貴方が逝った後、私はやっていけるかしら?
この疑問は、リタイヤ資金計画を作っている時から考慮していましたが、40代ではまだ先の話でして、 世の中で云われている位の資金を残しておけば、まあ大丈夫程度でしたが、リタイヤして実際に60才で年金を 受取りはじめ、カミサンが満額年金を受け取る年齢になって、初めておおその数字は弾き出しました。が、 そろそろ古稀を意識しだし、実家の兄弟の病気を知るようになると、正式に計算して もらわねばと、社会保険事務所に行ってきました。
上記の平均的な国民基礎年金・厚生年金の金額が少ないのでは、と思うでしょうが、実際の数字は物語って います。
国民年金 単身者 55,244円
国民年金 夫婦 110,488円
厚生年金 単身者 145,305円
厚生年金(夫)+国民年金(妻) 221,364円
厚生年金 夫婦共稼ぎ 268,251円〜290,610円
一般的な給与所得者の年金は、上図のように、国民基礎年金と厚生年金保険が二階建てになっています。
官公庁や教職員或いは大企業の場合、三階部分として、共済年金や企業年金あるいは組合による、 厚生年金基金が上乗せされます。
現在、日本の一般的な給与所得者の平均的な所帯の年金は年額250万円から280万円と云う統計資料 が現実です。
夫が亡くなったら、妻に引き継がれる遺族年金の計算は
計算式は複雑で、妻の年齢などによって違いますが
1,夫の基礎年金は引き継がれず、消滅する。
2,遺族年金は二階建て部分の3/4の金額
3,3/4の金額から、妻の二階建て部分を引いた額が寡婦遺族年金となる。
4,妻の二階建て部分が、夫の3/4を超えている場合は、引き継げない。
5,妻の生まれた年月日により、寡婦加算が付け加える場合がある。年額凡そ12万円
上記金額は、日本の平均的な年金シニア世帯(年間年金収入250万)から弾かれた数字を元にしています。
当然ながら、上には上がいますし、下を見ればキリが有りません。
女性の平均寿命がどんどんと長くなり、90才は当たり前になっている世の中、妻が貰えるだろう、年金金額 を把握しておくことは、
年金シニアライフにとって必須項目です。
年間、150万の年金でやっていけるハズはありません。
夫の逝った後、子供たちに迷惑をかけずに、多少ゆとりある生活をするためには最低でも年間250万とすると、 毎年100万の預貯金の取り崩しが必要となります。
夫が亡くなった後、20年一人暮らしをするとして、最低2,000万を確保しておく必要がある、と云う結論に 達しています。
社会保険事務所へ行く時は
1,出来るだけ予約する。日本年金機構相談窓口
2,用意するもの;
■ 身分証明書
■ 自分の年金番号が解る書類
■ 妻の年金番号が解る書類
3,妻が夫の亡くなった時の遺族年金を調べることは出来ません