
2017年から使っていて、一般的な旅行の撮影・記録なら画質も問題なく、何よりも小さく、軽いのが気に入っていました、が、いざ編集の段になると、小さな音声ノイズが気になります。
使いはじめの頃は問題なかったのですが、ここ一年編集の際の音声波形に、頻繁に尖った、大きな波形が目立ちます。再生するとかすかにパチ・パチと云う音が聞き取れます。おそらくマイクに何かしら問題があるようです。
編集の最後の段階でこの突起した波形のみをパソコン上でレベル調整をしているので、問題ないのですが・・・余計な作業であることは間違いありません。
メーカーは新たなファミリータイプビデオを発売していない
購入したカメラは必ず、テプラでカメラ背面に貼り付けてあるので、見ると2017/1/6とあります。このカメラ使いだして、今年、9月で4年8ケ月使っていることになります。
そろそろ買い替えてもいいのかな。
そこで、ネットで同程度のレベル、画質、大きさ、重さ、そして何よりも重要な値段を見ていくとびっくりです。
このような用途、家庭用、ファミリー用、軽量、安価なカメラは2017年近辺より、メーカーは新規機種を発売していないのです。
発売しているの、もっと高級機種、4K対応機種に絞っており、フルハイビジョンHD規格のファミリー用、記録用のカメラは、パナとソニーのみです。
キャノンもビクターもこの分野から手を引いて新たなものは発売しておりませんでした。
理由は・・・
ハンディーな、記録、家庭用動画は今や、ビデオ専用機で撮る時代ではなく、スマホやコンパクトデジカメで撮る時代となっていて2017年あたりから、新規機種の発売をやめているのが現状なのです。
そんな時代がくるなんて・・・・
やはり、団塊シニアは時代から取り残されていくのでしょうか?
自分のビデオカメラの歴史を思い起こしています。

それまでは、ビデオ・動画の世界は敷居が高く、まだ一眼レフフィルムカメラに惹かれていました。
ビデオカメラに興味をもったのは、エベレスト山頂でビクターの小型ハンディ、家庭用のS-VHSで撮影する様子のニュース映像です。
今まで、ビデオカメラと云うと肩に担ぐショルダー型の大きなカメラで、バッテリーは重く、大きく、記録素材も一般ビデオデッキで使う大きさだったものが、何と、エベレスト山頂で撮影されたのは、小型汎用のS-VHSカメラで、記録媒体もそれに合わせて小型化されていたのです。
これなら、自分でも旅先に持っていくことが出来る・・・
そしてこれを購入して、海外の旅に持参しました。
インド・トルコ・メキシコ・エジプト様々なまだバッテリー充電環境の悪い地域に行くために、何本も重い、大きな予備バッテリーをかかえ、ホテルに到着すると、直ぐに充電場所を探しあるいたのを覚えています。
この頃のバッテリーは、100%使い切りほぼ0の状態にしないと再充電出来ない、あるいは終わったと思っても実際に充電されていないケースが多発するバッテリーで大事なシーンの撮影が出来ないことが度々ありました。
1991年、ファインダーがカラー化した初めてのカメラ
これまでビデオカメラには、液晶画面はなく、全てファインダーを覗いて撮影するタイプです、もちろんこれが本道なのですが、ファインダーはモノクロでした。
キレイな花を撮影していても、葉っぱと花の区別が付かなかつたですが、1991年、パナソニックが初めて、家庭用ビデオカメラにカラーファインダーを採用しました。
このカメラを持って私達夫婦は、パタゴニアのモレーノ氷河へ飛びました。
青い湖に、白い氷河の先端が崩れ落ちて行く、有名な映像の場所です。
カラー化したおかげで、目を実際の風景と比べることなく、ファインダーを見続けて撮影することができました。
しかし、このカメラ一年も使わずにお蔵入りさせました。
まだこの頃のパナの家庭用カメラは、ソニーやキャノンに遅れをとっていて、ファインダのピントの遅さ、甘さはこの先使い続ける限度を越していたのです。
ここで思い出すのは、このパタゴニアの氷河撮影、クルーズで出会った、ヨーロッパの観光客の反応です。
1991年当時、南米最南端のパタゴニアは、日本よりのツァーは催行されておらず、南米好きの一部の日本人しか見かけない時代でした、同じくヨーロッパからの観光客もほとんとは、お金持ちのツァーのようで、アジア人は珍ししいようで、私の撮影しているビデオカメラをしげしげと
眺め、私が英語・スペイン語が分かると知ると、一斉にカメラの質問が飛んできました。
ファインダーがカラー化しているのを見せると、幾らだ、何処で売っている、矢継ぎ早の質問です。私は、これは日本国内で発売されたばかりだから、後半年もすれば、ヨーロッパ・北米で買えるようになるだろうと答えると、今、そのカメラを売ってくれ、幾らだ、トラベル小切手で良いのなら、今、この場で払う。幾らだね売ってくれの連発でした。
私達はこのパタゴニアの後、イグアスへ行く予定があり、どうしてもビデオカメラが必要だと云うと、ではお金と私のビデオカメラを付けるから売ってくれとまで言い出しますが、このカメラの取説や、カメラ本体のメニューは全て日本語だから、やめといたほうが良いよ、半年まてば貴方の街で買えるはずだからと、別れたことを思い出します。
S-VHSからHi-8 になり、そしてカセットデジタルへ

子供の運動会、学芸会、誕生日の動画が普通に撮られる時代になり、アナログ記録がデジタル記録になると、パソコンの普及とともに編集も一気にノンリニア編集となっていきました。
ノンリニア編集とは
コンピュータを使用した非直線的(ノンリニア)な映像編集方式のこと。
従来の2台以上のデッキを使いテープからテープへ映像をコピーするリニア編集に比べ、編集箇所を自由に選択でき、映像データを即座に追加・削除・修正・並べ替えることができる利点がある。1990年代に登場し、PCと共に急速に普及した。
以前のリニアのやり方ですと、二台のでデッキを使い、先ずは映像だけは、コピーして貼り付けものを造り、次にタイトルライターで、文字入れ、画像、キャプションをつけ
て再びデッキで一本にし、最後にナレーション・BGMを入れて一本にすると云う膨大な作業が必要でした。
私も、いざ編集となると、自宅の部屋に閉じこも、二台のデッキと膨大なケーブルに囲まれて、何度も何度も2つのデッキの間を行き来し、最終的にはBGM・タイトル
入れとなると、最低3回映像を上書きすることになり、かなり画質はオリジナルのものよりも落ちてしまうのを経験をしてきました。
そして、まだユーチューブのない時代は長かったのです。
親しい旅仲間の友人に送るのに何本も何回も自室に籠もり、テープを作っていました。
あの頃のテープ(数十はあったでしょう)は、場所もとるので10年前に全て処分しました。
今思えば、全てデジタル化して残しておけばよかったと思っています。
時代はアクション、ウェラブル、三軸手ブレ補正、そしてドローンの時代へ

いずれ主要メーカーは中国です。
10年前なら誰でもが、絶對見向きもしなかった中国メーカーは、この電子機器の小型化、AI化を真っ先に商品化させ、全世界のビデオ機器を席巻中です。唯一日本のメーカーに残されているのは、放送用機器、プロの映画撮影分野だけでしょう。
今回買った、ソニーの「汎用、ファミリー・旅行用」ビデオカメラ

なんで新たに同じようなレベルのビデオカメラを買ったのか?
不遜な、嫌味ないい訳ですが・・・「小遣いが余っている、使いみちがない」のが一番大きな理由です。
昨年春からの新型コロナの影響で、毎月定額の小遣い30,000円が余るのです。
NPOセンターの仕事をやめて、人とのお付き合いがほぼなくなりました。
趣味のビデオクラブのお付き合い、外出テレ会議に代わりました。
旅行には、一人、日帰りで交通費程度になりました。
横浜歓楽街とのお付き合いもなくなりました。
タバコもコロナ重症化の恐れがあり止めています。
月に2回程度の映画館、ちょっと興味のある本代ぐらいしか、出費はないのです。
そしてまだ続いているwebサポート収入が月に1万程度あるのです。
二人の共有の会計に属さない、自分の小遣い口座残高は減らないのです。
新しいソニーのビデオカメラは、私の一ヶ月定額の小遣いよりも安いのです。
新しいカメラが手元に届けば、このカメラの機能習得の暇つぶしにはなる。
新しいメラのテスト撮影と称して出かけられる。
ソニーのファイル形式は、パナと違いmp4なので、この編集にトライする時間が生まれる。
少なくとも、一週間はこのカメラで遊べる・・・
カミサンに「明日、アマゾンから新しいカメラが届く」というと
「また、買ったの幾つもあるのに、幾らだったの」と聞きます。
「28,900円」と答えると
「あー、そんなものなの、じゃーいいわ」と云います。
別にカミサンの金で買う訳でもないのにさ、
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