いつもあまりにもセンセーショナルキャッチコピーの「週刊現代」の記事のなかで10月7日の首都圏を襲った地震によって、都内の電車がかなり止まったこと、帰宅困難者で溢れたことにより、改めて首都圏都市基盤脆弱さが浮き彫りになり、この日の地震が、これから予測される関東大震災クラスM8並の大震災の前震、予兆と考える学者が出てきていると、報じています。
「週刊現代」だけではなく、今週の「週間ポスト」までが記事にしているとは。
これとは全く無関係ないとおもうですが、10月からTBS、日曜夜のゴールデン日曜劇場で、かつてのベストセラー小松左京「日本沈没」のリメイク現代版関東だけが徐々に沈んでいくドラマが、週間ビデオサーチで2位の高視聴率でスタートしました。
「週刊現代」・「TBS日曜劇場」に続いて、「週刊ポスト」。マスコミは敏感だな
小松左京日本沈没とは
「日本沈没」は、1973年(昭和48年)に刊行された小松左京による日本のSF小説、およびこれを原作として制作された映画(1973年と2006年)、テレビドラマ(1974年と2021年)、ラジオドラマ(1973年と1980年)、漫画(1970年代と2000年代)、Webアニメ(2020年)と何回も映像化されているSF名作、日本人は何処かでこの物語がたんなるSFではなく、いつかはくるであろう、大地震への警告書として読んでいる。かつてのベストセラー、私はブエノス・アイレスでこの本を読んだ記憶があります。
ラストシーンの日本人避難民を載せた無蓋の列車がシベリア大陸を走っています。
乗っている地球物理学者は車窓から見える太陽を眺め、西へ西へと進んでいくのを、眺めているシーンが印象的でした。
研究者が唱え始めたM8関東大地震 12月鎌倉説
ドラマのなかの地球物理学者・田所雄介博士が警告を発するように、リアルな現代の地震学者の先生も、日本列島の地下深くで異変が確認されたといっているし、国土交通省も8月中旬から太平洋プレートが活発に動き始めていることが判明と、週刊現代は報じています。
そんな状況下で静岡大の地震学者は「大正の関東大震災(1923)が起きる約1〜3ケ月まで、現在と同じ銚子沖で地震が頻発したことと、今回の震度5を踏まえて、100年前と同様にM8の大地震が、12月までに起きる可能性があると報じています。
そして、大都市東京の被害想定ではなく、何故か私の住む、鎌倉を名指しで警告しているのです。

確かにわからないでもないです。
鎌倉は災害に弱すぎる地形であることは事実です。
昔、頼朝がここに幕府を開いた理由の一つして、東・北・西の三方を山に囲まれ、南は相模湾です。敵から攻められにくく、守りやすい地形として、中学校の歴史の授業でも教えられる地形です。この地形、どこか似ていませんか・・・
そう東日本大震災で大きな被害を受けた三陸リアス式海岸と同じなのです。
想定では、15分で津波が到達すると云われています。
東日本大震災の時、私は、市役所で会議をしていました。
ただごとではない揺れで、老朽化した市庁舎を離れ、その日の夕方に授業のある大船センターにもどるため、JR駅までいきましたが停まっており、大勢の観光客で溢れていました。ともかく自宅方面に歩き始めました。
大きな道路は、JRの踏切が全て閉鎖されていたこともあり、車の渋滞が始まっていたので、鎌倉時代からある、狭い切通しを超えて、北鎌倉の駅まできた時、防災無線が聞こえてきました。
「津波がくる危険があるので、出来るだけ高い所へ非難し、安全を確保して下さい。」
北鎌倉の駅は、海岸線からはなり離れているのに、ここで津波?と思いました。
しかし、昔、長谷の大仏が津波で大仏殿が流され、露座になったことは知っています。
高徳院の大仏は海岸線から800m離れており、海抜12mですが、大仏殿は流されてしまったのです。
自宅のある大船までまで津波はくるか
私が向かう、自宅が有り、活動拠点がある大船センターの脇には、一級河川の柏尾川が流れており、河口の江ノ島から直線距離ぶ8km、海抜は8mですが、ハザードマップでは、大地震では津波この川を遡って到達することが予想されています。自宅は5階建ての共同住宅の二階ですから、海抜は+3.5mですからおよそ12mですから辛うじて、浸水しないのではと予測していますが、周辺の道路まで津波が到達するのは、十分似予想されるロケーションであるのは間違いありません。
もしも、週刊現代、週刊ポストの記事のような、相模湾を震源とする大型、関東大震災クラスの地震が發生したら、たしかに古都鎌倉中心部は絶大な被害に見舞われます。
三陸リアス式海岸の都市に比べて、鎌倉は無防備です。
三陸の街の海岸線には、津波に備えて防災堤防があり、海岸線には非難用タワーがありますが、鎌倉には堤防も高層建築類は全くありません。
あくまでも、古都・観光地らしい美観を保つためなのでしょう、仮に市や県がそのような防災施設を建設しようとしても、市民・民間地主の反対で建設は出来ないのは目に見えています。
10年前の東日本大震災の後、鎌倉市の海岸線に近い、人気の住宅地である「材木座海岸」の高級住宅地の土地価格が暴落しましたが、月日が経つにつれ、地価は戻りつつあります。
週刊誌は当然、センセーショナルな記事を書きます。
私達住民はあるていど、地震に対する危険は認識しいますが、観光で訪れている人は、鎌倉で大地震に遭遇するとは、全く考えもいないでしょう。
人気の江ノ電は、海岸線を走っているので、まともに津波に飲み込まれるでしょうし、駅から鶴岡八幡宮に続く、お土産物街の小町通りは狭く、観光客で混雑し歩くのに苦労しているところに、津波が押し寄せることになるのです。
数年前の映画「シンゴジラ」に象徴的なシーンが有りました。
ゴジラは鎌倉沖の海から上陸し、横須賀線の電車をなぎ倒して東京都心に向かう姿は、鎌倉市民にとっては、映画とは云え、衝撃的でした。
まずは、私達団塊世代に残された「あと10年」は大丈夫だろうと考え、万が一のことだけは考えておくしかありません。
でも防災面では、鎌倉は100年前と状況は何も変わっていないのも事実です。
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