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2018年02月02日

定年後の国内旅行 52年ぶりの長崎

冬は何処に行っても寒く、私たちの住む関東・湘南のような青空は望めないので、雪や寒さや冬ならではの行事やが目的でない限りあまり、積極的に動かない季節です。
二月になれば所によっては、早咲きの彼岸桜や梅が咲いているので、多少は旅行意欲も誘われるのですが・・・
昨年の一月は寒さを求めて、星野リゾート青森屋に泊まって、五所川原からの津軽鉄道ストーブ列車に乗りましたが、この時は生憎、雪もけ嵐もなく、拍子抜けでしたが、宿泊の青森屋のおもてなし、エンターテーメントを楽しみ、五所川原の立佞武多が見られて満足でした。

では何で今年の冬、一月が長崎なのか?、と云うとお天気に左右され難い観光目玉があるからです。自称世界三大夜景?の長崎港と、ハウステンボスのイルミネーションは、大雨・大雪でもない限り、大丈夫そうです。
何時も個人・自由旅行で使う、HQ旅行社のパンフレットに、Aクラス・Sクラスホテルに泊まり、ハウステンボス入場券と往復航空券の個人向けセットが二人で66,000円と云うのを見つけました。私たちの国内旅行予算の二泊三日10万に何とか収まりそうです。
しかし、長崎空港と市内往復と、市内・ハウステンボス往復の交通費が意外とかかることが判明しました。それでも、高級ホテルの2500円もする朝食バのイキングを止めれば、何とかなりそうなので、行くことにしました。

羽田・長崎間は航空機で2時間、空港から市内へは15分置きに、ノンストップ路線バスが走っています。900円ですが、二人ですと往復割引適用で800円ですし、市内・ハウステンボス間のJRも往復割引ですと、二人で1,000の割引があり、当初の予算よりも助かりました。

最初の目的の一つ、長崎の夜景は?・・・・・
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今回のチケット、自由・個人旅行と云ってもホテルは選べませんでした。
長崎市内は、夜景を稲佐山にあるAランクホテル「ルークプラザホテル」です。
チケットの部屋は山側ですが、一人3,000払えば、夜景のみえる海側になるのですが、二人で6,000円も出してわざわさ海側にしなくても、敷地ないから見えるハズですから、しませんでした。
これまでの経験から云うと、このようなロケーションのホテルの場合、
例えば「浅草ビューホテル」の場合、スカイツリービュールームは特別高いのですが、裏側のシティビューのお客様用に一部屋だけスカイツリーが見える部屋を解放しています。
例えば「熱海ニューアカオ」の場合、花火大会の時は、海側のお部屋は値上げしますが、山側のお客様用に、ロビー最前列に椅子を用意してくれます。
今回の「ルークプラザホテル」はこのような配慮はいっさいなく、寒い駐車場からの撮影、それも生垣が高く撮影の邪魔でした。
港が見える共用部の窓は開かない上に、汚れていました。
その上、中途半端の高さに位置する為に、イメージしていた、煌びやかな夜景ではありませんでした。やはり、美しい夜景はロープウェーで稲佐山展望台に登ってみることをお勧めします。

思い出さがしの地「長崎26聖人殉教記念碑」

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高校2年、17才の時、信州からバックパツク一つ背負って名古屋に出て当時の国鉄が発行していた、九州均一周遊券3,750で西に向かいました。
夕刻、初めて見る瀬戸内海を左手に見て九州に入りました。
当時、17才の少年には旅館・ホテルと云う選択肢はなく、駅のベンチが寝床としては最高でした。しかし、3月上旬信州の高校生はすでに春休みに入っているのですが、九州ではまだ三学期のようで、度々警察官・駅員から、尋問がありました。
長崎駅は最終ターミナル駅の為、列車がなくなると駅は閉められてしまい、3月の長崎の夜、毛布1枚と新聞紙をもって寝る場所探しの末見つけたのが、この「長崎26聖人殉教記念碑」の裏の風が幾らか少ない所でした。
今でも、初めての野宿怖さ、寒さを思い出します。
52ぶりの長崎26聖人殉教記念碑は移設されたのか、17才の少年が新聞紙を巻き、震えていた場所は特定できませんでした。

長崎市内観光は竜馬の足跡na03.jpg
高校生の頃に一度きたり、その後団体パックで来たりしていますので、ありきたり観光地は出来るだけ避けて、路面電車とバスで重点的に回りました。
一番は、坂本龍馬の足跡を訪ねることでした。
丘・山に囲まれた長崎の丘陵地帯の上のほうに坂本龍馬の足跡が残っています。
初めて会社組織を作った「亀山社中」はかなり細い上り坂を上がったあたりにありました。
観光としていくなら、長崎駅からバス50番「風頭山」終点170円乗車時間25分へ行き、風頭公園方面に行くと、角々に案内板が出ていますので、誰でも簡単に行けます。ここから下ると自然に、路面電車「新大工町」に着くので心配いりません。

二度目のハウステンボスna04.jpg
退職した翌年頃、安さに釣られて生まれて初めての団体パックツァーに参加してきたのが、ハウステンボスです。
現在のHIS資本になる前の潰れる寸前のテーマパークで、何もなく、さびれた印象だけが残っていました。今回は、イルミネーションが目当てです。
HISの努力と国の外国人観光客誘致政策がマッチしたのか、園内はアジア人外国人観光が目立ちます。しかし、欧米系はほとんどいなく、全てアジア人団体客です。
ディズニーランドのような乗り物系アトラクションはほとんどなく、ITを使った映像系のアトラクションだけで物足りなさはあります。
その分、お土産の買い物や、リーズナブルな飲食店は他のテーマパークよりは充実しています。
さて、では評判のイルミネーションは・・・?
シニア夫婦がわざわざ、関東から飛行機に乗って見に来るレベルのものではない、と云うのが私たちの印象でした
posted by 西沢 at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ