5年置き、10年置きに、ぼほ内容は同じような問題が、解決されずにづっと続くのです。
人口減少、少子高齢化、労働力の減少、
社会保障費の増大、インフラの老朽化、
今、世界中の首脳が集まって(但し、肝心の中国・ロシアは欠席)会議行われている「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」COP26で話し合われている
地球温暖化、気候変動、食糧問題、
AI による仕事減少、医者不足などなど
その時私は102歳、カミさんは99歳、99%この世には存在しないので、幾ら、案じても、論じてもただの空論となります。
しかし2030問題となると、格段に現実味を帯びてきます。
「2030年には人口の1/3が高齢者になる」
ともいわれる超高齢化により引き起こされる諸問題です。
「国立社会保障・人口問題研究所」によると、2010年には約1億2800万人だった人口は、2030年には約1億1600万人に減少し、さらに2024年には日本の高齢者は人口の30%にも達すると予測されているのです。
高齢者を支える若手世代の働き手が減少すれば、GDPも低下します。
GDPが減少すれば、国力も低下し、財政面は悪化。
急増する高齢者世代を支える社会保障サービスなども窮地に立たされるでしょう。
つまり、若者世代・高齢者が共倒れしかねないリスクがあるのです
恐れられる「高齢者vs若者」という図式
現在、「高齢者雇用安定助成金」や東京都の「東京都長期ビジョン」など、人口減少に備えるべく、高齢者の雇用を進めようとする対策が進んでいますが、どれも劇的な効果を生み出すまでには至っていないようです。
特に危惧されるのが、働きたい高齢者が増えることにより、若者の仕事が奪われてしまうのではないかとの風潮です。
これにより「高齢者に働かせろ」「若者の仕事を奪うな」という「高齢者vs若者」といった図式が生まれるリスクもあります。
本来、支えあうことで2030年問題を乗り越えるべきにもかかわらず、このような対立構造を抱えながら2030年を迎えたとしたら、まさしく日本の経済は取り返しのつかない事態に見舞われてしまうかもしれません。
高齢者が「老人」をやめる時代へ
高齢者と老人は同列で語られることが多いですが、これからの時代では高齢者は「老人」をやめることが求められるのかもしれません。
もはや、貯蓄や退職金はもちろん、年金などの社会保障の上に乗っかって悠々自適な老後生活を送るといった夢は崩壊しつつあります。
だからこそ、高齢者は自立することで「老人」を脱し、若者世代と一緒になって日本の負担を減らそうと考えるようにすべきなのではないでしょうか。
もちろん、若者と一緒になって体力仕事をやろう、というわけではありません。
高齢者ならではの経験や知見を生かして、社会に貢献することを目指すべきでしょう。
これは何も難しいことではなく、一人ひとりの心がけ次第ではすぐに実現できます。
たとえば、それぞれが自身の老後に備えて資産運用を始め、若者世代の負担による社会保障に頼らずとも、自分の食い扶持を確保しておく。
それだけでも立派な社会貢献といえるでしょう。
若者世代が負担に感じる老人ではなく、若者世代が憧れる大人であり続ける。
そう有りたい思っているのですが・・・
団塊ジュニアの老後に待ち受ける厳しい現実
団塊ジュニア世代とは、1971年(昭和46年)から1974年(昭和49年)に生まれた世代のことを指します。
私達団塊世代が生みの親、私は1948年2月生まれですから、私が23歳から26歳の時の子どもとなりますが、年齢的に団塊ジュニアの母親が、私達の同級生世代となるのでしょう。
先日、スポーツで一緒になった女性が「私、団塊ジュニア世代なんです」と云った時、「エェー、子供いない自分には、こんな成熟した、大きくなった娘がいるなんて考えられない」と感じたことがありますが、同じスポーツ仲間の同世代の女性に話すと、全く違和感はなく、「うちの息子と同い年よ」と云いました。
この世代は毎年200万人以上が生まれ、「受験戦争」や「就職氷河期」などの社会現象に巻き込まれた世代でもあります。
団塊世代に次ぐボリュームゾーンである団塊ジュニア世代が老後を迎える頃には、様々な問題が起きるといわれています
まず、団塊ジュニア世代が辿ってきた道のりを、実家の兄の長男をみながら考えてみると・・
甥っ子が大学を卒業したのが、バブル崩壊後の90年代です。
それまでの好景気から一転、企業は新卒採用を一気に絞り込みました。
その結果、不本意な就職をしたり、正社員になれず非正規雇用で働く人が増えたのがこの世代です。「就職氷河期」という言葉は1994年の流行語大賞にもノミネートされました。
私達の世代、会社組織では、会社・社会全体で若い社員を一人前に育てようという余裕も風土がありましたが、団塊ジュニア世代の頃には経済が右肩上がりに成長する時代はとっくに終わっており、企業側にも体力がないという状況に変わりました。
甥っ子が一浪して入った、「東京国際●●●●大学」と立派な名前だけの実績もない、偏差値の低い三流・四流大学では、就職活動を支援する体制も知名度もなく就職出来たのは、商品先物取引の会社でした。
私は、そのような飛び込みで、詐欺まがいの先物証券を素人に売る仕事は、お前のような地方からの、何も苦労していない、ポッと出の若者には絶対勤まらない、地道にガテン系で働いたほうが、必ず将来の為になると諭しましたが、聞く耳をもちませんでした。
息子をアメリカに短期留学させ、夫婦二人で留学先まで訪れていた、兄夫婦は高卒です。
子どもを東京の大学に行かせ、ロクにアルバイトもせずに卒業させるには、毎月かなり仕送りをしていたのは想像出来ます。
そんな子は、在学中、キャンパス内で流行っていた、無限連鎖講(ネズミ講)に引き込まれ、両親や私にまで勧誘に訪れ、諭しましたが、ダメでした。
母親である義姉は、分かつていたのでしょうが、息子に協力していました。
子どものいない私達は、結局突き放すしか方法はなかったのです。
彼はもうすぐ50歳を迎えます。
大学卒業後に勤めた商品先物取引の会社は、予想通り1年で退社、というよりも首、失業手当の都合上自己都合退職でしょうが。
その後どうなったか?
マスコミで報じられている、時々事件を起こす、職業不安定、非正規職員、独り者男性と似たりよったりの人生です。
一度、実家を母親から自立しなさいと、追い出されたものの、一年後にはアパートの大家さんからの、家賃滞納で、再び家に引き取りました。
引き籠もりではなく、少なくとも、派遣・非正規ですが働きには出ているようです。
実家では、近所に住む彼の同級生の結婚の話や、子どもが生まれた話は、禁句です。
同じ市内に住む実姉の家の子ども(彼から見れば従兄弟)の話も家庭内では禁句です。
姉の子は、ほぼ団塊ジュニア世代、一浪なれども東京六大学の大学を出て、やはり、就職氷河期は同じで、地元の機械メーカーに就職しました。
その機械メーカーはその後成長し、東証二部ながら上場は果たし、甥っ子は現在、ヨーロッパでひとり支店長と駐在しいます。
結婚も晩婚ながら、やはり、地元の一流女子校・東京の名前の通った女子大・海外留学を果たした、上昇思考の強い女性と結婚しています。
残念ながら、現代の日本の潮流・社会を映し出しているのでしょう、晩婚でも子どもが欲しいと何度もチャレンジしているようですが、ダメな様子です。
結局わたしの生まれたファミリーは姉・兄・兄・私の四人兄弟で、孫は一人もいません。
姉の子どもは、男ひとり、女一人 二人とも結婚していますが、子どもなし
一番上の兄は、72歳、がんでなくなりました・
二番目の兄は、男の子、男の子、二人共結婚していません。
そして私。 結婚していても、子どもはいません
まるで、日本社会の中・低所得階層の縮図そのものです。
実家の兄夫婦の懸念・恐れるものは
そんな厳しい時代を生き抜いてきた団塊ジュニアですが、その老後も厳しい状況は続きそうです。
例えば、団塊ジュニア世代が年金を受け取るようになる頃には、現在年金生活を送っている団塊世代よりも、年金受給額は少なくなるといわれています。
これは、年金の被保険者の減少や平均寿命の延び、さらには社会の経済状況を考慮して年金の給付金額を変動させる「マクロ経済スライド」によるものです。
また、団塊ジュニア世代は晩婚化、女性の出産年齢の高齢化から、人口が多い割には子どもの数が少ないというのが特徴です。
人口ピラミッドの予測図では、団塊ジュニアが65歳以上になる2040年は、その下の世代の人口は年齢が下るにつれて少なくなっていくそうです。
そのため、高齢者一人に占める生産年齢人口の割合が低く、年金受給額も現在と比べてさらに減少してしまうのです。
ましてや、大学卒業後からはほとんど非正規で働いてきた自分の子どもの将来を憂う、義姉の気持ちは痛いほど分かります。
今は兄の豊かな年金があるから良いでしょう。
やがて、やがて、父親がなくなり、国民年金の義姉がなくなった時、彼、甥っ子もすでに働けない年齢になっているでしょう。
少なくとも、築50年以上の家と、80坪程度の土地はあります。
しかし、未婚の弟もいます。
高専卒業後、ずつと同じ建設資材会社に勤めていますが、未婚です。
いつかは、実家に戻って親の介護の責任を果たす、と私に話していました。
それが、これから先、長男とのトラブルにならないことを願っています。
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