ついこの間、コンパクトデジカメを買い替えました。
パナソニックからカシオのExilM EX-ZR1800に買い替えたばかりなのに?
ついこの間まで、かばんにコンデジ(コンパクトデジカメ)をいれて歩くのは、カメラマニアか、Web製作者だったのが、スマホの発達で子供から若い女性はおろか主婦・オバサンまでが、カメラ機能がついたスマホを持ち歩く時代となりました。
そして、フェースブックやインスタグラムに、その場で撮影した画像をそのままネットにUP出来る時代です。私のような、昔からのネットメディア開発者は、いつもカバンのなかに入れている、コンデジで静止画・動画を撮影し、家に帰ってWeb用の大きさ、軽さに変換し、自分のサイトにログイン、フィル転送ソフトを使ってあげていたのが、小学生でも簡単に、その場で出来るようになっているのです。
そして、そのスマホのカメラの画質・解像度は年々上昇し、改良され、一眼レフにも負けないような高画質な静止画・動画が撮れるようになったのですから、一般的なコンパクトデジカメの需要はどんどんと落ちて行き価格も、量産しても間に合わないほどになって、ついに、コンデジブームの火付け役だったカシオが撤退すると云うのです。
日本メーカーによる昨年のコンデジの出荷は1330万台、5年前の二割以下だそうです。
団塊世代のオジサン達は、若い頃、フィルカメラのニコンF1に憧れて育ち、メガフィルムからリバーサルフィルと云う結構お金のかかる男の趣味の王道をあるいてきました。
そして、デジタルカメラが世の中に出てき、私たちが買えるような価格になった2,000年頃、最初に買った一眼レフデジカメは、それまで持っていたレンズの関係でデジカメ最後発ミノルタボデーだけで30万円近くしたのを覚えています。
あの頃から20年、カメラは何台買ったでしょう。
パソコンは何台買ったでしよう。
ビデオカメラは何台買ったでしょう。
テレビも何台買ったでしよう。
私たちのような日本社会のなかで際立つ大きな購買力を持った戦後ベビーブームの世代は徐々に少しづづ、社会からフェードアウトしようとしています。
日本の経済成長を製造現場でも、消費者としても支えて来た世代がもうじき、いなくなります。
毎年の学生の就職先人気ランキングを見ていも、私たちが知っている、金融・商社・保険・建設・メーカーの名前はどんどんランキングが下がり、第三次・第四次産業に人気が集中しているようです。
昭和の時代の鉄鋼・造船・繊維・長大メーカーから、電気、電子と変化してきたのを見てきました。お隣の国もきっと同じ道を歩んでいくでしょうね。
昔、予想はしていましたが、こんなに早く追いつき、追い越すとは。