予想通り・・・悪い予測ほど当たるもので、東京五輪2020が主なる要因とは言い切れないのは明白ですが、タイミングとしては、最悪のシナリオどおり、東京都では一日3,000人をオーバーし、かつてのロンドンやニューヨークのような一万人という数字も現実味を帯びてきています。
お隣の私の住む神奈川県とて同様で、東京の1/3の1,050人でした。
コロナウィルスが県境界ラインを認識する訳でもなく、多摩川を超え、人口比に応じて増加しています。
データは神奈川県の保健所設置市(横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、藤沢市、茅ヶ崎市(寒川町含む))を除いた市町村ものですが、ほぼ関東の大都市のコロナ患者の年代層と同じであろうと思われます。
やはり、理由としては、65歳以上年代のコロナワクチン接種が進み、7月いっぱいで二回目の接種から二週間経過しようとしているのからではないかととのメディアの見解がありますが、それとは別の理由があると、私達シニアの間ではもっぱらの話題です。
高齢者の罹患者が少ないもう一つの理由は
・暑くて外出したくないが第一の理由
・熱中症に備えて、涼しい家の中で過ごしたいと続き
・テレビの前で、人生最後の地元開催オリンピックを楽しみたいときます。
そんな理由もあって、週イチのラケットテニスのくるメンバーは激変し、通常の1/3、1コート分しか集まりませんでした。
それでも、2時間汗を流し、日差しの強い中帰宅、左手首は時計の跡、足の甲はサンダルで日焼けの跡がくっきりです。
そんな日にスマホに不在着信通知が入ってました。
電話番号をみると、今年、2月までホームページのサポートをしていた、横浜のお店のマネージャーからです。
私は、退職後、失業手当を早くもらうのが目的で、職業訓練の一つとして、電子技術専門学校のwebエンジニア科を計二回、通算6ケ月受講しました。
卒業後、既に会社を作り、実際にいろいろなお店、業種のホームページ運営をしていた同じクラスの生徒S君から、手伝って欲しいと誘われのが、横浜の繁華街にある、所謂「風俗店」のホームページ更新サポートです。
S君が私に頼んだ理由は後から聞きました。
このハローワーク指定の専門学校講座には神奈川県で25名の生徒が参加していました。
この25名のほとんどは若者、そして女性が多かったので、55歳のおじさんというのこの分野では私は珍しかったのです。
S君がこのハローワークの講座を受けた理由は、以前勤めていたIT・web作成会社を辞めて独立するさいに、せっかく今まで払ってきた失業手当がもったいない、全額もらってから、既に水面下で初めていた会社を正式にスタートしたいと云う理由でした。
S君が元勤めていた会社の顧客一部を引き抜いて独立したなかには、3店舗の「風俗店」を経営する会社があったのです。
このお店のホームページは、若いS君が担当するには、刺激が強すぎ、誘惑が多そうなので、誰かベテランにお手伝いしてもらいたいと考えていた矢先、このハローワークの講座のなかを見回すと、ぴったりの人物がいたのです。
他の生徒は、若く、これから生活の為、食って行かねばならない世代のなかに、早期退職して、老後は好き勝手に暮らしたいという、しかも「風俗店」の実情を説明しなくても分かつている人物がいた、そう私なんです。
現役時代の建設現場関係の仕事がら・・・(何でも仕事がらみなんですが)
横浜・川崎の「赤い灯青い灯」の街は、接待したり、されたりでよーく知っていましたし、せっかく退職後に受講したIT・web技術、知識もお役に立つのならと、ほぼ時給換算ていどの報酬で、S君の会社の下請け作業を引き受けました。
場所は、かつての黒澤映画「天国と地獄」にも登場する、神奈川一の繁華街「伊勢佐木町」の裏手から京急・大岡川沿線に広がる大風俗街です。
仕事内容は、各店の店長が日々の出勤者名簿の書き換えや、新人の写真の入れ替えなど、ある程度のweb言語の基本が分かる程度の教育サポートと、メンテナンス、リニューアルで、普段はお店の事務所に行くまでもなく、データを共有で、月に一度程度で割合で済んでいました。
5年前ほどから、これまでのweb言語の手書きhtmlから、web作成ソフトへ切り替えてから、私の出番は極端に減り、古稀を境にこのバイトも卒業しようかと考えて始めていた矢先の「コロナパンデミック」です。
この業界は、他の飲食・水商売以上の「濃厚接触」業種ですから、パタっと客足が止まりました。
すでに月一のメンテ契約は終わっていましたが、月に一度は3軒のサイトをチェックしていると、従業員のNO,1からNo,3の出勤実績がないのです。
しかし、在籍名簿には掲載されています。
特に、店長に問わなくても理由はわかります。在籍していたNO,1がお店を辞めても、一年は画像は削除せずに出勤表は休みにするのが、業界の慣習なのです。
しかし、どんどんの従業員の出勤が少なくなっていくのが分かります。
一番親しい、年齢的に近い店長から時々、電話があり実情を聞いてみると、現在の3軒のお店をもうすぐ一軒に統合する、と話していました。
それが昨年の暮れの話でした。
今回の不在通知で電話してみました。
「久しぶり、なにか特別の用でもできたの」
「ちょと聞きたいことがあって、〇〇さんワクチン二回済ませましたか?」
「うん、先月、今月カミさんも二回目が終わって、二週間すぎようとしている頃」
「シニア男性、そろそろ動き出そうとしているじゃないかと、聞きたくて」
「相変わらずお店はガラガラ?、客足は回復しないの」
「PCR自主検査をしているので、HPに書きたいのだけど、保健所がダメだって」
「すげーPCR自主検査、毎日、全員やってるの?」
「毎日ではなく週に一度、簡易検査だけど一回、2,500円かかるし」
「全員、お店で負担している?」
「接客した子からはもらっているけど、お茶ひいた子は店負担」
「A子、どうしている、今何処にいるの」
「わからない、この近辺にはいないようだね、一番親しかった〇〇さんにも連絡なしないの?」
「そうなのよ、電話番号は知っているけど、なかなか連絡取りにくくてね。」
「ワクチン二回済ませているんだから、お店に来て下さいよ」
「うん、東京五輪が終わって、様子を見てからね、A子の移動先、解ったらおしえてね」
「お待ちしています」
東京五輪が終わったら・・・
コロナが少しでも落ち着いたら・・・
やりたいこと、行きたい所は山ほど有るのです。
でも、もう残された時間が有限であることを痛いほど解っています。
恐れずに、おもむくままに、進もうか・・・
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