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2021年04月13日

数年越しの念願だった高遠城址の桜にたどり着くまで

今年、春の桜を頻繁に遠出してでも撮影に出向くようになった原因・理由の一つは、年齢を意識しだしたのと、コロナ禍です。
60代の頃は、今年行けなくても、来年の春があると自然にそう思っていましたが、六回目の干支を迎えてからは、翌年に同じ桜を見る機会があるとは限らないことを意識するようになりました。
そして、コロナ禍です。
コロナ禍による自粛により、人と接触する機会は大幅減少しました。
NPOボランティアセンターにも出かけなくなり、横浜の歓楽街とのお付き合いも無くなり、コロナ禍による重症化リスクで喫煙を止め、月々のお小遣いの使いみちも無くなったのが、旅に掻き立てる大きな要因となりました。
時間とお金のことは考えずに、好きな時に、行きたい場所に、今、さあ出かけようと思うようになったのです。
花の撮影に出かけるには、予め、日にちが決められた旅行会社主催のパック旅行はダメですから、連日、ネットによる桜の開花状況、天気予報、そして移動ルートを検討していました。
そして、何回かの宿のキャンセルの末、4月7日の早朝の電車ででかけたのです。

高遠城址へのアクセス
高遠の桜の撮影を考えてときに、先ずはネットで検索するとでてくるのは「高遠駅」と云うキーワードです。
高遠に近いJR飯田線には「高遠駅」はないのに、なんで・・・
駅といっても電車・列車の駅ではなく、JR関東のバスターミナルなのです。
長野県生まれ・育ちの私には理解できます。

明治時代に、鉄道(機関車)の路線が広がって行く時、旧幕府の藩、お城があった地域は、自分の藩内領地に鉄道路線が伸びてくるのを反対したきた場所が多く存在します。
私の生まれた善光寺のおビザ元長野市の場合、すぐお隣の六文銭の真田藩の城下町「松代」が中核都市でした。しかし松代は鉄道が通るのを大反対した結果、群馬から伸びた信越線は、善光寺の門前町に鉄道駅を作り、地方中核都市であった「松代」は、北国街道のひなびた町となっています。

この町、伊那市高遠町におよそ5時間滞在してみて、高遠の町の中心、繁華街が何処にあるのか分かりませんでした。
帰ってからネットの文献でみると、『このJRバス高遠駅からお花見会場への道路「ご城下通り商店街」が, 古くより高遠城の城下町として発展し, 周辺地域の中心機能を担ってきた。』とありました。やはりあの通りだけが、町の中心だったのか!
伊那市の青年商工会議所の憂いがよく分かります。

高遠の桜観光メインは三箇所です。
1.高遠城址公園内
2,南出口先のダム湖・高遠さくらホテル周辺
3,勝田薬師堂周辺です。

滞在時間は何時間必要かと、問われれば・・・最低2時間は必要でしょう。

1.高遠城址公園内
「高遠駅」(バスターミナル)から高遠城址公園北へは高齢者だと20分は見ておいたほうがよいでしょう。
城址公園内は、都市型の公園ではなく、城跡に植えられた桜ですからかなり自然に近いかたちで植えられていますので、インスタ映えする写真スポットは限られてきます。
よく、ネット上で紹介されている、ピンクの森に囲まれた高遠城址の画像はドローンやクレーン上からではなく、お城南出口から片道30分、険しい山林のなかを歩いた先にある「白山観音」の藪山から望遠カメラで撮影したものです。
険しい道なき道を歩く体力と、余裕を見て南出口から1時間の時間と、望遠機能の優れたカメラ機材と、何よりも好奇心がないとこの撮影スポットには近づけないでしよう。

高遠城址には、天守閣が残っていませんので典型的なお城と桜、或いは城壁・石垣と桜の写真はないのです。
この密集した、ソメイヨシノよりも濃いピンクのボリュウム感を映像として残すのは、プロのカメラマンでも苦労しているはずで、記念写真的にとどめるしかなく、ビギナー写真クラブの例会でも出すのに苦労するでしょう。
唯一、何とか人にみせられるレベルは、典型的ですが、お城の中央のある、「桜雲橋」或いは手前の「問屋門」をいれたものくらいです。
他の桜名所のような、並木道、土手沿いの抜けがなく、桜の背景に苦労する場所であることを知っておいたほうが良いでしょう。

2,南出口先のダム湖・高遠さくらホテル周辺
城址公園の南出口をでると天竜川の支流をせき止めてできた「高遠湖」があり、緑色の水面とピンクの桜が映える撮影スポツトに巡り会えます。
如何に良い光とピンクの桜の枝ぶりと、出来れば人物が入ったほうが、「いい絵」になるでしょう。
今回の撮影ポイントとして、城址公園内よりも断然、ここをお勧めします。



私達は、この写真にある高遠サクラホテルでランチにしました。
バックには4月上旬、まだ雪を懐いた白い峰々の南アルプスが見えます。
城址公園内は、混んできますが、ここまで来る観光客は少なく、ゆっくりとリゾートホテルのランチ(平均1,500~2,000円)を楽しめました。



3,勝田薬師堂周辺
高遠さくらホテルから、徒歩20分の山里に、遠くから見てもこんもりとした丘の上に大きな、枝垂れ桜のピンクの塊が見えます。
高遠城址内のさくらと違って、一本サクラで背景に青い空が入り、いわゆる「いい絵」になります。
私達は、ホテルでランチをした跡、午後2時頃、ちょうどツァーバスが集中する時間帯ですが、このあたりに来るには、比較的時間に余裕のあり、事前に目的場所を調べてきた観光客の皆さんなのでしょう。
おかの上の一本の枝垂れ桜と云う好条件に恵まれており、お天気さえ良ければ誰でもが撮れる絵になります。
この周辺は里山で、勝田薬師堂の周りには多くの石仏があります。
江戸時代、信州高遠は石工の里として全国的にも知られ、すぐれた技術を持った「高遠石工」は全国で活躍しました。
田園風景や山岳風景の広がる伊那市では、旧街道沿いの辻や名刹の境内にその石仏をみることができ、農村の人々の暮らしのなかで大切にされてきた「石仏のある風景」が今もなお残っており
ここでもサクラを背景にした、小さな石仏がありました。

滞在時間4時間30分
茅野から入ったJRバスは高遠駅に10:11到着し、帰路は鉄道マニアの私はどうしても典型的なローカル線であるJR東海の「飯田線」に乗ってみたくて帰路は、JRバスではなく高遠駅からJRバス14:50で飯田線の伊那北駅へ向かいました。
15:19に着いて岡谷方面の電車は約一時間後の16:11です。
飯田線伊那北駅は、高遠へのゲート駅なのですが、無人駅でした。事前に調べてはあったのですが、一時間の暇を潰すには駅前には何にもありませんでした。
伊那北を出た列車は16:59に岡谷着き乗換、今夜の宿泊地、上諏訪17:21に到着しました。
自宅をでてホテルに入るまで12時間の長い一日で、歩いた歩数計は25,000歩でした。

明日は二日目 「上諏訪・下諏訪」をお届けします。

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posted by 西沢 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シニアライフ
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