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2018年07月10日

非難準備・避難勧告・避難指示がでているのに何故?

平成の世の最大となった今回の西日本の水害事故のニュースを、高齢者と呼ばれる我が家
の二人は、NHKのTV画面ではあれほど繰り返し呼び掛けているのに、なんで?と云う話を
していました。
今回のブログで、それについて書こうと云うと、カミサンはネット社会でそんなことを
書くと、パッシングされるから、書かないでと云います。
そうかも知れませんが、大手メディアだけではなく、政府の今回の大災害で情に報の伝え方
、言葉の使い方について、再度検討する必要があると本日の紙面で伝えているのだから
特に、情報発信力・量の少ない、高齢者の立場で書く必要があるのではないかと?と思い
パッシング・炎上を覚悟で書こうと思います。

suigai.jpgNHKのTV画面の一例では・・・尾道市全域で避難指示と流れました。
確かに、数年前に尾道を旅した時、傾斜地、山側に沢山の一般住宅があり、この未曾有の
50年に一度の大雨で、あの観光名所の千光寺周辺の住宅地が危険なのは解ります。しかし
遠く離れた駅周辺や、海に面した尾道水道あたりは、海水上昇、高波は考えられますが
土砂災害に巻き込まれ可能性は少ないのでしないでしょうか?
仮に尾道市民全員が避難勧告に従って、避難所に行くとして、実際には、市民全員を受け入れる
避難所があるのでしょうか?

私たちは鎌倉に住んでいますが、何度も携帯に大雨による避難準備・勧告メールが届きます。
メールの文書をみると、藤沢・茅ヶ崎地域とあります。
それでは、なんで鎌倉市住民の私たちに緊急メールが届くのか?
恐らくですが、市外局番0467地域全域に送っているのでしょう。

非難準備・・・準備をしなさい、という事ではないようです。
高齢者・子供・自力で避難出来ない身障者はこの段階で近くの避難所に行きなさい、ということ

避難勧告・・・勧告ですから、避難する事を薦めます、と受け取れられ、自分の判断に委ねる
部分が多いように受け取られますが、実質はこの段階で、避難すべきようです。

避難指示・・・この指示という言葉の受け取り方に問題があるようです。
色々な考え方、受け取り方をする人がおり、お上(行政・政府)からの指示は信用できない、
自分の身の回り危険度は、遠く離れた安全な場所にいる役人よりも、自分自身が一番解る・・
と思う私も含めた高齢者は多いです。
避難指示・・・ではなく避難命令が適切なのではないか?と云う議論がされているようです。
しかし、命令となった時、補償を含めた法律的な問題が起きりうるのを政府は警戒している
との話も聞こえてきます。

私たち夫婦の間で現在話し合っています。
我が家の避難ルールについて、政府・行政の勧告・指示に関わらず、どんな状況・変化の時にどう対処するか家からの緊急持ち出し品のリスト造りと、実際の荷造り。離れていた時の連絡方法なども、これを機会に確認し合いました。

suigai2.jpg我が家の災害の危険度の実際
土砂災害は・・・
我が家の裏手は小高い山・森林で有名進学校があります。
引っ越ししてきた当初、この学校の公道に面した山側が豪雨で崩落し一日停電になったことが
ありますが、実際には我が家の共同住宅からの距離はかなりあるので、例え一部崩落しても、我が家までは到達しないであろうし、仮に到達しても、鉄筋コンクリート造りの上層階なので土砂にまみれることはないだろうと考えています。

水害は・・・
相模湾につながる二級河川から500mほど離れていますが、堤防を溢れた水が押し寄せる可能性はあります。
そして地震に伴う津波がこの河川を遡って溢れる可能性もあります。
ハザードマップによると我が家の標高は8m、そして上層階ですから、まあ大丈夫でしょう。

地震による被害・・・
これが平成30年現在一番起きりうる、可能性の高い災害でしょう。
今後30年から50年内に、南海トラフ或いは関東首都圏直下型地震が起きる可能性があり得ります。鉄筋コンクリート造りの共同住宅ですから、倒壊と云う致命的な被害の可能性はほぼゼロに近いものの立地な元水田の軟弱地盤なのは解っていますので、ある程度の被害は予想されています。その為に、この建物の地盤改良、基礎の縦杭が埋め込まれいるのは調査ずみです。
近隣で5階建ての共同住宅が建てられる現場では、数か月に渡って地中梁の工事をみていますので
我が家も大丈夫だと思いますが・・・信用するしかありません。
しかし、近隣で建てられて2階建てプレハブ構造賃貸マンションの建設現場をみていると、地中杭うちは全くされていませんし、建売住宅の基礎部分では、建築用語で云う根切がされていない、耐圧版基礎や其の上の基礎材に新建材の圧縮木材が使われているのを多く見かけています。

もし関東大震災なみの地震が起きれば、かなりの被害が出る可能性は大です。
今後30年・・・私は100%存在していなので構いませんが、カミサンは可能性があります。
90才、カミサン一人で生きていけるか? 少し心配しています。

posted by 西沢 at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ