やがて、退職し海外を飛び歩き、そして海外旅行を卒業し、国内旅行に専念すると、北海道に行く機会が増えていきます。
列車・汽車好きの私は一度だけですが新幹線で新青森まで行き、そこから函館までは青函トンネルを特急列車で行ったことがありますが、一度だけです。
飛行機に比べて高く、時間もかかるのが一番の理由で、二番目の理由は、海外旅行で貯めたマイルを、国内の航空機特典旅行で使うためです。
これまで何度も来ている北海道は、旭川・稚内・釧路・などは、全てUNITEDのマイレージを使いANAで来ています。札幌に限って云うと、札幌便は、フライトもホテルも多く、便が良いのに、他都市と較べてホテル・エァーパックは安いので、マイルは他の遠隔地に残しておいて、格安のホテル・エァーパックを使ってきていました。
今回の札幌はマイルで来ました。
昔のノースウェスト、現在のデルタのマイルを使い切る為です。
デルタの日本国内特典旅行の対象航空会社は「スカイマーク」一社で、しかも必要マイル数は、UNITEDの倍です。
日本国内、片道1万マイル、二人往復4万マイルです。しかも使えるのは「スカイマーク」のみ。
現在私のデルタのマイルは5万マイル、カミサンは4万マイル、先ずは先に逝くのが確実な私のマイルから使っていくのは当たり前です。
「スカイマーク」が羽田から飛んでいて、使えそうな路線は、札幌・鹿児島・長崎・那覇・奄美ぐらいしかありません。
今回の札幌で私のマイルをほぼ使い終わり、次はカミサンの分は、鹿児島で使う予定です。
札幌は個人・自由旅行で、来やすい街
札幌は退職後の二人旅としては、何回きてるのか数えたことがないほど来ています。
大都市でフライトもホテルも多く、ホテル・エァーパックも比較的、他の地方都市に比べて安く、市内の交通の便が良いので、個人・自由旅行には都合の良い街なのです。
もう、札幌市内・周辺の名だたる観光地、名所はほぼ全て一度は行っていますので、今回、初日、羽田の第2便8時台のフライトで来て、11時には市内のホテルに入り、お昼前から、夕刻早めチェクインまで、今まで一度も行ったことのない、出来れば、遅まきながら桜が残っていそうな
観光する場所を検討して結果、前々から気になっていました、モエリ沼公園にいくことにしました。
モエレ沼公園とは
モエレ沼公園は、札幌市の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという「環状グリーンベルト構想」における拠点公園として計画された札幌市の総合公園です。
1982(昭和57)年に着工し、2005(平成17)年に グランドオープンしました。
基本設計は世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに造成が進められました。
広大な敷地には幾何学形態を多用した山や噴水、遊具などの施設が整然と配置されており、自然とアートが融合した美しい景観を楽しむことが できます。
春にはサクラが咲き、夏には水遊び場や噴水など札幌のさわやかな夏を彩る施設がオープン。
秋には紅葉、冬は一面の雪景色の中でクロスカントリースキーやソリ遊びが楽しめるなど、四季折々の魅力を持った公園です。
また、ゴミ処理場の跡地を公園化したことや、屋内施設であるガラスのピラミッドに地域固有の自然エネルギーである雪を活用した冷房システムを導入していることから、自然環境保全の観点からも注目を集めています

モエレ沼公園への行き方
地下鉄東豊線「環状通東駅」より
東69 あいの里教育大駅前行き⇒モエレ沼公園東口
東79 中沼小学校通り ⇒モエレ沼公園東口
東61 中沼小学校通り ⇒モエレ沼公園西口
地下鉄南北線「北34条駅」或いは東豊線「新道東駅」から
東76 中沼小学校通り ⇒モエレ沼公園西口
※土日・祭日・休日には上記以外に多くの休日限定バスが出ています。
しかし、北海道の公園ならではの条件があり、今年ですと4月の三週目から11月2周目までなっています。
モエレ沼公園内バスターミナルまで行けます。
この期間でも、上記の一般路線バスは季節に関係なく運行しています。
料金
札幌駅から地下鉄環状通東駅経由路線バス、モエレ沼公園まで往復900円、JR東日本のスイカが使えます。公園じたいの入場料金はありません。
モエレ山 高さ 52m

公園入口から入ると、この公園の象徴である、人工の山「モエレ山」が目に入ります。
この山は、ふもとからの高さ 52m、標高 62.4mの人工的 に造られたもので、東区のランドマークとなるもので、北に向かう列車の車窓からも見にえます。
3方向5ルートから山頂に登ることができ、頂上からは公園全体だけでなく、札幌市内全域を見渡す展望台となっており、冬場はスキーやそり遊びが出来る、公園全体の拠点となっています。
74歳、71歳の私達、老夫婦は、脚力・体力に自信がないので、眺めるだけでした。
ガラスのピラミッド

館内は4つのスペースを貸室として開放。音楽イベントやダンス、アートパフォーマンスなど表現活動の発表の場として、また、会議、講演会、ワークショップなど様々なイベントの場として一般市民が利用出来ます。

他には、自動販売機もなく、は食事が出来る、ベンチ・テーブルありません。
私達が行った5月8日は、ゴールデンウイーク最終の日曜日でお天気もよく、多くの札幌市民が公園に来ており、このガラスのピラミッドの室内のベンチで、館内の売店で売っている「おにぎり弁当」500円を食べるために、ベンチが空くのを待っていました。
館内にはフレンチレストランがあります。
しかし、本格フレンチで一番安い、ランチセットでも3,980円、フルコースランチ8,000円ですから、「おにぎり弁当」500円ですませました。
海の噴水

常に噴水が上がっているのではなく40分のロングプロラムと15分のショートプログラムがあり、1日3〜4回運転しています。
ロングプログラムは、ひとつのストーリーのように構成されています。
間欠泉のように高さ25mまで噴き上がった後、水面全体がうねりながら徐々に水が満ちていく様子は「海の嵐」を表現し、目が離せなくなるほどの迫力です。
そして訪れる凪の時間の後には、息をひそめるように静かに水が引いていき、クライマックスでもう一度高く打ち上がります。
夜にはライトアップされ、昼とは異なるさまざまに変化する光と水の表情を楽しむことができるようです。
運転時間・季節に注意して行くことをお薦めします。
10:30 – 10:45 13:15 – 13:55 16:00 – 16:15
私達は、事前に調べていたわけてもなく、偶然に13:15 – 13:55のロングバージョンプログラムに出会しました。
テトラマウンド

巨大な円柱の表面は特殊な磨き方をしており、光線を浴びると輝きが多彩に変化します。
柔らかい芝の緑と金属の鋭い光が併置されることで、観るものに強い印象を与えます。
芝生で覆われたマウンドの上に上がり、空を仰ぎ見ることで、ノグチの目指した彫刻の世界を体感できることでしょう。
三角形のテトラ内に、後ろのプレイマウンテンを納める構図が定番となっています。
ミュージックシェル

コンサートや舞踊などのパフォーマンスの舞台。プレイマウンテンの正面に位置し、観客は石段に腰を掛けて舞台を楽しむことができます。
白いシンボリックな形状は、職人が研磨して作り上げたもので、プレイマウンテンの麓の景観に焦点を与えています。
この半球形の建物は反響板を兼ねており、内部には出演者のための控室とトイレが組み込まれています。
ステージ部は幅14.5mの半円で、床には庵治石が敷き詰められています。
ノグチが最後に遺したモエレ沼公園の模型にはない施設ですが、プレイグラウンドに音楽の場を組み込むことを言及していたノグチの言葉を受け、遺された遊具のスケッチ、模型をもとに造成されました。
プレイマウンテン


公園西側に位置する高さ30mの小山です。
その原型は1933年に閃いたアイデア「未来の彫刻は地球そのものに刻み込まれる」を具体化し、既に模型化されていたものです。
山の南西側は石の階段が続き、まるでピラミッドを連想させます。
北東側はなだらかな傾斜に一本の道が頂上まで続いています。
さくらの森

約1,700本のサクラが植樹されているサクラの森。
その中に、隠されるように7つの遊具エリアがあります。設置している遊具はすべてイサム・ノグチがデザインしたものです。
森の中のカラフルな遊具は126基あり、子どもたちの色彩や空間、形に対する感覚を刺激するデザインです。
目に見えるもの全てを遊びにすることができる子どもたちが、冒険心や好奇心を持ってチャレンジできる世界が広がっています
「大人の世界ではなく、背丈90cmの人間が走り回る世界です。僕が創造したものを子どもに発見してもらいたい。原始人がそうしたように子どもにも直接向き合ってもらいたいのです。」―イサム・ノグチ(1988)
やはり桜には遅かった

今回の旅のメインは、北海道の桜ではないのたから、「札幌市内 桜名所」と検索してヒットしたなかで、交通の便の良いところは、「円山公園」「北海道神宮」「モエレ沼公園」だったのです。やはり、桜は終わっており、辛うじて花が残ってえだの一部のアップだけで桜は終わりました。
今回の北海道旅行については、次回「夕張 幸せの黄色いハンカチ広場」と次次回「廃坑とアンモナイトの街 幾春別」に分けて掲載します。
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