テレビニュースでは、西日本・北陸・上信越・東北で大雪ですが、関東太平洋側では連日の雲 ひとつない晴天が続いています。
今月から始まったNPOのスマホレスポンシブル対応後期講座の資料準備も大方終わり、 ほったらかしだった先月の伊豆・静岡旅行のビデオ作成にとりかかりましたが、 肝心の富士山の動画が日本平だけしかなく、ストーリー構成に幅がなく、なんとか仕上げるために、 裏の栄光学園坂を登った先にある公園までいって、ネタを仕入れてきました。 ここの公園の朝の富士山はこの時期、ご覧のような写真が撮れます。
退職後鎌倉に越して来るまでは、二駅横浜よりの東戸塚に21年住んでいました。
当時、この町は新駅駅前開発が始まったばかりで、駅前の坂上から綺麗な富士山が見えました。
今は 沢山のタワーマンションに隠れ、このタワマンの上層階の西側にお住まいの方しか、この霊峰の姿は見れません。
それでも空気の澄んでいる朝は、通勤の横須賀線の車窓から富士山が良く見えました。
富士山は意外と多くの 場所からも見え、会社があった新宿からも夕方の甲州街道のビルの谷間から赤く染まる富士山が見えたことが 度々ありました。
鎌倉・湘南に越して来ると、ちょっと坂をあがり開けた場所にでると、富士山は当たり前のように見え、特別な 場所でもないようです。
私が住むマンションは低中層住宅地域なので、5階建てまでですから最上階でも富士山は見えません。近くの 開けた場所の一つ、県立フラワーセンターでは昔は見えたそうですが、大病院やマンションが立ち並び現在では 見えません。
この終の棲家になるかも知れないマンションに越して来た頃、まだ若かったのか(私55才、カミサン52才)は、毎日のように この周辺をお散歩して歩き回りました。その時にこの富士山のみえる公園を発見したのです。
私たちの住む共同住宅は駅から徒歩9分・・・不動産屋の公式チラシでは・・・確かに昔は9分で歩けるのを 確認しましたが、今は乗る電車の20分前に家を出るようにしています。少しづつ歩くスピードが遅くなり、 駅構内へはゆとりを持って行くことになり、現役サラリーマン時代のように、ギリギリの時間設定をしなく なりました。
我が家の裏手は文教地区に指定され、神奈川県有数の進学校の男子校と、カトリック系のお嬢様女子高があります。
ここへは、名物の急坂を登って行かなくてはいけないのですが、朝・夕大勢の男子高校生が一列になってこの 急坂を若い体力でどんどんと上がって行きます。
一方女子高のほうは、少し距離も有りますし、男子校生徒とクロスしないような配慮なのか、バスです。学校専用バス ではなく、一般路線バスなので地元住民も乗りますが、朝・夕の登下校時は、どんなに勇気のある男子でも このバスには乗れない雰囲気です。
やっと夕焼けの写真・映像が撮れました。
朝は東からからあがる太陽で、関東から見て西側にある富士山は、陽が当たり、割と綺麗に撮影できるのですが、夕方は 必然的に、富士山は夕焼けとなるのですが・・・・お天気が良いだけでは、夕景は撮れないのです。赤く染まる 雲が適当にないと、絵にならず、この日は三回目のチャレンジでした。
この日は、比較的暖かく、高台の公園の割には風もなく、天気予報では翌日から崩れるようで西の空には 少し雲も見え、まあまあのタイミングでした。
夕方、防災無線スピーカーから「夕焼け小焼け」が流れるを聞いてから、10分急坂を登り行ってみると 先客がいました。
ご近所に住むご婦人のようで、立派な大きい一眼レフです。
ご挨拶すると、ここに45年お住まいで毎日のようにこの公園で朝夕撮影しているそうで、70才を過ぎて やっと富士山を撮る趣味が出来て良かった、とお話していました。
これで昨年から続いた、伊豆の富士、日本平の富士の動画に鎌倉の富士を入れて、一本の作品が 出来そうです。これまで撮影してきた作品は「団塊世代の過ごし方 動画の世界」
http://www.tt.em-net.ne.jp/~soy7686/movie.html
に掲載しています。