らない、半地下の部屋が存在していた・・・・

ネタばらしはここまで・・・
後は、映画館へ行って見て下さい。
ただの社会派映画ではなく、エンターテイメント、ホラー、結末が未来を暗示する秀作です。

自宅に戻った後、カミサンは「どうだった、私にお薦めの映画だった、良かったらお友達と見に行くけど」聞いてきました。
私「カンヌ映画祭の最高賞「パルムドール」受賞の是枝作品の「万引き家族」ほどではない。」
 「社会派嫌い、韓国嫌いの君にはお薦めはできない」
posted by 西沢 at 08:03| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ