CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2017年12月20日

過労死 日本人の働き方、俺たちの時代とは違うのだ

TV番組のなかで、過労死は英語で何と云うか?と云う問題が提起されました。
答えは「karousi」日本語そのまま。
欧米社会では、働きすぎ、過労で死ぬということは考えられない事なのです。

次の問題、下記の項目で日本では当たり前のだが欧米の会社にはないものは何?
1,入社式
2,朝礼
3,サービス残業
4,人事移動
5,定年退職金

答えは全部、欧米の会社では全て有りません。
1,入社式のように、決まった時期に新規就労社員が一同に会してのセレモニー的なものはなく、会社のリクルートは必要な時に、随時行われているので、日本の会社のような同期入社的なものはないそうです。

2,朝礼
ブレックファーストミーティング的なものはあるようですが、毎日或いは毎週決まった日の朝、各部署の社員全員で集まって、上司からの挨拶、講話、連絡的なものは存在しません。

3,サービス残業
報酬を伴わない、自ら進んで定時以外の時間の労働?
そんなものは、あり得ない。そうです。
日本人ですと、時間内に処理できない仕事の場合、会社の労働配分のせいではなく、自分の能力のせいにしてしまうのが、これまでの私たち団塊世代でしたが、これはもう通用しないでしう。

4、人事異動
同じ社内の全く違った部署・職種への異動はあり得ません。
欧米では、入社・就社と云う意識はなく、文字通り就職、その仕事に就くことですから、技術系の仕事から営業職への移動は、労務契約違反になります。

5,定年退職金
欧米・西欧の会社には、退職金と云うものはありません。
韓国や中国の会社では、企業年金に似た形の退職金制度があるようです。

なぜ日本人サラリーマンはこんなに働くのか?
国際的にみた日本の労働生産性レポートによると
http://www.jpc-net.jp/intl_comparison/intl_comparison_2015_press.pdf

・2014年の日本の労働生産性(就業者1人当たり名目付加価値)は、72,994ドル。

・米国の約6割の水準にあたり、OECD加盟34カ国の中では第21位であった。

・就業1時間当たりでみた日本の労働生産性は41.3ドル(4,349円)。OECD加盟34カ国の中では第21位だった。

つまり、社内いる時間、拘束されている時間は長いのに、米国の労働者の6割程度の働きしかしていないのです。
当然、非効率で、ダラダラと働いていて、時間内に処理できない仕事は、時間外残業するしかない、という事になります。

しかし、昨今問題とされている若い社員の過労死は、企業側にあると思います。
仕事量とそれをこなす人員の配置、マンパワー不足が明らかです。
現在の企業のトップは50代後半から60代前半、私たち団塊世代の直属の部下だった人たちです。
バブル全盛期の建設業界の時、昼間は建設現場事務所で指揮をとり、夜会社に戻って、営業から回されてきた受注現場を工事担当部署で振り分ける会議が、2週に一度、夜8時からやってました。

当時、課長・部長職は全員出席します。
どんなに忙しくても、この会議にでなくてはなりませんでした。
もし、出ないと、翌日机の上には、他の部署が敬遠した工事現場の図面と営業からの引き継ぎ書がうず高く積まれるのは必須だからです。
圧倒的にマンパワー不足なのですが、会社は人の補充をしたくても出来ませんでしたし、新入社員では無理な仕事ばかりだったのです。
土日出勤は当たり前、残業時間は月に200時間、代休を取る余裕なんてありませんでした。
リーダーが損な働き方をするのですから、部下にもおなじような働き方を求めるのは当たり前の時代でした。

あの頃の部下の課長クラスが今、会社のトップ・執行役員になっています。
彼らも、あの頃は異常だったと解っていても、今の若い社員に対しても同じような働き方を求めてきたのでしょう。

私たちの世代、特に建設業界ではこのような働き方をしても、給与・報酬は比例して付いてきました。
しょうがないよな。これだけ貰っているのだから。と云う諦めがありましたが、今の過労死・残業問題では、能力不足と云われ、出来ない分はサービス残業では、ますます日本の生産性は、欧米各国との間の差は広がるだけと、懸念しています。
posted by 西沢 at 07:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会