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2018年09月12日

市の雇用促進事業「セカンドライフかまくら」

鎌倉市の月二回市民向けに発行する広報紙の一面に大きなタイトルが躍っていました。

フレッシュに歳を重ねたい、あなたのセカンド・ステージを応援します
人生100年時代、あなたはセカンドステージをどう組み立てますか。
社会や人と関わっていたい、身体に無理のない程度に働きたいと云う人は多く、これは心身両面の健康保持にもつながります。
市は全国に先駆けて、28年度からシニアの雇用促進事業を進めます。
経験豊富な3人のジョブコーディネーターによるきめ細かいサポートのほか、本庁舎や行政センターでの就労相談会、事業者との合同説明会などを開催しいます。
人生設計の一助にぜひご利用ください。  高齢者いきいき課


鎌倉市の市民活動をサポートするNPOの広報を担当する部署にいる私は、噂には聞いていました。過去にも、市との協働事業で2005年、退職し、地元コミュニティに戻つてくる団塊世代を対象とした「かまくら団塊プロジェクト」にも携わっていたので、今回の「セカンドライフかまくら」をは何をするのだろうと、注視していました。

行政が市の予算を使ってやる仕事なの?
率直にそう思いました。
実際には高齢者いきいき課が直接するのではなく、任意団体が市から委託をうけてやるのです。
何をするのかと云うと、就労の斡旋です。
何で、ハローワークがあるのに、市がやるのですか?
しかも、鎌倉市は観光都市で、法人税を納める大企業はほとんどないのも同然の、雇用が少ない市なのです。
紙面を読んでみると、就労実績が紹介されていました。
66才男性 週2日の夜間・早朝の霊園の警備
64才女性 週2日、店舗の清掃


おいおい、こんなことを鎌倉市は外部団体に税金を払って委託するのかい。
働きたい、少しでも収入をふやしたい、と云う声は同じ退職シニアですから、解ります。
高齢者いきいき課と云う名前なんだから、もっとやることはあるだろうに。
交通費程度を貰っての社会や、弱者に喜ばれるようなお手伝いとか、考えないの?
わたしの所属している、市民活動をサポートするNPOには何の相談もありませんでした。

今後の予定の記事が掲載されていました。
・シニアの為の合同就職説明会
・就労啓発セミナー
・企業セミナー
・スキルアップセミナー
これって、ハローワークの仕事だよ。
posted by 西沢 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ