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2018年07月26日

最新の週刊誌の見出しはひどい、団塊世代、高齢者世代を脅かすことばかり

週刊朝日8月3日号の新聞広告のキャッチは
70才が90才を介護する新時代の備え超老々介護成功させるコツ
・半数以上が老々介護、後期高齢者同士が3割も
・定年退職した息子が親の介護でうつに。
・介護する側も認知症になって認認介護に。
・介護する側も要介護認定を受けて、家事を楽に
・要介護者はショートステイの積極利用を
・進化した自動具を活用
・自宅を担保に、返済無しの融資で介護費用捻出

と続き次は
世代別家計の作り方、老後破産を防ぐ専門家4人のアドバイス
40代は、「常に5年先までの予定表をつくろう」
     「毎月三千円づつ投信を」
     「貯蓄用の口座を開設」
50代は、「人生最後の貯め時」
     「借金返済を優先」
     「保険の見直し」
60代は、「退職金のうち1,500万は温存せよ」
     「90才まで貯蓄ゼロになる瞬間をなくす」

そして、なんと次のキャッチコピーは
万引き老人になるな
・心を壊すのは貧困より寂しさ
・リアル万引き家族「老夫婦主犯、娘二人が実行役」
・万引きした品を近所に配る会社役員68才

最後は、一番のウィークポイント「健康問題」をついてきています。
第二の心臓、ふくらはぎを鍛えよ 寝たきり注意、夏こそ危険
・血液の循環をつかさどる重要器官の弱点とは
・あなたの足にもある下肢動脈瘤を見過ごすな
・暑さが死を招く!エコノミー症候群
・むくみの正体を探せ
・いい歩き方・ダメな歩き方
・スリッパをやめて、裸足であるこう
・貧乏ゆすりの影響は・・日常生活の注意点
・お手軽ストレッチ&筋トレ



週刊誌の最大購読者層は、40代から60代の電車通勤のホワイトカラー男性と云われています。
確かに現役時代を思い出しますと納得します。
何を買うかと云うと、多少お色気・アダルト系が入ると、「週刊現代」・「週刊ポスト」となりますが、これらはなかなか 自宅に持ち帰るのには、抵抗がありました。
芸能、ゴシップ、時の話題となると「文春」・「新潮」で、多少時事問題となると信頼性のやや高い新聞社系の「週刊朝日」 ・「毎日」を手にしていました。
最近、自分が退職し、年金生活に入った高齢者となったせいか、定年退職・年金シニア向けの記事が多くなってきているのでは ないか、昔はこんなに週刊誌でセンセーショナルに取り上げることは少なかったのではないかと、思うようになっています。

これはひとえに、今、そして直ぐやってくる超高齢化日本の問題だからなのと穿った考え方をすれば、金を出して買ってくれる最大購読者層に直接影響する問題提起だからなのかとも思いますが・・・・・
第一番目の老々介護・認認介護は確かに現実です。
実際に我が家でも、67才の高齢者と云われるカミサンは、月に数度北関東の92才になる母親の介護、直接介護ではなく 実家で介護している妹の負担を軽くする為に出かけています。
そして、近い将来、団塊世代の子供のいない夫婦は、老々介護・認認介護になる可能性はかなりの確率で高いです。 何も天下の週刊朝日は巨大ゴシック文字でキャツチタイトルを打ち出さなくとも、私たちは解っています。 では、キャッチではなく中の解説記事を読んでみると(立ち読みです。)相も変わらずの内容でした。

・自分一人で抱え込むな
・普段から介護に関する行政に関心を持ち
・地区の包括センターに相談しなさい。

そうですが、最終的には行政・政府は面と向かっては云えないでしょうが、それなりの介護・逝き方をする には、自己責任、自己財産を持ってください。という事でしよう。
・自宅を担保に、返済無しの融資で介護費用捻出・・・なんて、都市部のある一定以上の条件の家の話で、 地方では絶対無理、都市部でもマンションはほぼ対象外なんですから、ちゃんと書いてよ。と云いたい。

二番目の世代別家計の作り方、老後破産を防ぐ専門家4人のアドバイス
専門家?・・・それよりも私たち先輩に聞いたほうが良いじゃない、と考えたのですが、そうも云えません。
団塊世代なんて、時代が良かったラッキーだっただけ。
私と同じ世代で40代から老後資金造りを考えて、 実行していた人は、
私の周りには皆無でしたから。
「90才まで貯蓄ゼロになる瞬間をなくす」
この提言は実際に自分の行き方・逝き方を考え、残されたカミサンの行く末を考えた時に発生します。自分は確実に 男性の平均寿命あたりで逝きますが、女性は解りません。90才はごくごく当たり前になっていますので、もう一度 見直すチャンスでしょう。
一度作った、老後の資金計画は毎年、毎年、変更、修正するのは当たり前なんです。

三番目の万引き老人になるな
これはパス、編集部の売らんが為の企画としか思えません。
この週間朝日のキャッチを読み、金をだして購入する層は、 老後資金計画を立案し、実行するシニアが万引き家族になることは、先ずあり得ません。

四番目の第二の心臓、ふくらはぎを鍛えよ
これは、季節柄思い当たる所が多く、私の世代は食いつく可能性は大です。
が50代、60代前半ではまだまだ 自分の体力低下には気が付いていないから、お金に関する記事だけ読んで、パスする確率が高いでしょう。
季節柄か足が浮腫みます夏の季節、夕方には足の甲がパンパンに異常に浮腫みます。
何かの病気の前兆かと思い、ファミリードクターに 聞きました。
運動不足と内臓系疾患による、足のむくみの見分け方を教えてくれました。
足首から先、甲の部分が浮腫むのは、長時間のデスクワークのせい、単純なる運動不足。足のふくらはぎが 浮腫み、押してもすぐに戻らない場合は腎臓系疾患の疑いもある。とのことです。

長時間のデスクワークって、先生は浮腫まないの?と質問する私
私だって浮腫むわよ(彼女女医です)、毎晩圧力ストッキング履いて寝てるわよ。
アメリカでは、机は上下して高さ調整出来るようよ。
それに、IT企業のオフィスは裸足だって、聞いたことがあるわ
私のクリニックでは無理だけどさ

結局買って読んだのか?
一応ブログに書くのですから立ち読みだけでもしようと、近所のコンビニに行きました。
※最近の書店の週刊誌コーナーはレジのすぐ前にあって立ち読みし難い店や、昔はまんが本だけにしてあった ラッピングや紐かけをした週刊誌が多くなってきています。
知合いにコンビニ経営者がおり、書籍コーナーでの立ち読みは大歓迎だそうです。
理由は、夜の防犯と、店内の入口付近に他の客いることの安心感で客が入ってくるそうです。
ところが、週刊誌コーナーに「週刊朝日」がないのです。レジのバイトらしき女性に聞くと、置いてはありますが、 今日は何冊も売れてないかもしれません。再入荷するかは、私は解りませんとの回答でした。
まあ、中の記事を読まなくても、想像出来ますが・・・・
posted by 西沢 at 07:36| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ