暖冬気味といわれていた今年の冬も、さすがに12月半ばにとなると、比較的温暖な湘南・鎌倉にも北風が冷たく感じ、外出には本格的に冬物のコート、セーターが必要になってきています。
それでも、室内での衣服はそれほど変わりません。
我が家は鉄筋コンクリート五階建て共同住宅の二階部分です。
リビングは南東面していますので、冬でも陽ざしが入り、午前中は暑く感じます。
冬の暖房設備としては、一応、エアコン・床暖房・こたつ・電気ストーブ・電気ひざかけとありますが、ほとんど使ったことがありません。
エアコンは16帖リビングに一台、年に数度、2月の真冬の朝、起きた時だけ使うことがあります。
床暖房は
リビングだけは、ガス温水循環型床暖房が、購入時からついていました。
でも、最初の頃、どの程度のものかと試しに使っただけで使ったことはありません。
理由は、ガス代がとても高いからです。
ですから、年に一度シーズン初めに一時間ほど試運転して、リビングの床温度を確認して止めています。
炬燵は
リビングに隣接した和室で、大きな夏冬兼用のテーブル型炬燵を当初使っていましたが、今は使っていません。
炬燵は確かに温かいのですが、一度だすとどうしても和室で横になる時間が増えて、生活がグータラになりますし
、齢をとるに従い寝起きが億劫になるので、使っていません。
ストーブもありますが・・・
密閉度の高い共同住宅なので、石油やガスストーブは使えません。
いちいちの換気を気にしなくてならないのと、車のない私たちには、石油を購入・運搬する手段がないのも理由の
一つです。寒い北東側の私の部屋でも、電気ストーブは消し忘れなどによるボヤ騒ぎが懸念されるので使っていません。
電気毛布ひざかけは
私の北東の書斎で唯一使っているのは、電気ひざかけです。
これは重宝していますが、時たま、机の前を離れる時に消し忘れがあり、カミサンに注意されます。
これらが我が家の暖房の一切です。
信州の実家は、築40年の木造戸建で、冬の朝、寝床であまりの寒さに目覚め、思考能力が一時停止する感覚に襲われることがあり、冬の太平洋側、湘南・鎌倉の気候、鉄筋コンクリート共同住宅の気密性を再認識します。
今朝、今年初めて、エアコンと床暖房の試運転をしました。
しかし、エアコンのリモコン表示しません。
どうやら電池切れのようです。
電池を交換しようと思って、裏の電池カバーを開けようとしましたが、開きません。
考えてみれば、ここに越して来て以来15年、このリビングのエアコンの電池を交換した覚えがありません。
裏のふたが固着しているようです。このままでは、夏の冷房まで出来ませんので、強引にマイナスドライバーが格闘すること10分、半分壊すようにして開けてみると、単4電池2本から液漏れ状態で、フタのプラスチックにこびり付いていたのです。
15年も電池を交換せずに、良く動いていたものと、感心した次第。
早速、電池を交換して、試運転です。かなりの確率で動かないのではと不安でした。
若し、動かなかったら、余分な出費がでる。いっそうこのままにして夏まで待つか?
どうせ、このエアコンは暖房用としては使わないのだから・・・
でも、ちゃんとリモコンの液晶は表示し、エアコンは暖房運転を開始しました。
人が造ったものは何時かは壊れる。
解ってはいますが・・・
原発を設計し、運転、メンテしている人たちは、絶対壊れない、永久的に動くかんがえているのでしょうか?
動かなくなって、解体、廃棄まで考えているのでしょうか?
小さなエアコンのリモコンひとつで、悩んだ冬の朝の出来事でした。