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俳優の鈴木亮平さんが主演を務め、西郷隆盛の生涯を描くNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の最終回(第47回)「敬天愛人」が16日放送され、平均視聴率は13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。
全47回の期間平均視聴率は12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区から算出)と、2012年放送の「平清盛」、15年放送の「花燃ゆ」の12.0%を上回ったものの、史上3番目の低さとなった。
えーそうなの、ワースト3位とは知りませんでした。
確かに、2012年放送の「平清盛」は初回から、これはダメだと思いました。
源氏も平家も、ただの雇われ兵士として貴族に使えていたのは、事実です。がいきなり遊び女・白拍子の登場では一般家庭のファミリー、女性、歴女でもない限り、ちょっと・・・と思う内容スタートでした。
歴史ものは、結果が解っている合戦が中心であり、立身出世、天下取りでないと、日本国民には受けないのでは。
そして15年放送の「花燃ゆ」
えー「花燃ゆ」ってどんなドラマだったつけと思い起こすに、吉田松陰の妹が主人公の、幕末ものです。
吉田松陰のような名前は知れ渡っていても、何処か陰鬱な人間のそれも、妹と家族の話となると、幕末・維新ものが日本人に受けないこともあって、ワースト2位も頷けます。
しかし、「西郷どん」がワースト3位ですって信じられない。
坂本龍馬や、勝海舟よりも、よほど歴史的には重要な人物で、描き甲斐があったと思うのてすが。私個人的には、毎週日曜日の夜は、予定や約束を入れずに見ていました。
西郷はどの幕末・維新ドラマにも登場しますし、どんな役割をしたかも過去のドラマや、司馬遼太郎の小説でも解っています。
しかし、これまでのNHKの大河ドラマでは、維新後の、西郷隆盛の歴史から消えていく姿を克明に描いたドラマはなく、今回の西南の役の描き方はこれまでのテレビドラマにないものでした。
これまで一般的には、西郷は鹿児島、城山の洞窟で桐野利秋の介錯で自害したと伝えられていますが、「西郷どん」ではそんな恰好良いことではなく、のたうち回って戦場での死を描いていました。
一般的には薩摩藩主の島津斉彬が主としてえがかれるなか、弟、愚弟として描かれる島津久光を、見事に、廃藩置県からただの華族になって様子、そして西郷・大久保との関係の描写は見事でした。
若い頃、幕末・維新ドラマは、人間関係が難しすぎ好きではなく、戦いと立身出世の戦国ものが好きでしたが、最近は
竜馬以来、幕末・維新ドラマが好きになったのは、齢のせいなのか?
次は何?、中途半端なオリンピック秘話「いだてん」ですって、どんなドラマになるかNHKは主人公に阿部サダヲ、脚本宮藤官九郎で、2020の五輪に向けて、安全・確実に視聴率稼ぎに出たな、が率直なおもいです。
まあ、見てやるか、NHKの視聴料を払っているのだから