
年末の大掃除よりも重要な、いわゆる、今年の総棚卸・決算です。
昨年末との総資産・貯蓄残高との比較をして、その結果に応じてほんの少し家庭内での年末調整をしています。
現役時代は、12月のボーナスの入る月でもありますし、自分たち夫婦二人の総資産残高も当然、昨年末よりも増えており、その金額を二人で確認し、私達の早期リタイヤ計画のスケジュールを再確認するのが、二人のクリスマス・年末の恒例の行事となっていました。
私の決算手当・ボーナスはいくらになるの?
と今年の決算を前にして、カミサンは早々と言いだします。
確かに、パソコンのエクセルを開かなくても「旅行費予算」に未消化、余っているのは目に見えています。
これまでの退職して18年間、毎年の娯楽・旅行費が余りそうな年は、翌年へと繰越していましたが、それでも2泊3日の旅行一回分程度でした。
それも、私達がパスポートを更新せず、海外旅行を卒業した6年前からのことで、それ以前は二人の旅行代が足りないときは、共用予算からではなく、夫・妻二人個人の小遣い口座から補填していました。
しかし、ここ2年は社会全体、世間がコロナ禍で自粛したことにより、私達が予定していました、年間旅行費の大半は未消化となっています。
海外旅行を卒業して、国内旅行に切り替え、基本二泊三日の二人の旅行費は原則、全て込みこみで10万円と決めています。
二人で10万円という金額はかなり微妙な、世間一般のシニア夫婦の旅の予算額からは少ないと私達は知っています。
一般的に65歳を超えた年金シニア夫婦の旅のスタイル、大手旅行会社の団体ツァー二泊三日(当然一日2食つき)でも、かなり厳しい数字ですが、現地観光なしフリーのホテル・フライト、トレインパックでしたら、シーズン・時期によりますが、日本全国、北海道から沖縄まで二人で5〜6万は普通にあります。
如何に、この3日間、ホテルを拠点にして、自由に動くかが鍵になりますが、私達二人は若い頃から、個人・自由旅行になれているのと、何よりも「食のこだわり」が全くありません。先週の静岡の由比でも、カミサンは「桜えびのかき揚げ丼」はカロリーもお値段も高いから、私は普通の海鮮丼がいい、ホテルの食事もブッフェは嫌、食べ過ぎるから、私はヘルシーなコンビニ弁当でも全く構わない、という奥様なのです。
ということで、今年の旅行費は大幅に余りました。
今年を振り返ると一泊以上の旅は
4月 高遠・諏訪・松本 桜行脚
10月 富士山麓一週
11月 軽井沢・小諸の紅葉の旅
12月 熱海の花火とさった峠


のたったの4回という、退職後としては初めての少なさなのです。
他に、関東周辺の日帰り小旅行は毎月行ってますが、一人の場合、自己口座より、二人の場合でも泊まらないごく少額の交通費のみです。
というわけで、今年の決算をしてみると、旅行費も大型耐久消費財も、医療費、家具、電化品費用もかなり余りました。
金額にして、退職直後の物価・状況でしたら、ハワイ7泊9日が2回は楽勝いける金額が旅行・娯楽費内で余りました。
さて、それではカミサンが望む、年末決算余剰金として幾らお渡しするか?
もちろん、全額は有りえません。
それは、カミサンの個人口座、全く詮索されない自由なお金残高は私のちょうど倍の金額があることを私は知っています。
その理由は、カミサンは一人で銀行へいってATMで入出金はおろか、記帳も出来ない、「夫に任せっきり・能天気」方なのですから。
結局、カミサンの今年の決算手当は、10万円です。夏のボーナスも入れると20万円でした。
では、家計をコントロールしている私の決算手当は幾ら?か・・・私はゼロ円です。
大きな理由のひとつが、買いたい物、ほしい物がないのです。今持っている自由なお金で今のところ十分なのです。
コロナ前、まだ70歳を迎える前までは、webサイトのバイト関係で、横浜の歓楽街の「おねー様方」とのお付き合いもあり、毎月それなりのお小遣いも必要でしてが、それが全くゼロになり、その他のNPOや趣味のクラブも卒業しましたので、本当にお小遣いといったら、本と映画と
日帰り小旅行の電車代程度だけで、定額の月3万で毎月あまるぐらいです。
今年の決算で現れた未消化、余剰金の行方は

夫が認知症を発症し、デーケアだけでは収まらず、家庭内でみるには人員時に賄えずに、施設のお世話を考える方々のお話を聞く機会ず増えています。
実際に独身の兄を施設でみている方から、入居費にかんする資料などもいただいたり、ご主人を見送り、戸建てを売却してURのサ高住に移った方からのお話を聞いています。
私達が40年前から早期リタイヤ計画の資金計画をたてていた頃、私の死亡年齢はその当時団塊世代の平均余命の78歳、ガンかなにかの病で病院でなくなり、キャッシュで3,000万近い金額を残しておけば、後は私の遺族年金とカミサン本人の公的年金で90歳までは、これまでとさして変わらぬつつましい老後を全うできるだろうと計算していました。
最悪、今の住まいを売却すれば、ある程度のレベルの老人施設にはいるだけの資金には十分だろうと思っていました。
しかし、医療の発達でそう簡単に、病院での入院数ヶ月で亡くなるのは、現在で至難の技・・・と考えるようなっています。
団塊世代の男性、80歳で亡くなるまでには、想定外のかなりの介護費用が発生する・・解っていても目をつぶっていたかもしれません。
いったい幾らの介護資金が必要なのか?
・子供いない、公的年金の少ない、早期リタイヤした70代の夫婦に、幾らの蓄えが必要なのか?
・そして、この現在の家を何時、どう処分すれば私が逝った後、カミサンが暮らしていけるか?
・私達の考え、早期リタイヤ資金計画は間違っていたのか、甘かったのか?
・他の年金シニアご夫婦は、この介護費用をどう工面しているのか?
いろいろ、現在、痴呆で家庭内での介護が難しいご夫婦のお話を聞くと、特養以外だと少なくとも、介護保険を利用しても月に20万の費用が發生しているよヴです。
その費用が負担出来ない場合は、家族が公的介護サービスを利用して、家庭内で介護する道を選択するしか方法はない、一番理想なのはステージ4のガンで、最後はホスピスで亡くなるのが、伴侶、家族に迷惑をかけない逝き方が今の高齢者の置かれている、実際の状況のようです。
カミサンは、
「大丈夫よ、私一人になった時は、このマンションを売ったお金で、慎まし暮らし最後は生活
保護をうけるから、あまり先まで計算しないで、来年も今までどおりの生活をしましょう。」
「貴方に介護が必要になっても、私は家庭内介護は絶對しない、何処か施設に入ってもらう」
「後のことは、今、心配することはやめましょう」
で、2021年、我家の年末決算・調整は終わりました。
さて来年は何処へ行こうか、計画通り、高知・鹿児島・北海道をまずクリアするのが先決だ。
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