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2018年01月14日

定年バカ 「定年後いくら必要なのか?」考えるだけ無駄だった

baka.jpg土曜日の朝日新聞書籍広告欄にちょっと気になるタイトルの本が目に留まりました。
勢古浩璽著 定年バカ SB新書 「定年バカ」 
ソフトバンク系のネットデバイスをターゲットとした新書出版社
新聞広告のキャツチか「定年後いくら必要なのか?」考えるだけ無駄だった
老後資金・生き甲斐・健康・終活・・・充実した定年後を無理に送ろうとジタバタしている人たちの呪縛を解き放つ一冊

2003年に、55才で早期・自己都合・勝手に退職してから、持前のWebプログラミングスキルを活用してこれから続く団塊世代の同僚たちにむけて、実際の定年退職後の生活をリアルタイム・相当内懐、財布の中身をさらけ出したサイト立ち上げました。
それまで、色々なハウツー本があったり、ホームページがありましたが、稚拙であったり、自己満足的なものばかりのなかで、多くの方々から支持され、年間PV値で200万アクセス程度のサイトに成長しました。特にアフリエイトする訳でもなく、ただの自己満足、趣味で作ってきて、
何時しか、google検索「定年後」・「定年後の過ごし方」で常時トップにランクされています。
http://www.tt.em-net.ne.jp/~soy7686/life.html
そんないきさつもあり、この本に大変興味をいだだき、お試し立ち読みをしてみました。

検索ワード「定年バカ 立ち読み」でかなりの内容部分が読めます。
しかし、この著者は前文で

 定年後こそ青春と云うバカ
 生き甲斐追及バカ
 健康バカ
 資産運用追及バカ
でもちょつと自分も当て嵌まるかな「定年後」と云うキーワードに影響されて、充実した定年後の人生にしなきゃと急がされない、「自分はこれで行く」と思えればそれでいい。

団塊世代の定年を境にさまざまな「定年本」が世に出回った。
定年退職者は毎年いるから、それなりに需要があるが、時代と共に少しづづ変わってきているが基調はおなじである。
「定年後は〜をしなさい」です。
・資金計画たてなさい
・運用も考えなさい
・趣味をもちなさい
・健康管理を怠りないように
・社会・地域と繋がっていなさい
・家族関係を見直しなさい
・ボランティアをしなさい   
本人が好きなら、そして許される環境・条件なら「何もしなくてもよい」「貴方の好きなようにすればよい」と突き放す「好きにする」とは何の計画もなく、パチンコ・競馬三昧で費やすことではなく、好きにするには当然自己責任が伴う。
100万の退職者がいれば100万の生き方があり、定年退職全てに共通するマニュアルなんて何処にもない。
とくにこれといってしたいこともなく、友人も少ないけど、まあ「すきにするわ」と云って多少うら寂しく、それでいてこそこそ楽しい一日が過ごせればそれでいいではないか。
そんな人を誹謗せず、そんな自分を卑下しなくていい、好きでする毎日何もしない生活は自由の生殺しではない、自由そのものである。

同じ団塊世代の著者で、立ち読みだけでも結構面白かったです。
なーるほど、確かに、そのように生きるのが正解なのでしょう。
情報に惑わされず、好きなように生きろ、と云うのが結論のようです。
全くそのとおり。百人十色、人それぞれの人生なんですから。
こうでなくてはいけない、なんて人生、生き方なんて何処にもないのですから。

それなら尚更、この著者も、わざわざそんなこと、書かなくても良いのにね。
posted by 西沢 at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ